2月7日(水)夜9時54分~テレビ東京系で放送が始まった「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」。
そうです、昨年同局の深夜に放送されていた「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」の2期として、今回は堂々プライムタイムでの放送となりました!
話題となった前作は業界内視聴率30%とも言われ、この世界観にどっぷりとハマったマニアの方も多いかと思います(笑)
主演は今や、日本の映画やドラマ界に欠かせない活躍の名脇役と呼ばれている、誰もがご存知の5人の俳優さん達です。
遠藤憲一(えんどう けんいち)さん、大杉漣(おおすぎ れん)さん、田口トモロヲ(たぐち ともろを)さん、松重豊(まつしげ ゆたか)さん、光石研(みついし けん)さん。
ちなみに前作では寺島進(てらじま すすむ)さんも出演されてましたが、今回の2期はスケジュールの都合でお休みです、残念。
脇役とはいえ、既にベテランの域に達していらっしゃる皆さんです、実に贅沢なキャスティングですよね。
しかも、この「バイプレイヤーズ」のバイプレイヤー、なんだかややこしいですが(汗)
つまり、このドラマの脇を固める役者さん達がまた凄い事になっているんです。
吉田羊さん、岡田将生さん、本田望結ちゃん・・などなど。
更に毎回あっと驚くような方がゲストで出演されて、楽しませてくれるんですよ。
そして、出演者は全員本人役での出演で自分自身を演じているんですが、それがまた演技なんだか、素なんだか、微妙で笑えます。
はい、こんな最高に可笑しくて、バカバカしくて、ウィットに富んだ作品を見逃す手はありません。
そこで今回は「バイプレイヤーズ」2期のキャスト一覧やスタッフ、あらすじなどをご紹介したいと思います。
もくじ
「バイプレイヤーズ」あらすじ
あのテレビ東京がなんとNHKに朝ドラ戦争を仕掛ける?!テレビ東京で朝の連続テレビ小説がスタートする事になった。
そのタイトルは『しまっこさん』。
笑って泣ける青春ファンタジー『しまっこさん』のヒロインは本田望結ちゃん。
そして、このドラマの主要人物として出演が決まった遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、松重豊、光石研の5人はリーダー格の大杉所有のクルーザーでロケ地の島まで一緒に向かう事になった。
しかし、間違えた地図を手に5人が到着した島はロケ地ではなく、なんと猿しかいない無人島。
猿の悪戯によってクルーザーも流されてしまい、5人はサバイバル生活を余儀なくされることになったから、さあ大変!
不満は出るわ、揉め事は起こるはのドタバタ生活は、まさに個性と個性のぶつかり合い。
もしくは、単なるオジサンたちの小競り合い(笑)
一方『しまっこさん』のロケは、やもえず行方不明の5人を抜きに敢行されることになり、5人の代役も立てられることに。
さてはて、今後の5人の運命はいかに・・・?
ふつうに毎朝見たい。#しまっこさんhttps://t.co/RixiwjULxf
— ありおり (@niponipo) 2018年1月18日
「バイプレイヤーズ」スタッフ一覧
- 監督 松居大悟、横浜聡子、浅野敦也
- 脚本 ふじきみつ彦、宮本武史
- オープニングテーマ 10-FEET「Fin」(BADASS / EMI Records)
- エンディングテーマ 竹原ピストル「ゴミ箱から、ブルース」 (SPEEDSTAR RECORDS / VICTOR ENTERTAINMENT)
- チーフプロデューサー 浅野太(テレビ東京)
- プロデューサー 濱谷晃一(テレビ東京) 田辺勇人(テレビ東京)/ 浅野敦也
- 制作 テレビ東京/ドリマックス・テレビジョン
- 制作著作 「バイプレイヤーズ2018」製作委員会
- テレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知・テレビせとうち・テレビ北海道・TVQ九州放送
プロデューサー兼監督の浅野敦也さんは「プライムタイムの連ドラに革命を起こすためにも、徹底的にゆるいままやらせていただきます!」とコメントされています。
また監督の松居大悟さんのコメントは「関わっている人みんなどうかしてるんです」と前置きした上で、「奇跡と思っていたバイプレイヤーズにもう一度奇跡が起きました。こうなったらとことん奇跡の向こう側までいきたいです。どうぞよろしくお願いします! 」と述べられています。
何だか制作者側のワクワク感が伝わってくる様ですね。
「バイプレイヤーズ」キャスト一覧
遠藤憲一役:遠藤憲一
- 本名 遠藤憲一(えんどう けんいち)
- 生年月日 1961年6月28日(現在56歳)
- 出身地 東京都品川区
- 身長 182㎝
- 血液型 O型
遠藤憲一さんは、高校を1年生の時に中退しています。
