2020年10月から山田涼介さん主演『親愛なる僕へ殺意をこめて』がスタート。
原作漫画は「恐怖の二重人格サスペンス」でありながら、「究極の純愛ストーリー」でもあります。
衝撃の展開の連続で、心臓が持たない?
「凄惨な猟奇的殺人事件」に震えつつも、「主人公のお気楽男(山田涼介)と謎の美少女(門脇麦)の恋の行方」から目が離せなくなる漫画です。
そんなドラマチックな原作漫画を、今を時めく山田涼介さんが演じるのは楽しみです!
当ページでは『親愛なる僕へ殺意をこめて』の
- 原作漫画のネタバレ
- 原作のみどころ
もくじ
- 1 『親愛なる僕へ殺意をこめて』原作漫画とは?
- 2 『親愛なる僕へ殺意をこめて』相関図
- 3 『親愛なる僕へ殺意をこめて』キャスト一覧
- 4 『親愛なる僕へ殺意をこめて』原作あらすじネタバレ
- 4.1 殺人鬼の父親を持つヘタレ大学生
- 4.2 突然できた彼女
- 4.3 模倣犯現る?女子大生・畑中葉子が15年前のLL事件と同じ手口で殺される
- 4.4 半グレ集団「SKALL」のリーダー・佐井社(尾上松也)に接触
- 4.5 畑中葉子の親友・ナミ(川栄李奈)の話
- 4.6 犯人候補1:白菱正人(佐野史郎)
- 4.7 犯人候補2:佐井社(尾上松也)
- 4.8 エイジが京花に二重人格であることを告白
- 4.9 京花の嘘と過去
- 4.10 畑中葉子殺害のすべて
- 4.11 B一が京花をナイフで刺した?
- 4.12 B一の回想:葉子との出会い~葉子が殺されるまで
- 4.13 B一の回想:京花との出会い~京花が何者かに刺されるまで
- 4.14 八野衣真自殺の真相
- 4.15 雪村京花の病室のカメラに映っていたのは?
- 4.16 LL事件の全貌
- 4.17 真犯人と動機
- 5 『親愛なる僕へ殺意をこめて』見どころ
- 6 『親愛なる僕へ殺意をこめて』原作で起こった出来事を「時系列」で順番に解説!
『親愛なる僕へ殺意をこめて』原作漫画とは?
『親愛なる僕へ殺意をこめて』の原作を試し読みしてみませんか?
『親愛なる僕へ殺意をこめて』は原作:井龍一×漫画:伊藤翔太による累計120万部突破の同名コミックが原作で、殺人犯の父親を持つ二重人格の大学生が主人公の壮絶なミステリー。
大どんでん返しに次ぐ大どんでん返しの連続で、衝撃的な問題作です。
また一人ひとりのキャラクターが丁寧に描かれているのも、注目すべきポイント。
連載終了後から「映像化」を求める声が多数挙がっていた人気作品ですが、残酷なシーンや濃すぎるキャラクター達を果たして上手く実写化できるのかが見どころになりそうです!
『親愛なる僕へ殺意をこめて』相関図
『親愛なる僕へ殺意をこめて』キャスト一覧
『親愛なる僕へ殺意を込めて』のメインキャストをご紹介します。浦島エイジ:山田涼介
浦島エイジ(山田涼介)は「人生は楽しんだモン勝ち」がモットーの大学生で20歳。
3日間の記憶をなくしている間に、幸村京花と付き合うことになった……らしい。
実は殺人鬼LLの息子で、少年時代は壮絶なイジメに遭うなど辛い人生を送ってきた。
原作のエイジは女の子が大好きなへらへらしたお気楽な男の子
美しい山田涼介さんが演じるエイジが楽しみね
B一
B一は浦島エイジのもう一つの人格で、押し入れから大金や血まみれの金属バットが見つかるなど相当ヤバい奴らしい。
B一は幼少期から復讐に燃える“ザ・復讐の鬼”
B一はエイジとは違って父親の八野衣真が大好きで、絶対に別に真犯人が別にいるとにらんでいるのよね
雪村京花:門脇麦
雪村京花(門脇麦)はミスキャン候補の美人大学生。
エイジが殺人鬼LLの息子だと知っても、「エイジくんはエイジくんだよ」と変わらず愛してくれる天使のような子。
京花ちゃんはエイジを心から愛してくれるイイ子
ナミ:川栄李奈
ナミ(川栄李奈)は半グレ集団『SKALL(スカル)』が運営するデートクラブ『アリス』で働く女性。
『SKALL』に弱みを握られて働いているため、無気力。
親友の畑中葉子が殺され、ナミは彼女の命を奪った犯人を捜すことを決意。
※今作におけるヒロインのナミは、原作に登場する真明寺麗 (しんみょうじ・れい)の要素を内包した「ドラマならではのオリジナルキャラクター」とのこと。
原作に登場する真明寺麗とはエイジと同じ大学に通う女子大生。5歳の時に5番目の被害者・白菱凛を目撃したが、警察に言えなかった。その後白菱凛は死体で見つかり、真明寺凜は贖罪の気持ちからエイジを一緒に畑中葉子を殺した犯人を捜す。
原作に登場する真明寺麗とはエイジと同じ大学に通う女子大生。5歳の時に5番目の被害者・白菱凛を目撃したが、警察に言えなかった。その後白菱凛は死体で見つかり、真明寺凜は贖罪の気持ちからエイジを一緒に畑中葉子を殺した犯人を捜す。
原作ではチョイ役のナミがドラマではヒロインに!
