『Heaven?~ご苦楽レストラン~』伊賀観(福士蒼汰)原作ネタバレ!母親がオーナーに似てる?

ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』のオーナー黒須仮名子(石原さとみ)は、思いのままに生きる超自由人!

そんなわがまま三昧のオーナーの元で働く伊賀観(福士蒼汰)は超常識人で、小学校の時の夢が“猛獣使い”?

そして伊賀の母親・勝代(財前直見)が、仮名子に性格がそっくりなんです!

当記事では、ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』の伊賀観(福士蒼汰)について原作漫画から面白エピソードをネタバレします。

※伊賀の母親(財前直見)・勝代は、ドラマの第3話で初登場します。


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ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』とは?



ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』とは、フレンチレストランを舞台に、石原さとみさん演じる風変わりなオーナーと個性的な従業員たちが、さまざまなトラブルを解決していくコメディードラマ。

【第一話の簡単なあらすじ】

フレンチレストランのウェーター・伊賀観(福士蒼汰)は、営業スマイルが苦手で、サービスの評判が低かった。

ある日、客として訪れた謎の女性・黒須仮名子(石原さとみ)は、伊賀を高く評価し、「理想のレストランを作る」と伊賀をスカウト。

だが伊賀が仮名子の店を訪れると、立地は最悪で、食材も食器も足りないと、問題だらけ。

その上、仮名子に集められた従業員たちは、伊賀を除いてほぼフレンチ経験ゼロ。

自由過ぎる仮名子に振り回される従業員たちは、オープンに向けて奔走するが……?

ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』の原作とは?



ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』の原作は、佐々木倫子さんの同名漫画で1巻~6巻(文庫版は1巻~4巻)で、完結から15年以上を経た今でも根強い人気を誇っています。

ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』伊賀観(福士蒼汰)とは?



ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』の伊賀観(福士蒼汰)とは、フレンチレストラン「ロワン・ディシー」の上級ウェーター。

営業スマイルが苦手で、真面目な性格。

冷静沈着で、何事にも動じない。

個性的過ぎるオーナー(石原さとみ)や従業員たちの暴走を軌道修正する。

オーナーには「頼れない」と思っている。

原作の伊賀のビジュアル



原作の伊賀は、肩を掴まれている眼鏡の青年。

福士蒼汰さんはイメージに合っていると思います♬

ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』伊賀観(福士蒼汰)を原作ネタバレ



ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』の伊賀観を原作漫画からネタバレします。

オーナー黒須仮名子が伊賀をスカウトした理由は?


伊賀観(福士蒼汰)は、フレンチレストランのウェーター。

営業スマイルが苦手で、店や客からの評価は低い。

自分でも、サービスマンの適性がない……とあきらめかけていた。


そんなある日、伊賀は謎の女(石原さとみ)に「理想のフレンチレストランを作るから来ないか?」とスカウトされる。

謎の女は、伊賀のサービスに対する姿勢を評価してくれた。

サービス業だって笑いたくない時に笑う必要はない。スタッフに必要なのはオリジナリティー。レストランで一番大事なことは距離感よ!あなたはいいサービスマンになるわ。

引用元:漫画『Heaven?~ご苦楽レストラン~』1巻より


ところが、伊賀がその女に言われたレストランに行くと、立地は最悪で食材も食器も足りない!

しかもその女=黒須仮名子にビジョンはなかった!

レストランで一番大事なことは何かわかる?酒がたくさん飲めることよ!」と先日伊賀に言ったのと別のセリフを吐く仮名子。

そう、仮名子はその日の思いつきで物を言う女だったのだ。

しかも伊賀をスカウトした時、この3日間で20人ぐらいに声をかけてランナーズハイ状態だった(つまり誰でも良かった)。



伊賀がサービスの要に?


仮名子がスカウトしたサービス全4名中、フレンチの経験があるのが伊賀だけだった。

【サービス全4名】

  • 川合太一(志尊淳):元美容師見習いのサービス係。
  • 山懸重臣(岸辺一徳):銀行を定年退職した資格マニアのソムリエ。
  • 堤計太郎(勝村政信):元牛丼屋店店長の店長。
  • 伊賀観(福士蒼汰):唯一のフレンチ経験者。

有無を言わさず、サービスの責任者を任される伊賀。

前の店のやり方に疑問を持つこともあったが、今の店に比べたら立派な店だった……と思う伊賀だが、もう遅い!

