『元彼の遺言状』最終回結末ネタバレ!栄治の狙いは殺人犯に遺産を残すことではなく森川製薬を繁栄させること

綾瀬はるかさんが初の弁護士役を演じることで話題のドラマ『元彼の遺言状』。

お金に異常な執着を見せる弁護士・剣持麗子(綾瀬はるか)の元彼で御曹司の森川栄治(生田斗真)が、巨額の遺産を残して死亡。

おまけに「僕の財産は僕を殺した犯人に譲る」という信じられない遺言書を残したのです。

2話で早くも栄治を殺した犯人が、獣医師の堂上圭(野間口徹)であることが判明。

栄治は堂上圭に殺されることを予見して、堂上に遺産を残したかったのでしょうか?

当ページでは『元彼の遺言状』1話~最終回までのあらすじと最終回結末ネタバレ予想についてまとめています。

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ドラマ『元彼の遺言状』1話~最終回までのあらすじネタバレ・判明した事実・考察ポイント

ドラマ『元彼の遺言状』1話~最終回までのあらすじネタバレ・判明した事実・考察ポイントです。

『元彼の遺言状』1話のあらすじネタバレ・判明した事実・考察ポイント



あらすじネタバレ


金に貪欲な弁護士・剣持麗子(綾瀬はるか)は、大学時代の元彼で森川製薬の御曹司・森川栄治(生田斗真)が奇妙な遺言状を残した死亡したことを知る。

栄治のお世話係だった篠田敬太郎(大泉洋)によると、遺言状には「莫大な遺産を僕を殺した犯人に相続させる」と書かれていたとのこと。

麗子は遺産を篠田と山分けするために、篠田を殺人犯に仕立てて森川製薬に乗り込む。

しかし遺言状は盗まれ、顧問弁護士の村山権太(笹野高史)が毒殺される。

『元彼の遺言状』1話のネタバレと感想!原作との違いは元カノ一人の不在と堂上圭の妻が生きていること

2022年4月13日

判明した事実

  • 剣持麗子の元彼・森川栄治(生田斗真)は森川製薬の御曹司で、莫大な遺産を残して死亡。
  • 栄治は「僕の遺産を僕を殺した犯人に譲る」という内容の遺言書を残した。
  • しかし栄治は殺されておらず、医師の診断は風邪をこじらせたことによる死亡。
  • 麗子(綾瀬はるか)と篠田(大泉洋)は、何者かに轢き殺されそうになった。

考察ポイント

  • 森川家は怪しい人間ばかりで、誰が栄治を殺していてもおかしくない。
  • 栄治の遺産の相続者である金治、栄治の仕事上のライバル・拓未(要潤)が怪しい。
  • 原口朝陽(森カンナ)が何か知っているが、森川雪乃(苗木優子)に口止めされている。
  • 原口朝陽(森カンナ)は毎朝栄治の様子を見にいくのに、栄治が亡くなった日は遅刻してきた。
  • 森川富治(生田斗真一人二役)は弟の栄治から「命」という返しきれない恩を受けていた。

ドラマ『元彼の遺言状』最終回までの考察ポイント(ドラマ放送前)

ドラマ『元彼の遺言状』最終回までの考察ポイント(ドラマ放送前)についてまとめます。

※最終回にかかわるネタバレも含みますのでご注意ください。

篠田の正体と目的とは?原作と設定が違う


大泉洋さん演じる篠田ですが、原作とドラマで全然設定が違います。
  • 原作:栄治の大学の先輩
  • ドラマ:栄治の大学の先輩だが、栄治が療養していた軽井沢のペンションの管理人で、栄治の遺体の第一発見者
原作でも剣持麗子(綾瀬はるか)のバディとして動きますが、どうもドラマの方が大活躍するようです。


【原作の篠田】原作の篠田は、純粋に大学の後輩・栄治を心配してわざわざ殺人犯となり、森川製薬の内情について調べようとします。

また篠田家と森川家が何十年の関係があったのに、今回篠田の父は栄治の葬式に出席していないし、今後は森川家との付き合いを控えると言ったことも気になっていました。

つまり栄治の遺産目的ではなく、ただ単純に栄治の死の真相が知りたいと思ったから、麗子に「僕を殺人犯にしてくれ」と言ったのです。


【ドラマの篠田】ドラマの篠田も原作と同じく栄治の大学時代の先輩ですが、栄治の遺体の第一発見者です。

しかも栄治に頼まれて軽井沢のペンションの管理人までしているので、森川家の面々とも関係がありそうです。

これはドラマ版の真犯人が篠田の可能性も出てきました。

とは言え、やはり篠田は栄治の死の真相が知りたくて、殺人犯を名乗り出たと予想します。


生田斗真が森川栄治と兄・富治の一人二役を演じる


生田斗真さんが、森川栄治と兄・富治の一人二役を演じます。

原作では、栄治と富治は全然似ていません!


