『相棒20』19話は、反町隆史さん演じる4代目“相棒”冠城亘のラストエピソードとなる『冠城亘最後の事件-仇敵』前編。
春になってドタキャンが多い亘の野暮用とは、新恋人なのか?
時を同じくして、8年前に鑓鞍兵衛(柄本明)を襲撃した京匡平(本宮泰風)が出所します。
当ページでは『相棒20』19話のネタバレ考察と感想についてまとめています。
『相棒20』19話のあらすじネタバレ
8年前に鑓鞍兵衛(柄本明)を殺そうとした男が満期出所
8年前、政界の大物・鑓鞍兵衛(やりくら・ひょうえ/柄本明)が京匡平(本宮泰風)に襲撃される事件が発生。
未遂に終わったが、鑓鞍を“仇敵”として恨み続ける京匡平が牢獄の中でリベンジ(再殺人計画)を立てていたことが判明。
そんな京匡平が満期出所した。
公安調査丁が社美彌子(仲間由紀恵)を出し抜く
京匡平が槍鞍を狙っている情報を掴んだのは、鑓鞍が鼻にもかけていない公安調査庁だった。
公安調査庁ごときに出し抜かれてしまった社美彌子(仲間由紀恵)は、すぐに京匡平の調査に乗り出す。
社が内閣情報調査室トップに上り詰めたのは、鑓鞍の後ろがあってのこと。
鑓鞍に危機が迫っているとなれば、これ以上公安調査庁ごときに遅れを取ってはいられない。
社が公安調査庁ごときに出し抜かれてしまったのは何故なのか?
鑓鞍は公丁の格下げを主張し、社は公丁は不要であると言っていた。
そんな公丁に出し抜かれたのだから、社のメンツはズタズタ。
鑓鞍は公丁の格下げを主張し、社は公丁は不要であると言っていた。
そんな公丁に出し抜かれたのだから、社のメンツはズタズタ。
京匡平がリベンジしてまで鑓鞍兵衛を狙う理由とは?
警戒を強める警察組織だが、どうして京匡平はそこまで執拗に鑓鞍兵衛を狙うのか?
その理由は、8年前に鑓鞍によって政治家生命を絶たれて事故死した政治家・王穏堂鷹児(おういんどう・たかじ)への弔いだった。
鑓鞍は愛弟子だった鷹児の後任を非道にも外した。
その後鷹児は無所属で出馬して落選。事故死した。
その後鷹児は無所属で出馬して落選。事故死した。
出所したものの天涯孤独の京匡平は王穏堂家で暮らすことになり、王穏堂鷹児の父・鷹春(勝野洋)と殺害計画を立てる。
しかし王穏堂鷹児の妹・美馬 (酒井美紀)が盗み聞きして、警察に話してしまう。
鷹春は美馬をせっかんし、傷害の現行犯逮捕で警察に捕まった。
どうして王穏堂鷹児の父・鷹春は警察が見ている前で、娘の美馬をせっかんしたのか?
京匡平のように「殺人計画など冗談だったと」かわしていれば、警察は手だしできなかったはずなのに。
京匡平のように「殺人計画など冗談だったと」かわしていれば、警察は手だしできなかったはずなのに。
右京は鷹春不在で京匡平単独での犯行はあり得ないと判断。
右京は鷹春が釈放されてから、京匡平は総選挙を狙って事を起こすのだと予想する。
日下部彌彦(榎木孝明)の腹の内
亘の元上司で特命係を敵視する法務省法務事務次官・日下部彌彦(榎木孝明)が亘を呼び出す。
目的は社美禰子についての情報を得るためだが、亘は何も知らないと言った。
日下部は公安庁からの情報(京匡平が再び鑓鞍を狙っている)を鑓鞍に密告した人物、あなどれない。
そんな中、冠城亘(反町隆史)はある少女と密会していた。
しかし周囲には秘密にしている。
鑓鞍兵衛の謎過ぎる行動
鑓鞍兵衛は今回の総選挙は「東京七区」から出馬すると言う。
政界への返り咲きを狙う元衆議院議員・片山雛子(木村佳乃)をつぶすためだと言うが、本当の目的はわからない。
警視庁警備部の津崎真茅 (野波麻帆)は、8年前に鑓鞍の身代わりに京匡平に刺されて重傷を負った。
津崎は現在はチームの班長として出世しているが、今回再び鑓鞍の警護を部下の湯本と共に命じられた。
津崎真茅は8年前の大怪我で生死の境をさまよった。普通ならそんな女性を再び警護に付けるだろうか?
