『悪魔の手毬唄2019』手毬唄の歌詞全文ネタバレ!詳しい意味も解説!

『悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~』が、2019年12月21日(土)に放送されます。

昨年のクリスマスイブに放送された『犬神家の一族2019』に続いて、加藤シゲアキさんが金田一耕助を演じます。

今回の事件は、岡山県鬼首村に古くから伝わる手毬唄の歌詞になぞらえた連続殺人事件。

当記事では『悪魔の手毬唄2019』で犯人が犯行をなぞらえた悪魔の手毬唄について、歌詞全文と詳しい意味をネタバレしています。

※手毬歌四番の歌詞を追記しました。

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『悪魔の手毬唄2019』の手毬唄の歌詞全文をネタバレ

連続殺人事件の舞台になるのは、岡山県鬼首(おにこうべ/おにこべ)村。

この村には、古くから伝わる手毬唄があります。

うちの裏のせんざいに
すずめが三匹とまって

一羽のすずめのいうことにゃ
おらが在所の陣屋の殿様
狩り好き酒好き女好き
わけて好きなが女でござる
女たれがよい枡屋の娘
枡屋器量よしじゃがうわばみ娘
枡ではかって漏斗で飲んで
日がないちにち酒浸り
それでも足らぬとて返された
返された

二番目のすずめのいうことにゃ
おらが在所の陣屋の殿様
狩り好き酒好き女好き
わけて好きなが女でござる
女たれがよい秤屋の娘
秤屋器量よしじゃが爪長娘
大判小判を秤にかけて
日なし勘定に夜も日もくらし
寝るまもないとて返された
返された

三番目のすずめのいうことにゃ
おらが在所の陣屋の殿様
狩り好き酒好き女好き
わけて好きなが女でござる
女たれがよい錠前屋の娘
錠前屋器量よしじゃが小町でござる
小町娘の錠前が狂うた
錠前狂えば鍵あわぬ
鍵があわぬとて返された
返された


ちょっと一貫貸しました


この歌の歌詞を知るのは、由良家の長老・五百子(中尾ミエ)と多々良法庵(石橋蓮司)。

放庵は、民族誌に「悪魔の手毬唄考」という手毬唄の歌詞について考察した文章を書いています。

『悪魔の手毬唄2019』三人の犠牲者と手毬唄の詳しい意味についてネタバレ

『悪魔の手毬唄2019』では、三人の娘が手毬唄になぞらえて殺されます。

以下、三人の犠牲者と手毬唄の歌詞の意味について、多々羅放庵(石橋蓮司)が「悪魔の手毬唄考」で考察・解説した意味を参考にネタバレします。

第一の犠牲者・由良康子(菅野莉央)



第一の犠牲者・由良泰子(菅野莉央)は、滝壺で遺体となって発見されました。

死因は絞殺。

一羽のすずめのいうことにゃ
おらが在所の陣屋の殿様
狩り好き酒好き女好き
わけて好きなが女でござる
女たれがよい枡屋の娘
枡屋器量よしじゃがうわばみ娘
枡ではかって漏斗で飲んで
日がないちにち酒浸り
それでも足らぬとて返された
返された


「おらが在所の陣屋の殿様」とは、天明時代の領主で、好色好淫の暴君・伊東佑之を指しています。

狩猟にことよせて領地を巡視し、美しい女性がいれば娘であろうが人妻であろうが容赦なく拉致し、おもちゃにしました。

そして飽きると、わずかな過失を理由に殺しました。

旧幕時代の鬼首村は、伊東家の領地だったのです。


「女たれがよい枡屋の娘」とは、由良泰子のこと。

由良家の屋号は、桝屋。


「枡ではかって漏斗で飲んで」とは、由良泰子の遺体に施された細工。

桝(ます)から漏斗(じょうご)で水を飲む仕掛けが施されていました。

泰子の死が、悪魔の手毬唄一番であることを物語っています。


「返された」とは、殺されたという意味。


第二の犠牲者・仁礼文子(大友花恋)



第二の犠牲者・仁礼文子(大友花恋)は、仁礼家の所有するブドウ酒工場で遺体となって発見されました。

死因はやはり絞殺。

二番目のすずめのいうことにゃ
おらが在所の陣屋の殿様
狩り好き酒好き女好き
わけて好きなが女でござる
女たれがよい秤屋の娘
秤屋器量よしじゃが爪長娘
大判小判を秤にかけて
日なし勘定に夜も日もくらし
寝るまもないとて返された
返された