しかし生まれつき体が弱かった富治は、救世主べビーの栄治の骨髄を移植してもらうことで生き延びた経歴があります。

その関係で、似ている設定になったのでしょうか?


麗子は栄治に惚れていたのか?


麗子は元彼・栄治の死に悲しむよりも、莫大な遺産を得るために篠田を犯人に仕立て上げます。

麗子は栄治に惚れてなかったのでしょうか?


そもそも麗子と栄治は大学時代のと3カ月だけのお付き合い。

最初は栄治の猛アタックから始まりましたが、麗子が付き合った決め手は栄治が「麗子ちゃんみたいな人が一番優しいんだ」と言ったから。


麗子は身なりや物言いからたいていの男に「怖い」と思われていたので、この栄治の言葉が新鮮で嬉しかったのです。

結局3カ月後に栄治が浮気して別れたのですが……。


麗子は別に栄治が死んで悲しくないわけではなく、栄治の死が悲しいのと目の前のお金を取りに行くのは別の話と考えているだけ。

徹底した合理主義に見えますが、栄治の言う通り麗子の優しさは最終回に明らかになります。


麗子の実家と生い立ち


麗子の実家は父親が経済産業省、兄の雅俊が厚生労働省と公務員一家。

弁護士の麗子は異端児扱いされるので、実家が好きではありません。


麗子は昔から父に褒められた記憶がなく、ひ弱な兄の雅俊ばかりひいきされるのが面白くありませんでした。

しかし実は父が麗子を愛していることが、最終回に明らかになります。

また金至上主義のように見える麗子が弁護士になった本当の理由も明らかに。


森川栄治が死ぬまでの流れ【原作】


森川委栄治(生田斗真)が死んだ経緯【原作】は以下の通りです。


森川栄治は根っからのナルシストで平和主義者。

ところが死ぬ直前は重いうつ病にかかっていました。


うつ病になった栄治は軽井沢の別荘に隔離され、看護師の朝陽と医師のみ顔を合わせていました。

家族や親せきがたくさんいるのに、孤独極まりない状況です!



1月27日

そんな中、拓未と村山弁護士が訪ねていき、栄治と内緒話をしていました。

栄治が死ぬ直前、1月27日の夜は3時間も話し合い。


1月27日と言うと、栄治の1通目の遺言(僕の遺産を犯人に捧ぐ)が作成された日です。

そして翌28日には、2通目(元カノなどお世話になった人への遺産分配書)の遺言が作成されました。



1月29日

銀治が、堂島亮と栄治が嫌子関係であることを証明するDNA鑑定結果を29日に栄治に伝ました。

亮との親子関係を知った栄治は遺言書をさらに書き換えようとしていたが、願いはかなわず30日の未明に亡くなりました。

医師の診断は、インフルエンザによる死亡。



栄治が亡くなった日の午前8時、看護師の朝陽は浜田医師の電話で起こされて栄治の訃報を知らされました。

急いで駆け付けると、既にいたのが浜田医師と真梨子・雪乃の3人。


朝陽は栄治のエンゼルケア(亡くなった後の体の清掃)を担当しましたが、栄治の左もも付け根に注射痕があるのを発見。

しかし浜田医師はそんな場所に注射した覚えはありません。

朝陽が栄治の左もも付け根の注射痕を報告したせいで、警察が栄治の死を「病死」から「殺人」に切り替えて捜査開始。



続いて、森川雪乃が告白。

朝陽より先に栄治の死を確認した雪乃は、栄治の手にマッスルマスターゼットの注射器が握られているのを見ていました。

ここで、栄治の死因がインフルエンザではなくマッスルマスターゼットの副作用である可能が出てきます。


森川栄治を殺した原作の犯人とは?


森川栄治を殺した原作の犯人は、堂上圭(野間口徹)。

実は栄治は堂上圭の妻・真佐美と不倫をし、真佐美は栄治の子・亮を産んでいました。


堂上圭はすべてを知りつつ亮を我が子として育てていましたが、栄治が亮が自分の子であることを知ってしまいます。

栄治は堂上圭に亮にも遺産を残したいと言いますが、堂上圭からすると我が子として育てている亮に本当の父親の存在を知られるのは死んでも避けたかったのです。


そこで堂上圭は、死体解剖しても発見されにくい塩化カリウムを栄治の静脈注射して殺害。

栄治の手に森川製薬が開発中のマッスルマスターゼットの注射器を握らせておいたのです。


森川栄治が奇妙な遺言状を残した理由とは?


栄治を殺した犯人が堂上圭(野間口徹)であることはわかりましたが、栄治はなぜ「僕の財産は僕を殺した犯人に譲る」などという奇妙な遺言書を残したのでしょうか?


