デイジー・ラック えみの原作ネタバレ!エアロビオタクのダンナの真意は?

アラサーの同級生4人組が、えみ(徳永えり)の結婚を機に再会。

職業も生活環境もバラバラのえみ、楓(佐々木希)、ミチル(中川翔子)、薫(夏菜)の4人が自分らしい幸せを探していくドラマ『デイジー・ラック』が、2018年4月20日(金)からスタートします。

当記事では「ひなぎく会」で唯一の既婚者・えみに注目して、原作漫画からネタバレしました。



『デイジー・ラック』の原作


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『デイジー・ラック』の原作は漫画家・海野つなみさんによる同名漫画で、2001年に単行本第1巻、2002年に第2巻が出版されました。

海野つなみさんといえば、TBSでドラマ化されて大ヒットした『逃げるは恥だが役に立つ』の作者で有名です。

これは期待が高まります!

簡単なあらすじ


原作『デイジー・ラック』の簡単なあらすじを紹介します。

小5で出逢って19年、食事会をときどき開く仲良し4人組「ひなぎく会」のメンバーも今年で30歳、いわゆる人生のターニングポイントを迎えます。

幸せ求めて奮闘するアラサー女子の姿が、オムニバス形式で描かれています。

女性ならきっと、現在や過去の自分を登場人物の誰かに投影できるはず。


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『デイジー・ラック』岩代えみ(いわしろ・えみ)とは?

『デイジー・ラック』岩代えみのネタバレをしていきます。


岩代えみ(旧姓:稲葉)は結婚8年、子供ナシの9月生まれ。

ひなぎく会(メンバーは、えみ、ミチル、楓、薫の4人の女子会)では唯一の既婚者です。


ダンナがエアロビにハマッて気持ち悪い?



えみのダンナ・隆(長谷川朝晴)は一回り年上で、おだやかな人。

でも最近何故かエアロビ(エアロビクス)にハマッて、えみにかまってくれません。


今日も、9月9日の隆の誕生日を一緒に祝いたいとえみは提案しますが、またしてもエアロビに隆を取られてしまいます。

なんでもエアロビの先生が大会に出るので、みんなで応援に行くとのこと(しかも一泊)。


結婚して8年、子供もいないえみたちは、幸せだけど変化の少ない穏やかな日々。

えみはそんな自分達だからこそこういう小さな特別(記念日や誕生日)は大事にしていきたいと考えていますが、隆はどう考えているのでしょう?


38歳の中年男性がエアロビってちょっと気持ち悪い印象もありますが、なんと会社の同僚みんなで参加していて、夜の部は会社帰りのサラリーマンが多いそうです。

えみは「うわ~なんか想像するのイヤー」と耳をふさいでしまいます(笑)。


台風でもエアロビに出掛ける隆


エアロビの先生の大会の日、外は台風で大荒れの天気。

それでも隆は意気揚々として、一泊旅行に出かけてしまいました。


えみはひとり取り残された寂しさで、なんにもやる気が起きません。

今日は、わざわざ整形のパートまで休んだのに……。

去年は一緒に菊酒を飲んで海鮮ちらしにお吸い物、食後には初物の梨も食べたのに……。


夕方になって、宿泊先についた隆から電話がかかってきました。

受話器の向こうからは、エアロビ仲間の宴会で大盛り上がりの様子が伝わってきます。

隆は相変わらず優しいのですが、えみがひとりで寂しいことには気が付いているのでしょうか?

えみは、チョココロン一箱で夕食をすませてしまいました。

疲れたなー

なんにもしてないのになぜか疲れたな

引用元:『デイジー・ラック』1巻・えみの心の声より



優しいけれど、真意がわからないダンナ?


旅行から帰ってきた隆を、高級ワインと肉で迎えるえみ。

ところが隆は、夕飯はすませてきたと言うのです。

またしても肩透かしを食らったえみは、意気消沈。


それ以来、えみは家事に対して意欲が低下しちゃいます。

自分ひとりの時はお惣菜ですまし、たまったアイロンがけも見て見ないふり。


ある日の隆との夕食は、買ってきたお寿司とインスタントわかめ月見うどん。

「炭水化物ばっかりの超手抜きの夕食なので、何か言われるかな」とえみは身構えますが、隆は何も言わずにニコニコ食事。


えみは実は怒ってるの?どっち?と当惑。

いつも笑ってるけどそこが曲者なのよね……

なに考えてんだか

こうやってわたしにプレッシャーかけようとしてるの?

笑顔で逆にわたしの罪悪感を煽る作戦か!?