サトル:はじめしゃちょー
エイジの友達。
佐井社:尾上松也
佐井社(尾上松也)は残虐なハングレ集団『SKALL』のリーダーで、LLを崇拝している。
エイジのもう一つの人格・B一と親しかったらしい。
原作のサイはマジで狂ってる!
尾上松也さんの振り切った演技を期待したいわ
八野衣真:早乙女太一
八野衣真(早乙女太一)は浦島エイジの父親。
15年前、5人の女性を拷問の末殺害した通称LLで、最後は焼身自殺を図った。
早乙女太一は、昔集団リンチで人を殺した経験アリ
畑中葉子;浅川梨奈
畑中葉子(浅川梨奈)は惨殺惨殺死体で発見された女子大生。
警察は、B一(エイジのもう一つの人格)の彼女だったと見ている。
猿渡敬三:髙嶋政宏
猿渡敬三(髙嶋政宏)は桃井薫(桜井ユキ)の上司。
昔、桃井に告白してフラれたことがある。
桃井薫:桜井ユキ
桃井薫(桜井ユキ)は熱血漢の刑事。
昔は可愛かったが、今では……。
白菱正人:佐野史郎
白菱正人(佐野史郎)は畑中葉子が行方不明になる前、葉子を頻繁に指名していた客。
浦島亀一:遠藤憲一
浦島亀一(遠藤憲一)は5歳のエイジを引き取った、心優しい義父。
八野衣真の保護司だった。
浦島珠代:阿南敦子
浦島珠代(阿南敦子)は浦島エイジの義母で、亀一の妻。
エイジを心から愛し、亀一を支える。
浦島乙:夏子
浦島乙(夏子)は浦島亀一の一人娘で、エイジの義理の姉。
幼少期のある出来事がきっかえで、黒マントを被って部屋に引きこもる。
白菱凛:工藤美桜
白菱凛(工藤美桜)はLLの5番目の被害者。
『親愛なる僕へ殺意をこめて』原作あらすじネタバレ
『親愛なる僕へ殺意をこめて』原作あらすじネタバレします。殺人鬼の父親を持つヘタレ大学生
浦島エイジ(山田涼介)はヘタレの大学生。
一見お気楽な性格に見えるが、実は父親・八野衣真(早乙女太一)が連続殺人犯LLなせいで、クソのような人生を歩んできた。
エイジの父親で連続殺人鬼・LLこと八野衣真(早乙女太一)とは?
エイジの父親・八野衣真(早乙女太一)は何人もの女子大生を拷問した揚げ句に惨殺した連続殺人犯。遺体には殴る・引き裂く・抉る・刺す・燃やす・磨り潰す・ねじ切るなどありとあらゆる拷問の痕があった。八野衣真は最後は自らに火を放って自殺した。
LLがここまで残酷な拷問をする理由って何かしら?
殺人に至るまでの行為を楽しんでいる恐ろしさがあるわね
突然できた彼女
11月27日の朝、エイジが目が覚めると、隣にミスキャン候補の美女・雪村京花(門脇麦)が寝ていてビックリ!
話を聞くと、3日前にエイジが京花につきまとう不良大学生・名脇を撃退し、京花に交際を申し込んだという。
しかしエイジにはこの3日間(10月24~26日)の記憶がない!
エイジは「まいっか」と現状を楽しむことを決意。
エイジのモットーは「人生は楽しんだモン勝ち」で、細かいことは気にしない主義だから。
20歳にして可愛すぎる彼女ができたエイジは、まさにウッキウキ。
京花は、エイジが連続殺人鬼・LLこと八野衣真(早乙女太一)の息子だと知っていたが、それでも愛してくれる天使のような子だった。
模倣犯現る?女子大生・畑中葉子が15年前のLL事件と同じ手口で殺される
エイジは、大学のクラスメイトの真明寺麗から「二重人格ではないか?」と指摘される。
確かにエイジは最近記憶が飛んでおり、数日分の記憶がないこともある。
エイジは自分のもう一つの人格を、便宜上「B一」と呼ぶことにした。
そんな中、女子大生・畑中葉子が15年前のLL事件と同じ手口で惨殺された。
遺体にはありとあらゆる拷問の痕があり、惨いとしか言いようがない。
一体誰がLL事件の犯人・八野衣真(早乙女太一)の犯行を模倣したのか?
エイジは自分のアパートの押し入れから、6,000万の大金と血の付いた金属バットを発見。
B一の所持品に間違いない……。B一は超ヤバいヤツだ!
