『エルピス』7話のネタバレと感想・考察ポイント!謎の男(永山瑛大)の正体が八飛市の実力者・本城不動産の長男・彰だと判明

『エルピス』7話では、勇気ある裁判官の決断で「八飛市殺人事件のDNA再鑑定」が実施されます。

ところがまたしても検察官が粘って隠蔽し、それに腹を立てたある人物が岸本拓郎(眞栄田郷敦)にすべてをぶちまけます。

そして、3話で浅川恵那(長澤まさみ)が会った謎の男(永山瑛大)の正体が八飛市の実力者・本城不動産の長男・彰だと判明します!!!

当ページでは『エルピス』7話のあらすじネタバレと感想・考察ポイントについてまとめています。

『エルピス』3話のネタバレと感想・考察ポイント!ロン毛の男(永山瑛大)は浅川恵那の幻想?

2022年11月12日



『エルピス』7話のあらすじネタバレ


『エルピス』7話のあらすじネタバレです。

【1~6話をおさらい】

岸本拓郎(眞栄田郷敦)は、チェリーこと大山さくら(三浦透子)から頼まれて、八頭尾山殺人事件の死刑囚・松本良夫(片岡正二郎)の冤罪事件を調べることになった。

浅川恵那(長澤まさみ)の提案で、八頭尾山殺人事件をゲリラ放送したところ、世間の反響は大きく高視聴率を記録。

続けて第二弾も放送しようとしたところ、このタイミングで松本良夫の再審請求が棄却された。

上層部は製作中止と判断し、斎藤(鈴木亮平)と恋愛中の浅川恵那はあっさり引き下がったが、岸本拓郎は引き続き調査する。

努力の甲斐あって、松本死刑囚が犯人と断定される目撃証言をした西澤(世志男)の証言がすべてだったことが判明。

それを知った村井喬一(岡部たかし)は、特集第3段の放送を決行。

放送後の反応は大きかったが、西澤はすぐに逃亡し、事件の手掛かりは消えた。

フライデーボンボンは打ち切りとなり、村井は関連会社に飛ばされ、岸本拓郎は経理部に異動となり、なぜか浅川恵那はニュース8のメインキャスターに返り咲いた。

しかし浅川恵那は斎藤から別れを告げられた直後だった。

斎藤は局を辞めてフリーとなり、他局の番組で政治関係の解説者となったが……。

大門副総理(山路和弘)は八飛市出身


浅川恵那は、首都新聞の政治部記者・笹岡まゆみ(池津祥子)大門副総理(山路和弘)について調べるように頼んだ。
【笹岡まゆみの話】

大門副総理は八頭尾山殺人事件が起こった八飛市出身で、警察庁長官まで出世した男。

権力者のところには色んな頼みごとがくるわけだが、権力者だって魔法使いではないから、聞けるムリと聞けないムリがある。

もし、八頭尾山殺人事件当時、警察庁長官だった大門が、県警に圧力をかけて真犯人逮捕をさせなかったとしたら、それは大門自身にとってもリスキーなことだったはず。

大門にとって、相当近しい人物からの頼みだったことは間違いない。


岸本拓郎のママの見解


岸本拓郎は、久しぶりにママと会う。

ママの見解は、今回の八頭尾山殺人事件でDNAの再鑑定に持ち込むのはむつかしい。

目撃証言がインチキだとわかり、世論が「裁判をやり直せ」と高まっているが、日本では民衆より検察の方が圧倒的に強い。

いかに世論が高まっても、検察の嫌がる決定を裁判官はできない。

検察に嫌われたら、あっという間に飛ばされるのだ。

だから日本の有罪率が99.9%とかになるわけ。

裁判官は検察の言いなりで有罪判決を出すのだ。


ここまで言われても、岸本拓郎は自分の力で真犯人を見つけるしかないと決意するのだった。

過去に親友を自殺に追いやってしまった岸本拓郎は、松本が死刑になるのだけは阻止したい。

浅川恵那は妙に冷たく、あまり付き合ってくれない。


DNA再鑑定がおこなわれるも意味がなかった


八頭尾山殺人事件におけるDNA再鑑定がおこなわれることになった。

決定を下したのは、退官前の裁判長。

もはや出世も左遷もないから、今回の奇跡的な決定を下せたのだ。


井川晴美の遺品を半分に分けて、弁護側と検察側でDNA再鑑定がおこなわれた。

弁護側では松本死刑囚とは別の真犯人と思われるDNAが発見されたのに対し、検察側はDNAは発見されず再鑑定不能で松本死刑囚が班員ではないと結論付けることは不可能と発表した。

またもや検察の粘り勝ちとなった。


岸本拓郎は特にショックを受けなかった。

しかし浅川恵那はけっこう荒れていた。

浅川恵那は、岸本拓郎に大門副総理周辺の人物を探るように命じる。


神奈川署の警察官が岸本拓郎を呼び出す


神奈川署の警察官が、岸本拓郎をカフェに呼び出した。

50万円とひきかえに、全部ゲロるというのだ。

【神奈川署の警察官の話】

西澤証言がくつがえって、DNA再鑑定までいった今、すべてがばからしくなった。

検察がねばっているが、もう時間の問題が。

無実なんだ、松本は!

