NHK総合で放送中のドラマ10『マチ工場のオンナ』(11月24日スタート、毎週金曜 後10:00~10:50、全7回)の主題歌は「新しい明日」です。
歌っているアーティストは、50代を過ぎても年齢を感じさせない永遠のアイドル・松田聖子さんです。
1話ラストシーンで、ヒロイン・光(内山理名)が工場を継ぐと決意するのですが、その後に流れる聖子さんの「新しい明日」が今後の光の未来を応援しているようで感動しました。
この記事では、ドラマ『マチ工場のオンナ』の主題歌「新しい明日」と、「新しい明日」を歌っている歌手・松田聖子さんについてまとめています。
もくじ
『マチ工場のオンナ』主題歌を歌う松田聖子とは?
プロフィール
- 芸名 松田聖子(まつだせいこ)
- 本名 蒲池 法子(かまちのりこ)
- 生年月日 1962年3月10日
- 血液型 A型
- 職業 歌手、女優、80年代トップアイドル
- 出身地 福岡県久留米市荒木町
- 所属事務所 felicia club(フェリシアクラブ)
経歴
1978年に「ミス・セブンティーンコンテスト」の九州大会で優勝し、主催者のCBSソニーからスカウトされます。
1980年4月に、洗顔クリーム“エクボ”のCMイメージソング「裸足の季節」で歌手デビュー。
“伸びのある透明感がある声”と“「ぶりっ子」と言われるほどの可愛らしい仕草や容姿”が人気を集め、8月にリリースした2ndシングル「青い珊瑚礁」が大ヒットしてブレイク。
曲だけでなく“聖子ちゃんカット”(前髪で眉を隠すのが特徴的で、セミロングの毛先をサイドは外向きにバックはゆるくカールさせたスタイル)や新しいアイドルとしての生き方も注目されます。
2013年の連続テレビ小説『あまちゃん』では、天野春子(小泉今日子)の若年期を演じた有村架純さんが、聖子ちゃんカットで登場していましたよね。
1980年の「風は秋色」から1988年の「旅立ちはフリージア」まで24曲連続でオリコンシングルチャート(週間)1位を獲得すという大快挙を成し遂げ、誰もが認める1980年代のトップアイドルの座に上り詰めることに。
当時は今のようにたくさんのアーティストがいなかった時代なので、スーパーアイドル・聖子さんが曲を出せば大ヒットしていたイメージですね。
当然、超多忙な生活な生活を送っていた聖子さんですが、プロデューサーが「ともかく勘が良く、2~3回デモを聞いただけで曲調を覚えて歌うことが出来る。」と褒めたほどそのポテンシャルは高いものでした。
筆者は「白いパラソル」(1981年リリース・6枚目シングル)や「赤いスイートピー」(1982年リリース・8枚目シングル)が大好きでした。
1986年、『瑠璃色の地球』をリリース。
同曲は、アルバム『SUPREME』の最後の曲なのですが、同アルバムは、松田聖子さんが1985年6月に最初の結婚、1986年の出産を経て、1987年4月から本格的に歌手活動再開するまでに唯一発売されたアルバムです。
そのせいか、当時聖子さんのお腹の中にいた神田沙也加さんは、「(この曲を聞くと)安心するような不思議な気持ちになる。」と語っています。
アルバム『SUPREME』は、1986年大晦日放送の「第28回日本レコード大賞」最優秀アルバム大賞を受賞しました。
後に、様々なアーティストがカバーした名曲です。
1988年、『抱いて』をリリース。
この曲は当初、アルバム『Citron』の中の1曲に過ぎませんでしたが、音楽番組『夜のヒットスタジオ』にて曲を披露した際に、衣装の赤いドレスが肩から脱げ落ち、押さえながら歌ったシーンが大きな話題に!結果、大ヒットに繋がったと言われています(笑)