警察がエイジのところにやってきて「畑中葉子は君の彼女だったんだろう?」と疑ってきた。
そしてその夜、エイジのポケットから畑中葉子の引きちぎられた左耳が出てきた。
「自分のもう一つの人格・B一が畑中葉子を殺したのではないか?」と思ったエイジは京花に別れを告げ、事件の真相解明に乗り出す。
半グレ集団「SKALL」のリーダー・佐井社(尾上松也)に接触
エイジは、B一がメモで連絡先を残した人物=半グレ集団「SKALL」のリーダー・佐井社(尾上松也)に接触。
畑中葉子は「SKALL」が運営しているサイト「ALICE」の売春婦だった。
畑中葉子は『SKALL』のメンバー・ダムを誘惑し、『SKALL』の金の置き場所と保管方法を聞き出して、謎の2人組が6,000万円もの大金をうばっていた。
B一が謎の2人組のうちの一人であることは間違いない!
畑中葉子の親友・ナミ(川栄李奈)の話
エイジは畑中葉子の親友・ナミ(川栄李奈)から、生前の葉子について話を聞く。
畑中葉子は『SKALL』に弱みを握られ、無気力に売春をしていたが、B一に出会って変わった。
B一が葉子に「俺がお前をSKALLから解放してやる」と約束したからだ。
B一は父・八野衣真の無実を証明するためだけに生きている「復讐心の塊」。
葉子はB一にベタ惚れだが、B一は葉子に『SKASLL』を探らせて、LLと『SKALL』が顧客リストを通じて繋がっているかどうか知りたいだけだった。
葉子はB一にベタ惚れだが、B一は葉子に『SKASLL』を探らせて、LLと『SKALL』が顧客リストを通じて繋がっているかどうか知りたいだけだった。
犯人候補1:白菱正人(佐野史郎)
葉子が失踪した10月16日、ナミは葉子に会う約束をしていた。
しかしパパ活相手に会いに行った葉子は、待ち合わせ場所に現れなかった。
ナミはこのパパ活の相手が葉子を殺したのだと主張するが……?
畑中葉子のパパ活の相手は、白菱正人(しらびししょうと/佐野史郎)という男だった。
白菱正人の娘は、15年前のLL事件の最後の被害者・白菱凛(しらびしりん)。
LLに娘を殺された男が、畑中葉子を殺したのか?
白菱はB一と、SKALLをぶっ潰すという点で協力し合っていたことが判明。
■B一は濡れ衣を着せられた父親の無念を晴らし、真犯人に復讐するため(白菱に対しては「葉子を救うため」と嘘をついている)。
■白菱は、LLに殺された娘・凛のため(こちらも実は嘘をついている)。
■白菱は、LLに殺された娘・凛のため(こちらも実は嘘をついている)。
つまり白菱は『SKALL』から6,000万円盗んだ件ではB一と共犯だが、畑中葉子を殺していない。
犯人候補2:佐井社(尾上松也)
エイジが「SKALL」を探っていることに気が付いた佐井は激怒。
佐井はエイジと京花を拉致し、手足を縛って車に乗せて、森の奥へ。
エイジは「SKALLから盗んだSDカードを渡すから見逃してくれ」と頼むが、狂気の佐井の目的は「エイジを最も残忍な方法で殺すこと」だった。
佐井の中にあるのは殺人鬼・LLへの異常な執着と、イカれた殺人への欲望だけ。
佐井は京花を車に残して、エイジだけを車から降ろして最も残忍な方法(はちみつを大量に飲ませた状態でボートに縛り付け、虫に食い殺させる)で殺そうとする。
しかし京花が命がけでエイジを助ける。
京花の運転でエイジたちは逃げるが、佐井が追いつく。
万事休すの状態だったが、エイジが腕の傷口に埋め込んだGPSのお蔭で警察が間に合い、佐井を逮捕した。
佐井は畑中葉子殺しを否認。
そして佐井と畑中葉子殺しを結び付ける証拠は一切出てこなかった。
そして佐井と畑中葉子殺しを結び付ける証拠は一切出てこなかった。
つまり佐井も葉子を殺していない。
エイジが京花に二重人格であることを告白
エイジは京花に自分が二重人格であることを告白。
京花の答えは「ちょっと考えさせて」。
京花はエイジが眠っている間にB一と話したが、ほどんど何も聞けなかった。
B一は京花のことを好きでもなんでもなかったようで、「もう俺にかかわるな」と拒絶した。
京花の最終結論は「私が好きになったのは今目の前にいるエイジくん」。
エイジと京花は再び付き合うことになり、エイジは幸せだが不思議でもあった。
これだけのことがあったのに、京花はどうしてエイジを選んでくれたのか?
京花の嘘と過去
エイジはB一という人格がいつどうして生まれたのか探るために、「Nメンタルクリニック」へ。
受付の女性は「今日は診察ですか?」と聞いてきたので、なんとB一はこの「Nメンタルクリニック」に通っているらしい!