「おらが在所の陣屋の殿様」とは、天明時代の領主で、好色好淫の暴君・伊東佑之を指しています。

狩猟にことよせて領地を巡視し、美しい女性がいれば娘であろうが人妻であろうが容赦なく拉致し、おもちゃにしました。

そして飽きると、わずかな過失を理由に殺しました。


「女たれがよい秤屋の娘」とは、仁礼文子のこと。

秤屋は、仁礼家の屋号。


「大判小判を秤にかけて」とは、文子の遺体に施された細工。

遺体の腰には竿秤が差し込まれ、秤の皿には正月飾りに使われる作り物の大判小判が置かれていました。


第三の犠牲者・青池里子(大野いと)



※真ん中が青池里子役の大野いとさん。

第三の犠牲者・青池里子は、ぶどう棚で遺体となって発見されました。

死因は、撲殺。


ちなみに、金田一耕助(加藤シゲアキ)は第三の犠牲者は大空ゆかり(中条あやみ)と予想していました。

その理由は、手毬唄の三番目の歌詞がそれを示しているから。

三番目のすずめのいうことにゃ
おらが在所の陣屋の殿様
狩り好き酒好き女好き
わけて好きなが女でござる
女たれがよい錠前屋の娘
錠前屋器量よしじゃが小町でござる
小町娘の錠前が狂うた
錠前狂えば鍵あわぬ
鍵があわぬとて返された
返された


「女たれがよい錠前屋の娘」は、大空ゆかり(本名・別所千恵子)。

別所家の屋号は錠前屋。


「錠前狂えば鍵あわぬ」は、遺体に施された細工。

里子殺しの現場には、鍵穴に合わない鍵と南京錠が落ちていました。


亀の湯の娘である里子が殺された現場に、錠前屋の細工がされているのは変です。

やはり犯人の三番目のターゲットは、大空ゆかりだったとしか考えられません。



悲劇のヒロイン・大空ゆかり



犯人は、里子をゆかりと間違えて殺したのでした。

犯人が誰なのかわかっていた里子は、ゆかりの身代わりになることを決意。

文子の通夜の席で、犯人がゆかりのバッグに手紙を入れたのを、自分に来た手紙だと言い張りました。


その手紙とは、犯人が泰子、文子、ゆかの3人に出した「実の父親を知りたければ……」という内容のもの。

里子はゆかりと似たドレスに着替えて同じバッグを持って犯人が指定した場所に行ったので、犯人は間違えて殺したのです。


里子は生まれつき体半分に赤痣があって人目を忍んで生きてきましたが、遺体はそのあざがむき出しにされていました。

犯人は、里子がゆかりの身代わりになったことを知られたくなくて、ドレスを持ち去ったのでした。



ゆかりと里子は幼いころからの親友でした。

ゆかりは自分が帰郷した日から連続殺人事件が起こったことで自分を責め、遂には里子が自分の身代わりに殺されたことに心を痛めます。

『悪魔の手毬唄2019』お庄屋バージョン

手毬唄には、「娘バージョン」と「お庄屋バージョン」があるようです。

犯人は、娘3人を殺す前に“お庄屋”こと多々羅法庵(石橋蓮司)を殺害して死体を隠します。

手毬唄に詳しい知識を持つ放庵に、3人の娘殺しの罪をなすりつけるためです。


以下は「お庄屋バージョン」の手毬唄の歌詞です。

すずめが三匹止まって

一羽のすずめの言うことにゃあ

あっちこっちでおしゃべり過ぎてお庄屋殺し寝かされた


「お庄屋殺し」とは、沢ギキョウという毒草。

「寝かされた」とは、殺されたという意味。

「あっちこっちでおしゃべり過ぎて」とは、村人の秘密を握った法庵が色んなところでその秘密を喋ったことが示されています。


この歌詞通り、放庵は沢ギキョウの毒を飲まされて死亡(トドメは絞殺)。

ドラマ『悪魔の手毬歌2019』では、沢ギキョウではなくトリカブトで死亡。

『悪魔の手毬歌2019』「娘バージョン」の四番の歌詞

ドラマ『悪魔の手毬歌2019』では、「娘バージョン」の四番の歌詞が出ました。

原作には四番の歌詞はないので、完全なドラマオリジナルです。

四番目のすずめのいうことにゃ

おらが在所の陣屋の殿様

狩り好き酒好き女好き

わけて好きなが女でござる

女たれがよい桶屋の娘

器量よしじゃがやきもち娘

橋の上から川面を眺め

色街帰りの旦那を待った

待った

恨みが強いとて返された

返された

「桶屋の娘」が青池リカ、「橋の上から川面を眺め」が橋の上からの投身自殺。

「色街帰りの旦那」が、恩田育三=源次郎(渡辺大)。

まとめ

『悪魔の手毬唄2019』で鍵を握る手毬唄について詳しくネタバレしました。

昔の唄って怖いですね~(^_^;)

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