現在放送中のドラマ、高畑充希さん主演の過保護のカホコの主題歌は、現在人気上昇中の星野源さんの「Family Song」!
ファン待望の10枚目シングルともあり、早くも話題沸騰中。
心温まるソウルミュージックに仕上げたこの主題歌を今回ご紹介します。
もくじ
星野源さんについて
#星野源ANN お聴き頂きありがとうございました!本日は、音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんと最新シングル #FamilySong を徹底解説!大盛り上がりで3曲しか紹介出来ませんでしたが、続きは近日中に必ずやります!次回は高橋さんの「イントロクソやべぇ」も是非!また来週! pic.twitter.com/NrGXqemi3F
— 星野源 official (@gen_senden) 2017年8月29日
1981年、埼玉県生まれの音楽家・俳優・文筆家。
2010年に1stアルバム『ばかのうた』を発表し、3年発売の3rdアルバム『Stranger』はオリコンウィークリーチャート2位を記録しました。
2016年に発売した『恋』は、社会現象とも呼べる大ヒット。
今や誰もが知っている人気歌手です。
ドラマ「過保護のカホコ」とは
史上最強の箱入り娘、過保護のカホコが奮闘する痛快ホームドラマです。
両親、祖父母の愛情を一身に受け、「奇跡の純粋培養人間」と育ったカホコ(高畑充希)が、大学で出会った青年・麦野初(竹内涼真)の、強烈ながらも的を射た言葉に刺激され、自分自身を見つめ直し成長していきます。
自覚無き過保護な母・泉(黒木瞳)と、過保護なのでは?と気づきつつも指摘できぬまま娘を溺愛する父(時任三郎)に育てられたカホコ。
持ち前の純粋さ、素直さで親戚からも慕われ愛される存在です。
そんなカホコの周りでは、たくさんの問題がおこります。
それぞれにまっすぐに向き合うカホコは、今まで経験したことのない「こんなの初めて」な感情を痛感。
カホコなりの、カホコらしい解決が、周りの家族をはっとさせていくのです。
主題歌を歌う星野源さんのコメント
星野源さんは、実際に脚本を読み、このドラマのために書き下ろしたそうです。気持ちの入った曲だからこそ、ドラマととてもシンクロしてドラマを盛り上げています。
脚本を読ませて頂き、家族をテーマにしたソウルミュージックにしたいと思いました。その後「家族とは何ぞや」とぐるぐる考えながら作詞をし、楽曲はバンドメンバーに朝まで付き合ってもらい、細かくこだわりながらレコーディングしました。
『おげんさんといっしょ』では家族であった高畑充希ちゃんが主演のドラマ、とても楽しみです。主題歌も聴いて頂ける日を楽しみにしております。
主題歌がかかるタイミング
主題歌はドラマを印象づける大きな要素。今回の「FamilySong」は柔らかなメロディが印象深い曲となっており、ドラマの終盤にかかります。
カホコの葛藤や奮闘、恋心を見守った約1時間を思わず回想して心を熱くする、絶妙なタイミングでの挿入です。
歌詞とドラマがリンクする
脚本を読み、作詞作曲をしただけあって、ドラマの内容をより深く印象づける歌詞が魅力です。あなたは何処にでもいける
あなたは何にでもなれる
ドラマの中で「王国」と呼ばれる、家・親戚の家・大学などの生活圏で守られながら育ったゆえに、その外の世界を知ろうと考えることも無かったカホコ。
そして、「自分が何をしたいのか」なんて考えたこともなく、就職がうまくいかずに母のすすめる通り花嫁修業宣言をするカホコ。
母の言ったことに、反論もないし、きっとそれが幸せだと信じてこれまではやってこられたのに、初との出会いによって「本当にそれでいいの?」という思いが膨らみます。
第一話では、カホコの初めての労働をきっかけに、仕事について考える回でした。
「私にしか出来ない、人を幸せにできる仕事がきっとある」
カホコにとって初めての、自分の心が導き出した答えを興奮して両親に話すシーンの後にかかったFamilySongは、それまで丈夫な壁のなかで育ったカホコが、これから外の世界に羽ばたきそうな、そんな予感をさせる印象深いシーンに仕上げていました。
遠き山に日が落ちて
夕日を見ながら家路につく記憶の中に、この音楽が重なる人も多いのではないでしょうか。
町内スピーカーから流れる有名な曲の一つ、『遠き山に日が落ちて』。
元はドヴォルザークの『交響曲第9番 新世界より』の第2楽章です。
星野源さんは、この歌詞を最初は入れるつもりだったそうですが、自身が育った環境は山よりもビルが多い場所だったため、「遠きビルに日が跳ねて」という歌詞にしたとラジオで語られていました。
童謡は、多くの人に馴染みがある上に、すっと体に沁みていくような力のある歌やメロディーがほとんど。
このように少し変化を加えた歌詞になっても、夕陽が沈んでいく様子や色合い、温度、匂いを思い起こすことができる、どこか懐かしさを覚える曲に感じられます。
たくさんの初めては、いいことばかりではないけれど・・・
カホコがこのドラマの回を重ねるごとに湧き出てくるたくさんの初めての感情。初めての恋心など、幸せな初めての瞬間もあるけれど、初めての反発や、憤り、失恋など涙が出るような初めてもたくさん経験します。
でも、どちらも初めてもカホコの成長や家族の問題解決にしっかりと生きていて、笑顔につながっていくのです。
悲しみは 次のあなたへの 橋になりますように
この歌は、たくさん泣いて、たくさん笑って、大切な人たちを幸せにしていくカホコに向けたエールのような、そんな温かな主題歌になっています。