しかもそこにいた患者はエイジを見て「今日は付き添いの京花ちゃんは一緒じゃないんですか?」と言った。
エイジが診察室に入ると、医者は「B一くんは解離性同一症の治療のためにここに通っていた」と教えてくれたが、それ以上は何も言ってくれなかった。
B一は京花に付き添われて心理クリニックに通っていた?
しかしB一の目的が本当に解離性同一症の治療なら、エイジと協力した方が上手くいくのではないか?
しかしB一の目的が本当に解離性同一症の治療なら、エイジと協力した方が上手くいくのではないか?
そんな中、エイジは京花が今の両親に7歳の時に引き取られたことを知る。
しかも京花はB一と同じNメンタルクリニックに通っていることをエイジに黙っていた。
翌日エイジがNメンタルクリニックに問い合わせると、京花はこのクリニックの患者であることがわかった。
「もしかしたら京花の心の病気は生い立ちと関係があるのかもしれない」と思ったエイジは、なんとしても京花の過去が知りたいと思う。
エイジは京花が育った施設へ話を聞きに行く。
園長は京花について以下のことを教えてくれた。
京花の過去を調べたことを謝り、すべて受け止めたいと話す。
京花は泣いて喜び、エイジをある場所で連れて行く。
そこは京花が生まれ育ったアパートで、京花は実の母親から虐待を受け、押し入れにずっと閉じ込められて育った。
自分の首を絞めても死ねなかった京花に、ある日白馬の王子様が現れた。
それはエイジの父親で連続殺人鬼のLL=八野衣真。
LLが15年前に京花の姉・白菱凛(LLの最後の被害者)を殺したお蔭で、母親は自殺。
父親は残ったが元々母親の言いなりになるだけの男だったので、虐待はなくなった。
京花は家を飛び出して、養護施設に保護された。(その後、今の両親の養子になった)
京花は最初からエイジのことなんか微塵も見ていなかったのだ。
京花がエイジを通して見ていたのは、エイジの父親・LLの面影だけ。
エイジはなんとか京花を受け止めたいと思うが、京花が開けた押し入れの中に白菱正人の死体を見て凍り付く。
京花は「私たちは親子だったのでした~」とにっこり。
京花ちゃんが裏で白菱を操っていたのよね?
終始笑顔で怖いこと話す京花ちゃんが恐ろしい
畑中葉子殺害のすべて
9月26日、京花は15年ぶりに父親・白菱正人(佐野史郎)と再会した。
父親は母親の言いなりで京花をいじめていたあの頃と変わらず奴隷気質で、今度は京花の言いなりになった。
白菱が葉子に近づいたのは、娘の凛の復讐のためではなく、京花の命令だったのだ!!!
10月16日、京花は佐井から命からがら逃げてきた葉子を拉致・監禁。
LLを模倣してあらゆる拷問をして殺したのだった!
完全にノイローゼ状態の白菱も拷問を手伝った。
京花の唐突な殺人の告白に圧倒されるエイジだが、京花が葉子の片耳を取り出してきてびっくり。
B一のポケットに葉子の片耳を入れたのは、京花だったのだ。
京花はすべての罪を白菱に被せる予定だったが、罪の意識に耐え切れなくなった白菱は自ら首を吊ったのだった。
京花が葉子を殺したのは、いつまでも別に真犯人がいると思っているB一の目を覚まさせるためだった。
もはやどうやって京花を救ったらいいかわからず、絶望するエイジ。
そんなエイジに京花は「いまからエイジくんを殺すね」と言った。
(ここで数時間のインターバルがあり、エイジからB一へ人格交代が起こる)
原作で京花が畑中葉子にトドメを刺した後、すぐ近くでカフェラテを楽しんでいるシーンが怖い
京花ちゃんのサイコ度は半端ない!しかもエイジを殺すって?
B一が京花をナイフで刺した?
警察がアパートに着いた時には、ナイフを持ったB一と腹部をメッタ刺しにされた京花の姿があった。
B一は逮捕されたが、B一は京花を刺していなかった。
またこの日から人格交代は起こっておらず、エイジはいなくなったようだ。
浦島エイジは15年前にB一が生み出した人格だった。
実はB一が主人格で、エイジは後から生み出された人格だったのだ。
幼いB一は連続殺人鬼の汚名を着せられた父親と、後追い自殺した母親の復讐をするために、エイジを隠れ蓑にしたのだった。
真明寺は白菱凛の知り合いだった。
15年前、いつものように廃墟に行った真明寺は、喉に穴をあけられて椅子に縛り付けられている白菱凛と思われる女性の遺体を目撃。
走って逃げてしまい、後日凛が殺されたことを知った。
真明寺がエイジとB一に関わるのは、凜への贖罪。
B一の回想:葉子との出会い~葉子が殺されるまで
幼少期から父親と母親を失った恨みを抱えていたB一は、真犯人を探すためにあらゆる手を尽くしていたが、進展はゼロに近かった。
そんなある日、友人に連れられて『SKALL』のアジト『LUST』に行ったB一は、『SKALL』のメンバーの背中に掘られた「I SHALL KILL AGAIN(また殺す)」を見て驚く。
「また殺す LL」は父・八野衣真がSNSアカウントに残した最後のメッセージだったからだ。
しかも「「I SHALL KILL AGAIN LL」のSHALLのS、KILLのK、AGAINのA、LLをつなげると「SKALL」と読める!