「肩紐ぽろり」は当時、結婚・出産を終えて26歳を迎えた松田聖子さんがイメージチェンジを図るための“やらせ”だったという噂もありました。
1990年代には、作詞、作曲やアルバムのプロデュースにも自ら取り組むようになります。
アイドル歌手ではなく、いわゆる“アーティスト”、あるいは“シンガーソングライター”としての活動を展開していくわけです。
1990年代のアルバム『1992 Nouvelle Vague』から『FOREVER』までの6枚はセルフ・プロデュース、全曲作詞作曲が基本となり、シングル曲でも「きっと、また逢える…」「大切なあなた」「輝いた季節へ旅立とう」「さよならの瞬間」などをヒットさせました。
1996年4月にリリースされた「あなたに逢いたくて〜Missing You〜/明日へと駆け出してゆこう」はシングルではアイドル時代を含めても自身最大の売上を記録し、オリコン調べで初のミリオンセラー作品となりました。
後に、SOLIDEMO (ソリディーモ)がカバーしています。
2010年、ドラマ『チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋』の主題歌「いくつの夜明けを数えたら」をリリース。
アルバム『My Prelude』の先行シングルだったにもかかわらず、シングルでは『逢いたい』(2004年)以来のTOP20入りを記録。
2015年、「永遠のもっと果てまで/惑星になりたい」で“第57回 日本レコード大賞 最優秀歌唱賞”を受賞。
この曲は、映画『PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜』の日本語吹き替え版の主題歌に起用されたもので、作曲家に松任谷由実さんも迎えたデビュー35周年記念シングルです。
2016年、ドラマ『せいせいするほど、愛している』の主題歌「薔薇のように咲いて 桜のように散って」をリリース。
伝説的ロックバンド・X JAPANのリーダーを務めるYOSHIKIが作詞・作曲を手掛けて、松田聖子さんが歌うという奇跡のコラボレーションを果たしました。
オリコンデイリーシングルチャートでは自身初となる1位を獲得し、オリコン週間シングルチャートでは、初登場6位を記録する快挙を成し遂げます。
同チャートでのTOP10入りは、2000年に発売された53rdシングル「True Love Story/さよならのKISSを忘れない」で7位を獲得して以来16年ぶりとなりました。
“ディナーショーの女王”と呼ばれチケットは即日完売も多く、2014年、2015年と2年連続で「紅白歌合戦」の大トリをつとめるなど、近年になってもその輝きは衰えを知りません(2017年度の紅白出場も決定しました)。
2017年、アルバム『SEIKO JAZZ』をリリース。
SEIKO JAZZ pic.twitter.com/Mm8RXzEVPf
— モッキンバード@冬の妖精 (@seikogoddess) 2017年11月21日
松田聖子さんが新たな挑戦として往年のジャズナンバーをカバーした意欲作で、構想期間6年とも云われる自身初のジャズアルバムです。
マンハッタン・ジャズ・オーケストラのリーダーでもあるデビット・マシューズを迎え、ジャズやボサノバのスタンダードナンバーから、海外ポップスをジャズアレンジしたものまで、全10曲が収録。
年齢と共に歌声の劣化が噂されていた聖子さんですが、本格的なジャズバンドをバックにしても、全く聴き劣りしない歌声は、さすがです。
アーティスト・松田聖子の魅力とは?
