あなたには帰る家がある 原作ネタバレ!2組の夫婦を翻弄する禁断の恋の結末は?

金曜ドラマ『あなたには帰る家がある』が、2018年4月13日(22:00~22:54)からスタートします(初回15分拡大)。

当記事では『あなたには帰る家がある』の原作ネタバレをまとめています。



『あなたには帰る家がある』原作は?


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ドラマ『あなたには帰る家がある』の原作は、山本文緒さんによる同名小説(角川文庫)。

『あなたには帰る家がある』登場人物一覧

原作『あなたには帰る家がある』の登場人物とドラマのキャストをご紹介します。

佐藤真弓:中谷美紀


原作『あなたには帰る家がある』の主人公で、28歳。

1歳を迎える娘・麗奈のことは愛しているが、子供と家事だけの生活に息が詰まって、求人広告で職を探す。


佐藤秀明:玉木宏


佐藤真弓の夫で、26歳。

中堅のハウジングメーカーの営業マン。

人に対して面と向かって起こることができない優柔不断な性格。

外食が嫌い。


茄子田太郎:ユースケ・サンタマリア


私立中学の社会科教師で、33歳。

両親と、美しい妻・綾子(木村多江)、息子2人(慎吾、朗)と暮らしている。

現在の生活に不満はないが、家族のために新しい家を建てることを決心して秀明に相談。


茄子田綾子:木村多江


茄子田太郎の美しい妻で、31~32歳。


茄子田慎吾:萩原利久


茄子田家の長男で小学校4年生。


茄子田朗(なすだ・あきら)


茄子田家の次男で小学校2年生。


森永祐子(もりなが・ゆうこ)


佐藤秀明の会社の新入社員で、23~24歳。

『あなたには帰る家がある』原作ネタバレ

『あなたには帰る家がある』原作ネタバレをします。

佐藤真弓、秀明夫婦


佐藤真弓・秀明夫婦は、2年前の秋に子供ができて結婚。

現在1歳になる娘・麗奈との3人暮らしで、真弓は専業主婦、秀明が中堅のハウジングメーカーの営業マンをして家計を支えています。


真弓は家事、特に料理が苦手で、食事と子供のことだけ考える毎日がしんどくなっていました。

もし自分が夫と同じくらい稼げたら、たまには憂さ晴らしをする権利だってほしい、そんな気持ちから真弓は再就職を考え始めます。


夫の秀明は子供ができなければ真弓とは結婚していなかっただろうな、と今でも思っています。

真弓が安全日だからというので避妊せずに関係を持ちましたが、妊娠して結婚を迫られて、結婚を決意。


秀明は、それまでの契約社員の仕事を辞めて、真弓の父親のコネで住宅販売会社の営業マンに転職しました。

真弓の父親に頭金を出してもらって、真弓が望む条件のマンションも購入。


今になって「働きに出たい」と言い出した真弓のことを、ただ自分の役割(家事や育児)を放棄しているだけだと思うのでした。

何故なら秀明だって毎日ストレスを溜めながら働いているし、こずかいだってとても少ないのですから。

それでも面と向かって文句が言えない秀明は、真弓が働きに出ることを許しました。


秀明と茄子田太郎、綾子夫婦の出会い


茄子田太郎は中学校の教師で、従順な妻・綾子(木村多江)と2人の子供、両親と暮らしています。

太郎は今の生活に満足していて十分幸せだと思っていますが、家を建て替えればもっと幸せになれるかもしれないと思い、秀明の勤めるハウジング会社に相談に来ます


太郎は秀明のことを「若造が」と思い、心の中で馬鹿にします。

そして太郎は、毎朝犬の散歩の時に出会う女性・祐子がこの会社で働いていることを知ります(太郎は祐子に下心を持っています)。


真弓がリーフ生命で働き始める


真弓の再就職先は、生命保険会社「リーフ生命」のセールスレディー。


真弓はそこで出会ったデキる上司・愛川支部長に憧れます。

愛川支部長は離婚して女一人で子供を育てていて、年収3千万稼いでいるという噂なのです。


真弓は「もし自分が夫の秀明と同じか彼より多い金額を稼げたら、どうなるだろうか?」と考えます。

今は夫の秀明が生活費を稼いでいるから、自分は黙って家事と育児をこなしているけれど、もし自分が夫よりたくさんのお金を稼げたらどうなるだろう?