八野衣真が経営していたデートクラブの名前は「WhiteRabbit」。
LLの被害者たちは、全員このデートクラブで働いていた女性だった。
このデートクラブに通っていた顧客リストは財政界や警察の圧力により、闇に葬られたとの噂。
LLの死後、『SKALL』が運営する会員制出会い系サイト「ALICE」は、「WhiteRabbit」そっくりだ。
もしかしたら「WhiteRabbit」の顧客データが『SKALL』に流れて、その顧客の中に真犯人がいるのかもしれない。
B一は『SKALL』で働いている畑中葉子を利用することにする。
葉子の協力で佐井に接近することに成功するが、B一にメロメロの葉子は他のメンバーを垂らし込んで金をありかを聞くなど余計なことまでするようになる。
B一は、娘・凛(LLの最後の犠牲者)の復讐のために『SKALL』に近づいた白菱正人と手を組み、『SKALL』の違法な金・6,000万円を奪った。
しかし葉子は『SKALL』を嗅ぎまわっていることを佐井に気づかれ、車で拉致される。
そのことに気が付いた白菱は「早く警察に知らせよう」とするが、B一が止めた。
今警察に出て来られたら、15年前の真犯人の証拠になりそうなものはすべて持っていかれてしまうから。
しかしこのB一の判断のせいで、葉子は……。
佐井から逃げた葉子が助けを求めたのは、白菱正人が運転する車。
安心して車に乗り込む葉子だが、後部座席に乗っていた京花に薬を打たれた。
その後のことは前述のとおりで、京花が葉子をありとあらゆる方法で拷問して殺した。
B一が最後に葉子を見たのは、B一が葉子を利用していること、B一がLLの息子であることがバレた時。
葉子は怒るどころか天使のような顔で「私を利用して。それであなたといられるなら」と笑っていた。
葉子が死んだ今、B一の中には後悔の感情があふれていた。
今までB一は人を利用して踏み台にしても、なんとも思わなかったはずなのに。
B一がもっと早く畑中葉子を探していれば、警察に届けていれば、と後悔先に立たず
復讐一筋のB一だけれど、畑中葉子のことは愛していたのね
B一の回想:京花との出会い~京花が何者かに刺されるまで
B一と京花の出会いは、B一が不良・名脇にからまれている京花を助けたことだが、この日B一はイライラしていたから不良を殴った。
その理由は、葉子が行方不明であることをニュースで知ったから。(冷血なB一だが、葉子のことは愛していたらしい)
その夜B一は意を決して葉子の携帯に電話するが、葉子を監禁して拷問中だった京花は葉子を殺害。
京花は一方的にB一に付きまとい、二重人格なことを知ると、自分がエイジの見張り役をすると申し出た。
目的は、B一と協力してエイジを消し去ること。
つまり京花は恋人のフリをして、エイジを監視していたのだ。
その後、B一は自分の部屋で葉子の片耳を見つける。
11月12日、B一は白菱の家に行き「お前が葉子を殺したのか」と問い詰めるが、京花がB一の首筋に注射を打った。
B一が目覚めると、京花は畑中葉子を殺したのは自分だと告白。
殺した理由は、B一が15年間真犯人を追い続けたのがとんだ茶番だと思い知らせたかったから。
京花はLL事件の犯人は15年前に自殺した八野衣真と信じて疑わない。
京花はB一の口に睡眠薬を流し込み、B一は深い眠りについた。
京花の目的はエイジとB一の人格統合。
B一が目覚めた時、手にナイフを持っていて、京花はメッタ刺しにされて倒れていた。
京花は「犯人はLL」と言った。
15年前の事件の真犯人が京花を刺し、浦島エイジに罪を着せようとしたのか?
八野衣真自殺の真相
逃亡したB一は、桃井刑事(桜井ユキ)に追い詰められる。
桃井刑事は「警察内部の誰かが、(自分の名前がある)顧客リストを隠蔽するために八野衣真を犯人に仕立て上げて殺したのかもしれない」とB一に告げる。
15年前の性急過ぎる捜査本部の解散は、まるでそれ以上捜査されたら困ると言わんばかりだったからだ。
B一が調べると、15年前の八野衣真が自殺した日、桃井の上司・猿渡刑事(高島正弘)が八野衣真の目撃証言を意図的に遅らせて本部に伝えたことがわかる。
猿渡は、八野衣真に女性とホテルに入るところを写真に撮られて脅されていた桃井をかばうために、単独で八野衣真に接触して自殺を装って殺したのだった。
桃井と猿渡は、すべてを知ったB一と真明寺を殺そうとする。
しかし失敗し、桃井はがけ下に転落、猿渡は口内に拳銃の引き金を引いて死亡。
桃井と猿渡の死体が発見され、警察は京花殺人未遂の容疑者・浦島エイジをさらに追う。
雪村京花の病室のカメラに映っていたのは?
