「大誘拐2018」キャスト一覧!原作の役柄やあらすじ、EDテーマ曲も紹介!

東海テレビ開局60周年スペシャルドラマ『大誘拐2018』が、2018年12月14日(金)の19時57分から放送されます。

絶賛された1991年の映画『大誘拐 RAINBOW KIDS』から27年の時を経て、平成最後の冬に“昭和の名作”が鮮やかによみがえります!

主役で誘拐グループのリーダー・戸並健次を岡田将生さんが、誘拐犯たちを指揮する頭脳明晰な大富豪・とし子刀自役を富司純子さんが演じます。

当記事では『大誘拐2018』キャスト一覧(原作から役柄を説明)、簡単なあらすじや放送日を紹介しています。


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『大誘拐2018』の概要と簡単なあらすじ



  • 作品名 東海テレビ開局60周年スペシャルドラマ『大誘拐2018』
  • 原作 「大誘拐」(著者:天藤真 てんどう・しん、創元推理文庫)
  • 放送日時 2018年12月14日(金)19:57~
  • 放送局 東海テレビ

原作



『大誘拐2018』の原作は、天藤真氏が1978年に発表した同名推理小説。

1979年に第32回日本推理作家協会賞を受賞、『週刊文春』が主催する“20世紀傑作ミステリーベスト10”で見事に1位を獲得。


82歳の小柄な老婆が国家権力とマスコミを手玉に取り、100億円を略取した痛快な大事件が描かれています。

斬新奇抜な展開が無常の爽快感を呼ぶ、まさに絶品の誘拐ミステリー。


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映画化



1991年に『大誘拐 RAINBOW KIDS』のタイトルで映画化されています。

とし子刀自役を北林谷栄さん、戸並役は風間トオルさん、中村くら役を樹木希林さん、井狩大五郎役を緒形拳さんが演じました。

北林谷栄さんは、第15回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞と第1回東京スポーツ映画大賞新人賞を受賞。


簡単なあらすじ


『大誘拐2018』は、物語の舞台を東海地方に移動(原作と映画では、紀伊、近畿地方)。

ある日、愛知県に住む日本有数の大富豪・柳川家の当主・とし子刀自(富司純子)が誘拐されました。

誘拐犯は3人組で、リーダー格は元ヤクザで刑務所から出所したばかりの若者・戸並健一(岡田将生)。


メンツをかけて捜査に乗り出す愛知県警は、たたき上げの刑事・井狩大五郎(渡部篤郎)に指揮を任せることに。

届いた犯人側の要求は、なんと「身代金100億円」!!!

さらに「記者会見を開いて身代金への返答をしろ」というものでした。

記者会見に臨んだ井狩は「100億円の要求は法外だ」と毅然とした態度で告げます。


前代未聞の金額に、誘拐された大富豪・とし子の親族はうろたえ、記者会見によって、事件は広く世間に知れ渡ることに。

日本中の誰もが“凶悪な犯罪者による大胆不敵な誘拐事件”だと確信します。

まさに空前の「大誘拐」です。


そして犯人側の要求は「とし子の全財産を整理して、100億円はすべて現金で用意しろ」、「100億円の引き渡しをテレビで生中継せよ」と続いていきます。

SNSやメディアを活用した“劇場型”です。


井狩を筆頭に、現代のハイテクを駆使して捜査する警察組織。

一方、その裏で繰り広げられるのは、健一をリーダーとする誘拐犯3人組と大富豪・とし子との知られざるストーリー。

完璧な計画で誘拐に挑んだはずの健一ですが、頭脳明晰なとし子に翻弄されて事件はどんどん意外な方向へ。


2018年度版の『大誘拐』が楽しみです!