そして真弓は月に一度でいいから、お金のことを気にせずに外でゆっくり食事をしたいと思っていました。

仕事をすれば“たまには外で憂さ晴らしをする権利”が与えられるのです。


真弓は、計画的に秀明を手に入れていた


真弓は、実は計画的に秀明を手に入れていました。

商社の連日の残業に疲れ果てていた真弓は秀明と出会って、その張り詰めていたものが切れたのです。


そして「商社で高いお給料をもらうより、秀明と結婚して子度を産みたい」と切望。

基礎体温をはかり、一番危なそうな日に真弓は秀明に“安全日”と告げたのでした。


ここまでしてがむしゃらに手に入れたはずの幸せなのに、真弓にとって家庭は天国ではありませんでした。

いわば、灼熱地獄から極寒地獄に移っただけだったのです。


そして真弓は、自分がとにかく家事が苦手であることに気が付きました。

もちろん小さな娘は可愛かったけれど、もはや退屈で孤独な日常に耐えきれなかったのです。


秀明が茄子田家に通う


その後、秀明は新築の相談の続きで、茄子田家に足を運ぶようになります。

そこで、綾子の美味しい手料理(鯖の味噌煮、焼き豚、ひじきなど)もご馳走になったりました。


しかし太郎は、綾子と両親が好むような二世帯住宅の図面を断固拒否します。

さらに担当を祐子に変えてくれと言ってきて、絶句する秀明。

その後も太郎はしつこく、祐子を食事に誘ってきます。


秀明は「どうしてあんなキレイな人(綾子)が、こんな嫌な男と結婚したのだろう」と思うようになります。


そんな秀明に、綾子は優しく接してくれます。

綾子の肌は抜けるように白く、ストレートの長い髪に、折れそうな細い腰は、とても子供が2人いるようには見えません。

そして「新築に関しては自分たちの意見なんか聞かなくてもいいから、夫の太郎の言う通りにしてください」と笑いました。

綾子は、太郎の言うことには決して逆らわない従順な妻なのです。


真弓は、家事を手伝わない秀明に不満を感じる


一方、真弓は働き出してからも、あいも変わらず家事(特に育児)を手伝わない秀明に不満を持っていました。

「私だけの子供ではない。秀明の子供でもあるのに、何故彼は何もしないのだろう」


補助としてはやってくれるのですが、真弓が頼まなければ決して自分から子供の面倒をみようとはしません。

「生活費を稼いでいるのが秀明だから、何もしないのか?それじゃ、ずるい」


秀明と綾子が急接近


ある日、秀明はいきなり店にやってきた太郎に、無理矢理お酒に付き合わされました。

途中まで祐子もいたのですが、秀明が太郎の隙を見て帰らせます。


酔った太郎は、秀明のプライベートを根掘り葉掘り聞いてきます。

秀明はマンションの頭金を真弓の親に出してもらったことや、真弓とは子供が出来たから結婚したことなどを話します。


秀明は、太郎から綾子との馴れ初めについて聞かされました。

いや、見合いだけどね

お互い一目惚れでさあ。

二度目のデートでガキ作っちゃって

引用元:『あなたには帰る家がある』茄子田太郎のセリフより


秀明は「何故、あんなきれいで優しい女性が、こんな男と見合い結婚をするのだ。何故こんな男とセックスして、子供まで作ってしまうのか」と憤ります。


