99.9 Season2 7話 あらすじと感想!最初から判決が決まっている裁判に戦慄!

『99.9 Season2』では、テレビで調子に乗った佐田(香川照之)が逮捕されるという大ピンチに……。

そして7話もゲストは超豪華・総勢10名で、なんと『銀貨鉄道999』の松本零士さんがいとこんちに登場!

『99.9』と『999』の異色のコラボの実現となりました。

当記事では『99.9 Season2』7話のあらすじのネタバレと感想、Twitterの評判についてまとめました

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『99.9 Season2』7話あらすじのネタバレ



相変わらず目立ちたがり屋の佐田は……


情報番組「ひるじゃん」に出演する班目法律事務所 弁護士・佐田(香川照之)。

ジョーカー茅ケ崎(宇崎竜童)の冤罪事件を解決したことで注目されて、出演が決まったのです(本当は深山が解決したのですが)


異動により裁判官と検事が旧知の仲だった場合は、公正な判決が行われない可能性があることを挑発的に発言する佐田に、テレビを見ていた小島(小松年昌)や遠藤(甲本雅裕)、川上(笑福亭鶴瓶)ら裁判官達は憤慨。

班目(岸部一徳)は佐田が策に溺れなければいいのだが……と心配します。


佐田が逮捕?



佐田はいきなり検察に呼ばれて、逮捕されました。

罪状は以下です。

佐田(香川照之)が顧問弁護を務めるオガタテクノロジーの社長・緒方(ヒャダイン)が、子会社設立のための資金3000万円を持ち逃げして失踪(業務上横領)

失踪当日、緒方から佐田へ300万円の振り込みがあった。

佐田は、業務上横領幇助(ぎょうむじょうおうりょうほうじょ)の容疑で逮捕。

「たいほぉ~?」と信じられない佐田です。


深山と舞子が、佐田に接見



深山(松本潤)と舞子(木村文乃)が佐田に接見します。

おふざけが過ぎる深山に対して、「検察がわざわざ直接弁護士を逮捕するにしては、軽度過ぎる罪のような気がするんですよね~。」と考え込む舞子。

そう、どうやら検察の狙いは、緒方社長ではなく佐田のようなんです。


事件を整理


班目法律事務所に帰った深山と舞子は、事件を整理。


オガタテクノロジー社長・緒方について整理


  • 容疑:業務上横領
  • 一週間前に子会社の口座から3000万円を下ろしたまま行方不明


佐田について整理


  • 容疑:業務上横領補助
  • 子会社設立を手引き
  • 300万円の報酬を受け取る

佐田は上記の3つについてすべて否認。


佐田の無実を証明するためには、緒方社長の所在をつかまなければなりません。

しかし、緒方社長の携帯電話については失踪の翌日東京駅で電源が切れた状態で発見されたので、足取りを追うのは困難です。

このままでは佐田の弁護士資格は剥奪されてしまいます……。


オガタテクノロジーの社員達から話を聞く深山と舞子


深山と舞子は、オガタテクノロジー・経理の中村麻美(田中美奈子)と専務の大河原孝正(佐戸井けん太)の2人から話を聞きます。

本社の経営があまりうまくいってない中、緒方社長は新規事業設立という無謀な夢に懸けた。

しかしそれは資金を持ち逃げするための茶番だった。

ため息をつく中村と大河原は、相当弱っている様子。


ちなみに佐田に300万円を振り込んだのは、中村。

佐田先生とは話がついているから……と緒方社長から指示を受けたからです。


その後、緒方社長が金を引き出して逃げたことを知った大河原は、慌てて警察に届けました。

しかし、いきなり検察に呼び出されて、佐田のことばかり聞かれたので、わけがわからず当惑していたのです。


社長室には黒い眼鏡が置いたままになっていたので、社長はもう一個の黄色い眼鏡で失踪したと考えられます(緒方社長は黒い眼鏡と黄色い眼鏡を使いまわしています)。


緒方社長は変わり者?



深山と舞子は、広報の笹野 桜(比嘉愛未)に社長の自宅を見せてもらうことに。


同じスーツを7着も持ち、黒い眼鏡と黄色い眼鏡をつかいまわす社長の自宅には、やっぱりと言うべきか……駐車場に同じ黄色い車が3台とまっていました。

車はこの3台だけということなので、緒方社長は車で銀行に行ってお金を引き落としたあとに自宅に戻って車をとめて失踪したということになります。

そして、緒方社長はバツイチでした。


深山はカレンダーに月に2回あるSの文字と花のマークが気になります。

さらにルイ・ラモスというブランドのレシートも発見。


緒方社長の元妻登場



緒方社長の元妻・満里恵(アンミカ)は、緒方は既に死んでいると主張、その理由は誕生日に必ず送るアネモネの花が届かなかったから。

カレンダーの花マークは、元妻・満里恵の誕生日だったのです。


ルイ・ラモスのバッグを桜ちゃんが持っていた理由は……?


