『世にも奇妙な物語2021秋』スキップをネタバレ!幹夫のラストの意味とその後を考察!

『世にも奇妙な物語2021秋』スキップあらすじをネタバレします。

開かずの扉を開けてしまった幹夫(赤楚衛二)は幸せになるはずが、絶望のどん底へ真っ逆さまに落ちていきます。

タイトル「スキップ」の裏側に隠された、驚愕の真実とは?



『世にも奇妙な物語2021秋』スキップのあらすじネタバレ



冴えない男・大倉幹夫(赤楚衛二)


さえない大学生活を送る主人公・大倉幹夫(赤楚衛二)は、毎日きついサッカー部の練習で先輩からいじめられていた。

同級生の藤野彩花(堀 未央奈)に憧れつつも、思いを打ち明けられない日々。

不気味な兄の意味ありげな言葉


フリーターの兄(坂口涼太郎)はソラマメのような顔で意味ありげなことを言う。
この女(彩花)ねたまれているだろ?危険だなあ、妬みの感情は始まると止まらないからな。

止まらないと言えば、一度スイッチが入ると見えていたはずのものが違うものに見えてくるよな。

このプロペラが円に見えるように。そして電源が切れるまでは元の形が思い出せない。

お前も気を付けろよ。

開かずの扉でスキップ・幸せな日々が訪れる


そんなある日、幹夫は学校の帰り道に飛び降り自未遂現場に遭遇。

飛び降り自殺未遂男が落とした、見覚えのあるマークが描かれた鍵を拾う。

その鍵は、子どもの頃に祖母から「絶対に入ってはいけない。中に入ったら二度と出られなくなるからね」と言われた大倉家にある“開かずの扉”の鍵だった。

しかし、幹夫は惹き付けられるように“開かずの扉”を開けてしまうことに。


気が付くと幹夫は大学の講義を受けていた。

なんと3日後にスキップしていて、サッカー部のきつい合宿に出席せずに済んでラッキー♪と喜ぶ幹夫。


調子に乗った幹夫は一週間後にスキップ。

なんとこの一週間の内に彩花に告白したようで、彩花から「私を彼女にしてください」とOKの返事が!


3回目のスキップで悲劇が訪れる


ルンルンの幹夫は、もう一度スキップ。

すると、なぜか病院の待合室に。


先輩によると、幹夫が西岡先輩(いつも幹夫をいじめていた先輩)をボコボコにしたとのこと。

周りの人間が止めなかったら殺していたかもしれないと言われて、大ショックを受ける幹夫。


更に、彩花の家にお泊りもしていたことが判明。

当惑する幹夫の前に現れたのは、反社会的な雰囲気の3人の男。

なんと、幹夫が彼らを脅してカツアゲしたとのこと!!!


兄が俺に成り代わっている?


証拠のカツアゲの現場写真を見せられた幹夫は、アゼン。

そこに移っているのは、幹夫ではなくだったから。

彩花が見せてくれた2人の写真にも、彩花の隣に移っているのは兄!

サッカー合宿の写真に写っているのも兄!

本当の俺は誰なんだ~~~!!!


本当の兄は飛び降り自殺未遂の男


ふと幹夫は、小さい頃に祖母から「開かずの扉に入ってはいけない」と言われた時に兄もいたことを思い出す。

しかし顔が思い出せず、幼少期からのアルバムをめくる!!!

兄は父が亡くなった当時高校生でいじめに遭っていて「高校生活はもういい。もっと先へ」と言っていた。

そうだ、本当の兄は飛び降り自殺未遂の男だ!

どうして今まで間違えていたんだろう?


兄の人生はソラマメ男に盗まれていた


幹夫は、飛び降り自殺未遂男=兄の病室へ。

すると兄は「開かずの扉には絶対に入るな!」と叫んだ。
兄は高校時代から何度もスキップし、遂に10年後にスキップした。

今はその10年後の世界だが、気が付いたらここにいたのだ。

兄はスキップしたわけではなく、騙されていた。

この10年間、あのソラマメ男に人生を乗っ取られていたのだ!
兄が自殺未遂を図った理由は、幹夫が自分のことを忘れて、ソラマメ男を兄と思っていたから。

その後、兄は死亡。


幹夫がソラマメ男に乗っ取られる


その夜、幹夫は開かずの扉を閉鎖しようとするが、扉の中の手に掴まれて引きずり込まれてしまう!

ソラマメが反社会勢力の男3人をめった刺しにして殺し、彩花にキスしている!

幹夫は必死で脱出し、後ろからソラマメ男も追いかけてきて・・・・・・?


気が付くと、幹夫のそばには彩花と女の子がいた。

どうやら人生をソラマメに乗っ取られている間に、彩花と結婚して娘が生まれたらしい。

家族写真には、幹夫ではなくソラマメ男が映っている。

鏡に自分の姿を映すと、ソラマメ男が鏡の中で笑っていた。

『世にも奇妙な物語2021秋』スキップの感想








最初は楽しくスキップしていたのが、その内スキップしていた間に自分がとんでもないことをやらかしていたことが判明。

彩花の家にお泊りするわ、ヤクザからカツアゲするわ、先輩を殴って病院送りにするわ・・・・・・これは怖い。


記憶喪失オチかと思ったら、まさかの兄の成り代わり!

さらにその兄も偽物だったという、3転したオチでした。

ラスト、結局ソラマメ男から逃げきれなかった幹夫の涙にゾクッとしましたね。


ソラマメ男の動機が「嫉妬」であることは間違いないとして、兄の成り代わりは楽しかったのですかね?

いじめられっ子で結局フリーターの人生なのに。

『世にも奇妙な物語2021秋』スキップのラストの意味とその後を考察

『世にも奇妙な物語2021秋』スキップのラストの意味とその後を考察します。

結局ソラマメ男から逃げきれなかった幹夫は大学卒業後の10年間ほどを乗っ取られ、その間にソラマメ男は彩花と結婚して子供が生まれていました!

鏡に映る姿はソラマメ男なので、もう幹夫は存在していないも同然。

ラストの涙は、自分が完全に消えてしまったことに対する絶望でしょう。


娘が鍵を使い始めたら(もう既に使っている?)、今度は娘に乗り移るってこと?

そして娘に乗り移ったら、幹夫はお払い箱ってこと?


そうなったら、兄と同じで誰も幹夫の顔を知らない世界へ!

幹夫自身はもはや救われないと思うけれど、妻の彩花と娘は守って欲しい。

間違っても、父や兄の二の舞で自殺だけはダメ。