『相棒20元旦スペシャル』のネタバレと感想!袴田は冠城亘卒業にからんでくる?

『相棒20元旦スペシャル』第11話「二人」では、“記憶喪失の老人”“鉄棒で殺された身元不明の男の死体”の二人が登場。

そして冠城亘(反町隆史)が杉下右京(水谷豊)に折り入って紹介したい“謎の美女”とは?

当ページでは『相棒20元旦スペシャル』のあらすじネタバレと感想をまとめています。



『相棒20』第11話「二人」のネタバレ


年末の夜の出来事


2021年の年末

杉下右京(水谷豊)冠城亘(反町隆史)は、甲斐峯秋(石坂浩二)の誘いで会員制のレストランで食事。

個室で、与党政調会長・袴田(片岡孝太郎)と経済界の重鎮・藤原が会合を開いているところを目撃する。しかしサービスプレートは3つ用意されている。もう一人誰か招かれているらしい。

同じ夜、木枯らし公園

早瀬新(はやせあらた/西山蓮都)峰岸聡(みねぎしさとし/川口和空)は、公園で大人同士が言い争う姿を目撃。

聡はその様子をスマホで動画撮影。それに気づいたに男に新が落としたスマホを持ち去った.

男は新のスマホに動画が入っていると勘違いした。


新は知り合いの“マメさん”こと遠藤ゆうと(尾上寛之さん)に聡が撮影した動画の解析を依頼。

遠藤は「画像は無理だけど音声からイケルかもしれない」と笑う。

新は入院中のおばあちゃんと2人暮らし。遠藤はこのネタで金儲けして新たにクリスマスプレゼントを買ってやろうと企む。

冠城亘の姉・由梨(飯島直子)の相談とは?


翌日、特命係

翌日、右京は亘から“ある女性”に会って欲しいと言われる。

亘からフィアンセを紹介されるのかと期待した右京だったが、なんと亘の姉・由梨(飯島直子)だった。


ピアノ教師をしながら教会でボランティアをしているという由梨は、昨日の夜に福田が保護した記憶喪失の男(イッセー尾形)の身元を調べてほしいと右京に依頼する。

しかし手掛かりは、本人が“湊健雄”と名乗っていることだけ。


右京が湊健雄に何でもいいから覚えていることをと尋ねると、大手駅売店「デイリーハピネス」と答えた。

「デイリーハピネス(キャピタル鉄道)」は非正規雇用の賃金問題で紛争を抱えていた。

ワンオペで仕事をさせるのに非正規で安い給料でこき使っているから、デモが起きて裁判沙汰になっている。

しかし「デイリーハピネス」には湊健雄という人物は所属していない。


右京と亘は、湊を最初に見つけた早瀬新峰岸聡から話を聞く。
昨夜、新と聡は、公園で怪我をしているおじいさん(自称・湊健雄)を発見。

すぐに知り合いの福田が駆け付けたので、福田におじいさんを任せて由梨に知らせに言った。

しかし2人はまだ何かをかくしている様子。

聡は裕福な家の子供。

新は両親がおらずおばあちゃんと2人暮らしで暮らし向きが良くない。

聡の母親は、聡に新と遊ばないようにきつく言っている。

2人が隠しているのは、聡が男2人が言い争う動画を撮影したこと。
右京と亘は、おじいさん(自称・湊健雄)の衣服を盗んだ人物がいることを知る。

湊をみずぼらしい洋服に着替えさせて、高価な衣類と財布は持ち去ったのだ。

最近金回りがいいユーチューバーがそれらを手に入れて売り払ったことがわかるが、ユーチューバーはおじいさんのことを知らなかった。

公園のベンチのそばに洋服と財布が置かれていた。誰が置いたのか?


“マメさん”こと遠藤ゆうと(尾上寛之さん)が殺される


そんな中、“マメさん”こと遠藤ゆうと(尾上寛之さん)が殺された。

鉄棒で頭を殴打されて失血死したのだ。


驚愕の「湊健雄」の正体とは?


右京に、「湊健雄」という名前に心当たりがあると言っていた角田(山西亨)から電話。

なんと、角田がまだ駆け出しのころに「湊健雄」を押収していたのだ!


