明日の約束2話のネタバレと感想は 日向と尚子の関係が深刻で霧島が怪しい

吉岡圭吾が自殺して、急展開を迎えた『明日の約束』。

出てくる母親が全員怖くて、自身の母娘関係に重ねたひとも多かったようです。

2話では、青柳翔さん演じる週刊誌記者・小嶋修平が登場!記者会見で日向たち椿が丘高校の職員たちを糾弾します。

この記事では『明日の約束』2話のあらすじのネタバレと感想をまとめした。

2017年10月27日、明日の約束チェインストーリー#2.5田所那美ー彼女の明日ーのネタバレを追記しました。



ドラマ『明日の約束』キャスト一覧

『明日の約束』2話・あらすじのネタバレと感想の前に、メインキャストをご紹介します。

藍沢日向:井上真央


スクールカウンセラー。

自身も「毒親」の存在に苦しんでいる。

吉岡圭吾の死の真相を追求する。


吉岡圭吾:遠藤健慎


1年B組の生徒で、バスケ部所属だったが現在は不登校に。

「日向先生が好きです。」と告白した翌日に不審死を遂げてしまう。


吉岡真紀子:仲間由紀恵


圭吾の母親で、過干渉の毒親。

圭吾は学校に殺されたと考えている。


本圧和彦:工藤阿須加


日向の恋人、付き合って3年になる。


藍沢尚子:手塚理美


日向の母親で彼女を苦しめる。


霧島直樹:及川光博


吉岡圭吾が属する1年B組の担任。


北見雄二郎:白洲迅


2年A組の担任で、日向が好き。


大宮奈緒:新川優愛


英語教師で2年の副担任。


轟木博雄:羽場裕一


椿が丘高校の校長で、日向を信頼。


白井香澄(19):佐久間由衣


吉岡圭吾の幼馴染で、高校中退している。


増田希美香:山口まゆ


2年A組の生徒で、母親との間に深刻な問題を抱えている

現在は叔父と叔母と暮らす。

圭吾が所属していたバスケ部のマネージャー。


長谷部大翔:金子大地


バスケ部の圭吾の先輩。

バスケ部の後輩・沢井勝(渡邉剣)と時々コソコソ話をしている。


田所那美:井頭愛海


圭吾のクラスの女生徒で、学級委員長。

いつも物静かだが、2話では……。


吉岡英美里:竹内愛紗


吉岡圭吾の妹

『明日の約束』2話あらすじのネタバレと感想



緊迫する職員たち


吉岡圭吾(遠藤健慎)が自殺した……そのことで騒然となる椿が丘高校。

校長(羽場裕一)が職員たちに「危機対応の手引き」を配ります。

吉岡圭吾の死はいつ生徒たちにバレるかわかりませんが、まずは遺族の意向を聞いてからでないと周知出来ません。

北見(白洲迅)や大宮(新川優愛)も不安な様子。


生徒にバレる


霧島(及川光博)と日向(井上真央)は、1年B組に向かいます。

霧島は「ショックじゃないと言えばウソになりますが、今は生徒たちのためにも冷静に対応しないと……。」と悲しみの顔は見せません。


そこへ上野由依(夏子)が「吉岡くんが死んだって本当?!……何人か親から連絡あったって……。」と霧島に聞いてきました。

霧島と日向は動揺を見せないようにして、霧島から生徒たちに吉岡の死が静かに知らされます。


圭吾のバスケ部の先輩・長谷部大翔は……?


長谷部大翔(金子大地)は、トイレで圭吾から来たラインのメッセージ「ボクは、先輩のせいで死にます。」を読みます。

「ふざけんなよ!!!」とトイレの壁を叩く大翔。


北見が日向にお礼を?


