『警視庁アウトサイダー』最終回のネタバレと考察・感想!架川が想像していたのと違う結末とは?

『警視庁アウトサイダー』とは、元マル暴オヤジ刑事・架川英児(西島秀俊)、大きな秘密を抱える蓮見光輔(濱田岳)、副総監の父を持つ新人刑事・水木直央(上白石萌歌)が、10年前の歌川チカ殺人事件の真相を暴くドラマ。

8話で、10年前の歌川チカ殺人事件に小山内雄一(斎藤工)が関与し、警視庁副総監・有働弘樹(片岡愛之助)が隠蔽を指示したことが判明

動きを封じられた架川英児(西島秀俊)、蓮見光輔(濱田岳)、水木直央(上白石萌歌)の最後の反撃とは?

当ページでは『警視庁アウトサイダー』最終回のあらすじネタバレと感想・判明した事実についてまとめています。



『警視庁アウトサイダー』8話までのあらすじ

10年前の歌川チカ殺人事件の犯人は梶間優人(神尾雄)とされているが、梶間はチカの息子・涼牙(小越勇輝)を更生させようとしただけだった。

梶間優人の息子・直人(濱田岳)は、蓮見光輔になりすまして真犯人を探す。

歌川チカの恋人・当間にたどりつくも、当間はチカのことを本気で愛していた。

そんな中、有働副総監の命令で羽村琢己(福士誠治)が拘束・拷問される!

裏で手を引いていたのは、政治家の小山内と有働副総監だった。

父・有働が10年前の事件に関わっていることを知った水木は、蓮見に「もうこの件には関わりません」と言った。

8話ラストシーンは、小山内の妻・響子(青山倫子)が自宅で自殺未遂をする。

『警視庁アウトサイダー』最終回(9話)のあらすじネタバレ


小山内が蓮見に「全部忘れろ」と交換条件を提示


『警視庁ストサイダー』最終回(9話)のあらすじネタバレです。

架川英児(西島秀俊)は、殺人未遂の濡れ衣を着せられて逃走中。

蓮見光輔(濱田岳)は“一途会”最高機関・手島春(浅野ゆう子)に頼んで、架川をかくまってもらう。

蓮見は、架川が殺人などしないと信じており、2人に強い信頼関係ができたことがわかります。


副総監・有働弘樹(片岡愛之助)が、遂に蓮見光輔(濱田岳)のなりすましを突き止めた。

蓮見の正体は、10年前の歌川チカ(水崎綾女)殺人事件の犯人として拘留中の梶間優人(神尾雄)の息子・直人


その夜、小山内雄一(斎藤工)が蓮見の元へ。

今までのことはすべて忘れろ、そうしなければ明日の12時に有働さんがお前を指名手配する。

こちらの要求に応じてくれたら、折原大吾を犯人にして梶間優人は釈放させる、架川への殺人未遂容疑も取り下げる。

羽村琢己(福士誠治)も解放する。明日の12時まで連絡を待つ


「悪い事したら、ごめんなさい」だろ?


蓮見×架川×水木

蓮見、架川、水木が集まる。

みんなのために、もうすべて忘れると言い出す蓮見。

架川は「藤原さん(柳葉敏郎)も黒石さん(井上肇)も死んだ。俺はお前みたいに人間できてねえからよ。生きている人間だけ良けりゃいいなんて思えないぞ!

お前のオヤジが唯一ダメだったことは無実の罪を受け入れて控訴をあきらめたことだ!今お前は同じことをしようとしている!

悪い事したらごめんなさいだろ!人としての正義を失ったら終わりじゃねえか!」と反論。

水木もシン・エースモードを復活させ、蓮見に「腐らずやれ!」と命令。


リミットは明日の12時


警視庁アウトサイダー3人組(蓮見、架川、水木)は、手分けして明日の昼までに、歌川チカ殺人事件の真犯人の証拠を挙げることを決意!

明日の昼までに何としてもひっくり返すぞ!


蓮見は事件資料を改めて見返し、歌川チカの殺人現場からオセロの駒が2個なくなっていることに気づく。

その2個のオセロの駒(血痕あり)は、歌川涼牙(小越勇輝)が持っていた。

歌川チカが殺された日、現場に入った涼牙が「何もかも消される前に」と必死で取ってきたものだった。

このオセロの駒から小山内雄一の指紋が出れば、もう言い逃れはできない!


オセロの駒の指紋は誰のもの?