現代ならではのトリックも使われるはず。


『大誘拐2018』エンディングテーマ曲




『大誘拐2018』のEDテーマ曲は、Toshi(XJAPAN)の「ひこうき雲」(オリジナル:荒井由実)。


「人生はやり直せる」というメッセージが、ドラマの誘拐犯3人組の生き様に重なる部分があることから、エンディングテーマへの起用に繋がったとのことです。

『大誘拐2018』キャスト一覧



『大誘拐2018』のキャストを一覧でまとめます。

原作のキャラクターについても詳しく説明しています。

戸並健一(となみ・けんいち):岡田将生(おかだ・まさき)



登場人物

戸並健一(となみ・けんいち)は、3人組の誘拐犯(原作ではやがて「虹の童子」の名前で知られる)のリーダーで元ヤクザ。

刑務所で知り合った秋葉と三宅を仲間に引き入れ、日本有数の大富豪・柳川とし子を誘拐します。


キャスト

岡田将生(おかだ・まさき)さんは、1989年8月15日生まれの29歳で「スターダストプロモーション」所属の俳優。

高校1年生の時に芸能界デビューし、2006年のドラマ『東京少女』でドラマデビュー。

2008年冬から2009年にかけて、メインキャストで出演する映画5本(『魔法遣いに大切なこと』、『重力ピエロ』、『ハルフウェイ』、『ホノカアボーイ』、『僕の初恋をキミに捧ぐ』)が相次いで公開されて、2009年度の映画賞を総ナメにします。

2009年の『オトメン(乙男)〜夏〜』で連続ドラマ初主演を果たした後は、脇役も含めてドラマや映画に引っ張りだこに。

『ゆとりですがなにか』の情けないゆとり男・坂間正和役や、『伊藤くん A to E』の不気味なモテ男・伊藤誠二郎役など、様々な役柄を演じ分けるカメレオン俳優。


秋葉正義(あきば・まさよし):森田甘路(もりた・かんろ)



登場人物

秋葉正義(あきば・まさよし)は、3人組の誘拐犯のひとり。

動作は鈍く、頭の回転も早くはないが、ずるさや卑しさのない男。


キャスト

森田甘路(もりた・かんろ)さんは、1986年6月12日生まれの32歳で「キューブ」所属の俳優。

2008年に劇団ナイロン100℃の新人オーディションに合格して研究生となり、2010年に劇団員へと昇格。

個性的なルックスや演技力で注目を集め、2016年のHuluの連続ドラマ『でぶせん』で原作の安童夕馬さんのご指名により主人公の福島満/満子役を演じてドラマ初主演。

最近では『ブラックスキャンダル』にマネージャー・犬飼遊真役で出演していました。


三宅平太(みやけ・へいた):中尾明慶(なかお・あきよし)



登場人物

三宅平太(みやけ・へいた)は、3人組の誘拐犯のひとり。

原作では母親が病気で多額の借金をしていて、お金が必要。

いわゆるおっちょこちょいな性格。


キャスト

中尾明慶(なかお・あきよし)さんは、1988年6月30日生まれの30歳で「ホリプロ」所属の俳優。

12歳だった2000年にドラマ『ママまっしぐら!』で子役デビュー。

最近では朝ドラ『まんぷく』に塩軍団のひとり・岡幸助役で出演中。

奥様・仲里依紗(なか・りいさ)さんと仲睦まじいことでも有名。


柳川とし子(やながわ・としこ):富司純子(ふじ・すみこ)



登場人物

柳川とし子(やながわ・としこ)は、愛知県に住む日本有数の大富豪(原作では紀州随一の大富豪)。

原作では地方きっての名望家で、社会全般から愛されていて、特に恵まれない立場の人々からは神か仏のように慕われている慈悲深い老婦人。

頭脳明晰で数学も得意。


キャスト

富司純子(ふじ・すみこ)さんは、1945年12月1日生まれで73歳の大女優。

長女が女優・寺島しのぶさんで、長男が五代目尾上菊之助さん。

父親は東映任侠映画の伝説的大プロデューサー俊藤浩滋で、5歳のときに大阪市に移って7歳で日本舞踊を始めます。

1962年の高校2年で歌謡番組『ハイハイ、マヒナです』のカバーガールとして姉・充子とともに出演し、芸能界デビュー。

初主演となった山下監督『緋牡丹博徒』に始まる緋牡丹博徒シリーズ全8作(68~72)に出演して、“任侠映画の花”としてスター街道を邁進していきます。

21世紀になってもその活躍は続いていて、2006年の映画『フラガール』で日刊スポーツ映画大賞助演女優賞を受賞、2010年の朝ドラ『てっぱん』で主人公の祖母役を演じてギャラクシー賞2011年度2月月間賞を獲得。