引用元:『デイジー・ラック』1巻・えみの心の声より


えみはかなり悶々として、こんなことならちゃんとすれば良かったーと後悔しますが、一度低下した“やる気”を復活させるのはなかなか困難で……。


友人・楓の転職に触発されるえみ


えみは楓(佐々木希)に電話して、「やる気ってどうしたら、出るの?」と相談。

楓は「作業を楽しむことが大事」とアドバイス。


実は楓は最近2回目の転職(=パン職人)をしていて、楓自身のパン好きが高じてこの仕事を選択したことを告白。

えみは、自分もタラタラしていられない!と触発されます。


急に料理も掃除も頑張り出したえみに、隆は「最近なんかはりきってるな。なんかいいことあった?」と笑顔。

しかしえみはカッチーン!ときます。

いーことないからがんばってんのじゃー!!

わかれー!!

パートやって家事やってたら楽しもうったって疲れんのよう!!

続かねーよー!

なにさ!!

あんたなんかエアロビしすぎで太もも弾けちゃえー!!

引用元:『デイジー・ラック』えみの心の声より


えみの心の声がだんだんエスカレートしてきました(笑)。


えみは結婚したときはフルタイムで働いていてそれでも楽しかったのに、やっぱり“トキメキ”がないから楽しくないのかな……と考えます。

“トキメキ”ってどこにあるのでしょう?


えみは、結婚して8年、今年で30歳、それなのに何も変わらないことが不安なのです。

妊娠したら何かが変わるのか?

マンション買うとか、ダンナに実は隠し妻がいたりしたら何か変わるのか?

でも、何かがないと続かない生活ってどうなんでしょう?


ダンナの真意が発覚


悩み過ぎたえみが床にごろついていると、帰宅した隆が「マジで大丈夫?どっか具合悪いんじゃないの?」と心配します。


そして今夜は隆の提案で、ベランダで夕食を食べることに。

隆が茹でた枝豆は、かたくて塩加減もイマイチ。

それでも2人でビールを飲みながら、いつもとは違う時間を楽しみます。

なんだかリラックスしたえみが絶品の月見団子を作って、隆は「美味い!」。


「エアロビしてビールと枝豆。かわいい奥さんと月見しながら月見団子食って。幸せな男よのう(笑)」と満足そうな隆。

さらに隆は、自分は小さなことで幸せを感じるタイプだから手を抜きたいときは手を抜いていいよ、と言ってくれました。


「どこまでも果てしなく手を抜き続けるかもよ?」というえみの脅し(?)に対しても、「度を越したときは俺の捨て身の体当たりで(笑)」と全然動じません。

2人は久しぶりに結ばれました。


「男のひとって女みたいにすぐ感情的にならなくていいなー。優しく包まれてるような感じ」と思うえみ。

そしてえみは、隆のお腹がへっこんでいることに気が付きました。

確か以前はもう少し出ていたはず……。


すると、隆が意外なカミングアウトを。

そもそもおまえがだな!

腹が出てきたとかおっさんとかゆーからだな!

俺も少々ショックを受けてなんとかしなければと思って始めたのがエアロビクスなんだよ!

引用元:『デイジー・ラック』1巻・隆のセリフより



えみは隆のズレズレの感覚に「ひ~っと」大笑い。


そのあと「ああ もう 大好き!!大好き隆さん!!笑っちゃうくらい好き!!」と隆の素晴らしさを再確認します。


えみは夫婦って単位で考えているからダメなのであって、自分は独りだって認めてしまえば孤独も当然だしふたりでいることが素直にうれしく思えるのではないか?と考え始めます。


そしてえみは自分にとっての“ときめき”とは「新しい発見をすること」だと気が付きます。


家事に対する意識を変える


えみは家事に対する意識を新しくすることに決めます。

それは

ひとり暮らしでもどうせ家事はやんないといけないから、それならついでにもう一人分ぐらいやってもいいかな。

相手に喜んでもらえたら嬉しいけれど、もし不満そうであっても自分がよければそれでいい。

という考え方。

そう考えたことで、えみは心が軽くなったのです。


そして“転機”とは具体的に何かが変わることではなく、本質的には心の変化であることに気が付きました。


その後……

いっそうエアロビに励んだ隆が「実は最近、腹筋が割れてきたって噂なんだけど見たい?」と自慢して、「見たーい」と喜ぶえみの姿がありました。

(終)


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まとめ

『デイジー・ラック』主婦・えみの原作ネタバレをしましたが、いかがでしたか?

ダンナさんがエアロビを始めたきっかけがえみだったというオチには笑ってしまいましたが、単調な日常の中に実は幸せが隠れていて、その日をどんな気持ちで過ごすかが大事ってことがわかりました。

それにしても、なかなかおもしろいダンナさんでしたね(笑)。