架川が有働に電話、蓮見が教会に小山内を呼び出し、水木が有働に会いに桜田門口に行く。

蓮見が小山内にオセロを、水木が有働にオセロの写真を見せて、ここから証拠が出る!と宣言。


架川が蓮見と小山内がいる教会にかけつけ、オセロの駒の鑑定結果を伝える。

オセロから出た指紋は……小山内の妻・響子のものだった!

まさに、思っていたのとは違う結末!


10年前の真実


10年前の事件当日、響子は歌川チカのアパートへ。

目的は、口止め料を渡して夫との関係を精算してもらうことだった。


しかしチカはお嬢様育ちの響子をあざ笑い、こっちの世界ではこういうの通用しないと言い放った。

チカに「私と小山内さんでもう別れるって決めたから、あんたは何もしなくていいの」と言われて逆上した響子は、ナイフを掴んでチカを何度も刺した。(雄一への愛は自分の方が強いと証明したくて)

遅れてアパートに行った小山内は、有働に電話で助けを求めたのだ。

そして有働はすべてを隠蔽した。


蓮見が小山内を、水木が有働を逮捕する


水木VS有働

有働は、自分のしたことをこの国を守るための正義だと話す。

しかし水木は「私は認めない。どんな正義があっても目の前にいる人が犠牲になってもいいとは思えない!だから私はあなたを」と手錠を出す。

有働は「水木直巡査、君は君の正義を貫け」と手を出す。

水木は泣いてしまい、有働は「君の大切な人を守ってください」と抱きしめた。


時を同じくして、蓮見も小山内に手錠をかけた。

10年間、ずっと待ちわびた瞬間だ。


それぞれの選択


架川はマル暴へ復帰、水木は始末書を書いて刑事課へ復帰。

羽村は解放されて上司を殴ってすっきり!

梶間優人の冤罪が認められて釈放となった!


ラストシーン、一緒に歩く架川、蓮見、水木。

架川は「俺にとって所轄は腰かけだった。でも……お前らがいてくれて良かったよ」と言って、今までのことを回想。

(架川)最初はただマル暴に戻れればそれで良かった。
(蓮見)父の冤罪を晴らせればそれで良かった。
(水木)そもそも私は刑事になんかなりたくなかったのに。


仲間なんか必要ないと思っていたのに、いつの間にかできた仲間。


蓮見こと梶間直人は、これから自首すると言った。

去っていく蓮見に、「桜町中央署のことはシン・エースに任せて、腐らずやれ!」と水木。

そして架川がいつもの缶コーヒーを「蓮見」と言って投げた。

蓮見:「僕は梶間直人です」

架川:「お前はお前だろ」

架川に頭を下げた後、蓮見は去っていく。

架川は水木にも「腐らずやれ」と言って、「はい」と水木。

『警視庁アウトサイダー』最終回の感想・判明した事実


『警視庁アウトサイダー』最終回の感想・判明した事実についてまとめます。

歌川チカ殺人事件の全貌


歌川チカ殺人事件の全貌は以下の通りです。
10年前、小山内雄一は、情報提供者の歌川チカと深い関係だった。

そして2人の関係に嫉妬した小山内の妻・響子(青山倫子)が、衝動的にチカを殺害。(夫を寝取られた恨みから複数回刺す)

当時の長野県警本部長・有働は、部下の船津に命令し、小山内と響子の痕跡を消させた。

船津が部屋を出た後に運よく(?)、梶間優人が入ってきてナイフに指紋までつけてくれた。

有働は、当時の長野県警会計課長の折原大吾が金に困っていたことにつけ込み、梶間優人が犯人だと偽証させた。

有働は、代議士である父親の地盤を継ぐ小山内雄一を救うことで、小山内は必ず反社会組織の撲滅を実現させると信じていた。

有働は、拘留中の梶間優人に「日本の未来のために君の15年をくれ」と土下座して圧力をかけた。

当麻秀和は本気で歌川チカを愛しており、事件がなければ入籍するつもりだった。
まさか小山内の妻が犯人とは、意外な結末でしたね。

ただ、複数回刺されていた理由に納得でした。(女同士で一人の男を取り合った末の嫉妬)


最終回も仁科素子(優香)が最高だった


毎回、コメディエンヌとしての実力をいかんなく発揮して、物語を盛り上げてくれた優香さん。

最終回も、椅子の背もたれに体を倒して鑑定結果に当惑する姿が、可愛かったです。

架川からのピンクのコート、良かったね!


日本の未来って何だろう


日本の未来って何だろう?を思わせられたドラマ。

大多数を救うのが正義か、目の前にいる人を救うのが正義か。

どっちも救えないものなんですかねえ。