その後、秀明は完全に酔いつぶれてしまい、茄子田家にお世話になることに。

優しく介抱してくれる綾子を思わず抱きしめてしまう秀明。


そしてつい「綾子さん、本当に幸せなんですか?」と尋ねてしまいます。

綾子は頭の中が真っ白になってしまいます。


その頃、真弓は夜中の1時をまわっても帰って来ない夫を心配して、捜索願いを出すべきか考えていました。

目には涙がにじんで、真弓は自分が思っていたよりもずっと、夫を愛していたことに気が付きました。

何度も何度も、リダイヤルボタンを押してしまいます。


秀明と綾子が不倫関係に


秀明は色々考えた結果、綾子との関係にブレーキを踏むことに決意。

本当は二度と会わないのがいいのでしょうが、客の奥さんとなるとそうはいきません。

秀明にとって、茄子田家の契約を逃すことは痛手でした。



ある日、綾子の留守中に茄子家を訪れた秀明は、姑が綾子を悪く思っている事実を知ることに。

姑によると、綾子は本当は太郎が嫌いなのに別れたら生活できないからいい嫁ぶっているだけだということです。


茄子田家からの帰り道、どうしようもなくイライラしていた秀明は、偶然買い物帰りの綾子と出くわしてドライブに誘い出します。

そしてホテルに行って関係を持ちました。


「このひとを抱けるのならば、このひとを幸せにできるのならば、何でもする」

秀明は妻には一度も感じたことのない思いを、綾子に抱くのでした。


この後も秀明と綾子はズルズルと関係を持ち続けることに。

秀明の方は1回きりと考えていたのですが、綾子からこれからも抱いて欲しいと言ってきたのです。


綾子は「奥さんと別れて結婚して欲しい」と言ったりして、だんだん情緒不安定になっていきます。


真弓が太郎の中学校の担当になる


真弓はセールスレディの仕事を着々とこなし、太郎がいる学園の担当者になりました。

頻繁に足を運ぶようになった真弓は、彼を顧客担当として受け持つことに。


真弓は離婚してひとりで子供を育てていると嘘をついて、太郎の同情を引きます。

太郎は「はい、コーヒー代500円」と真弓から500円もらって、消費税分だけ奢ったことを鼻にかけるような男でした。

その後も太郎は真弓の奢りでランチを食べたり、嫌な客そのものの態度を取り続けます。


真弓と秀明の約束


真弓はリーフ生命に入社してから半年の間に、新人とは思えないほどの成績をあげました。

積極的に会社回りをして、時間のある時には住宅の飛び込みまでして、ベテランセールスレディ―と同じ業績を上げるまでになります。


しかし秀明が急に冷たくなったり、夏のボーナスを全く渡さなかったことから、「浮気」を疑いはじめる真弓。

いくらパートとはいえ、真弓は家事と仕事の両立でヘトヘトな毎日。

それでも秀明は家事はほとんど手伝わないばかりか、「お疲れ様」の一言もナシ。

それでも真弓は今でも出会ったころの優しい秀明が好きで、決して別れたくはありませんでした。


ある日、秀明と真弓両方が休みの日、秀明の煙草の吸殻を娘が食べてしまい、口論に。

今までの互いの不満をこれでもか、とぶつけあいます。

秀明は「家庭の主婦だって大事な仕事なのに、ろくに食事も作らず何故働きに出るんだ?」と言って、真弓は「わたしだって働いているのに、どうして協力してくれないの?」と言います。