日向の相談室に北見がやってきて、お礼を言いたいと言います。


北見のクラスの女生徒・増田希美香(山口まゆ)が母親と深刻な問題を抱えていたとき、自分は担任なのに気が付いてやれなかった……。

増田は現在は叔父叔母と一緒に暮らしていて明日からは登校も出来ると連絡があった。

全ては日向先生のおかげだ。


「こんなときにアレですけど、ありがとうございます!」深々と頭を下げる北見に「それがスクールカウンセラーの仕事ですから。」と日向。

しかし北見が「(圭吾のことも)なんでこんなことになったのか、ちゃんと原因調べなきゃ。」と言うと、日向は「カウンセラーの仕事は今回のことでショックを受けている生徒を精神的にケアすることです。」と急に動揺を見せます。

日向は圭吾の死については、まだきちんと受け入れられていないのです……。


バスケ部の顧問の辻に、今夜緊急に開かれる1年B組の保護者会に出席してくれるようたのむ霧島。

辻は、バスケ部にいじめがあったのではないかという霧島に腹を立てながらも渋々出席を了承。


霧島は自分の力不足を悔いて?


霧島は、日向にも保護者会への出席をたのみます。

そして、圭吾の部屋から遺書はみつからなかったことから自殺の原因はわからないけれど、自分が担任教師として力不足だったことは間違いないと話すのでした。

日向は何も言えず……。


日向の恋人・和彦が事件を知る


付き合って3年になる日向の恋人・本条和彦(工藤阿須加)はブライダル会社の仕事にあいかわらす追われる日々。

そんな中、同僚の女性が椿が丘高校出身だったことから、和彦は予期せず圭吾の死について知ることに。


バスケ部のマネージャー・増田の見解は



一時期は母親とのトラブルで大変だったけれど、現在は叔父叔母の家で安定した気持ちで生活する増田。

笑顔も取り戻しました。

日向は、増田にバスケ部の様子を聞いてみます。

「普段はみんな仲いいんです。

でも練習が厳しかったり先輩が後輩につらくあたることも実際にあるから、圭吾くんがどう思ってたかは私にはちょっと……。」

増田には圭吾の死の理由は見当がつかない様子。


相談室に田所那美が


1年B組の学級委員長・田所(井頭愛海)が日向のいる相談室に。

田所は、先日霧島が設置した「意見箱」に「吉岡くんはいじめにあっていました。」の紙を入れた子です。

学校には欠席の連絡を入れて、日向に会いに来たのです。


クラス内でいじめが?


相談室で、吉岡がクラスでいじめを受けていたことについて話す田所。

吉岡圭吾はある日いきなり友達全員にグループラインから退出されて、その後は無視されました。


田所は霧島に相談しようと思っていたが、そうこうしているうちに夏休みに入ってしまって、そしてその後は圭吾は不登校になってしまい現在に至ってしまったのです。

「もっと早く言ってれば……。」と泣く田所。

彼女は中学の頃から圭吾のことが好きだったのです。


増田が立ち聞きしたのは?


増田は、バスケ部員たちが圭吾の死に無関心なことに呆れます。

すると、長谷部大翔(金子大地)と沢井勝(渡邉剣)がコソコソと……。

もし圭吾と俺らのことがバレたら……。

沢井は長谷部に「どうすんですか?これから……。」と決断を迫っている様子。


圭吾の葬儀式で真紀子が……!



圭吾の葬儀に出向く霧島と校長と日向。

受付で門前払いを食らいますが、「お焼香だけでも」と食い下がっていたところに圭吾の母・真紀子登場。

「でしたら、圭吾の棺の前で土下座していただけますか?

あの子は……あなたたちに殺されたようなものなんです!