B一は、雪村京香の病室に何者かが忍び込んだ映像を見る。
それは……義理の妹・乙だった。
11月14日、乙は偶然にも義理の弟の彼女・京花に会った。
実は乙は、幼少期に自分を傷つけたエイジへの復讐のために、エイジの一番大事な人を傷つける日を待ち望んでいた。
だから、乙は京花がエイジを殺して振り向いた瞬間を狙い、メッタ刺しにしたのだ。
乙が京花を襲った犯人だと知ったB一は愕然とする。
まさか乙がLLのはずがない。
ということは、そもそも真犯人など存在しておらず、やはり父さん=八野衣真が犯人なのか?
B一は実家に戻り、義理の父親亀一に乙を追い詰めたことを謝罪。
亀一は腕に切り傷があるのに、まるで痛みを感じていないかのようだった。
ふとB一はLLも痛みを感じないからこそ、あんなに酷い拷問を繰り返したのではないか?と思い当たる。
B一が何度も亀一の手の甲にナイフをぶっ刺しても、亀一は顔色一つ変えない。
B一は「お前がLLなんだろ」と亀一に言った。
亀一は手の甲から血をダラダラ流していたが、まったく痛みを感じていない。
亀一は15年前のLL事件の一年ほど前、医師から「痛覚麻痺(つうかくまひ)」の診断を受けていた。
亀一はB一に「私を犯人だと言うには根拠がなさすぎる」と言った。
しかしB一は既に亀一のアリバイを崩していた。
15年前、S県内の廃墟で殺されたと思われた白菱凛は、実は亀一の旅行先である北海道で殺されていた。
幼い真明寺が廃墟で目撃した喉に穴をあけられて椅子に縛られた女性は、白菱凛に似た別の女性だったのだ!(まだ発見されていない6人目の被害者)
八野衣真は家出したい白菱凛を北海道へ連れて行き、亀一に預けた。
亀一は白菱凛を拷問して殺した後、自分が運転する車のトランクに遺体を入れて、妻と娘を飛行機で帰らせて、自分一人で自宅に戻ったのだ!
亀一は白菱凛を含む5人の遺体は同じ場所に埋めたが、6人目の被害者だけは別の場所に埋めた。
狙い通り警察は5人の遺体を発見した後、6人目を探さなかった。
11月14日、浦島家にやってきた京花は、亀一の怪我を見て直感的に「LLではないか?」と気が付いた。
京花が義父の車を借りたのは、姉の白菱凛が北海道で殺されたことを確かめに行くためだった。
LL事件の全貌
15年前、八野衣真と浦島亀一は、家庭に大きな問題を抱える家出少女たちを「夜逃げ」させていた。
女性たちが失踪した際に、八野衣真の姿が防犯カメラに映っていたり、目撃証言ばかり出てきたりしたのは、夜逃げを手配する役割を八野衣真が担っていたから。
そして浦島亀一の役割は、新しい土地での住まいや仕事の手配だった。
八野衣真は少女たちの役に立つ喜びを感じていたが、浦島亀一はそんな真の気持ちを踏みにじり、少女たちを拷問して殺してすべてをLL=八野衣真のせいにした。
真犯人と動機
浦島亀一は自分がLLであることを認めた。
亀一は生まれた時から壊れていて、周りの人間や物が出来の悪い偽物にしか見えなかった。
亀一にとってリアリティーを感じられるのは、「死」だけだった。
しかしただ殺すことに飽きてしまった亀一は、自分が持つ「虚無」を世の中にまき散らしたいと考え、殺人鬼LLをでっちあげた。
LLは誰でもよく、候補は他にもいた。
八野衣真をLLに決めた理由は、背中に入れている入れ墨のアルファベットを入れ替えると「SATSUJINKI LL」となったから。
幼いエイジ(B一)のことは殺そうと思っていたが、エイジ(B一)が現実から目をそむけ、偽りの人生を送る姿をこの目で見たいと思って引き取ることにした。
亀一は、最初からエイジとB一の2人の人格があること、B一が復讐の鬼であることを知っていた。
11月18日、亀一は京花に呼び出された場所に行った。
京花は亀一こそがLLだとB一に伝えるつもりだったのだが、乙に刺されてしまった。
亀一の告白をすべて録音したB一は「ぶっ殺してやる」と亀一に拳銃を向ける。
しかしB一は亀一を殺せなかった。
死ぬほど殺したかったが、悪意に悪意で応えることは悪の連鎖を繋いでしまい、それこそ亀一の思うツボのように思えたから。
B一はテープを警察に渡し、警察は亀一を逮捕。(亀一には死刑判決が下された)
1年後の裁判所・第一回公判
「雪村京花に対する殺人及び死体遺棄事件」の第一回公判が行われ、B一も証人として出席。
この一年の間に、B一にはエイジの記憶も合体されていた。
B一は11月18日、京花が「エイジという人格」を殺したと話す。
京花はエイジに「浦島亀一が本物のLLであること」、「エイジが生身の人間ではなく、本体である浦島エイジ(B一)が両親が現実の苦しみから逃げるために作り出した出来損ないの存在であること」を告げた。