うちは無実の人間を犯人にでっち上げた。

現場の人間はみな松本逮捕がでっち上げとわかったが、同時に余程の裏事情があるとも感じ取った。

署長とかそういうレベルじゃないもっと上の人間が、どうしても真犯人を逮捕したくない様子だった。

代わりに逮捕できるなら誰でも良かったのだが、松本が最高におあつらえ向きだった。
神奈川署の警察官は「一人でこの事件を探るなら、去年の中村優香殺人事件を追った方がいい。

まだ新しい事件だから証拠とかも残っているはずです」と岸本拓郎にアドバイスした。


井川晴美の姉・純夏(木竜麻生)が被害者の会を立ち上げる


井川晴美の姉・純夏(木竜麻生)が「被害者遺族の会」を立ち上げた。

目的は、八頭尾山殺人事件の真犯人の逮捕。

そのためにまずは記者会見を開くと発表した。

しかし中村優香の親族だけは出席しない。


中村優香の闇


被害者の中で特別美少女だった中村優香は、まだ34歳の母親と2人の幼い兄弟の4人暮らしだった。

中村優香は14歳なのに18歳と偽り、デリヘルをしてかなり稼いでいた模様。


浅川恵那が出会ったあの男が本城彰だった


再び八飛市に言った岸本拓郎は、街中に大門副総理のポスターが貼ってあることに気が付く。

この町は「本城建設」の土地で、社長の本城と大門副総理がおさななじみとのこと!

そして本城社長は裏で相当、大門を応援したらしい。


本京社長の長男・彰は所在不明とある。

八飛市のシャッター街で浅川恵那が出会ったあの男(永山瑛大)が、本城彰だった!!!

浅川恵那が「10年前の八頭尾山殺人事件について何か知っていますか?」と聞くと、

ロン毛の男は「藪から棒に。その話をするなら、僕はまずこの店を閉めなければならない。

シャッターを下ろして鍵をかけ電気を消す。それであなたが聞くというなら」と不気味に切り出す。

そして「およそ物事はそれが語られる理想を求めるものです。

あなたが知りたいことは言語なんて目が粗い道具で救いきれるものではありませんよ」と言った。


ロン毛の男のあまりの迫力に浅川恵那はフリーズするが、ロン毛の男は「ところであなた誰なんです?」と迫って来る。

引用元: 『エルピス』3話のネタバレと感想・考察ポイント!ロン毛の男(永山瑛大)は浅川恵那の幻想?

『エルピス』7話の感想




相変わらず盲目に突っ走る岸本拓郎(眞栄田郷敦)に対し、なんだか業界人になってしまった浅川恵那(長澤まさみ)。

DNA再鑑定など最初から上手くいくはずないと単独で犯人捜しをする拓郎はかっこいいですが、今後危ない目に遭うかもしれません。


そんな中、井川晴美の姉・純夏(木竜麻生)が「被害者遺族の会」を立ち上げますが、最後の被害者・中村優香の親族だけが来ないという事態に。

中村優香は14歳なのに18歳と偽ってデリヘルをしていましたが、8話でさらなる謎が解き明かされるようです。

8話では純夏が記者会見を開くのをやめるなど、大波乱が起きる模様です。


そして浅川恵那も別に安穏としているわけではなく、腹をくくっている様子。

そのうち大きなことをやってくれそうです。


それなのに村井喬一(岡部たかし)は浅川恵那に泣きついたかと思えば、「よお!おばさん」ですからね~(^_^;)

失礼を通り越した発言、なんとかならないんですかねえ。

『エルピス』7話の考察ポイント

『エルピス』7話もいつくか考察ポイントがありました。

黒幕は大門副総理でほぼ決定


八頭尾山殺人事件当時に、警察庁長官だった大門副総理。

大門は神奈川警察署に圧力をかけて、真犯人を逮捕しないように命令した疑いがあります。

おそらく真犯人は、「本城建設」社長の長男・本城彰(永山瑛大)。

大門は八飛市の権力者でおさななじみの「本城建設」社長の頼みを断れなかったのでしょう。


斎藤は政界進出するのか?


村井の情報によると、斉藤は政界進出するとのこと。

大門副総理の後ろ盾を得るために、斉藤は八頭尾殺人事件の隠ぺいに協力したということ?

斎藤も真っ黒だな~。


マジでクソな神奈川県警


今回、神奈川県警の警察官が50万円と引き換えに、岸本拓郎に署内の闇をゲロりしました。

警察署が上からの命令で真犯人を隠蔽したとか、本当に聞きたくないクソな話ですね。

松本さんの人生はどうなるんだって話ですよ。