「湊健雄」とは記憶喪失のおじいさんの名前ではなく、おじいさんを保護した福田の昔の芸名だった。

福田はおじいさんの高価な衣服を盗もうとしたことを忘れさせるために、「湊健雄」と思い込ませたのだった。

福田が持っていた名刺入れから、おじいさん(自称・湊健雄)の正体が最高裁判所の判事・若槻正孝だと判明する!


議員の袴田が黒幕


その頃、袴田茂昭(はかまだしげあき/片岡孝太郎)が秘書の結城に「3番目で幕を引け」と命令していた。

「わかりました」と結城。

その後、結城は殺したはずの最高裁判所の判事・若槻が新と仲良く話すところを目撃して驚く。


青木がこの事件に与党政調会長・袴田(片岡孝太郎)がつながっていることを突き止める。

結城が新と若槻を誘拐したことも判明。

右京は、遠藤が結城を脅迫して殺されたのだと推理。


社美禰子(仲間由紀恵)内閣情報官がスクリーンで登場。

「ご存じかしら?経済界の重鎮・藤原がもうすぐデイリーハピネス(キャピタル鉄道)の会長におさまるわ

若槻判事はデイリーハピネス裁判の担当判事だった。

2020年、同一労働・同一賃金を掲げたパートタイム有期労働法が施行された。

パートタイム有期労働法:労働者がどのような雇用形態を選択しても待遇に納得して働き続けることができるように制定された法律。同一企業内における正社員と非正規社員の間の不条理な差別をなくす法律。

袴田は秘書の結城を使って、若槻を丸め込んで経営者側である藤原に優位な判決をさせようとしたのだった。

しかし年末の夜、結城は若槻を説得できなかった。

そして若槻はベンチの角に頭をぶつけて記憶喪失になったというわけ。

右京VS袴田


右京は、袴田を警視庁に呼びつけた。

表向きの目的は、秘書である結城の不始末を止めてもらうため。

しかし右京は、会話の中で袴田がボロを出すのを狙っていた。

袴田はすべての責任を結城に押し付けようとしているが、そうはさせない!

結城が新のスマホに動画が入っているか確かめた瞬間にGPSが起動するから、その時に青木が位置を特定。

袴田に電話をかけさせる。


右京の読み通り、袴田はボロを出した。

袴田は「若槻は死んでいる」と言ったが、若槻は生きている。

若槻が死んだと思い込んだのがこの世でただ2人。

結城と袴田だけだ。

その頃、渡が新と若槻を保護!


袴田は言いつくろおうとするが、会話は録音されていた。

袴田「警察官ごときに何がわかる。この国の経済を守るには低賃金で働く労働者が不可欠なんだ」

右京「国の経済?僕にはあなたとあなたのお友達の経済にしか思えません。12歳の少年が社会の不条理を何もかも受け入れて自己責任だとあきらめる。それが本当に公平な社会と言えるでしょうか?

袴田「杉下とか言ったな。お前とはいずれ決着を付けないとなならいようだ

右京「望むところです」

『相棒20』11話「二人」の事件の流れと真相を時系列で整理

以下で、今回の事件の流れと真相を時系列でわかりやすく説明します。
年末の夜、袴田茂昭(はかまだしげあき/片岡孝太郎)の秘書・結城は、最高裁判所の判事・若槻正孝(イッセー尾形)と公園で言い争う。

結城はなんとか袴田に会ってくれないか若槻に迫っていた。

袴田は右京たちが食事する会員制のレストランで若槻を待っていた。

『デイリーハピネス』の低賃金雇用に関わる裁判で自身に有利な判決をしてもらうために。

サービスプレートの3枚目は若槻のものだったのだ!!!


結城ともみ合ううちに、若槻はベンチに頭をぶつけて失神。

結城は「殺してしまった」と思い込み、袴田に連絡。


結城がいない間に、福田が若槻の高価な身ぐるみをはいで、自分のみすぼらしい洋服と交換。

しかし若槻は急に目を覚まして藪の方へ。福田も追いかけるが、なんと声をかけていいのかわからない。

ユーチューバーのボンバー田中が、見つけた洋服を「泥棒市場」に売った。


そんな中、が先に若槻に声をかけた。

福田は新と聡に「由梨さんに知らせろ」と言って、その場から去らせる。

福田は若槻が記憶喪失なのをいいことに、昔の自分の芸名=湊健雄だと信じ込ませた。


その後、結城が袴田を連れて戻ってきたが、あったはずの死体がなくなっていて驚く。

(真実はおじいさんは死んでおらず、やぶの中に入り福田に保護された)


