1月20日から放送されている、テレビ朝日系の土曜ナイトドラマ「明日の君がもっと好き」。
主演の市原隼人さんを始め、実力派の役者さんたちが揃っていて、芯のしっかりしたドラマとなっています。
脚本は大御所の井沢満さん、この時間帯ならではのちょっと毒っけのあるストーリーに、既にずるずると引き込まれてしまっている私です・・(笑)
そこで今回はこのドラマ「明日の君がもっと好き」のキャスト一覧やスタッフ、あらすじ等をご紹介したいと思います!
もくじ
「明日の君がもっと好き」あらすじ
「人生で一番面倒くさい恋はきっと、人生で一度だけの大切な恋になる」
そんな意味深で素敵なキャッチコピーのこのドラマ「明日の君がもっと好き」は大人の濃密なヒューマンラブストーリーです。
造園デザイナーの松尾亮(市原隼人さん)、アラサー秘書の里川茜(伊藤歩さん)、今風の新社会人・城崎遥飛(白洲迅さん)、傍から見るとちょっと風変わりなお嬢さんの丹野香(森川葵さん)。
これらの男女がそれぞれ悩みを抱え、個性をぶつけ合い、もつれて、絡まって、どうにもままならない恋愛模様を繰り広げていきます。
茜と妹夫婦との微妙な関係性や、里川家の祖父祖母の介護問題、丹野家の父娘問題、香の不安定な心の悩みなどが加わって、とても一筋縄ではいかない波乱を含んだ展開は何とも予想も油断も出来ません!
大筋はラブストーリーとなっていますが、現代社会が抱える問題の深い闇の部分の露出も多く、非常にスパイシーで刺激的な「土曜ナイトドラマ」枠ならではの大人の物語が描かれます。
「明日の君がもっと好き」スタッフ一覧
- 作 井沢満
- 音楽プロデュース S.E.N.S. Company
- 音楽 有木竜郎
- 主題歌 PrizmaX『yours』(SDR)
- プロデューサー 竹園元(テレビ朝日)、中込卓也(テレビ朝日) 下山潤(ジャンゴフィルム)
- 演出 竹園元(テレビ朝日)、片山修(テレビ朝日)
- 制作 テレビ朝日
- 制作協力 ジャンゴフィルム
井沢満さんは三田佳子さん主演の「有森冴子シリーズ」(日本テレビ 1990年~)や、NHK朝の連続テレビ小説「青春家族」(1989年)、「君の名は」(1991年)、「同窓会」(日本テレビ 1993年)などの代表作があるベテランの作家さんです。
御年72歳が描く異色のヒューマンラブストーリーは、それだけでも興味深いですよね!
また演出・プロデューサーを務める竹園元さんも「井沢満さんと大切に温めてきた企画です。素敵なキャストの皆さんが繰り広げるスピード感溢れる恋愛群像劇と奥深い人間ドラマをご堪能下さい。」と力強くコメントされています。
「明日の君がもっと好き」キャスト一覧
松尾亮役:市原隼人
- 本名 市原隼人(いちはら はやと)
- 生年月日 1987年2月6日(現在31歳)
- 出身地 神奈川県川崎市
- 身長 171㎝
- 血液型 A型
市原隼人さんは小学校5年生の時に渋谷でスカウトされ芸能界へ入りました。
2001年14歳の時に岩井俊二監督の映画「リリイ・シュシュのすべて」で主演を務め注目を集めましたね。
その後も「WATER BOYS2」(フジテレビ 2004年)では主人公の水嶋泳吉役、「ROOKIES」(TBS 2008年)では安仁屋恵壹役、また最近ではNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で僧侶の傑山を演じ好評を得ています。
男気溢れるイメージからか、男女ともに人気の高い役者さんですよね。
30代を迎えぐんと大人の色気が出て来たように感じます!素敵です。
市原隼人さんは主人公の造園デザイナー松尾亮(まつお・りょう)を演じています。
大衆演劇の一座に生まれるも役者になることを嫌い、少年時代に家を飛び出した亮。
ひょんなことから造園会社「丹野園」の社長・丹野文彦(柳葉敏郎さん)に拾われ、それ以来住み込みで働くことに。
そんな亮の趣味はバイクとカメラ、恋愛には冷めていて、人見知りで無口、人間よりも蝶や植物が好きだという、いわゆる植物系男子。
しかし、亮に淡い想いを寄せる香の事や、茜との急接近、また文彦の想いなどが交差していき、亮の心境はどんな変化を遂げていくのでしょうか?
ちなみに市原さんは実際にバイクが趣味で、この撮影に自身の愛車を提供していることを告白。
「好きなものに囲まれて撮影ができ、本当にうれしいですし、離れたくなくなるような現場です」とコメントしています。
これはドラマに出て来る、亮のバイクにも注目しないとですね!