結局、真弓が3ヵ月の間に秀明より給料をとったら家の働き手に、そのときには秀明は仕事を辞めて専業主夫になることで話は決着。

真弓が3ヵ月の間に秀明の給料を抜けなければ、また専業主婦に戻らなければなりません。


秀明の浮気がバレる


祐子はひょんなことから秀明の乗る車がホテルに止まって、綾子と一緒に入っていくのを目撃。

秀明に憧れていた祐子はショックを受けて、秀明がいるからなんとか続けてきた仕事も辞めることを決意します。


一方、真弓は秀明と給料の勝負をしていることを、愛川支部長に打ち明けます。

愛川は「真弓さんのこと頼りにしてるのよ、その勝負、絶対勝たなきゃだめよ」と全面的に協力する意思を示してくれました。

真弓は太郎から「一回デートしてくれたら保険の契約を考えてもいい」と言われて、悩みます。


秀明はますます情緒不安定になっていく綾子のことを、面倒だと思うようになっていきました。

会いたいし、キスをしたい気持ちもあるのですが、会うことでますます綾子を追い詰めているような気もしたから。

そして綾子の夫・太郎も、妻の様子がおかしいことに気が付き始めました。


そんな中、ハローワークで仕事を探している祐子と会った真弓は、彼女から秀明の浮気相手が太郎の妻・綾子であることを知らされます。

動揺する真弓でしたが、太郎からは秀明の会社で新築を考えていることを知らされ、少しでも早く保険の契約をしなければと思うのでした。


太郎と綾子の過去


太郎と綾子は見合い結婚でしたが、長男・慎吾は太郎の子供ではありません。

太郎が綾子と見合いした時、綾子のお腹にはすでに子供(慎吾)がいたのです。


綾子は小学校から高校を出るまでの間、いじめにあっていました。

小中学校の時は暴力や暴言をぶつけられ、高校では存在を無視されました。


そんな綾子が生まれてはじめて恋をしたのが、姉の婚約者でした。

彼と姉が結婚する前に一度だけという約束で綾子は彼と関係を持ち、その時に出来たのが慎吾。


綾子が妊娠に気が付いたのは姉の結婚式の翌週でしたが、絶対に産むつもりでした。

そして綾子は家にあった見合い写真の中から一番もてなさそうな男(=茄子田太郎)を選び、見合いをします。


驚くべきことに太郎は綾子のお腹に他の男の子供がいることを知らされても、綾子の両親に「お嬢さんを必ず幸せにします」と挨拶。

その晩、太郎に抱かれた綾子は「この人を愛していける」と確信。


慎吾の血液型が太郎と綾子の間の子供には絶対出ないはずの血液型だったことから、姑にはバレます。

綾子は自分の家族には絶対知らせないという約束で、姑に本当の父親の名前を教えます。

それで、綾子は二度と実家に帰れなくなりました。


慎吾は自分の父親が太郎ではないことを知りませんが、弟の郎は気が付いている様子。


秀明が綾子に迫る


秀明は太郎の口から、太郎を担当しているセールスレディ―が真弓であることを知らされます。

本気で吐きそうになり手で口元を覆う秀明に、「大丈夫?」と綾子。


そんな綾子に「慎吾君は誰の子供なんだ?どういう事情なんだ?」と詰め寄る秀明。

秀明はこのあいだ茄子田家にきたとき、舅から慎吾が太郎の子ではない事実を知らされていたのです。


そのあと秀明は「たのむ。綾子さんの家の契約が取れないとまずいんだ」と言って綾子を抱きしめました。

秀明を助けたい綾子は、太郎に保険よりも新築を優先させるように強く進言。


愛川由紀の正体


真弓は辞めて行ったセールスレディ―・樺木から、愛川支部長の正体を知らされます。

愛川は緑川グループの会長の愛人で、それに加えて財閥の令嬢で、そのコネで仕事をしているのであって、自分からは大した働きかけはしていませんでした。


愛川を尊敬し、がんばれば愛川のように稼げると思っていた真弓は、不安になっていきます。


4人の修羅場


秀明が風邪で仕事を休んでいる日に真弓が麗奈と昼寝をしようとしていると、チャイムが鳴ります。

三度目のチャイムで真弓が玄関を開けると、そこにはまとまった荷物をもった綾子が立っていました。


「秀明さんは私と結婚して下さるそうなので、もしよかったらお宅のお嬢さんも引き取らせていただこうかと」と言う綾子を正気ではないと気が付いて、じりじりと後ずさりをする真弓。