自分がこの店を選んだのだ。もう戻れない。もう上の人を頼ることはできない。とりわけオーナーを。

引用元:漫画『Heaven?~ご苦楽レストラン~』1巻・伊賀観の心の声より


いつでも冷静沈着!わがままなオーナーと従業員の橋渡し役


伊賀は、他の従業員とは違って、オーナーには頼れないことをしっかり認識しています。

そしていかなる窮地に陥っても、店を救う方法を考えます。

・準備不足でオープンを迎えることに不安を抱えるみんなに

「オーナーを頼れないことは最初からわかっていたじゃないですか。今やめたら今までの苦労がもったいないです。それにこの店はひょっとしたら面白い店になるかもしれませんし」

・オーナーはランチをすることに反対、シェフはランチがしたいと対立している状況で

「ミッドナイトランチ(真夜中のランチ)はどうでしょうか?」

そのうち、従業員たちは何でも伊賀に頼るようになる。


伊賀の母はオーナー仮名子に性格がそっくり


今日も伊賀は、従業員たちから山のように買い物を頼まれた。

その上、オーナー仮名子からは何故かコロッケ10個まで頼まれる(ちなみに仮名子の晩酌のツマミ)。

断われば良かった……とため息をつく伊賀。


そんな伊賀の脳裏に、高校三年生の時の忌まわしい記憶が蘇った。

東京に受験に行く伊賀は、母の「付いて行ってあげます!」の申し出を断れなかった。

ホテルに着いた伊賀は、さっそく母のいびきに悩まされる。


そして翌日、母は伊賀を朝の5時半に起こした。

母の目的は、受験の伊賀を支えることではなく、ディズニーランドの1日券を骨までしゃぶることだったのだ。


母は伊賀の受験票を持って出かけてしまったため、伊賀は受験票を取り戻すために母のいる浦安駅へ。

それでもまだ間に合う……はずだったが、その後も伊賀は様々なトラブルに巻き込まれて、試験を受けることが出来なかった。

そして伊賀の就職先は、フランス料理店に決まった。


話を聞いた伊賀の母は「なんでそのくらいであきらめたのよ!遅刻したって土下座すれば受験できたわよ!根性ナシ!」と怒り狂った。

話は現在に戻って、伊賀が「コロッケは売り切れで買えませんでした」とオーナーに言うと「なんでそのぐらいであきらめたのよ!土下座すれば売ってもらえたわよ!家族の分を隠し持ってるんだから!根性ナシ!」と怒られた。

【伊賀観の心の声】

母とオーナーは親戚なのだろうか?

伊賀観、「観念」の観、「諦観」の観、それが僕の名前である。

冷静なのに、オーナーが自殺未遂と勘違い


ある日、怪しい2人組の男がオーナー仮名子を訪ねて来た。

従業員たちが「借金取りなんじゃ?」とざわつく中、「まだわかりません。オーナーに直接聞いてみましょう」と相変わらず冷静な伊賀。


ところが伊賀がその怪しい男からの電話を取ると「金子ローンの根本です。逃げないように彼女を見張っといてください。ま、保険はかけてるけどね」と恐怖の発言。

その後、伊賀は仮名子が木にロープを引っ掛けて自殺しようとする現場に遭遇してしまう……!


とりあえず、伊賀はオーナーを小部屋(オーナー室)にかくまう。

しかし24時間経過してもオーナーが出て来ず、中からガターンという音が!


まさか椅子を蹴って自殺?

伊賀達が急いで部屋の中に入ると、首吊りロープはあったが仮名子の姿はなかった。


仮名子の正体はミステリー作家で、本のネタの為に密室を作ったのだった。

怪しい男2人は「金子ローン」ではなく「河本公論」(仮名子の編集者)だった(冷静沈着な伊賀にあるまじき聞き間違い)。

「保険」とは、仮名子が原稿を落とした時の「代案」を用意しているという意味だったのだ。


伊賀の母VSオーナー仮名子


長崎在住の伊賀の母は「観がいないと不便だ」という理由だけで上京、オーナー仮名子に「観をやめさせます」と伊賀の意思も聞かずに伝える。

なんとなく伊賀がずっと店にいるものだと思っていた仮名子は、伊賀を取り戻すべく立ち上がる!


2人の対決は、なんと観覧車の中で行われる。

伊賀母と仮名子は、どちらも便利な伊賀を手放したくない!

