『美食探偵 明智五郎』最終回のネタバレと感想!マリアの幻想(希望)が悲し過ぎる!

『美食探偵 明智五郎』最終話30分拡大SPのあらすじのネタバレ、判明した事実、Twitterの評判と感想!

マリア(小池栄子)が遂に「無差別殺人事件」を起こします。

誘拐された小林苺(小芝風花)もその毒を注射されて死亡?

その時、シェフ(武田真治)は、れいぞう子(仲里依紗)は、高橋(佐藤寛太)は……?

そして明智五郎(中村倫也)が選ぶのは、マリアか苺かどちらなのか?

『美食探偵 明智五郎』最終回の終わり方に賛否両論!不明な点が多くてモヤモヤ?続編の可能性は?

2020年6月29日



『美食探偵 明智五郎』最終回の公式あらすじ



奈落の底へ身を投げて姿を消した明智(中村倫也)とマリア(小池栄子)。心配する苺いちご(小芝風花)の前にその夜、明智が戻ってくるが口は閉ざしたまま……。 


半年後、細々と探偵業を続けていた明智は、母・寿々栄(財前直見)から実家の系列ホテルで開かれる重要な和菓子の選定会に駆り出される。


しかし選定会当日、再び動き出したマリア・ファミリーの暗躍により、和菓子に盛られた毒で政府要人が死亡する大惨事に!


一方、異変に気づいた苺は伊藤(武田真治)に拉致される。明智は事件の真相を問う上遠野警部(北村有起哉)たちにマリアの存在を隠したまま、マリアから招待された『最後の晩餐』へ。そこには、衝撃の結末が待ち受けていた……!

引用元: 『美食探偵 明智五郎』公式HP

高層廃ビルの穴から転落したはずの明智五郎が生きていました!

しかしマリアとの間に何があったのかは口を閉ざしたまま。

半年後、明智が母親の寿々栄(財前直見)と参加したお茶会で、マリアが「無差別殺人事件」を起こします。

果たしてマリアが殺したかったのは誰なのか?

『美食探偵 明智五郎』最終回のネタバレ

『美食探偵 明智五郎』最終回のネタバレをします。

前回までのお話


明智五郎(中村倫也)の「これからは本当のあなたをもっと自由に解放すべきだ」という言葉をきっかけに、平凡な主婦・マリア(小池栄子)はマグダラのマリアになった。

「私の幸せは、ただ人を殺せること」


マリアは、明智の助手・小林苺(小芝風花)に「いつかあなたを明智五郎の目の前で殺す」と宣言。

8話ラストでは、明智がマリアと一緒に高層ビルの穴から転落した。


明智が生還


苺と桃子(富田望生)がいくら探しても、マリアと明智は見つからなかった。

その夜、疲れた様子の明智が帰宅したが、何もしゃべらない。


無差別殺人事件


半年後。

明智は、逃げた飼い猫を探すなど細々と探偵業を続けていたが、マリア関連のニュースは新聞に載らなかった。

まさか、明智がマリアを殺した?


明智は、母・寿々栄(財前直見)に実家の系列ホテルで開かれる和菓子の選定会へ連れて行かれた。

ところが情報を聞きつけたマリア・ファミリーが会場に潜入、和菓子に毒を入れた。


会場を歩くマリアの姿を目撃した明智は、怪しいと思いつつも総理やSPがいる会場なので騒げない。

総理も外務大臣も、三種の和菓子の中から躑躅(つつじ)を食べた。


ふと明智は、これが躑躅ではなく桔梗であることに気付く。

桔梗は明智家の家紋だ!

明智は、躑躅を食べた母親に吐き出させて「食べるな!この菓子には毒が混入されている可能性がある!」と叫んだ。


田坂外務大臣は死亡。

警察は、国家を狙ったテロリストの犯行とみて犯人探しに血眼になって動き出した。

小林苺は、シェフ(武田真治)に拉致された。


母親との確執


明智の母・寿々栄は助かった。


寿々栄は、自分のせいで明智がこうなったのだと嘆いた。

寿々栄は味音痴で料理嫌い、明智におふくろの味ひとつ食べさせなかった。

寿々栄が「情けないわね、子供に憎まれるなんて」と言うと、「僕が憎んだのはあなたではなくあなたをそんな風にした扇屋デパートの看板だ」と明智。


寿々栄は「母親として私の願いを2つだけ聞いてほしいの」と明智に言った。

一つ目は、母親である寿々栄より先に死なないこと。

二つ目は、小林苺と結婚して幸せになってほしい。


マリアは明智を試しただけ?