しばらくはアルバイトを転々とする日々を過ごしますが、ある時軽い気持ちで劇団に入る事になり、ここで本格的に役者業に興味を持つようになりました。
その後、難関と知られている「無名塾」の選抜試験に合格するも、空気が合わないと感じ10日で辞めてしまいます。
しかし、その後も役者業を諦めずに下積み生活を続け、いつしか眼力のある風貌を生かして「Vシネマ」の悪役として認知されるようになったんですね。
そして2009年、テレビ東京系の連続ドラマ「湯けむりスナイパー」で遂に初主演を果たします。
更に同時期に出演した、フジテレビ系「白い春」での好演が注目を浴び、現在の強面の割りには小心者と言うギャップと人間味あふれるコミカルなキャラクターが定着して、人気を得るようになったんですね。
遠藤さん、今回のドラマでも一人だけ洞窟に入らなかったり、ハムスターを可愛がったりと繊細で心配性、気が優しいと言うキャラクターが前面に出ています。
ご本人は「前作を超えるのは無理じゃない?と思いながら現場に行ったら、超えそう!と言う感触を持ちました」とコメントされています。
性格出てますよね(笑)
大杉漣役:大杉漣
- 本名 大杉孝(おおすぎ たかし)
- 生年月日 1951年9月27日(現在66歳)
- 出身地 徳島県小松島市
- 身長 178㎝
- 血液型 B型
大杉漣さんは、1974年23歳の時に劇作家であり演出家の太田省吾さん創設の劇団「転形劇場」に入門し、舞台俳優として本格的に活動を始めました。
その後、1980年代の日活ロマンポルノ等ピンク映画に積極的に出演していた時期を経て、再び舞台へと活動の場を移すも、1988年劇団が解散してしまい37歳にして活動基盤を失う事に。
Vシネマの出演などで生活を凌ぐ日々が続きましたが、1993年42歳の時に北野武監督の映画「ソナチネ」のオーディションに見事合格。
この映画に出演したことが転機となり、知名度が上がり数々の仕事が舞い込むことになりました。
これまで様々な役柄を演じ分け「300の顔を持つ男」の異名を得ています。
まさに役者冥利に尽きますよね!
そんな大杉さんは5人の中では最年長でリーダー格ですが、おっちょこちょいで思い込みが激しくヘコみやすいと言う、やや頼りない性格。
今回は結局、間違った地図で4人を遭難の危機にあわせてしまうと言う失態を犯しています。
そして皆にかなり責められました(笑)
大杉さんは「日本のおじさんたち結構捨てたもんじゃないです。ヒトとしての生き方みたいなものも散りばめられているので、是非多くの方に観ていただきたいですね」とコメントされています。
田口トモロヲ役:田口トモロヲ
- 本名 田口智朗(たぐち ともお)
- 生年月日 1957年11月30日(現在60歳)
- 出身地 東京都武蔵野市
- 身長 165㎝
- 血液型 O型
田口トモロヲさんは獨協大学在学中からアングラ演劇や自主映画などに関わり、1982年には「俗物図鑑」で映画デビュー、その後1985年には自ら「劇団健康」と言う演劇集団を結成しています。
また演劇活動の一方で成人向けの雑誌に劇画を描いたり、ライターなどをして生計を立てていた時期があったり、更には日本語オンリーのパンクバンド「ばちかぶり」を結成して、ライブ活動なども積極的に行っていました。
田口さん、多芸多才ですね。
俳優としての転機は、1989年塚本信也監督の映画「鉄男」で主演を務めた事により、世間から注目を集めることになりました。
その後も映画出演や音楽活動をコンスタントに続ける中、NHKの「プロジェクトX~挑戦者たち~」(2000年~2005年)の独特の口調でのナレーションが好評を得ましたよね。
そんな田口さん、奇想天外で掴みどころのない性格が5人の中でも一歩引いて見られている感じ、一人だけテンションがちょっと違います。
しかし意外にもコメントは「メンバーのみなさん、視聴者のみなさんと再会することが出来て、もうミラクルのような幸せです。」至って真面目で普通です(笑)
松重豊役:松重豊
- 本名 松重豊(まつしげ ゆたか)
- 生年月日 1963年1月19日(現在55歳)
- 出身地 福岡県久留米市
- 身長 188㎝
- 血液型 AB型
松重豊さんは1982年明治大学文学部に入学し、演劇学を専攻していました。
舞台の観劇に足繁く通ううちに自らも俳優を目指すようになり、在学中には三谷幸喜さん主催の「東京サンシャインボーイズ」の作品に数多く参加しています。
その後、蜷川幸雄の「蜷川スタジオ」に入団したり、国内外の舞台、テレビドラマ、映画などに多数出演するも、ナカナカ思うような成果が得られず、一時休業する時期もありました。
しかし1992年、黒沢清監督のホラー映画「地獄の警備員」への出演が転機となり、第一線の俳優としての人気を確立したんですね。
また2012年、連続テレビドラマ初主演となったテレビ東京の「孤独のグルメ」は大人気を博し、シリーズ化され現在も続いています。
主人公の井之頭五郎役は、まさに松重さんの当たり役となりました!