社長のマンションのゴミ箱に捨ててあったルイ・ラモスというブランドのレシートは、女性もののバッグでした。

まだパリでしか販売されていないのですが、同じバッグを桜が持っていました。

桜は、緒方社長の恋人だったのです。


深山特製・フランス風・そば粉のクレープ



今回の深山のお料理は、なんとクレープ。

「原宿のお店“クレープTOKIO”と同じ味がする~!」と感激のかなこ。


事務総長から白い封筒を渡される裁判官・小島


佐田の事件の裁判官・小島(小松年昌)は、事務総長・岡田(榎木孝明)から白い封筒を渡されました。

「今後、何かの参考になれば……」と笑顔ですが、中身は何なのでしょうか?


封を開けて中を見た小島は仰天します。

それは、弁護士が業務上横領幇助をした事件についての参考事例だったのです!

主文には以下のことが書かれていました。

  • 被告人を懲役2年に処する。
  • この裁判が確定した日から4年間その刑の執行を猶予する。

顔面蒼白になる小島裁判官です。


佐田のプライドが邪魔をして、舞子の作戦が台無し?


このままでは佐田が起訴されてしまうので、舞子は「“佐田先生は緒方に騙されたのであって、何も知らなかった”ということで公判は押し通しましょう。」と提案。

佐田は「そんなことを言ったらクライアントを不安にさせる。」と弁護士としてのくだらないプライドを見せますが、今はそんなことを言っている場合ではないと舞子に言われてしまいます。


公判が始まりました。

佐田にとって不利な証言をする中村と大河原を見て、焦る佐田。

舞子は佐田への被告人質問で「あなたは、緒方社長に騙されたということはないのですか?」と予定通りの質問をしてニッコリ。

しかし佐田は「私は騙されてなどおりません、そんなドジはふみません。」とやはり自分のクソくだらないプライドを捨てきれませんでした。


深山は「役に立たないプライドだな~。」と笑います。

その後も佐田は被告人なのにまるで弁護士のような態度を取って、裁判官に注意を受けることに(笑)。

舞子が立てた計画は、無残な結果に終わりました。


今回の裁判は判決が決まっている?


班目法律事務所に戻った深山と舞子は、班目から驚くべき噂話を聞きます。


その内容は、以下です。

今回の事件は判決が固まっているという噂がある。

かつて国民が注目していた裁判で、事務総局から参考事例と称した判決文が出回っていたという噂も聞いたことがある。

今後の模範となるような判決を出さなければならないと思ったのではないか。

今回は裁判官、検察官双方に思惑アリで、ストーリーは完成されているのかもしれない。


上記の噂が本当ならば、佐田は相当危険な状態です。

変なプライドなど持っている場合ではありません(^_^;)

深山は「だとしても、やることはひとつですけどね。」と相変わらずマイペースでブレなし。


カレンダーのSは病院の通院日だった


その後の調べから、緒方社長のカレンダーのSは“恵須クリニック”のことだと判明。

緒方社長は月に2回、この病院に通院していたのです。


日本では数万人に一人の珍しい病気できちんと薬を飲んでいれば大丈夫ですが、薬を飲まなければ死に至る可能性が高いとのこと。

薬切れになっているであろう緒方社長は、亡くなっている可能性が非常に高くなってきました。


舞子は緒方社長が既に死亡していて事件に巻き込まれた可能性が高いことから、裁判の中断を小島にたのみにいきます。

小島は「そんなことを言って時間稼ぎをしたいだけでしょう。」と取り合いません。


舞子は「既に死亡していれば横領ではないし、佐田先生も罪に問われません。それでも休止できないのは判決が既に固まっているからですか!」と詰め寄ります。

小島は怒り、舞子と口論に。

そこへ川上が仲裁に入りました。


小島が川上に、事務総局から渡された判決文を見せる


小島はとうとう川上に、事務総局から渡された判決文を見せました。

「なんで黙ってたんや。」と川上。


判決文を読んだ遠藤は「この判決文は良く出来ていて、隙が無い。しかしそこに書かれている“顧問弁護士”とは明らかに佐田を指してして、裁判官の職権行使の独立が守られていません。」と主張。