中村くら:榊原郁恵(さかきばら・いくえ)



登場人物

中村くらは柳川家の元メイドで、愛称はくーちゃん。

現在は有機栽培農家で暮らしています。

しっかり者の働き者で、たくましい女丈夫。

原作では大奥様(柳川とし子)の命令は何でも聞き、何事にも動じません。


キャスト

榊原郁恵(さかきばら・いくえ)さんは、1959年5月8日生まれの59歳で「ホリプロ」所属の女優。

渡辺徹さんの奥様で、2児の母でもあります。

高校2年生の時にホリプロが主催する「第1回ホリプロタレントスカウトキャラバン」で優勝。

健康的でセクシーなアイドルとしてドラマやCM、雑誌などで人気に。

歌手としては7枚目のシングル「夏のお嬢さん」が自身最大のヒットとなりました。

最近では『奪い愛、冬』のこわ~いママ役が印象的。


ミナちゃん:岡本玲(おかもと・れい)



登場人物

ミナちゃんは、くらの友人の娘で家事手伝い。

原作では邦子という名前で、色白のふっくらとした顔立ちで体つきもすらりとしたなかなかのカワイコちゃん。


キャスト

岡本玲(おかもと・れい)さんは、1991年6月18日生まれの27歳で「エヴァーグリーン・エンタテイメント」所属の女優。

2003年にファッション雑誌『ニコラ』の専属モデルオーディションでグランプリを受賞して、芸能界入り。

2007年の『生徒諸君』でドラマ初出演、『秒速5センチメートル』で映画初出演。

同年の『赤い糸』で連ドラ初出演するとともに、バラエティーにも出演。

舞台での活躍が多い女優さんです。


井狩大五郎(いがり・だいごろう):渡部篤郎(わたべ・あつろう)



登場人物

井狩大五郎(いがり・だいごろう)は、誘拐事件の陣頭指揮を執る愛知県警のベテラン名刑事。

原作では鬼より怖い親玉の本部長で、柳川とし子のことを無二の恩人として仰いでいます。


キャスト

渡部篤郎(わたべ・あつろう)さんは、1968年5月5日生まれの50歳で「スターダストプロモーション」所属の俳優。

元妻がタレントのRIKAKOさんで、元恋人が女優の中谷美紀さんであることでも有名なイケメン。

1997年にドラマ『ストーカー 逃げきれぬ愛』で、高岡早紀さんにつきまとうストーカー役を演じて知名度アップ。

1999年からの『ケイゾク』シリーズの真山徹役で大ブレイクしてからは、様々なドラマや映画に出演。

最近では『ハゲタカ』の芝野健夫役が印象的。


刀禰本(とねもと)部長:杉本哲太(すぎもと・てった)



登場人物

刀禰本(とねもと)部長は、愛知県警本部長。


キャスト

杉本哲太(すぎもと・てった)さんは、1965年7月21日生まれの53歳で「シス・カンパニー」所属の俳優。

1981年に横浜銀蠅ファミリーのロックバンド・紅麗威甦(グリース)でデビュー。

1983年の『白蛇抄』で映画初出演して、日本アカデミー賞新人賞を受賞。

ドラマでの代表作は『翔ぶが如く』『信長 KING OF ZIPANGU』『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』『あまちゃん』『HERO 第2シリーズ』など。

2018年12月現在放送中のドラマ『相棒17』に衣笠副総監役で出演中。


柳川国二郎(やながわ・くにじろう):長谷川朝晴(はせがわ・ともはる)