栄治にとって堂上に殺されることは完全に予定外のできことでした。

堂上圭に殺されることを予期して、堂上圭に遺産を残すために奇妙な遺言書を残したわけではありません。


栄治が遺産を残したかったのは、あくまでも息子の亮です。

しかし栄治が亮が自分の息子だと知ったのは死ぬ前日(正確には堂上圭に殺される前日)なので、「亮に遺産を譲る」という遺言書の書き換えはできませんでした。

栄治が「僕の財産は僕を殺した犯人に譲る」という遺言書を書いたのはその2日も前なので、堂上圭の件は遺言書とは無関係。


栄治が変な遺言書を書いた理由は、すべては拓未(要潤)の未来のため、森川製薬の発展のためだったのです。

そして栄治は犯人に遺産をあげるつもりはこれっぽっちもなく、最初から国庫に帰属させるのが目的でした。


事の発端は拓未の仕事上の大ミス。

マッスルマスターゼットの開発プロジェクトを進めていた拓未は、ゲノムゼットという会社の株式を取得。

しかしゲノムゼットは、指定暴力団のフロント企業である清州興業に目を付けられていた会社だったのです。


拓未はよく調べもせずにゲノムゼットの株式を買い占めた自分を責めましたが、栄治は「僕がピエロになってお前を守る」と全てを被る決意をします。

「僕の財産は僕を殺した犯人に譲る」という遺言書を残すことで、金治社長・平井副社長・定之専務を犯人捜しに集中させました。

そしてその間に拓未は、ゲノムゼットの株式を国庫に帰属させてもマッスルマスターゼットの認可が下りるように根回しに奔走していたのです。


栄治は殺される予定などなく本当は自然死するつもりでしたが、うっかり堂上圭の恨みを買ってしまい本当に殺されてしまったというわけです。

栄治の命がけの思いを知った剣持麗子が栄治の遺志を継いで拓未の顧問弁護士になる決意をして、物語はラストを迎えます。

ドラマ『元彼の遺言状』最終回までの考察ポイント(ドラマ放送後)

ドラマ『元彼の遺言状』最終回までの考察ポイント(ドラマ放送後)です。

※最終回にかかわるネタバレも含みますのでご注意下さい。

2話で堂上圭が栄治を殺した犯人だと判明:栄治は堂上に遺産を残したかったのか?


2話で早くも獣医師・堂上圭(野間口徹)が栄治(生田斗真)を殺した犯人であることが判明。

殺害方法は動物を安楽死させる薬でした。

そう、栄治は風邪で死んだのではなく薬を打たれて殺されたのでした!


堂上が栄治を殺した理由は、元妻・真佐美と不倫して亮まで作ったから。

妻と息子を栄治に取られた堂上圭は、たまたま栄治の遺言状を目にして殺意を抱いてしまったのです。


SNSでは「犯人がわかったのだから後は短編ストーリーなのか?」という声も上がっていますが、実は栄治の遺言書にはまだ奥があります。

そもそも、栄治は堂上圭(僕を殺した犯人)に遺産をあげようなんて、これっぽっちも考えていなかったのです。

ドラマ『元彼の遺言状』最終回結末をネタバレ予想

ドラマ『元彼の遺言状』最終回結末をネタバレ予想します。

1話放送後、栄治を殺した犯人最有力候補は栄治のいとこでライバル・拓未(要潤)。

栄治は、拓未が進めていた新薬の鎮痛剤に反対していました。


しかし原作では栄治と拓未は仲が良く心が通じ合っているので、ドラマでも同じと予想します。

栄治は拓未のために奇妙な遺言状を書き、親族の関心が殺人犯に向かっている間に、拓未が新薬の鎮痛剤の認可にこぎつけられるように手助けしたのでしょう。


ところが栄治はやっていはいけないことをしてしまいました。

それは、堂上真佐美を元カノリストに入れたこと。


堂上圭は、亮が栄治の息子であることを死んでも隠したいと思っていました。

それなのに栄治は真佐美を元カノリストに入れて、亮とのDNA鑑定をしてしまったのです。


堂上圭は栄治を殺して口封じ。

その後、遺言状と元カノリストを盗んで、元カノリストに堂上真佐美の名前があることを知る村上弁護士も殺害したのです。

最終回結末


原作の拓未が栄治が死ぬ先日に遅くまで帰ってこなかった理由は、剣持麗子の兄・雅俊と会っていたから。

雅俊は、厚生労働省で新薬の認可をする部署に勤めています。


拓未は栄治の遺産(新薬の株式)が国庫に帰属しても、新薬の認可が下りるように雅俊にお願いしに行ったのでした。

栄治は指定暴力団絡みの会社の株式を取得してしまった拓未を助けるために「僕を殺した犯人に遺産を譲る」という奇妙な遺言を残したのです。


いかに指定暴力団絡みの株式とは言っても、国庫に帰属させてしまえば手出しはできない。

栄治は最初から犯人に遺産など譲つもりはなく、犯人不在で国庫に帰属させるつもりだったのです。


全ては拓未の未来のため、森川製薬の繁栄のため。

最後はうつ病になるほど森川製薬のせいで苦しんだ栄治ですが、森川製薬の幸せを願って死んだのです。



『元彼の遺言状』原作あらすじネタバレ!真犯人は2人いて二重構造の事件?

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