その現場を新と聡が目撃し、聡が動画を撮影。

結城は新のスマホを拾い、この中に動画が入っていると睨む。

しかし新のスマホは強力なロックがかかっているため、そう簡単には開けない。

新は聡をかばい、聡のスマホではなく自分のスマホに撮影動画が入っていることにしようと言った。


“マメさん”こと遠藤ゆうと(尾上寛之さん)が動画を解析。

若槻の死体を処分したと嘘をつき、結城を脅迫。

しかし金銭受け渡しの際に、結城に背後から襲われて殺された。


結城はすべて袴田の命令で動いていた。

しかし袴田は結城をいいように使って、いざとなったら切り捨てるつもりだった。

そんな袴田は結城に新を殺せと命令。



袴田は新と若槻を誘拐した。

しかし袴田は結城を切り捨てたのだった。

『相棒20』11話「二人」の感想

『相棒20』11話「二人」の感想です。

テーマはパートタイム有期労働法と貧困


今回のテーマは、パートタイム有期労働法。

パートだからと不当な労働条件を改善するための法律ですが、経営者サイドは面白くないというわけですね。

そこで事件の黒幕・袴田は秘書の結城を使って、なんとか若槻裁判官を丸め込もうとしたのです。

しかし恒例の秘書に全責任を押し付けようとする最悪のパターンでした(^_^;)

袴田は「この国を支えるには低賃金労働者が必要」と豪語しましたが、右京さんぷるぷるで怒っていましたね。

他人の衣服を盗もうとする元歌手やユーチューバーもせつなかったですねえ。


タイトルの「二人」とは?


タイトルの「二人」とは、袴田と結城。

袴田はすべての責任を秘書である結城に被らせようとしましたが、右京は「犯人は二人いる」ときっちり証明しました。


冠城亘の姉・由梨(飯島直子)が登場


『相棒20』11話にしてはじめて冠城亘の姉・由梨(飯島直子)が登場。

「わーくん」呼びに笑ってしまいました。


新と最高裁の裁判官の触れ合いに感動


新(あらた)少年と若槻判事(自称・湊健雄)のほのぼの触れ合いに癒されました。

おじいさんの正体は最高裁の裁判官なのですが、そんなことを知らない少年はピュアな心で接します。

おじいさんは少年の純粋な励ましに感動していましたね。

若槻健司「何かこしらえて役に立とうとしたけど鍋を焦がしただけだった。焦げた鍋は私そのものだ」

新「大丈夫だよ。思い出したら何でもできるよ」


尾上寛之がマメさん役で登場


演技派・尾上寛之が、少年たちに優しい機械オタク・遠藤(マメさん)役で出演。

尾上さんは『アンナチュラル』や『モンテクリスト』、『スカーレット』などのドラマで引っ張りだこの方です。

結城にあっさり殺されて残念でした。


こてまりにフラれた甲斐峯秋がおかしい


小出茉莉(森口瑤子)が営む「こてまり」は年末は大繁盛で、予約は取れない状態。

こてまりの大ファンの甲斐峯秋がぷんぷんと怒る様子がおかしい。(笑)


内閣情報調査室の社美禰子(仲間由紀恵)が怖い


冒頭で社美禰子(仲間由紀恵)内閣情報官が苦虫をつぶしたような顔で登場。

社「最初から人数は5人と決まっている。だから3人を押さえたら決まり、そう思っているのでしょうね」

石川「官邸の方はこの件についてもう触れるな、と」

社「起こっている出来事を知らない人間と知っていて黙っている人間と、どちらが価値があると思う?」

どうやら社は最初から袴田が若槻判事を買収しようとしていることに気付いていた様子。


右京が袴田の悪事に気付いたところで、社がスクリーンに登場。

もうすぐキャピタル鉄道の次期会長に袴田の息がかかった藤原が就任すると伝える。

社は以前から、官邸に色々口を出す袴田をうとましく思っていたのですね~。

たとえば、内庁にはこの案件に触れないように釘を刺した方がいいとか。

だから特命係を利用して、この機会に袴田をつぶそうとしたんですね。(相変わらず怖い)



袴田VS右京は最終回に続く?


袴田が右京に「後で決着をつけてやる」と宣言しました。

もしかすると、冠城殉職を噂される最終回に絡んでくるのでしょうか?