伊賀の問題なのだがら伊賀本人に決めさせればいいのに、2人は自分の欲をこれでもかと出し合う。


そんな2人を見て、ここまで来てしまった以上片方だけを選ぶことは出来ない……と思う伊賀。

東京でも長崎でもない場所へ行き、住む場所と仕事を探すしかない。


その時、観覧車が一周した。

影が薄すぎる伊賀父が「一週したよ。続きはまた今度ね」と言うと、疲れ果てた伊賀母と仮名子は「続き……今度……もういいです」と諦めた。


伊賀は、昔から母をかわす唯一の方法が「先延ばしにする」だったことを思い出すが、これは父にしかできない技法。

伊賀父:「おまえもいつかはこの技が使えるようになるさ」

伊賀:「なりたくありません、お父さん」


客に気遣われる伊賀


ある日、伊賀はサービス担当なのに、逆にお客様に気を使われてしまう。

客が伊賀の仕事や手間を増やさないように、先回りして気を使ってしまうのだ。


客席のあちこちから「ごめんなさい」「悪かったわ」「客として間違っていたわ」「今までの行いが恥ずかしい」などの声が聞こえて来る……。

もはやこれはレストランの雰囲気ではない。

お客様にここまで気を遣われてしまうと、サービススタッフとして立場がない。


そこへ客席の仮名子が「いつまで待たせるのよ。ワインがなくなるじゃない!子羊早く!」と自由な発言。

仮名子の自由な雰囲気がレストラン内に広がり、伊賀も客も自分のペースを取り戻した。


川合をクビに出来ない?


コミドラン(ウェーターアシスタント)の川合(志尊淳)は、いつまでたっても使えない人物。

伊賀は、オーナー仮名子から「伊賀君の教育がなってないからこうなるのよ!川合くんをなんとかしなさい!!」と言われてしまう。

しかし川合は仕事を覚えないどころか、そのことを気にもしていない。


そんな中、仕事のデキる男・峰が面接にやってくる。

仮名子は峰を採用して「川合君をクビにして峰君を入れるのよ」と伊賀に言った。


伊賀が「川合君の存在意義は“仕事ができる”とは別なのでは」と言うと「川合君を取るのか峰くんを取るのか伊賀くんが決めてちょうだい」とオーナー仮名子。

その後、峰は素晴らしい働きを見せて、川合は相変わらずだった。


遂に伊賀は、川合にクビを言い渡さなければならなくなった。

伊賀:「すまない、川合君、でももうどうにもならないんだ」

川合:「いいんだよ、伊賀君。伊賀君ぼくに何か迷惑かけたんでしょ?ぼく気にしてないよ」

伊賀:「待って!聞いてくれ!」

川合:「伊賀君は悪くないよ。伊賀君はいつだってちゃんとやってるもん」

この時伊賀の心は折れ、峰をクビにした。


伊賀の性格は治らない?


花見に頃合の金曜日。

墓地で花見をする人々のために、ロワン・ディシーは通常営業を休んで仕出し(ケータリング)をすることに。


花見の客は陽気で、仕事中の伊賀にも酒を勧めて来る。

オーー仮名子は「飲んでいいわよ、場の雰囲気によって臨機応変にね」と言うが、伊賀はうまく対応出来ない。

結果、仮名子に「まったく融通がきかないんだから!」と言われてしまう。


そんな伊賀に、ひとりの客が声をかける。

彼は伊賀に「融通のきかなさは治らない。主義に反する要求には応えられない。きみは一生苦労する」と言った。

伊賀は、自分の融通のきかなさが治らないとわかって、なんだか気が楽に。

彼に「飲むかい?」と酒を勧められたが、「いいえ、飲みたい気分ではありますけど」と自然に断ることが出来た。


後に、この男が自分の亡くなったお祖父さんだったことに気付く伊賀。

伊賀は、無意識のうちに、自分より偏屈な男を思い出してしまったのだ。


伊賀を怒らせたい


従業員たちは「(何を言っても頼んでも怒らない)伊賀のことを怒らせてみたい」と思うようになる。

しかしどんな酷いミスを押し付けても、伊賀は怒らない。

しまいにはオーナー仮名子の方が怒ってしまい、このプロジェクトは中止に。


そんなある日、32名の予約が入る。

川合、山懸、堤は、わざとではなくミスをしてしまうが、いつになく冷ややかな伊賀。

「これが伊賀君の怒り方なんだ……」と震え上がる3人(川合は泣いてしまう)。

結果、川合(志尊淳)は不調に、山懸(岸辺一徳)は半不調に。


しかし伊賀を手伝う謎の人影が……オーナー仮名子だった!

賄いがなかなか出来ないからしびれを切らしたのだ。

そして伊賀は怒っていたわけではなく、あまりにもピンチだったので人の気持ちを考える余裕がなかっただけだった。


伊賀の夢は猛獣使い?


