『この世界の片隅に』は戦時中の広島を舞台に、ヒロイン・すずの婚家での生活を描いたヒューマン・ドラマ。
オーディションで約3000人の中から選ばれた松本穂香さんが、連ドラ初ヒロインに挑戦します!
当記事では『この世界の片隅に』キャスト一覧、原作、あらすじ、放送日、主題歌についてまとめました。
もくじ
『この世界の片隅に』概要と簡単なあらすじ
- タイトル この世界の片隅に
- 放送日 毎週日曜日21:00~21:54
- 放送開始日 7月15日(日)スタート(初回25分拡大スペシャル)
- 原作 「この世界の片隅に」(上、中、下巻)(双葉社)(こうの史代著)
- 脚本 岡田惠和(おかだ・よしかず)
- プロデュース 佐野亜裕美
- 演出 土井裕泰
- テレビ局 TBS/MBS
原作
ドラマ『この世界の片隅に』の原作は累計120万部を突破した、こうの史代さんの同名漫画。
漫画『この世界の片隅に』は「漫画アクション」で、2007年〜2009年まで連載された作品。
単行本は上・中・下巻、そして前編・後編の2つの形式で発売。
こうの史代さんの出世作で平成の名作、ロングセラー、映画化もされた『夕凪の街 桜の国』に続く戦時物語第二弾です。
原作のあらすじ
戦時中の広島県の軍都・呉を舞台にした、浦野すず(松本穂香)という女性が主人公の物語。
すずは絵を描くことが得意で、想像力豊か。
すずは広島市から呉へ嫁ぎ、新しい家族、新しい街、新しい世界に戸惑います。
それでもすずは、一日一日を一生懸命生きていく……。
結婚相手である北条周作(松坂桃李)と初恋の相手・水原哲(村上虹郎)の間で揺れたり、恋敵・リン(二階堂ふみ)や婚先での小姑との関係に悩みながらも、(この世界の片隅に)自分の居場所を見つけていくというストーリー。
こちらから少し立ち読みできます。
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『この世界の片隅に』は過去に映画化、ドラマ化されている
『この世界の片隅に』は過去にドラマ化、映画化されています。
スペシャルドラマ
2011年、日本テレビ📺
— 五の坪 香洋「かひろー」1129。 (@kahij1) 2017年8月27日
終戦記念スペシャルドラマ
『この世界の片隅に』
北川景子、速水もこみち、優香、芦田愛菜…。
広島、呉。
大和、青葉…⚓️
アニメ映画じゃなく、実写版✨
再放送、出来ないよなぁ。。。
日テレ、DVD📀
小出恵介…😢 pic.twitter.com/e6mFlleZ46
2011年8月5日に、終戦記念スペシャルドラマとして放送されました。
主人公・すず役は北川景子さん、結婚相手・周作役は小出恵介さん、水原哲役は速水もこみちさん、白木リン役は優香さんが演じました。
日テレ終戦記念ドラマスペシャル「この世界の片隅に」公式サイトはこちら。
→日テレ終戦記念ドラマスペシャル「この世界の片隅に」公式サイト
アニメーション映画
2016年11月に片渕須直監督によるアニメーション映画として公開されましたが、上映期間が1年以上続く異例のロングランになりました。
本国内だけでなく、60カ国以上の国でも上映されました。
「第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞」をはじめ、たくさんの賞を受賞しています。
主人公・すずの声を演じたのは、のん(能年玲奈)さん。
原作のすずが内に女性としての情念を秘めた大人の女性という風に描かれていたのに対し、映画では少女と女性の境界線にいる、芯のある女性として表現されました。
また、原作では女性目線で描かれていましたが、映画ではそれを補う形で男性的な視点も加えた描き方がされています。
原作との違いはありますが、それが功を奏しヒットに繋がったと言えます。
2016年公開のアニメ映画が好評だったため、160分の長編バージョンのアニメ映画を2018年末に公開予定。
脚本
脚本を担当するのは『イグアナの娘』『ビーチボーイズ』『ちゅらさん』『最後から二番目の恋』『ひょっこ』などで知られる岡田惠和さん。
最近ではスペシャルドラマ『68歳の新入社員』の脚本を担当して、視聴者の感動を呼びました。
原作者のこうの史代さんは脚本を絶賛、「魅力的な出演陣に演じていただけるのが楽しみ。重厚感のある傑作になるのが楽しみ」とコメントしています。
簡単なあらすじ
ドラマの簡単なあらすじです。
昭和9(1934)年、広島の江波という町に暮らす浦野家の長女・すず(幼少期:新井美羽、大人時代:松本穂香)は、のんびり屋ですが優しい少女。
ある日、お使いに出た帰り道、川原で絵を描いていたところを人さらいに捕まってしまいます。
木箱の中で目を覚ましたすずは、先に捕まっていた少年・周作(幼少期:浅川大治、大人時代:松坂桃李)が一緒にいることに気が付きます。
すずの励ましと、周作の機転で、2人は逃げ出すことに成功!