秀明も気付いて現れましたが、驚きで顏が強張ります。

「後でちゃんと話し合おう。送るから今日は帰ってくれよ」と説得を試みますが、綾子は「いや、私は秀明さんと暮らすの」と言って秀明の手を振りほどこうともがきます。


そこへ太郎まで乱入。

真弓がシングルマザーではなくて夫が秀明だと知った太郎はさらに激怒、「許さねえぞ、俺は絶対に許さねえぞ」と言ってまっすぐ秀明に向かってきます。


もみ合った太郎と秀明は非常階段を転がり落ちて行き、先に起き上がったのが太郎。

彼は秀明の頭を両手でつかむと、鉄柵に秀明の頭を打ち付けます。


真弓は「やめて!」と叫んで懇親の力で太郎を突き飛ばしました。

そして秀明を抱きしめました。


綾子の手紙


綾子は家出する前に、太郎に置手紙をしていました。

茄子田太郎様

(前略)

私が太郎さんを選んだのは打算でした。

幸せになるために、打算的に太郎さんを選んだのです。

でも、やはりそういうあくどい考えには報いがくるものなのですね。

(中略)

私のお腹に中には、秀明さんの赤ちゃんがいます。

慎吾と郎、それから秀明さんの娘さんと、生まれてくる赤ちゃん。

これから生活は苦しいでしょうが、でもきっと幸せになれると思います。

太郎さん、本当にごめんなさい。


真弓は綾子の手紙を繰り返し読んで、悲しい気持ちになります。

綾子が恋した相手は王子様ではなく、ただのハウジングメーカーの営業マンだったのです。


秀明の怪我は思った以上に酷いものでした。

側頭部がざっくり切れ、右足を骨折。


真弓は茄子田から、綾子が妊娠していなかったことを知らされます。

「綾子だけは俺を愛してくれると思っていたのに。綾子を手放したくないんだよ。幸せにしてやりたいんだよ。」と泣きじゃくる太郎。


真弓は太郎の頭をそっと抱き寄せました。

真弓は同情ではなく、太郎を抱きしめたい気持ちになっていました。


真弓と秀明の勝負の行方


秀明は腑抜けたような顔をしていて、「もう、何も質問しないでくれ。君が正しい。僕が間違ってるんだ」と言います。

秀明は自分の中から“何か”が無くなってしまったことを感じていました。


そして自分は太郎の契約が取れなかったから、給料の勝負は真弓の勝ちだと言って、さらに養育費は払うから群馬(秀明の実家)に帰ると言い出しました。

真弓は秀明の左頬を叩きました。

愛想なんかとっくに尽きてるわよ。

でも私、ヒデを許さない。

あなたは主夫をするのよ。

私が働いてお金を稼いでくるから、あなたは家で家事をするのよ。

麗奈の面倒を見るのよ。

引用元:『あなたには帰る家がある』真弓のセリフより



秀明は「それで、君は幸せなのか?」と質問。

真弓はその質問には答えず「私、茄子田さんと寝たよ」と言って病室を出ていきました。


エピローグ


怪我が治った秀明がもう働かない(主夫になる)と知って、真弓の両親は激怒。

真弓はなんのために実家に戻ってきたのだろう?と思いますが、それはお嫁に行くときに言いそびれた「さよなら」と言うためだと気が付きました。


大した金額ではないけれど秀明の退職金と貯金があったので、最初の1年はそれで乗り切ることに。

大変なのは来年からです。


秀明が主夫をするようになって半年が経過。

真弓の目には、彼が特に幸せそうにもつまらなさそうにも見えませんでした。

「ボーナス時だけバイトしてくれ」と真弓が頼むと、素直に配送の仕事をしてくれました。


真弓は今後は秀明と麗華を守っていくのは自分なのだ、と思うとたまらなく不安です。

秀明は本当にもう一生働く気はないのだろうか?


茄子田一家がどうしているか気になった秀明は、麗奈と一緒に行ってみますが、そこは空き地でした。

そして近くに一時的な引っ越しをした郎の口から、家を建て替えることを知らされます。


そして秀明は太郎がおそらく保険に入らなかったことも知ります。

真弓が太郎から契約を取らなかったとしたら、もしかしたら給料勝負は自分の勝ちだったのだろうか?

秀明はしばらくそんなことを考えていましたが、「もう帰ろうよ!」とぐずる娘を見て「自分には帰る家がある」と思うのでした。