『岸辺露伴は動かない』第一夜「富豪村」をネタバレ!一究(柴崎楓雅)の再現度が高くて笑う!

特集ドラマ『岸辺露伴は動かない』が、2020年12月28日(月)、29日(火)、30日(水)の三夜連続放送(NHK 後10時~)。

原作は荒木飛呂彦さんの人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』で、シリーズ第四部に登場する漫画家・岸辺露伴が主人公です。

「ヘブンズ・ドア」の奇妙な世界がさく裂しますよ~!

当ページでは、第一夜「富豪村」の登場人物、ネタバレと感想についてまとめています。



『岸辺露伴は動かない』主な登場人物

最初に、『岸辺露伴は動かない』の主な登場人物を紹介します。

岸辺露伴:高橋一生

主人公の漫画家。

人間を「本」にするスタンド能力を持つ。

風変りで、リアリティーを何より重んじる。


泉 京香:飯豊まりえ

大手出版社「集明社」に勤務する編集者。

露伴の担当者で、相棒。


平井太郎:中村倫也

京香の恋人で写真家。

交通事故で記憶を失う。

第一夜「富豪村」ゲストキャスト


第一夜「富豪村」のゲストキャストは、「テセウスの船』のみきお役で怪演を見せた柴崎楓雅くん。

演じる役柄は、富豪村の案内人・一究。

露伴(高橋一生)と京香(飯豊まりえ)に、奇妙なマナーの試験を仕掛けてきます。

『岸辺露伴は動かない』第一夜「富豪村」をネタバレ

第一夜「富豪村」をネタバレします。

天才漫画家・岸辺露伴の秘密とは?


岸辺露伴(高橋一生)は、『ピンクダークの少年』を連載している天才漫画家。

「ヘブンズ・ドア」という特殊能力を持っていて、人や生物の記憶や心を本のように読むことが出来る。

更に新たな事項を書き加えて、行動を制御することもできる。


露伴は、面白い漫画を描くために手段を選ばない。

今日もたった1コマの泥棒を描くために、本物の泥棒を生け捕り。


「ヘブンズ・ドア」で、泥棒の過去を知ってニンマリ。

もちろん泥棒の本に「露伴が許すまで資料になる」と書くのを忘れない。


新担当編集者の泉京香と「富豪村」に行く


新担当編集者の泉京香(飯豊まりえ)は、露伴には何かあると怪しむが、当然「ヘブンズ・ドア」には気付けない。

京香の恋人の平井太郎(中村倫也)は、交通事故以来放心状態だったが、ネットで「富豪村」に興味を示す。


「富豪村」とは、山の中にポツンとある富豪だらけの集落。

所有者は20代の時に土地を購入して、その後例外なく億万長者になっている。

その土地の一角が、今回たった300万円で売りに出されている。

ただし、「売主」はメチャクチャマナーに厳しい人物で、マナーの悪い人間には土地は売らないを決めているとのこと。


京香は、短編漫画の題材として「富豪村」を取材することを露伴に提案。

興味を持った露伴は、京香と共に「富豪村へ」。


案内人・一究の奇妙なマナーの試験とは?


「富豪村」では、案内人の一究(柴崎楓雅)が待っていた。

露伴と京香は「マナーの試験」を課されるが、京香が紅茶の飲み方を間違えて失格に!


一究は「売主があなた方と会うことはございません。マナーとは正しいか正しくないかのどちらか、寛容はない」と一刀両断。

「え~もうこれで終わりかよ~」と呆れつつも、露伴は帰る気満々。


しかし京香は「再トライしたい」とすがり、一究は「では失敗するごとに、あなたの大切な物を一つずついただきます」と言った。

この後京香は断りなくスマホに出てしまい、飼い犬と太郎の命が危うくなる。


露伴は、京香を「ヘブンズ・ドア」でフリーズさせて、「しばらく目を覚まさない」と書いた。

次に一究も「ヘブンズ・ドア」でフリーズさせて、一究の記憶を読む。


富豪村の売主の正体が判明



一究の記憶には、この土地の売主が「山の神」で、マナーを守ることは「神聖な掟」だと書かれていた!

「まずい!ここは山の神々が棲む場所。生半可な作法で侵入していい場所ではなかったんだ」


露伴は、一究に「他人の心の中を断りもなく読むことはマナー違反」と指摘されて、右腕が不自由になる。

しかし露伴は「続行だ」と不敵な笑みを見せた。


露伴の目の前に、とうもろこしが置かれた。

これをどう食すれば、マナー違反にならないのか?

そして今問題なのは、左手しか使えないこと。


一究は「どうしました?」とニヤニヤ。

露伴は「この岸辺露伴をナメるなよ」ととうもろこしを左手で掴んでガブッ。


一究がマナー違反?


一究が「しかし片手で、というのは」と指摘すると、

露伴は「君、足元大丈夫か」と逆に指摘。


一究は、畳の縁を踏んでいた(完全なマナー違反)。

露伴は、さっき一究の本を読んだ時に、「畳の縁を踏む」と書いておいたのだった!



一究は「いかさまだ!」と憤るが、

「ジャッジは、君じゃなく、君の主(売主)がするんだろう?」と露伴。


露伴の右手は復活した。

どうやらとうもろこしは、片手が正解らしい。

しかし両手が正解のはずだが・・・?


露伴は、狼狽する一究に、マナーの本質が「相手を不快にさせない、思いやる気持ち」だと説く。

一究が再び畳の縁を踏んだので、太郎が息を吹き返した。

同時に、犬も復活した。


一究:「いかさまだ!神々の怒りを買うぞ!」

露伴:「いや、マナー違反になってないようだ。ジャッジを下すのは君じゃない、神々だ!」


露伴:「すべてのマナーにおいて最大のマナー違反。それはマナー違反をその場で指摘することだ

(一究が倒れ込む)

一究:「岸辺露伴さま。再トライなさいますか」

露伴:「いいや、帰る。二度と来るか」


露伴にとっての「マナー違反」とは?


at露伴の家

京香は「紅茶で追い出されちゃいましたね~」と、忌まわしい出来事について記憶喪失状態に。

露伴が「紅茶で追い出される。2度と富豪村には行かない」と本に書いたからだ。


それでも京香は、富豪村について書くことを露伴に進めてくるが、露伴の返事はNO!

もし書いて、読者が富豪村に行くことになったら、それこそマナー違反だから。

露伴が敬意を払うとしたら、読者だけ。

『岸辺露伴は動かない』第一夜「富豪村」の感想

第一夜「富豪村」の感想です。





『岸辺露伴は動かない』第一夜「富豪村」、メチャ面白かったです!

さすがは高橋一生さんがこだわり抜いただけあって、原作再現度の高い岸辺露伴になったと思います。


一究(柴崎楓雅)の原作再現度も凄かったですね(^_^;)

柴崎楓雅くんと言えば、『テセウスの船』のみきお役の怪演が記憶に新しいですが、こんな役柄も演じられるのですね~。


ちょっとおバカな新人編集者役の飯豊まりえさんの、パフスリーブと大きなリボンが可愛すぎです。

恋人役の中村倫也さんがまた、ミステリアス~。


その気になればロイヤルファミリーの前にでも出れる露伴のマナーは、流石の一言です。

マナーの本質を見抜き、泥棒であっても読者なら大切にする。

偏屈だけど露伴のポリシーは真っ直ぐです。