川上は「事務総局もやり過ぎやな~。この件は忘れろ。ええ判決せえよ。」と言ってその場を去りました。


しかし実は、この判決文は川上の作成したものでした。

川上は事務総局・岡田と裏でしっかり繋がっていたのです。

後にこっそりとパソコンのデータを消す川上の姿がありました(怖い)。


緒方社長の恋人・桜の新証言


桜は緒方社長の恋人ですが、その事実を隠していました。

深山は「あなたが殺したんじゃないですか?」と詰め寄り、桜は「そんなことを言うなら自宅に来て隅から隅まで見てください!」と強気な態度を見せます。


桜の部屋を訪れた深山たちは、桜が捨てたゴミ(緒方社長の黄色い眼鏡、スーツ、薬)を桜の目の前に持ってきました。

それらは疑われることを恐れた桜が、急いで捨てたものでした。


深山は「社長室に黒い眼鏡が置かれていたことから、緒方社長は黄色い眼鏡をかけて失踪したと考えられる。そしてその眼鏡が桜さんの部屋にあるということは緒方社長が最後にいた場所はここだったと考えられます。」と核心に迫る発言。


桜は、緒方社長は自分との専用携帯を持っていて、失踪当日の朝も留守電メッセージをくれていたことを深山に話しました。

その留守電メッセージを聞いた深山は何かひらめいたようです。


真犯人と事件の真相とは?


深山は中村と大河原に、緒方社長が桜専用の携帯を持っていてそれで場所を特定できるとウソの話をします。

ワナに引っ掛かった中村と大河原は、緒方社長の遺体を掘り起こしているところを深山と舞子に押さえられました。


深山が中村と大河原こそが犯人と気が付いた理由は、失踪当日に緒方社長から桜に残された留守電です。

あ~。桜ちゃん、黄色い眼鏡がなくて黒い眼鏡かけて出かけたから探しといて。


つまり緒方社長は失踪した当日は、黄色い眼鏡ではなく黒い眼鏡をかけていたのです。

そして黒い眼鏡が社長室にあったことから、緒方社長は銀行から桜の部屋に行ったのではなく社長室に戻ったのです。


中村と大河原は会社の資金繰りが良くない中、新規事業に多額の資金をつぎ込むことに反対していて、共謀して緒方を殺害したのでした。

佐田に300万円ふりこんだのは、持ち逃げが計画的だったと思わせるため。

佐田はテレビで裁判制度を批判したことで裁判官だけじゃなく検察官も敵にまわす結果になり、裁判官が味方になってくれると思った検察がいままで目障りだった佐田をここぞとばかりに陥れようとしたのでした。


佐田一家・感動のシーンでフィナーレ


佐田は無事釈放されました。

そしていつもは佐田に対して手厳しい妻・由紀子(映美くらら)と娘・かすみ(畑芽育)が佐田に抱き着いて「おかえりなさい。」

思いがけないことに「泣きそう……。」と佐田。

感動的な結末を迎えました。

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99.9 小ネタ集 7話!アフロ姿の松本零士や深山のオヤジギャグ4連発も!

ツイッターの評判、感想は?


アンミカさんが凄い




7話のゲストの中でも一番インパクトがあったのが、アンミカさん。

存在感や関西弁、化粧と、どの点をとっても視聴者の度肝を抜きました。


99.9と999をかけてる?




7話のいとこんちのゲストは、大御所漫画家・松本零士さん。

「99.9」と「999(スリーナイン)」の異色のコラボに、ツイッターは騒然となりました。


最初から判決の決まっている裁判って?




今回は最初っから判決が決まっている裁判になりかけましたが、見事深山が阻止(本当に良かった)。

「裁判所の意義って何?」など憤りを感じる声多数でした。



川上のええ裁判って?




今回も、川上は怖かったですね。

事務総局・岡田とは完全な癒着状態なのでしょうか?


ツイッターでは「鶴瓶の言う“ええ判決”って何?」の声が相次ぎました。

ええ判決ではなく、公正で公平な判決ですよね。

感想

今回は佐田のお調子者で自信家な性格のせいで思わぬピンチに陥ったチーム班目ですが、さすがは深山、見事無罪を勝ち取りました。

このドラマを見ていると、もし捕まって起訴されたら99.9%有罪かと思うと怖くなりますよね~(^_^;)


深山みたいな面白くて親身になってくれる有能な弁護士さんにあたればいいのですが……。

またしても検察と裁判官の結託、そして判決が決まっている裁判と、どちらも背筋が凍りました。


人の人生を決定する裁判で、絶対にあってはならないことです!

でも仕組みを理解するにつれ、司法の独立がいかに難しいかを思い知らされますよね……。

『99.9 Season2』8話はどうなる?




8話では選挙を目前に控えた、元文部科学大臣・藤堂正彦(佐野史郎)議員の選挙事務所で、毒物による殺害事件が起きます。

事件後、羊羹の送り主である、ニシカワメッキ社長・西川五郎(おかやまはじめ)は逮捕・起訴され、深山たちが弁護を引き受けます。


そして、その裁判の裁判長が川上(笑福亭鶴瓶)。

とうとう川上が深山たちの前に大きく立ちはだかることに……!

予告編では川上が「被告人を無期懲役に処す。」と判決文を読み上げていて、うなだれる深山の姿が……。

深山は敗訴してしまうのでしょうか?