9年後の昭和18年秋、妹のすみ(久保田紗友)とともに祖母・森田イト(宮本信子)の家で手伝いをしていたすず(松本穂香)のもとに叔母が駆け込んできました。
江波の自宅にすずを嫁に欲しいという人が来ていると連絡があったからです。
よく事情がわからないまま自宅へと急ぐ途中、すずは海軍兵学校へ進んだ幼なじみ・水原哲(村上虹郎)と出くわします。
てっきり哲が相手の人だと思っていたすずはさらに混乱することに……。
その頃、浦野家では北條周作(松坂桃李)とその父・円太郎(田口トモロヲ)がすずの帰宅を待っていました。
すずの父・浦野十郎(ドロンズ石本)と母・キセノ(仙道敦子)は突然の来客に恐縮しながら会話をつないでいました。
周作は以前にすずを見初めたと言いますが、すずの方は記憶になく……。
すずは両親らに勧められるがままに、北条家に嫁ぐことに。
そこには周作の他、個性的な両親と姉が待ち構えていました。
主題歌
『この世界の片隅に』の主題歌は、まだ発表されていません。
情報が入り次第、追記します。
『この世界の片隅に』キャスト一覧
ドラマ『この世界の片隅に』のキャストを一覧でまとめます。
キャラクターと、役者の過去出演作品について簡単に解説しています。
北條家
ヒロイン・すずの嫁ぎ先で、広島の呉に暮らす一家。
父・円太郎、長男・周作は共に勤め人で、すずは足の悪い母・サンのかわりに家事を担当。
姉・径子が嫁ぎ先から出戻っています。
北條すず(ほうじょう・すず):松本穂香(まつもと・ほのか)
- 役名 北條すず(ほうじょう・すず)
- キャスト 松本穂香(まつもと・ほのか)
- 生年月日 1997年2月5日
- 年令 21歳
北條すずは、広島の江波にある浦野家の長女。
周作(松坂桃李)に見初められて、呉にある北條家に嫁ぎます。
少々のんびりしていますが、思いやりがあり前向きな性格。
どんな状況でも前向きに生きようとする芯のある女性。
絵が得意。
松本穂香さんは、オーディションで約3000人の中からヒロイン・すず役に選ばれました。
朝ドラ『ひよっこ』で、メガネっ子・青天目澄子役を演じて知名度がアップしました。
その他の過去出演作品は『模倣犯』『世界でいちばん長い写真』『名前』など多数。
北條すず(幼少期):新井美羽(あらい・みう)
- キャスト 新井美羽(あらい・みう)
- 生年月日 2006年9月17日
- 年令< 11歳/li>
新井美羽ちゃんは、スマイルモンキー所属の子役。
朝ドラ『わろてんか』でヒロイン・てんの幼少期を演じて注目されました。
過去出演作品は『ゆとりですがなにか』『刑事ゆがみ』など多数。
北條周作(ほうじょう・しゅうさく):松坂桃李(まつざか・とうり)
- 役名 北條周作(ほうじょう・しゅうさく)
- キャスト 松坂桃李(まつざか・とうり)
- 生年月日 1988年10月17日
- 年令 29歳
北條周作は、すず(松本穂香)の夫。
海軍で軍法会議の議事をしています。
神経質そうに見えますが、情熱と優しい心の持ち主。
幼少期にすずに出逢い、嫁にもらうと決意。
松坂桃李さんは、モデル出身の人気イケメン俳優。
『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』や『視覚探偵 日暮旅人』、『不能犯』『娼年』など主演作品は多い。
北條周作(幼少期):浅川大治(あさかわ・だいじ)
※左が浅川大治くん
- 役名 北條周作(幼少期)
- キャスト 浅川大治(あさかわ・だいじ)
- 生年月日 2008年06月24日
- 年令 10歳
浅川大治くんは、テアトルアカデミー所属の子役。
過去出演作品は『西郷どん』「ごめん、愛してる」など多数。
北條円太郎:田口トモロヲ
- 役名 北條円太郎
- キャスト 田口トモロヲ
- 生年月日 1957年11月30日
- 年令 60歳
北條円太郎は、周作(松坂桃李)の父。
海軍で技術者として勤務。
おおらかな性格。
妻のサン(伊藤蘭)を気遣うも、家の中の雰囲気に疎いところがあります。
田口トモロヲさんはナレーター、映画監督なども務める多才な俳優。
過去出演作品は『鉄男』『うなぎ』『富江』『GANTZ』シリーズなど多数。
北條サン:伊藤蘭
- 役名 北條サン
- キャスト 伊藤蘭
- 生年月日 1955年1月13日
- 年令 63歳
北條サンは、周作(松坂桃李)の母。
かつては明るく働き者でしたが、足を悪くしてから安静にしていることが多い。