里川茜役:伊藤歩
- 本名 伊藤歩(いとう あゆみ)
- 生年月日 1980年4月14日(現在37歳)
- 出身地 東京都
- 身長 166㎝
- 血液型 A型
伊藤歩さんは6歳の頃から雑誌モデル等のお仕事を開始して、1993年13歳の時に大林信彦監督の映画「水の旅人‐侍KIDS‐」で本格的に女優デビューとなりました。
また1996年岩井俊二監督の映画「スワロウテイル」の出演で演技が高く評価され、16歳でありながら第20回日本アカデミー賞で新人俳優賞ならびに優秀助演女優賞を受賞しています。
その後も「花とアリス」(東宝 2004年)、「真夜中のパン屋さん」(NHK BSプレミアム 2013年)、「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(フジテレビ 2014年)、「わたしを離さないで」(TBS 2016年)、「関ケ原」(東宝 2017年)などなど多数の映画やドラマに出演されていて、本当によくお見かけします(笑)
2001年には映画「リリイ・シュシュのすべて」で市原隼人さんと共演されてますね!
伊藤歩さんが演じているのは、一流企業の社長秘書・里川茜(さとかわ・あかね)です。
茜は幼い頃に両親を亡くし、現在は祖父母と一緒に東京の下町暮らし。
美人で高学歴なのに何故か男運に恵まれず、かつての恋人は妹に奪われ、その後も関りを持つ男性はみんな妻子持ちだったりする残念さ。
そんな状況でも決して女を武器にせず、ある意味男前な茜がそろそろ結婚を諦めかけた頃、松尾亮との出会いが訪れます。
これまで出会った事のないタイプの亮との出会いが、果たして茜の人生にどんな変化をもたらしていくのでしょうか?
丹野香役:森川葵
- 本名 森川葵(もりかわ あおい)
- 生年月日 1995年6月17日(現在22歳)
- 出身地 愛知県東海市
- 身長 157㎝
- 血液型 不明
森川葵さんは2010年15歳の時に雑誌「Seventeen」の専属モデルオーディション「ミスセブンティーン」で、5,575人の中から見事グランプリ5名の中の1人に選ばれました。
その後ドラマや映画に出演し始め、2015年に同誌の専属モデルを卒業直後、フジテレビ系「テディ・ゴー!」で連続ドラマ初主演を果たします。
また2016年4月からは、TBSのトーク番組「A-Studio」で8代目アシスタントを1年間務め、お茶の間でもお馴染みとなりましたね。
森川葵さんが演じているのは「丹野園」社長・文彦の一人娘、丹野香(たんの・かおる)です。
自分の事を「ボク」と呼び、昼間は男勝りに工事現場で働き、夜は女の武器をフル活用してガールズバーで働いてみたりと、自身のセクシャリティーを模索している最中。
幼い頃から兄妹のように育った亮に好意を抱いているが、ガールズバーで出会った梓にも友人以上の感情が芽生えていて、自分でも真意がわからず揺れ惑う。
城崎遥飛役:白洲迅
- 本名 佐々木迅(ささき じん)
- 生年月日 1992年11月1日(現在25歳)
- 出身地 青森県生まれ東京都育ち
- 身長 178㎝
- 血液型 A型
白洲迅さんは2010年18歳の時に「第22回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でベスト30に残ったのをきっかけに芸能界入りしました。
2011年、舞台「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」で役者デビューを飾り、その後も「押忍!!ふんどし部!」(テレビ神奈川 2013年)、「おわらないものがたり」(フジテレビ 2014年)で主演を務めたり、また「とと姉ちゃん」(NHK 2016年)や「明日の約束」(フジテレビ 2017年)などの話題の作品にも数多く出演しています。
今後も注目したい若手イケメン俳優さんですね!
白洲迅さんが今回演じているのは茜が務める大手企業の新入社員・城崎遥飛(しろさき・はるひ)です。
高嶺の花である茜にも臆することなくアプローチをかけてくるような、陽気で屈託のない性格。
しかし幼い頃に母親から虐待を受けていた過去があり、年上の女性に対して自分ではどうにもならないトラウマを抱えてしまっている。
黒田梓役:志田未来
- 本名 志田未来(しだ みらい)
- 生年月日 1993年5月10日(現在24歳)
- 出身地 神奈川県
- 身長 150㎝
- 血液型 AB型
志田未来さんは1999年6歳の時にセントラル子供劇団に入団しました。
そして2000年、TBSの「永遠の1/2」でドラマ初出演を果たし、その後も子役として映画やドラマにと大活躍をします。
その後「女王の教室」(日本テレビ 2005年)では民放連続ドラマ初レギュラー出演、翌年の「14歳の母」(日本テレビ 2006年)では初主演を果たし、この作品では「第44回ギャラクシー賞 奨励賞」や「第15回橋田賞 新人賞」を受賞するなど好評を得ました。
この時まだ13歳、早くも演技派女優としての大きな一歩を踏み出したんですね!