今夜は聖子さんが主題歌を歌うドラマ📺🎶💞
— 岩井将光★Masamitsu Iwai★ (@MachachaSong) 2017年11月24日
22:00〜22:50
NHK総合「マチ工場のオンナ」第1話
聖子さん作詞作曲「新しい明日」
♪明日の道に迷った時は一人空を見上げるの 翳り一つない澄んだ青さに心が癒される〜♪♪
聖子さんらしくて前向きな歌詞です❣️#松田聖子 pic.twitter.com/7AP7hCNKSq
松田聖子さんの大ファンである筆者が、独自の視点からアーティスト・松田聖子の魅力を分析してみました。
第一に声質が素晴らしい
その透明感あふれる魅力的な声は唯一無二であり、強さや知性も感じられます。
第二に、歌詞が素晴らしい
個人的な感情を惜しげもなく赤裸々にさらけ出し、かつ非常に前向きな歌詞は、特に同性である女性に勇気を与えます。
第三に、ファンサービスに余念がない
松田聖子という人は、その可愛らしいルックスとは裏腹に非常に頭がよく、ファンが望む雰囲気作りをすることが出来ます。
巧妙としか言いようがない“自己演出術”こそ、ビッグアイドルの証なのかもしれません。
第四に、自由な生き方が素晴らしい
18歳の時、郷ひろみさんとの熱愛が発覚しましたが、その時聖子さんはまだ18歳でデビュー2年目。
破局記者会見での「今度生まれ変わったら、一緒になろうね。」は大きな話題に。
しかし後に、郷ひろみさんは「そんなことを言った覚えはないし、記者会見を開くことすら知らなかった。」と(笑)
そして1か月後には、映画『カリブ・愛のシンフォニー』で共演した神田正輝と結婚を発表して世間を騒がせました。
神田正輝さんとの間に生まれた長女はSAYAKA名義で2002年に歌手デビューし、その後は本名の神田沙也加名義でミュージカルや舞台などで活躍中です。
1997年、神田正輝さんと離婚。
12年間の結婚生活にピリオドを打ちました。
そして聖子さんは、1990年代前半に全米進出を進める中で、ジェフ君(ジェフ・ニコルス)との交際をスタートさせていました。(離婚よりずっと前)
1994年には、バックダンサーのアラン・リード氏と熱愛。
後に、アラン・リード氏から逆セクハラで訴えられる事態に発展します。
1998年、6歳年下の歯科医・波多野浩之氏と結婚。
出会ってから2か月のスピード婚で、会った瞬間に“ビビビと来た”という一目惚れでした。
2000年、12月に離婚。
その後は、ミュージシャン・原田真二との不倫関係にありましたが、2004年に破局。
2012年、慶応大学医学部准教授で口腔外科医の川奈裕正氏と再再婚。
ところが、以前から同棲していたマネージャーで整体師のX氏との縁もまだ切れていないようで……。
まあ、華やか過ぎる恋愛遍歴ですよね(;^_^A
アイドル歌手として人気絶頂だった1984年には、『ドレミファドン』のアンケートで若い男性にとって「結婚したい女性」のNo.1の座に輝いたこともあるのですがね~(まさに今は昔)。
雑誌やテレビのメディアで「生き方に憧れる女性有名人」「輝いている女性有名人」「スターだと思う有名人」「永遠のアイドルだと思う有名人」などの好感度アンケートでは常に上位にランクインする一方、過剰なスキャンダルのせいで「嫌いな女性芸能人」で上位になることも多いのが現状。
筆者は、松田聖子さんが、これだけの結婚離婚を繰り返して世間から叩かれまくってきたにもかかわらず、全くネガティブなイメージにはならず、その輝きをますます増していることが凄いと思います。
聖子さんなら、『ブラックリベンジ』(2017年現在、日テレで放送中)で沙織に潰されないんじゃないかなと思ってしまいます(笑)
松田聖子さんは「不滅」とか「エンドレス」とかのワードが似合います。
『マチ工場のオンナ』主題歌「新しい明日」とは?