明智が地下駐車場へ行くと、マリアがいた!

<明智:「政府要人を殺すとは、義賊でも気取ってるつもりか。それにあのようなロシアンルーレットな方法では僕も死ぬかもしれなかった

マリア:「あなたは死なないわ。あなたは明智家を、扇屋を憎んでいる。そんなあなたが憎き明智家の家紋をかたどった物を選ぶわけがない。それでもあなたが桔梗を選んで死んだら私のその場ですぐ死ぬつもりだった

明智:「では君は最初から僕を試すためだけにあんなことを……」

マリア:「私たち2人の運命を試した、私たち2人の命がけのゲーム


そこへ高橋(佐藤寛太)が「動かないでください!」と銃を向けた。

明智はマリアの手を取って逃げた。


明智とマリアは森の中へ。

(裸足で走った)マリアの足の汚れを優しく払いのける明智。

マリアは「今わかった。私が間違っていたのね。私があなたを求めていたんじゃない。あなたが私を求めていたの」と言った。


マリアは、迎えに来たシェフと別荘へ。

シェフは「あんたのことは嫌いじゃない。あんたも来るか。こちら側の世界へ」と明智を誘うが、明智は「断る。これが君の選んだ人生か、原宿のマエストロ」と言った。


マリアからの招待状


事務所に戻った明智は、マリアからの招待状(最後の晩餐の絵葉書)を受け取る。

そこには、苺が監禁されている場所の住所が書かれていた。


その頃警察では、上遠野警部(北村有起哉)たちが明智の証言「犯人は白い着物の男」を頼りに、犯人探しをしていた。

そして会場に、白い着物の男ではなく女=マリアがいたことに気付く。


そこへ苺と連絡が取れない桃子(富田望生)がやってくるが、明智から電話がかかってきて2号として暗躍。

車で明智を苺が監禁されている別荘まで送って行った。


最後の晩餐のメインディッシュは?


明智が別荘に到着。

明智、苺、マリアの3人で、最後の晩餐を食べることになる。


明智はマリアに「今までの君は弱気者を救う“美しい悪”だった。しかし今日の君は美しくない。僕にしては珍しく心の底から怒っている」と告げた。

「嬉しい、あなたの心を私が支配している」とマリア。


マリア・ファミリーが、料理とワインを運んできた。

明智はれいぞう子が生きていたことに驚くが、「ありがとう、生きていてくれて」と言った。

「君はもう一度ステーキを焼きなおすためにキッチンに立つべきだ、それは少なくともここじゃない」


苺はシェフが作った煮込みを一口食べて「美味しいけど……美味しくないです」と言った。

「これが最後の晩餐なんてあたしは嫌!お料理っていうのは食べる相手のことを思いやらないと美味しくはならないと思う。

私はいつもうちに来るお客さんを元気にしようと思って料理している。

こんな料理より私のちくわの磯辺揚げの方が絶対絶対おいしい。あなたに料理人のプライドはないんですか?」


小林苺がトリカブト注射を打たれる


マリアが立ち上がって「お黙り」と苺にトリカブト入り注射をした。

明智はマリアを突き飛ばして苺を抱きかかえるが、シェフが「もう手遅れだ」。

明智は「苺~~!」と泣き叫んだ。


マリアは「見て!みんな見て!これが絶望というものよ!」と歓喜の笑みを浮かべた。

明智:「絶望か。確かに僕は君と出会う前から全てに絶望していたのかもしれない。自分自身に。この世の中の全てに。

僕が僕らしく生きようとすると、必ず世の中の全てが僕をあざ笑い、僕に背を向けた。

お前は変だ、変人なのだと。

でも僕は、ある日、そんな僕を真正面から受け止めてくれる相手と出会った。

それは……ちくわの磯辺揚げだ!

