『Heaven?~ご苦楽レストラン~』の黒須仮名子(石原さとみ)は、フレンチレストラン「ロワン・ディシー(この世の果て)」のオーナー。
ところがこのオーナーが滅茶苦茶“変わり者”で、わざわざ墓地の中にレストランを建てるわ、客でもないのに客の席に座って飲み食いしまくるわで、一体何がやりたいの?!
当記事では『Heaven?~ご苦楽レストラン~』のオーナー黒須仮名子の正体や目的について、原作漫画からネタバレしています。
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もくじ
『Heaven?~ご苦楽レストラン~』とは?
ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』とは、2019年7月9日(火)から始まる新ドラマ(TBS/MBS系:毎週㊋後10時~10時57分)。
風変わりなオーナー黒須仮名子(石原さとみ)が、自身で飲食を楽しむためにフレンチレストランを開くコメディ群像劇。
原作は佐々木倫子さんの同名コミックで、発売から15年以上を経た今も根強い人気を誇っています。
『Heaven?~ご苦楽レストラン~』オーナー黒須仮名子の基本情報
黒須仮名子(石原さとみ)は、フレンチレストラン「ロワン・ディシー」のオーナー。
精神的・体力的にタフで前向き。
自分の欲望に忠実で、裏表のない発言が意外に物事の本質を突くことも。
思いつきで行動するが、最終的にうまくいく。
・オーナーなのに、経営方針がゼロ。
・オーナーなのに、ビジョンは自分が飲めて食べられる店。
・オーナーなのに厨房ではまかないを急かし、客じゃないのに客席に座って料理をむさぼっては「マズい美味い」と好き勝手に言う。
・自分の発言を言ったそばから忘れる。
・その瞬間の気持ちに素直。
・はっきり言って従業員の邪魔になりこそすれ、戦力にはならない。
『Heaven?~ご苦楽レストラン~』オーナー黒須仮名子の正体を原作ネタバレ
オーナー黒須仮名子にとって、フレンチレストラン「ロワン・ディシー」の経営は生活がかかっていません。
だからこそ、お気楽で思うがまま。
そんな黒須仮名子の正体は……
なんとミステリー作家!
3年前に翠嵐ミステリ倶楽部新人賞を受賞、信じにくいことだが受賞作がヒット!
そこで掴んだ小金で「ロワン・ディシー」を開店したというわけ。
したがって意外にも借金はナシ。
『Heaven?~ご苦楽レストラン~』オーナー黒須仮名子が墓地にレストランを開いた理由は?
フレンチレストラン「ロワン・ディシー」は墓地の中にあり、街灯がなく、駅からも住宅街からも繁華街からも遠く離れています。おまけにトイレの工事が間に合わず、隣にある葬儀場のトイレを借りているという状態。
冬は寒く、夏はやぶ蚊が出ます。
オーナー黒須仮名子はなぜわざわざこんな所にレストランを開いたのでしょうか?
案の定、1巻で仮名子は従業員達から「なんでこんなテナントを選んだんだ?」と責められますが、「牡丹の花が美しかったから」と答えています。
しかし牡丹の花が咲くのは1ヵ月だけだし、そもそも仮名子は嘘をついています(^_^;)
仮名子がなぜこんな最悪の立地にレストランを開いたかの理由は、最終話で明らかになります。
最終話では「ロワン・ディシー」が立ち退きを迫られるのですが、伊賀観(福士蒼汰)が仮名子がこの場所にこだわる理由を明らかにします(実は伊賀はずっと前から気づいていた)。
仮名子がこの場所にこだわった理由は……
・小腹がすいたらいつでも食べに来れる距離だったから。
他の従業員たちは「オーナーはこの場所によほどの思い入れがあるんだろうなあ」と思っていますが、実は何のことはなかったのです(^_^;)
もし立ち退きになって移転したとしても、仮名子がまた新店の近くに引っ越せばいいだけなんです。
好き勝手をしたいわけで経営はしたくない?
従業員たちは「(移転せずに)ここで和風喫茶をしましょう!」と仮名子に提案。
従業員たちも今となっては、この土地に思い入れがあるのです。
フレンチレストランを続けても利益が出ないなら、利益が見込めそうな喫茶店に転向しようというわけです。
しかし仮名子は「私が飲めない店なんか辞めちゃえ!」と叫んでしまいます。
そう、仮名子にとって自分が飲めない店など意味はない。
そして仮名子は経営をやりたいわけではなく、好き勝手できる店が欲しかっただけ。
伊賀は従業員たちに以下のように説明します。
・仮名子は、オーナーでありながら客という矛盾した存在。
・仮名子がそれに気づいた今、この店に未来はない。
・この店の役割は終わったのだ。
・我々が店を去るのではなく、店が我々から去るのだ。
この後、雷が「ロワン・ディシー」に落ちて火事になり、仮名子が「ロワン・ディシー本日にて閉店」と言って閉店に。
まとめ
『Heaven?~ご苦楽レストラン~』のオーナー黒須仮名子の正体や目的について、原作漫画からネタバレしてまとめました。演じる石原さとみさんに「こんなにもツッコミどころの多い役柄は久しぶりです!」と言わしめるオーナー黒須仮名子は、凄い人物だと思います。
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