エイジはアイデンティティーが崩壊し、倒れた。
第二回公判
第二回公判で、B一はいよいよエイジが死んだ話をする。
京花によってアイデンティティーを崩壊されたエイジだが、京花を変わらず愛していた。
なぜなら、殺人鬼LLの息子としてクソのような人生を歩んできたエイジにとって、唯一の居場所となってくれた人だったから。たとえそれが偽りでも構わない。
エイジは京花のためを思い、自ら人格消滅することを選んだ。
京花は心の底では、エイジにもう一度会いたいと思っていた。
しかしそんなことを口にできないから、B一にLLの情報を与えて復讐を遂げさせようとした。
B一は復讐によって生まれた人格だから、復讐さえ遂げさせればまたエイジの人格に戻るかもしれないと思ったから。
B一に「エイジを殺したのはお前だ」と言われた京花は、嗚咽するように大声で泣き続けた。
何があっても、ただひたすら京花を思うエイジの気持ちが、京花の氷のような心を溶かしたのだ。
2年後、B一が出所。
B一は驚いた時に耳を触るというエイジの癖を受け継いでいた。
それを見た真明寺麗は、今もB一の中にエイジが生きているのだなと嬉しく思う。
(FIN)
『親愛なる僕へ殺意をこめて』見どころ
『親愛なる僕へ殺意をこめて』の見どころについて解説します。大どんでん返しに次ぐ大どんでん返し
『親愛なる僕へ殺意をこめて』は、まさに大どんでん返しに次ぐ大どんでん返し。
大枠で整理すると、
- 15年前に八野衣真にLLとしての罪を被せて殺した人物
- 畑中葉子を殺した人物
- 京花をメッタ刺しにした人物
- 本物のLL
※最後にそれぞれの犯人を書いていますが、正解を知りたくない方は注意してください。
エイジは「畑中葉子を殺したのは自分の別人格・B一なのか?」と疑い単独調査に乗り出します。
生きている葉子と最後に会った白菱正人、葉子の弱みを握って働かせていた『SKALL』のリーダー・佐井など怪しい人物がたくさん出てきますが、結局とても意外な人物が真犯人です。
また15年前に八野衣真にLLとしての罪を被せて殺した人物は、警察の人間!
このあたりも救いようのない人間模様が背景にあります。
そして京花がメッタ刺しにされた件ですが、犯人はダークホースとも言うべき人物。
もう少しでエイジを消し、B一もコントロールして、LLの正体まで暴こうとしていた京花ですが、自業自得と言うべきか、意外な人物に襲われてしまうのです。
最後に本物のLL。
原作を読む限り、本当に狂った人物で、ゆがんだものをこよなく愛していました。」
たとえば、引き取ったエイジとB一。
(答え)
①刑事の猿渡:LL(亀一)が同性愛の桃井をハメたため、桃井を愛する猿渡はLL(八野衣真)の存在ごと消した
②雪村京花:B一に復讐計画がムダで意味のないものであることを思い知らせるため
③浦島乙:幼少期にトラウマを植え付けたエイジの大事な女性を殺したかった
④浦島亀一:自分が持つ虚無を世界にまき散らすため、八野衣真をLLに仕立て上げ、連続女性拷問殺人事件を起こした
何もかも嘘だった京香が生まれ変わる
エイジには彼女のフリをして、B一には有能なエイジの監視役のフリをして、エイジのこともB一のことも手玉に取る京香。
まるで天使のような笑顔の京香ですが、その言動・行動のほとんどが嘘偽りという超悪女。
京香ちゃんって本当に怖いですよね~(^_^;)
しかし実の親に押し入れに閉じ込められて育ったなんて、それこそもう想像を絶する闇の持ち主。
考え方が恐ろしく曲がってしまっても、LL信望者になっても仕方ないのかも。
原作で、畑中葉子を拷問して殺した浴室の隣で平気でドリンク飲んでいるシーンが怖かったです。
つまり京香にとって殺人は日常的な光景なのですね。
そんな深い闇に落ちた京香ですが、エイジの変わらない愛で大切な人を失う悲しみを思い出します。
法定で京香が我を忘れて泣くシーンは、すさまじい。
悪を断ち切るのは、力ではなく愛なのだと思い知らされました。
中途半端な恋や愛は本当にチャラいですが、好きな人に殺されても愛し続けるエイジは本当に強い人間でした。
真犯人の人生観に驚愕
真犯人は、エイジ(B一)の育ての親・亀一。
一見誰よりも優しくお人よしに見える義父が、罪もない女性5人を拷問した揚げ句に殺害し、エイジ(B一)の父親・八野衣真(早乙女太一)をLLに仕立て上げてすべての罪を被せた真犯人だったのです。
亀一は生まれつき「不確か」な人間で、生きている実感を得られませんでした。
その矛先は生き物の生死に向き、最初は動物を殺害。
それでも亀一はかろうじて自己を保っていましたが、LL事件の1年ほど前に痛覚を失ったことを機に、女性を拷問・殺害しました。