明智を抱きとめるために手を伸ばしていたマリアは、思わず「は?」。


たった一つの希望


明智:「生きることは食べることだ!食べることで生きる希望が生まれる。

それをいつも全身で示してくれていたのは……この人だった。

そんな人を君は殺した!」

マリア:「そう、私たちは絶望の名のもとに結ばれているの!」

明智:「君にはまだわかってないことがある。実はここにはまだ希望がひとつ残されていた

マリア:「どういうことよ?こんなところに残されている希望って何よ!」


外に上遠野たちが到着してメガホンで呼びかけてきた。

マリアは「あたしはね、希望っていう言葉が世の中で一番嫌い。あいつらは裏切り者だから」と言った。


マリアは、包丁を片手に外へ。

上遠野警部に向かって、迷いなく切りかかっていく。


高橋がマリアの足を撃ったが、マリアの刃は再び上遠野警部へ。

高橋は今度はマリアの胸を狙って撃ったが、弾はマリアをかばったシェフを貫いた。


明智がマリアに言った「希望」とは、シェフのことだった。

シェフは、注射器の中身をトリカブトから一時的に気絶するだけの薬にすり替えたのだった。

シェフは「まだ今夜のデセールが仕上がってない。苺のムースなんだ」とフラフラ歩き、最後に煙草を吸おうとして息絶えた。


もう一度神様が奇跡をくれたら……私を愛してくれる?


マリアが車で逃亡して、明智も2号の車で追いかけた。

マリアがやって来たのは、1話で飛び降りた崖。


マリアはあの日死を覚悟して飛び降りたが、生きてマグダラのマリアに生まれ変わった。

マリアは明智に「もう一度神様が奇跡をくれたら……私を愛してくれる?」と問いかけるが、明智はうなづかない。


苺と警察も到着して、桃子が「あそこに明智さんがマリアと」と指さすが……

崖にいたのは明智だけでマリアはいなかった。


明智はその後マリアについて何も話さなかった。

上遠野は、明智がマリアを殺したと思ったが、上にはマリアが自分から飛び降りたと報告。

(しかしマリアの遺体はまだ発見されていない)


フランス料理の弁当販売


明智は苺にだけ「探偵はもう辞める」と打ち明けた。

その代わりに持ちかけられたのが、フランス料理の弁当販売。


しかし明智の設定する弁当の値段は、5000円以上!

明智は「僕の舌に会う最低ランクなのだが」と言うが、「これはナイ」。


明智は、マリアのことを2度と口にしない。

苺からも、2度と口にしないと決めている。


死にゆくマリアの幻想。

別荘でマリアが鮭を焼き、風呂上りの明智がテレビをつけるとココ(武田玲奈)が活躍中。

マリア・ファミリーもやってきて、テーブルには和洋折衷の色んな料理が並ぶ。

明智はマリアの鮭をほうばって「悪くない」と笑顔。


マグダラのマリアが継承された?


場面は変わって、今日も弁当を売る苺。

散歩から帰って来た明智に「おかえりさな~い」と手をふるが、明智の後ろにマリア?


しかしそれはマリアに似た女性だった。

「まさか、ね」


場面は変わって、ココがPCの「マリアの部屋」でmariaを名乗って殺人をそそのかしていた。

『美食探偵 明智五郎』最終回(9話)で判明した事実

『美食探偵 明智五郎』最終回(9話)で判明した事実を以下にまとめます。

・8話ラストで明智はマリアと一緒に落ちたが、マリアにワイヤーロープが付いていて助かった。

・シェフいわく、その時明智はマリアのために死を覚悟していた。

・明智とマリアは共にこの世に「希望」を持たない者同士惹かれ合った。

・しかし明智は、苺のちくわの磯辺揚げで生きる希望を見い出した。

・トリカブトは紫色の美しい花だが、猛毒。

・れいぞう子が無事だった理由は、シェフが自動圧縮ゴミ箱の電源を切っておいたから。

・れいぞう子は、シェフのことを愛していた。

・林檎の優しいおじいちゃんが心臓発作で死亡。

・ココはマグダラのマリアを継承した。

『美食探偵 明智五郎』最終回(9話)の飯テロ

『美食探偵 明智五郎』最終回(9話)の飯テロは以下です。


➀シェフの焼くお肉


仕上げ直前ですが、このステーキ本当に美味しそうですよね!



➁桃子が食べている団子




最終回は、桃子がいっつも何か食べてる!

のりしお深煎りポテトチップス、ずんだ餅、みたらし団子。

なんか団子が食べたくなりました。



➂最後の晩餐


明智と苺、マリアの最後の晩餐は、シェフが作った牛肉のハーブ煮込み。



➃マリアの焼き鮭とみそ汁


海の底に沈みつつあるマリアの幻想(走馬灯)で、みんなで囲む食卓。

幻想の中のマリアは化粧も地味で奧さんって感じで、明智はマリアが焼いた鮭を「悪くない」と言ってる。

そういえば、1話でマリアが明智にふるまった料理も鮭だった。

『美食探偵 明智五郎』最終回(9話)のTwitterの評判と感想

『美食探偵 明智五郎』最終回のTwitterの評判と感想をまとめます。

明智がやはり無能?