そんな松重さん、5人の中では最年少ながら影のリーダーと称される頼れる男です。
理知的で気配りも利き、家事全般が得意、サバイバル生活でも一番の活躍でした。
「愛も感動もありません。スリルもサスペンスもありません。いわゆるドラマファンの皆様、申し訳ない。ただただオッさん5人でわちゃわちゃしているだけのドラマです。」とお茶目にコメントされています。
光石研役:光石研
- 本名 光石研(みついし けん)
- 生年月日 1961年9月26日(現在56歳)
- 出身地 福岡県北九州市
- 身長 173㎝
- 血液型 A型
光石研さんは1978年、16歳の時に映画「博多っ子純情」のエキストラオーディションを受けたところ、なんと主役に大抜擢されデビューとなりました。
この映画出演がきっかけとなり俳優になることを決意、高校卒業後に上京します。
20代の頃には「男はつらいよ」シリーズや薬師丸ひろ子さん主演の「セーラー服と機関銃」(東映 1981年)などの大作にも出演されていますね。
順調に思えた役者生活でしたが、30代に入り仕事が激減するなどの苦境を味わう時期も。
しかし1996年青山真治監督の映画「Helpless」(ヘルプレス)への出演が転機となり、ありとあらゆる役柄を同時期に何本も掛け持ちするなど、文字通り名バイプレイヤーと称される存在になりました。
最近ではNHK朝の連続小説「ひよっこ」での中華料理屋の店主や、大河ドラマ「おんな城主 直虎」での明智光秀役などを務めています。
実に幅広いですよね。
そんな光石さんドラマでは人懐っこい愛されキャラです。
ケンカが起きると必ず仲裁に入る平和主義者ですが、実はこっそり自分だけ食べ物をキープしていたり、計算高いところもあったりします(笑)
今作の話を聞いて光石さんは「僕は率直に嬉しかった。前作を超えるものになっていますので、是非みなさん、乞うご期待!楽しみに待っていてください。」とコメントされています。
「バイプレイヤーズ」今後の展開と見どころ
「バイプレイヤーズ」第1話は無人島に流れ着いてしまった5人のサバイバル生活が描かれましたが、実は島を間違えていたわけではなく、山の反対側が撮影現場だったと言うオチでした(笑)
やっとロケに合流できた5人でしたが、無情にも朝ドラ『しまっこさん』の撮影は既に5人に代役を立てて進行中です。
この代役の件は「島神様」役の役所広司さんのアイディアでしたよね。
5人の代役は小日向文世さん、甲本雅裕さん、野間口徹さん、森下能幸さん、菅田俊さんと、これまた名バイプレイヤーの皆さんです、面白い!
5人は仕方なく「島おじさん達」と言うエキストラ同然の役柄になることに・・しかも遠藤憲一さんに至っては、おばさんの格好をしたおじさん役です。
それでも役があるだけマシだと話はまとまります、あくまでも前向きな5人はさすが長年苦労してきたバイプレイヤーです、謙虚で健気。
とにかくこのドラマ、5人のやり取りが、演技なのか素なのかアドリブなのか、わからない程自然で、笑いどころ満載です。
それぞれがバラバラなことを言ってケンカしているようで、意見が一致すると途端に女子高生みたく仲良しムードになってたりします(笑)
しかも、番組の最後に5人のただの飲み会の模様が放送されるんですが、そこでの雰囲気がまたいい感じなんですよね。
さて、そんなハチャメチャでふざけたドラマ「バイプレイヤーズ」。
注目の第2話は『しまっこさん』の出演者が増えてしまいホテルの部屋が足りないことを理由に、廃屋での生活を強いられてしまう5人。
一体どんな共同生活が待っているんでしょうか?楽しみですよね。
朝ドラ『しまっこさん』のストーリーももの凄く気になります、スピンオフで放送して欲しいくらいです。
更に今後もキャスト一覧には掲載されていない、あっと驚くビッグゲストが登場する模様です。
1期では平田満さんや、竹中直人さん、椎名桔平さん、夏川結衣さん、天海祐希さんなどがゲスト出演されたので、2期の今回も大いに期待出来ますね!
そんな「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」は観ていて、ワクワク、ほんわか、爆笑すること間違いなし。
ある意味、究極のエンターテイメントドラマなのです。