志田未来さんが演じているのは、3年前に姉の恋人を奪い略奪婚をした茜の妹、黒田梓(くろだ・あずさ)です。
我がままで場違いな発言も多く、何を仕出かすかわからないところがある。
既に冷え切った結婚生活の愚痴を、ガールズバーで出会った香に聞いて貰ううちに、お互い親しみを抱くようになっていき・・。
丹野文彦役:柳葉敏郎
ぎばさん誕生日おめでとう①
— まぐろ (@ninoni12290404) 2018年1月3日
今年は「昔の洋画ヒロイン風の広告」を意識しました#柳葉敏郎#柳葉敏郎生誕祭2018 #柳葉敏郎誕生祭2018 pic.twitter.com/n1jJaUK5rq
- 本名 柳葉敏郎(やなぎば としろう)
- 生年月日 1961年1月3日(現在57歳)
- 出身地 秋田県仙北郡西仙北町
- 身長 171㎝
- 血液型 O型
柳葉敏郎さんは高校を卒業後上京して、劇団ひまわりに入団しました。
1983年にはオーディションで選ばれ、バラエティ番組「欽ドン!良い子悪い子普通の子おまけの子」で良い先生の良川先生として出演し注目されるように。
その後、参加していた路上パフォーマンス集団の中から派生したユニット「一世風靡セピア」の一員として歌手デビューを果たします。
1984年、デビュー曲の「前略、道の上より」が大ヒットして、文字通り一世を風靡しましたね。
1980年代後半からは数多くのトレンディドラマに出演し、トレンディ俳優の代表格となりました。
そして1997年「踊る大捜査線」で演じた室井慎次は、一番の当たり役となりましたね。
室井さんにはシビレました~(笑)
今回、柳葉敏郎さんが演じるのは造園会社「丹野園」の社長・丹野文彦(たんの・ふみひこ)です。
早くに妻を病で亡くし、男手ひとつで娘の香を育てながら、親から受け継いだ小さな植木店「丹野園」を会社組織にまで成長させている実力者。
手元に置いた亮にも仕事を叩き込み、人の道を教えて来た。
現在は香と亮が結婚して、跡を継いで欲しいと望んでいる。
里川静子役:三田佳子
- 本名 高橋嘉子(たかはし よしこ)
- 生年月日 1941年10月8日(現在76歳)
- 出身地 大阪市生まれ東京育ち
- 身長 158㎝
- 血液型 O型
三田佳子さんは高校を卒業した1960年東映に入社し、女優デビューを果たします。
コンスタントに数多くの作品で活躍し続け、1984年薬師丸ひろ子さん主演の映画「Wの悲劇」に出演するも、その演技が高く評価され第9回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞をはじめ各賞を総ナメにしました。
テレビドラマでは主演した「外科医 有森冴子」シリーズ(日本テレビ 1990年~)が好評を博し代表作となりましたよね。
最近ではバラエティ番組にも積極的に出演して、ベテラン女優らしからぬ開けっ広げなトークで楽しませてくれます。
三田佳子さん、今回は茜と梓の祖母・里川静子(さとかわ・しずこ)を演じています。
息子夫婦を事故で亡くし、その忘れ形見である姉妹をしっかりと育て上げて来た。
現在は夫の介護を気丈にこなし、穏やかで品の良い美しい女性に見えるが、実は心には過去の痛みや歪みを抱えている・・。
ちなみに今回の役は井沢満さんの「どうしても三田佳子さんでやりたい」と言う希望で実現しています!
「明日の君がもっと好き」今後の展開と見どころ
このドラマ、タイトルを見て爽やかな恋愛物語かと思いきや、想像とは全く違い・・良い意味で大きく裏切られました(汗)
登場人物全員がそれぞれ何か悩みや秘密を抱え、模索しながらも懸命に生きている等身大の男女です。
そんな男女が運命の出会いによって、どう成長して変化を遂げていくのか?
時に生々しくリアルに描かれていているシーンもあったりして、観ていてドキッとさせられます。
略奪愛、性的アイデンティティー、トラウマ、晩婚化問題、家庭内別居、介護問題、おひとりさま、などなど次から次へとあぶり出されていくので、全然気が抜けませんよ!(笑)
そんな大人の苦味をたっぷりと堪能できること間違いなしです、はい。
そしてキャスト一覧を見てもわかるように、若手からベテランまで実力派の役者さんが勢揃いです、充実しています。
難しい役どころだからこそ、プロフェッショナルとしての実力が発揮される、そんな視点で観るのもひとつの楽しみですよね。
「明日の君がもっと好き」これからの展開にますます目が離せません!