しかも鑓鞍はこのタイミングで津崎を逆指名した。
その津崎だが、部下の湯本を色仕掛けでたらしこんでいる。
しかも鑓鞍はこのタイミングで津崎を逆指名した。
その津崎だが、部下の湯本を色仕掛けでたらしこんでいる。
亘にパパ活疑惑がかかる
亘が少女と密会している写真が警視庁に送られてきた。
亘は親戚の娘だと言うが、そんなこと誰も信じない。
亘は中学生とおぼしきまだあどけない少女とパパ活していると報じられた。
時を同じくして、片山雛子に怪文書が届いた。
京匡平が虚実を混ぜ込んだ告発動画を流す
京匡平が虚実を混ぜ込んだ告発動画を流す。
「警察が自分と鷹春が鑓鞍を再び狙うと疑い、屋敷に出入りしている」と告発し、伊丹(川原和久)たち捜査一課の行動が問題になる。
京匡平は以下の発言もする
- 社がトップを務める内庁が暗躍している可能性がある
- 鑓鞍に政治生命を奪われた王穏堂鷹児だが、事故死ではなく殺された可能性がある
このままでは法律に明るい人間が「警察による人権侵害だ」と騒ぎ立てるだろう。
また鑓鞍の選挙にも大きな影響が出るのは間違いない!
内庁が半年前まで一般市民の監視を秘密裡に進めていたことも事実なので、内庁への打撃も計り知れない。
亘が会っていた少女の正体は?
亘が会っていた少女の正体は、社美彌子(仲間由紀恵)の娘・マリアだった。
社は亘を呼び出して「マリアとはいつから?」と追及する。
『相棒20』19話で判明した事実と考察ポイント
『相棒20』19話で判明した事実と考察ポイントです。社マリアとは?
社マリアは、ロシア人スパイ・ヤロポロクと社の間に生まれた娘。
犯罪者と警察官の恋ですから誰にも知られてはいけないのですが、社は右京と亘には真実を話しています。
社はヤロポロクを愛していましたが、警察上層部には「マリアはヤロポロクに暴行されて出来た子供」で通しています。
マリアと亘の関係は何なのでしょうか?
マリアは「今日は楽しかった。じゃあねえ」と逢瀬を楽しんでいるようなので、亘は何者かから狙われているマリアを警護しているとか?
正義感はあるが手段を選ばない亘らしく、自分を犠牲にしてマリアを守ろうとしているのではないでしょうか?
事故死した政治家・王穏堂鷹児(おういんどう・たかじ)は殺されたのではないか?
8年前に鑓鞍によって政治家生命を絶たれた政治家・王穏堂鷹児(おういんどう・たかじ)ですが、自転車事故で亡くなっています。
しかしそうなると京匡平がここまで鑓鞍を恨む気持ちが理解できません。
王穏堂鷹児は殺されたのだと思います。
黒幕は鑓鞍が後ろ盾する社美禰子も標的にしている?
キレ者のイメージが強い内庁トップの社美禰子ですが、今回は下っ端の公安庁に出し抜かれました。
京匡平の動画でも「内庁の暗躍」が告発され、なかなかのピンチに。
黒幕の目的は、鑓鞍だけでなく鑓鞍が目をかけている人物も含んでいるのかもしれません。