すずに好意的で、あたたかく見守ります。
伊藤蘭さんは、元キャンディーズのメンバーで女優。
過去出演作品は『オレゴンから愛』シリーズ、『こころ』『DOCTORS〜最強の名医〜』シリーズなど多数。
黒村径子(くろむら・けいこ):尾野真千子(おの・まちこ)
『この世界の片隅に』の径子役の尾野真千子なんだけど、まんま『カーネーション』の糸子な気がする。同じ人だからしょうがないけど! pic.twitter.com/r9qRQYdicm
— Snashi(えすなし) (@Sknassy) 2018年6月26日
- 役名 黒村径子(くろむら・けいこ)
- キャスト 尾野真千子(おの・まちこ)
- 生年月日 1981年11月4日
- 年令 36歳
黒村径子は、周作(松坂桃李)の姉。
とある事情で、嫁ぎ先から娘を連れて帰ってきました。
気が強く、物事をはっきり言う性格。
すずを気に入らない節が。
尾野真千子さんは演技派女優として知られ、多数の賞の受賞歴があります。
過去出演作品は『萌の朱雀』『殯の森』、『火の魚』『カーネーション』など多数。
すずの初恋の相手
水原哲(みずはら・てつ):村上虹郎(むらかみ・にじろう)
- 役名 水原哲(みずはら・てつ)
- キャスト 村上虹郎(むらかみ・にじろう)
- 生年月日 1997年3月17日
- 年令 21歳
水原哲は、すずの幼なじみで初恋の相手。
訓練中の事故で亡くなった兄の遺志を継ぎ、海軍兵学校へ。
照れ屋でぶっきらぼうな性格ですが、すずに恋心を抱いています。
村上虹郎さんは父は俳優の村上淳、母はUAの若手俳優。
過去出演作品は『二度めの夏、二度と会えない君』『銃』など多数。
浦野家
ヒロイン・すずの実家。
浦野キセノ:仙道敦子(せんどう・のぶこ)
- 役名 浦野キセノ
- キャスト 仙道敦子(せんどう・のぶこ)
- 生年月日 1969年9月28日
- 年令 48歳
浦野キセノは、すずの優しい母。
天然でのんびり屋のすずが嫁ぎ先でやっていけるかを心配。
嫁入りを前に不安なすずを勇気づけます。
仙道敦子さんは当ドラマで、1995年放送の単発ドラマ『テキ屋の信ちゃん5 青春 完結編』(同局系)以来23年ぶりに女優復帰。
過去出演作品は『あしたがあるから』『あの日の僕をさがして』『徹底的に愛は…』など多数。
浦野すみ(うらの・すみ):久保田紗友(くぼた・さゆ)
- 役名 浦野すみ(うらの・すみ)
- キャスト 久保田紗友(くぼた・さゆ)
- 生年月日 2000年1月18日
- 年令 18歳
浦野すみは、すず(松本穂香)の妹。
久保田紗友さんは、正統派美人女優。
過去出演作品は『神様のイタズラ』『べっぴんさん』『過保護のカホコ』など多数。
浦野十郎:ドロンズ石本
※左がドロンズ石本
- 役名 浦野十郎
- キャスト ドロンズ石本
- 生年月日 1973年10月11日
- 年令 44歳
浦野十郎は、すず(松本穂香)の父。
ドロンズ石本さんはお笑いタレントで俳優。
過去出演作品は『金曜ナイトドラマ「匿名探偵」』『スニッファー ウクライナの私立探偵』など多数。
森田イト:宮本信子
※上段の中央が宮本信子さん
- 役名 森田イト
- キャスト 宮本信子
- 生年月日 1945年3月27日
- 年令 73歳
森田イトは、すずの祖母。
孫のすずのことをあたたかく見守っていて、不器用なすずの優しさを誰よりも理解。
すずのよき理解者。
宮元信子さんは大女優で、演技力はピカイチ。
過去出演作品は『お葬式』『マルサの女』『ミンボーの女』『スーパーの女』など多数。
遊女
白木リン:二階堂ふみ
- 役名 白木リン
- キャスト 二階堂ふみ
- 生年月日 1994年9月21日
- 年令 23歳
白木リンは、呉にある朝日遊郭の遊女。
遊郭に偶然迷い込んだすずと偶然知り合い、奇妙な友情を育みます。
苦労の多い生い立ち。
二階堂ふみさんは、個性的な演技派女優。
過去出演作品は『私の男』『蜜のあわれ』など多数。
北條家のご近所さん
刈谷タキ:木野花
※左が木野花さん
刈谷タキは、北條家のご近所さん。
面倒見がよく、近所の主婦のリーダー格。
刈谷幸子:伊藤沙莉
刈谷幸子は、北條家のご近所さん。
周作(松坂桃李)の幼なじみで、周作を好きだった。
堂本安次朗:塩見三省
堂本安次朗は、北條家のご近所さん。
無愛想で怖そうな雰囲気のおじいさん。
堂本志野:土村芳
堂本志野は、既婚ですが夫は出征。
すずと仲良くなります。