登場人物

柳川国二郎(やながわ・くにじろう)は、とし子の次男で木材会社社長。


キャスト

長谷川朝晴(はせがわ・ともはる)さんは、 1972年3月19日生まれの46歳で「イイジマルーム」所属の俳優。

1993年の明治大学在学中に、演劇ユニット・ジョビジョバを結成。

2002年12月のライブツアーを最後に活動を休止するまで、ジョビジョバとしてのライブ活動のほか、テレビやラジオ、イベントなどに出演。

数多くのドラマに出演する一方、音楽誌にエッセイを発表するなど多岐に渡る才能の持ち主。


田野可奈子(たの・かなこ):国生さゆり(こくしょう・さゆり)



登場人物

田野可奈子(たの・かなこ)は、とし子の長女でクラブママ。

原作では53歳だが、まるで30代の若作り。


キャスト

国生さゆり(こくしょう・さゆり)さんは、1966年12月22日生まれの51歳で「ソニー・ミュージックアーティスツ」所属の女優。

おニャン子クラブ会員番号8番として「夕やけニャンニャン」開始とともに芸能界デビュー。

おニャン子クラブ卒業直後は『いとしのエリー』で映画初出演、また同年5月に『キスより簡単』で連続ドラマ初主演を果たすなど、その人気は続行しました。

1991年のドラマ『しゃぼん玉』に出演以降、強気に恋愛を語るキャラに転身。

最近では2017年のドラマ『ウツボカズラの夢』の金に執着するママ役が印象的。


柳川大作(やながわ・だいさく):棚橋弘至(たなはし・ひろし)



登場人物

柳川大作(やながわ・だいさく)は、とし子の三男でミュージシャン。

原作では売れない絵描きで、生活の大半はとし子の懐から出ているという噂。


キャスト

棚橋弘至(たなはし・ひろし)さんは、1976年11月13日生まれで42歳のプロレスラー。

2007年のドラマ『モップガール』で俳優デビュー、『99.9 -刑事専門弁護士- SEASONⅡ』の最終話には本人役で出演しています。


田宮英子(たみや・えいこ):平岩紙(ひらいわ・かみ)



登場人物

田宮英子(たみや・えいこ)は、とし子の次女でシスター。

大作が変わり種なら、この女性も変わった道を選んだ異色の存在。

原作では熱烈なクリスチャンで、大富豪の家に生まれながら、信仰で結ばれて小さな教会の貧乏牧師の妻になっています。

とし子いわく、初めから欲も得もない子。

兄妹中で一番の母思い。


キャスト

平岩紙(ひらいわ・かみ)さんは、1979年11月3日生まれの39歳で「大人計画」所属の女優。

2000年に行われた大人計画の新人オーディションに合格、同年に上演されたミュージカル『キレイ 神様と待ち合わせした女』で女優デビュー。

最近では2018年のドラマ『ブラックスキャンダル』の花園女史役が印象的。


吉村紀美(よしむら・きみ):伊原六花(いはら・りっか)



登場人物

吉村紀美(よしむら・きみ)は、柳川家で行儀見習い中の女の子。

明るくて気立ても良く、とし子のお気に入り。


キャスト

伊原六花(いはら・りっか)さんは、1999年6月2日生まれの19歳で「フォスター」所属の女優。

2008年から2012年はフリーランスで活動し、子供ミュージカルに出演。

2018年3月に「東京ガールズコレクション」にモデルとして出演。

同年7月期のドラマ『チア☆ダン』でドラマデビュー。

2019年の『明治東亰恋伽』で、連続ドラマと映画に初主演。


安西順(あんざい・じゅん):渡辺憲吉(わたなべ・けんきち)



登場人物

安西順(あんざい・じゅん)は、柳川家執事。

原作では本邸に2人いる運転手のうちの年長の方で、勤続30年。

とし子の外出の際には、運転は彼と決まっています。


キャスト

渡辺憲吉(わたなべ・けんきち)さんは、1954年5月28日生まれで62歳の俳優。

2018年12月現在放送中のドラマ『中学聖日記』で聖の父親役を演じています。


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