『マチ工場のオンナ』主題歌「新しい明日」は、非常に前向きな歌詞と、聖子さんの透明感溢れる声量のある歌声が特徴的な“王道的な松田聖子の曲”です。現状、視聴情報はありませんが、見つかり次第更新します。
「新しい明日」は、2017年11月15日(水)に発売された「We Love SEIKO(Deluxe Edition)」に収録されています。
以下のサイトから購入出来ます。
→松田聖子 – UNIVERSAL MUSIC JAPAN
やっと届きました〜♬
— いちご (@ichigochan1201) 2017年11月15日
😍💕💕💕💕💕#松田聖子#Daisy#WeLoveSEIKO#新しい明日 pic.twitter.com/mwsYsCoayp
ちなみに、松田聖子さんがNHKドラマの主題歌を歌うのは初めてです。
聖子さんはドラマ『マチ工場のオンナ』の主題歌を任されるにあたって、以下のコメントをしています。
一人の女性が、マチ工場を守るために、懸命に頑張っていくストーリーにとても感動し、辛いことがあっても、夢に向かい努力して進んでいく主人公の姿に胸がいっぱいになりました。
このドラマが教えてくれる人生の素晴らしさを主題歌にも込められるよう、そんな思いで「新しい明日」という曲を作りました。
“人生の素晴らしさ”を主題歌に込めたとのこと、落ち込んだ時のバイブルになりそうな曲ですね。
「新しい明日」歌詞の一部を以下に抜粋しました。
歌詞:松田聖子
作曲:松田聖子
明日の道に迷った時は
ひとり空を見上げるの
翳りひとつない澄んだ青さに
心が癒される
つまづくことがあったって
それも人生ね
笑顔忘れないで前を向いて(I will move on)
生きていたら何かが生まれるわ
夢を目指し決して諦めない(I’m waiting for a dream)
思いがあればみつかるはず
きっと新しい明日が
(中略)
when I smile
I can see what I believe
That’s the music of a smile(I’m waiting for a dream)
生きてることは幸せだと
きっと感じられるから
「笑顔忘れないで前を向いて」「生きてることはきっと幸せだと感じられるから」の歌詞が感動的ですよね。
『マチ工場のオンナ』1話は、娘の光(内山理名)が「会社は私がやるからーっ!」と叫んだ直後に、安心した父・泰造(舘ひろし)が息を引き取るという涙が止まらない感動的な終わり方をしたのですが、エンディングに静かに流れてきた松田聖子さんの「新しい明日」を聞いていたらヒロイン・光を励ますかのような歌詞にまたポロポロ涙が出てきてしまいました。
『マチ工場のオンナ』で、ヒロイン・光を演じる内山理名さんのコメントを以下にご紹介します。
この度、松田聖子さんが主題歌を担当して下さる事をお聞きし、感激のあまり思わず「うわぁぁ」と声をあげてしまいました。
歌詞の中で『笑顔忘れないで前を向いて』と何度か出てきますが実際に私が主人公・光を演じる時にテーマとなっている言葉です。
そして聖子さんの美しく綺麗な歌声の中に温かさも感じ前向きなエネルギーが作品全体を包み込んでくれるかのように感じました。
まだ撮影は続きますが、撮影中の私の背中も押してくれるような曲です… 感謝の気持ちでいっぱいです。
やはり内山理名さんも“ヒロイン・光への応援歌”と感じていらっしゃるようですね。
実際に幾多のスキャンダルや人生の転機を勇敢に乗り越えてきた松田聖子さんが歌っていることで、歌詞の説得力が増していると思います。
筆者は女性ですが、松田聖子さんのブレない生き方、圧倒的な存在感と個性にはただただ尊敬の念しかありません。
バッシングも多い方ですが、どんなに叩かれても輝きを失わないのは、聖子さんの生き方に真実があるからではないでしょうか?
これからも何を言われても“女性の強い生き方”を体言していって欲しいです。
まとめ
NHKドラマ10『マチ工場のオンナ』の主題歌「新しい明日」と、「新しい明日」を歌う歌手・松田聖子さんをご紹介しました。“女性の生き方”がテーマとなる“ドラマ10”のエンディング曲に松田聖子さんの「新しい明日」はぴったりだと思います。
“マチ工場のオンナ キャスト 一覧!あらすじ・放送日・再放送情報まとめ”の記事はコチラ
→マチ工場のオンナ キャスト 一覧!あらすじ・放送日・再放送情報まとめ