目の前の獲物を拷問している時だけ亀一は痛みを感じることができたと言うから、壮絶です。
やがてただ拷問することに飽きた亀一は、LLという殺人鬼を仕立て上げることで、世の中に「虚無」をまき散らすことを決意。
ちょうどそばにいた八野衣真を騙し、八野衣真の店で働く風俗嬢を次々と拷問して殺し、すべてLL=八野衣真のせいにしたのです。
亀一の恐ろしさはこれだけではありませんでした。
八野衣真の息子・エイジの人格が分裂しているのを知った亀一は「この子(エイジとB一)の偽りの人生の結末が見たい」とエイジを引き取ったのです。
同情心や優しさなど微塵も持ち合わせておらず、エイジ(B一)と偽りの親子ごっこをして、いつか崩れ去る日を待ち望んでいました。
亀一の最終的な望みは、B一が事件の真相に気が付いて、自分を殺しに来ること。
15年前の事件の真相が明らかにし、B一へ悪の連鎖をつなぐことこそ、亀一の狙いだったのです。
希望が持てるラスト
亀一への恨みを爆発させるB一でしたが、亀一を殺しませんでした。
B一をそう仕向けたのは、別人格のエイジ。
エイジは究極的な愛情を京花に示し、京花を一切責めずに静かに消えていきました。
そしてエイジの愛はモンスターだった京花の心を変えるほどの力を持っており、京花は好きな人を失う痛みを取り戻したのです。
上記の事実があったら、B一は亀一の悪意を悪意で返しませんでした。
2年後出所したB一は、エイジの親友だった柏木に救われます。
柏木は「お前を許すように努力する。エイジならそうするだろうからな」と言ったのです。
今やB一にはエイジの記憶だけでなく癖まで移り、B一の中にエイジが生きることで、B一もまた救われていくラストです。
浦島エイジの究極的な愛が京花を変えて、B一も変えた
本体のない人格だけの存在のエイジの思いが、B一に「未来ある決断=真犯人を殺さない」をさせたのは感動
『親愛なる僕へ殺意をこめて』原作で起こった出来事を「時系列」で順番に解説!
『親愛なる僕へ殺意をこめて』は出来事の順番がややこしいので、時系列にまとめます。
日時 | 起こった出来事 |
---|---|
9月26日 | 雪村京香(門脇麦)が実父・白菱正人(佐野史郎)と15年ぶりに再会。 京花は正人に「SKALL」が運営するデートクラブ「ALICE」で畑中葉子を指名するように命令する。 |
10月16日 | 佐井社(尾上松也)が葉子を車で拉致しようとしたが、葉子は車から飛び降りた。 葉子はパパ活の相手・白菱の車に乗り込んで助けを求めるが、後部座席にいた京花に注射を打たれる。 その後、畑中葉子は行方不明になる。(京花が自身の生家で監禁・拷問していた) |
10月24~26日 | 浦島エイジ(山田涼介)の記憶がはじめて飛んだ期間。 エイジのもう一つの人格・B一が大学一の不良・名脇から京花を助け、その夜京花は拷問し尽くした葉子を殺害。 京花はLLの息子・B一に付きまとい、エイジを見張る役を申し出る。 |
10月27日 | エイジが目覚めると、隣に京花が寝ていて驚く。 京花は「エイジくんが告白して付き合うことになった」と言ったが、真実はエイジを見張るために彼女のフリをしていた。 |
10月30~11月2日 | エイジの記憶が飛んでいる期間。11月1日に畑中葉子の死体が発見される。 |
11月4日 | エイジが自分の部屋から血まみれのバットと大金を発見する。 警察から畑中葉子を殺した犯人だと疑われた後に、ポケットから畑中葉子の片耳が出てくる。 |
11月6日 | エイジは自分のもう一つの人格・B一が葉子を殺したのではないか?と疑い、京花と別れて真相を探る。 |
11月9日 | B一に人格交代。 |
11月12日 | 部屋で葉子の片耳を見つけたB一は、葉子の客・白菱(佐野史郎)の家に行って「お前が葉子を殺したのか」と問い詰める。 しかし後ろに隠れていた京花に注射されて倒れた。(この後エイジに人格交代) |
11月14日 | 京花が浦島家へ。亀一の怪我を見て直感的に「LLなのでは?」と勘づく。 一方で、引きこもりの乙(※)は憎きエイジの彼女・京花を殺す計画を立てる。 ※エイジの義理の姉。幼少期にB一によって強烈なトラウマを植え付けられた。 |
11月18日13時30分 | エイジと京花が雪村家の生家にやってきた。 (この後3時間の間にエイジは死亡、乙が京花をメッタ刺しにした) 本当はこの日に京花は、亀一=LLであることをB一にバラすつもりだった。 |
11月18日16時半 | メッタ刺しにされた京香とそばでナイフを持っていたB一を、警察が発見してB一を逮捕。 以降、人格交代はなくなる。 |
1月24日 | B一が京花の病室へ行き、京花を襲う。 |