謝罪の意思がないならお帰りください。」

真紀子の涙と迫力に負けて「申し訳ありません、今日はここで失礼させていただきます。」と霧島。


真紀子は本気で学校を恨んでいる様子。

日向は葬儀に来ていた香澄(佐久間由衣)と目が合います。


香澄と話す日向



香澄が葬儀場から出てくるのを待って、日向は香澄をカフェに誘います。

圭吾について香澄からも話が聞きたかったからです。


何も切り出さない日向に対して「圭吾、なんで死んだの?」と香澄から質問。

「いじめがあったかもしれないけど、今の段階ではまだ……。」という日向の返事に「そういうごまかす感じ、ムカつく。」とパスタをくるくるする香澄。


そして日向は、香澄も2年前にいじめが原因で学校をやめたことを知らされてショックを受けます。

しかしその件は圭吾のおかげで方が付いたとのことで、香澄は圭吾には感謝している様子。

「圭吾は、少なくともアタシにとってはいいヤツだったよ。」


「良かったら連絡先教えて。」という日向に対して「圭吾が死んだ理由について情報交換するっていう条件なら教えてもいいけど。」とあくまでも香澄はキツイ態度。

日向を信用していないのは明らか。


突然の和彦の訪問


家に帰ると、和彦が母・尚子(手塚理美)と居間で談笑する声が。

日向はあまりのショックに「何故……なんでいるの?!」といきなり問い詰めてしまいます。


日向は毒親・尚子にまだ和彦の存在を話していなかったのです。

圭吾の死を知って心配でかけつけたと言う圭吾ですが、それでも日向は自分になんの連絡もなく自宅にきた和彦を責めてしまう……。


日向は「ちょっと来て。」と和彦を自分の部屋へ。

「お母さんに僕のこと話してなかったんだね。」と今度は和彦が日向を責めます。

その刺すような視線に萎縮する日向。


日向が母と暮らす理由とは?


日向は、和彦を駅まで送っていきます。

そこで和彦の口から、なぜ日向が母と同居しているかが明らかに。

日向は東京で就職していたのですが、父親が亡くなって母親と住むために実家に戻ってきたのです。


和彦は「手が不自由なお母さんが心配だったからでしょう?」とすっかり勘違いしていますが……。

「これからはなんでも自分で抱え込まないで、相談してほしい。」と言って和彦は帰っていきました。


帰宅した日向に毒親が……!



「酷いわよね~、ピッピ(飼っているインコ)。

3年も付き合ってたのにナイショにしていたなんて。」

帰宅した日向に対して、毒親・尚子はぐさぐさと突き刺すように日向を責めます。


「あ~!いやらしい!ママに隠れてコソコソ恋人作って。

そんなことやってるから生徒を自殺させちゃうのよねえ。

日向を深く傷つける言葉を連発する尚子に耐えかねて、自室に戻ろうとする日向に今度はヒステリックな怒声を浴びせる尚子。

まるでコバンザメのように食いつく尚子に「明日……聞くから。」となんとか逃げる日向ですが、「あんないいひと……、あんたなんかに釣り合わないわようっ!」とトドメの一言が。


万年筆の真相



日向は文房具集めが趣味。

和彦からその理由を聞かれましたが本当のことは言えず、嘘をついてしまいました。

本当は、中学の時に自分で買った万年筆を母に折られて捨てられたたことが原因。

「あんたにはこんなもの不釣り合いよ!」とそのときもヒステリックに怒鳴られた日向。

私の母親はひとの心を傷つける言葉を言う天才だ。


田所那美がキレた!


「あんたたちのせいで自殺したのになんでそんなに落ち着いてんの!

吉岡くんのこと無視していじめてたでしょう?

みんな頭おかしいんじゃないの?!」

とうとう田所那美がキレて、圭吾をいじめていた人間を大声で責めます。


「人殺し!!!」と叫ぶ田所に、上野が「人のこと言えるの?」と応戦。

田所自身も圭吾がいじめられているのを知りながら、何も出来なかったのですから


「俺らがハブいたせいで吉岡が自殺したならどうすりゃいいんだよ!」と男子生徒。

ざわつく生徒たちに日向は「落ち着かなくていよ、クラスメイトがひとり亡くなってるんだから。

落ち着けないひとがいてもいいの。」とそのままでいいことを伝えます。


相談室で田所は日向に……


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田所は中学時代酷いいじめにあっていた時に、吉岡に優しくされたことを日向に話します。