伊賀父がジンバブエに転勤になり、伊賀母が「不便だから観を連れて行かなければ!」と再びロワン・ディシーにやって来た。

3年前の夏。

伊賀母が伊賀を連れ戻そうとロワン・ディシーを襲撃、オーナー仮名子と対決。

時間切れで勝負持ち越しになっていた。

予想に反して、伊賀母は「観、私たちのことは心配しなくていいからね。自分の道を見つけるのよ」とニッコリ。

しかしこれは※イソップの太陽作戦でした。

甘いことを言って、伊賀が自発的にジンバブエに行くように誘導しているのだ。

※イソップの太陽作戦

人に行動してもらうためには、北風のように、無理矢理に手っ取り早く、強引に押し付けてもダメ。

太陽のように、着実に、相手の気持ちを考えれば、無理することもなく、自分自身で動いてくれる。

オーナー仮名子も、イソップの太陽作戦で応戦。

「行ってあげたら?親孝行するチャンスですもの」


母と仮名子の両方から物分かりのいい言葉を言われた伊賀は「急ですが、明日からジンバブエに行ってもいいでしょうか?」と仮名子に聞き、仮名子は承諾。

伊賀が長崎に着くと、両親は既にジンバブエに旅立った後だった。

【伊賀観の心の声】

どちらからも必要とされていない、自由なんだ。

これからは、自分のためだけに生きればいいんだ。

でもその感覚がわからない。

僕はどこへ行きたいのだろう。

伊賀が自分の小学生の頃の作文を見つけると、そこに「猛獣使いになりたい」と書かれていた。

これは伊賀が書いたのではなく、伊賀母が勝手に書いたのだ。

【伊賀観の心の声】

そうだな、猛獣使いになろうか。

そこへ伊賀父から電話がかかってくる。

「私達は液体だ、ゲル状化剤だ、パックだ」

全て本体があってこそ、成り立つ物ばかり。

伊賀が「猛獣使いは?」と聞くと「そうだよ観。猛獣がいてこその猛獣使いだ」と伊賀父。


その時、仮名子から「店が滅茶苦茶!さっさと戻って来い!」と電話がかかり、母からも「いつまで待たせるつもり?」の電話が。

いくら何でも猛獣2頭は多い。



伊賀は客と友達になれない


川合は、お客様からしょっちゅうプレゼントをいただく。

従業員たちが「オーナー、いいんですか?お客様からモノもらって?」と聞くと、「川合君はいいわ、伊賀君はダメ」と仮名子。


仮名子は伊賀に「忠告しておくわ、お客様とは友達になれないのよ、川合君は別だけど」と言った。

川合はその後も、お客様に高級な寿司を奢ってもらったりやりたい放題。


そんな中、伊賀はお客様からクラシックのコンサートのチケットをいただく。

伊賀は初めてのクラシックに感動して感謝の気持ちをお客様に伝えるが、その客はその後もチケットをくれる。


だんだんその客に会うのがおっくうになってしまう伊賀。

遂に伊賀はコンサートへは行かず、その客は店に来なくなった。


伊賀は「日比野様に申しわけないことをしました」と仮名子に謝罪。

仮名子は「友達はプライベートでなるものよ、お客様とは友達にはなれないわ、川合君は別だけど(仕事=プライベート)。あなたの気まずい気持ちがお客様にも伝わったのよ。はじめてコンサートに行った時楽しかったんでしょう?それで良かったじゃない」と言った。


その後、伊賀は仮名子とコンサートへ(伊賀の奢りで)。

仮名子は「伊賀君、川合君が羨ましいんでしょう。でも伊賀君には無理。友達では近すぎると思っている。それでいいのよ!!近づくのは簡単。美しい距離を保つのが難しいのよ」と言い放つ。

仮名子は伊賀と初めて会った時の言葉「レストランで一番大切なことは距離感よ!」を言い、自分はいまだにスタート地点なのかと凹む伊賀。


伊賀の正体


伊賀の正体は、原作漫画の最初に登場する初老の紳士(正確には何十年後かの伊賀)。

この後「ロワン・ディシー」は閉店し、移転を繰り返す。

「ロワン・ディシー」の閉店の理由についての記事はこちら
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そして長い時を経て、仮名子が初老の伊賀がサービスを務めるバリの店「ロワン・ディシー」を訪れる。

伊賀が立派なサービスマンになったかどうか確認するために。

まとめ

ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』の伊賀観(福士蒼汰)について原作漫画から面白エピソードをネタバレしました。

自由なオーナー仮名子と川合に影響されて、融通のきかない男・伊賀がどんな成長を遂げるかが大きな見どころとなります。


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