最終回では、マリア・ファミリーは政府要人が集まる茶会で『無差別殺人』をやってのけました。

明智もその会に参加してマスクをした林檎とれいぞう子と話したにもかかわらず、気がつかない。

ついでに言うと、「日本橋 毬屋(まりや)」というあからさまに怪しい菓子屋なのに、警察も気付かない。


明智も警察もマリアの掌の上で転がされてしまいました(^_^;)

原作に忠実ではありますが、ちょっと無能過ぎやしませんか。


明智が何を考えているかわからなかった








苺がシェフに拉致されたにもかかわらず、相変わらずマリアにばかり気を取られる明智。

高橋が銃を向けても、マリアの手を取って一緒に逃げました。


これには「明智さん何がしたいの?」「なぜ助けるの?」「なぜ苺を探さないの?」など困惑する視聴者多数。

その後明智が好きなのは苺ってことはわかったけれど、マリアのこともそれなりに愛していたんじゃないかな……。

それにしても8話ラストに引き続きこんな場面を見せられても明智を愛し続けるなんて、苺ちゃんの愛って凄いな。


シェフとれいぞう子の恋にびっくり





最終話にして、れいぞう子が生きていた理由が判明。

なんとシェフが、電動圧縮ゴミ箱の電源を切っていたからなんですね。


でもこの一件でれいぞう子はシェフに恋をしたとのこと!

さらに、林檎のおじいちゃんが心臓発作で亡くなりました。

最終回でとんでもないネタを色々ぶっこんできました。


苺のドレスの評価が分かれる




苺のドレスですが、本人は見るなり「うわ、だっさ」。

しかし林檎とれいぞう子は「さすがはマリアさんだ、いい趣味してるう~」(マリア・フィルターで見ているのか)。


そして明智も「見慣れない服を着ている。なかなかいい趣味だ。悪くない」と超高評価で、苺は「はああああ?」。


さらに以下の明智とマリアの会話が笑える。

マリア:「ありがとう、せっかくの最後の晩餐だもの。せめてこのお嬢ちゃんにはあなたの趣味に合ったドレスを着せてあげようと思って」

明智:「それは素敵なお心使いを」

苺のドレスの評価は賛否両論、真っ二つでした。


最終回の中村倫也も美し過ぎる




最終回の明智五郎もかっこよかったです。

袴姿に猫を抱くのが素敵過ぎたし、マリアの幻想の中の風呂上り姿の威力も凄かったです。


マリアの幻想が泣ける





最後のマリアの幻想、素敵でしたよね。

マリアは死ぬ前に、希望を見ていたんですね(涙)。


そしてマリアが「もう一度、神様が奇跡を起こしてくれたら……私を…愛してくれる?」と言った時の顔!

あれは誰が何と言おうと、純愛。


明智がマリアを殺したの?



明智がマリアを殺したのかどうかについては、次の「筆者の感想」でまとめています。

筆者の感想


最終回では、明智の心の闇が明らかになりました。

やはり母親との確執が原因でしたね。


明智とマリアが惹かれ合った理由が、この世に絶望する者同士だったからというのが切なすぎる。

変人と言われて生き苦しかった明智にとって、軽やかに善悪の境界線を越えたマリアが魅力的に映ったのはよくわかるな~。


でも明智は苺と出会って希望を知ってしまった。

明智と苺が結ばれて嬉しいのだけど、最後まで闇から出られなかったマリアが可哀想すぎて……。

マリアだって、出会う人次第ではもっと幸せに生きられる可能性もあったんじゃないかな。


それでもマリアは海に沈みながら、幻想(希望)を見ることができた。

これはきっとシェフのおかげも大きいよね。


上遠野警部は、明智がマリアを突き落としたと言っていたけど、やっぱりそうなのかな。

明智は、自分の言葉でマリアというモンスターを生み出してしまった。

生み出してしまった者の責任として最後は葬ったってことなのかな。

もしかしたらマリアが明智に「殺して」と頼んだのかもしれない。


こんな明智に何も聞かずに一緒にフランス料理の弁当屋を始める苺ちゃんの包容力は無限大だな。

明智が今日もなんとか生きていられるのは、苺の存在があるからなんだろうな。

『美食探偵 明智五郎』最終回の終わり方に賛否両論!不明な点が多くてモヤモヤ?続編の可能性は?

2020年6月29日