そして今回みんなに罵声を浴びせたからまたいじめられるかもしれない、と落ち込む……。

「私は吉岡くんのこと、助けてあげられなかった。」と泣く田所に、2つ約束する日向。


ひとつめは、田所を中学の時の逆戻り(またいじめられる立場)にさせないということ。

もうひとつは、吉岡圭吾の死の真相を明らかにすること。


記者会見が開かれる



理事会の意見で、記者会見をひらく校長。

たくさんの記者を目の前に、「ふざけ合いはあってもいじめはなかった。」と説明する校長。

週刊スクープの小嶋修平(青柳翔)は「その生徒たちが犯人じゃないんですか?」と鋭く指摘。


「犯人」という言葉を使う小嶋に不快な気持ちを抱く日向。

霧島は「世間やマスコミは、これから犯人探しをする気です。

彼らにとっての、容疑者は……僕たちだ。」


真紀子の決意


真紀子は自宅のPCで記者会見の記事を読みますが、そこにはいじめの事実はなかったと書かれていました。

圭吾の遺影に向かって「敵は討つからね、圭ちゃん。

そしてインターホンが鳴って、小嶋が訪ねてきました。

「お待ちしておりました。」と招き入れる真紀子。

どうやら真紀子がこの男を呼んだ様子。

目的は一体……?


今度は増田が相談室に?


日向先生……、圭吾くんが死んだの、バスケ部のせいかもしれない。

相談室にきた増田は、深刻な顔そのものでした。


明日の約束


1話で出てきた尚子と日向の交換日記。

今回の内容もとてもエグくてホラーです。

明日の約束

ママに無断で男の子を好きになったりしない。

ランドセルのラブレターを読まれたうえに、ビリビリに破られてしまったのです。

本当に酷い(>_<)

『明日に約束』2話の感想

ツイッターの評判は?


自分の母親との関係に重なる


「親の事なんだと思ってるの!?」って子供の事は何だと思ってるのか。自分の事を棚に上げて主張したい事だけを押し付ける毒親。自分の親と重なってしんどい。

日向先生のお母さんが うちの亡き母そのまんますぎてしんどいぃぃ(´Д`|||) 人の心を傷つける天才…そう、それ(>_<) しんどいけど…最後日向先生が救われてほしいから最後まで観る

毒親との関係に悩むひとは多く、日向と尚子の関係を自身の母娘関係に重ねるひとがいました。

「あの母親を見ていると心が痛い。自分を見ているようで」「癇癪を起すとかうちの母親に似ていて焦る」など痛切な思いを吐露する人も。

現代では、毒親って決して珍しい問題ではありませんからね。


日向に救われて欲しいから、最後までドラマを見るという人も。

こうなると、「視聴する」というより「見守る」感じになりますね。


いじめがあるなら学校に行かなくてもいい


明日の約束✨考えさせられるね……イジメ問題ゎ今でも解決しないしイジメがなくならない❗❗❗なぜ人はイジメをしたくなるの?なにが楽しくてイジメてるの?イジメゎ府の連鎖。今の時代ゎイジメが酷い❗学校も汚い❗学校なんて行きたくなきゃ行かなきゃ良いんだよ❗

現代の社会問題のひとつ「いじめ」がなかなかなくならないことについて悲しむひと多数。

確かに、いじめられてるのに無理して学校いかなきゃいけないなんておかしいですよね。


手塚里美の演技が凄い


『明日の約束』の手塚理美の毒親っぷりに戦慄するわ…
ミッチー目当てだったけど、しっかりどっぷり見続ける予定。

「ママは日向が大好きです」って呪い

明日の約束の井上真央の
お母さんが死ぬほどこわい(笑)



ヒロイン・日向の毒親役の手塚理美さんのリアルな演技に絶賛の声。

ミッチ―が目当てで視聴していたひとでさえ、引き込まれるほど。


霧島が犯人?


霧島先生いい人であってくれ!
けど怪しい。笑笑

ミッチーがいい先生だといいなあと思いながら見てる。

久しぶりにミッチー見たら、スゲー胡散臭い役で、夢に出てきた。

誠実そうに見えるけれど、形式的な対応しかしない霧島をあやしむ声が。

圭吾の死に対して、人間的な感情が感じられません。


丁寧なのはいいけど、盛り上がりに欠ける


昨日偶然みたドラマ明日の約束、見応えありまくりで放心。
対立するそれぞれに正義と闇があって、、同じ解決を望んでいるようでいて、求めているものが違うような。。
子供の犠牲と救いがテーマなのかな。

明日の約束、ちょっと丁寧過ぎなのは残念。もう少し謎や怪しさ風呂敷広げて投げ出す感じにすればツインピークスぽくなるのに。プロットそのものは近いと思うので。

「見ごたえがあって面白い」と言うひとがいる一方、丁寧に描きすぎて残念の声も。

確かに、2話はドラマが展開するスピードが遅くてちょっとダレてしまいました。

その分丁寧に描いているのはわかるのですが、もうちょっと早いテンポの方が面白くなるのではないかなと思いました。


感想


個人的には、2話ではとにかく霧島のあやしさが目立ちました。

自分のクラスの生徒が死んだのに、まるでロボットみたいな対応です。

クラスのいじめ問題ですが思っていたよりライトに描かれていたので、3話以降もっと掘り下げられることを期待。

日向の母・尚子を演じる手塚理美さんの演技はリアル過ぎて脱帽。

演技は最高なのですが、役柄のせいで見ていて辛いものがありました。

3話ではバスケ部の問題が浮上するようです。

圭吾がバスケ部の先輩・長谷部大翔(金子大地)に送ったラインのメッセージ「ボクは、先輩のせいで死にます。」の謎が解明するかもしれません!

『明日の約束』1話のあらすじのネタバレはコチラ

明日の約束1話ネタバレと感想は、バスケ部の先輩・大翔(ひろと)が怪しい?

明日の約束チェインストーリー#2.5田所那美ー彼女の明日ーのネタバレ


”チェインストーリー”はGYAO!だけのオリジナル独占配信で、登場人物達の過去や隠された秘密など本編では描かれない重要な物語で、本編と本編をつなぐ“○.5話”に当たるストーリーとなります。

2話のチェインストーリーは、田所那美が七里ヶ浜中学校3年1組だった時の回想です。


明日が来なければいいのに……。

今日も那美は、トイレに入ると上からバケツで水をかけられました。

どうして私がいじめられたのか理由はわかりません。


理由がわかればあきらめがついたのかと言われれば、多分無理だと思うけど……。

ただ、あきらけかけてはいたんです。


しかしそんな彼女を吉岡圭吾だけはみんなと違う目で見ていました。

ある日海岸に那美が座っていると、「これ、田所さんのでしょう?」と落書きされた那美の鞄を届けてくれた圭吾。

そして一生懸命、落書きを消そうとしてくれました。

その日から田所は、明日が来るのが少しだけ怖くなくなります。


一日に一度、圭吾の姿が見られるだけで嬉しくなったから。

圭吾の存在が那美を強くし、彼女はいじめに対しても対抗策を考えられるまでに成長。


図書館で圭吾を見かけた那美は、告白を決意。

那美「吉岡くん、好きなひといる?」

圭吾「いないけど。」

那美「じゃあ、もし迷惑じゃなかったら……。」

しかし那美の言葉の続きは、圭吾の謎の言葉で遮られます。

圭吾「汚れてるから……好きな色は何色?

那美「白かな。吉岡君は?」


しかし圭吾は何も答えずに立ち去ってしまう……。

圭吾が手に取っていた本は、フランツ・カフカの「変身」でした。

人のために懸命に働いてきた主人公が、ある日ベッドで目覚めると巨大な虫になっていた話です。

主人公は、自分が虫になってしまったことを説明しようとしますが、既に人間の言葉を話せない彼のことをみんなは気持ち悪がります。

そしてもはや人間だった頃と嗜好が変わって、残飯などを好むようになります。

最後には父に林檎を投げつけられた負傷が原因で、彼は家族を思いながら死んでいきます。

もしかして圭吾には、自分がある日巨大な虫になったように感じられていたのでしょうか?


那美はその後、圭吾と同じ高校に進んで、いつか告白しようと思っていました。

その明日はもう来ないけれど……。


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明日の約束 チェインストーリー #2.5 田所那美ー彼女の明日ー