日曜ドラマ『極主夫道』の原作あらすじ結末をネタバレ!
元極道の不死身の龍(玉木宏)が、専業主夫として家族を守ります!
その外見からは想像できないほど家事に命を懸ける姿に、思わずブッと噴き出す任侠コメディー。
当ページでは、ドラマ『極主夫道』を原作ネタバレしてまとめています。
日曜ドラマ『極主夫道』の概要と原作
タイトル | 『極主夫道』 |
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放送日 | 2020年10月11日 |
放送時間 | 毎週㊐後10:00~11:25 |
放送局 | 日テレ/読売系 |
原作 | おおのこうすけ「極主夫道」(新潮社) |
脚本 | 宇田学ほか |
ドラマ『極主夫道』とは、元極道の男が専業主夫として世の中と仁義を切りまくる異色の任侠コメディー。
主演は玉木宏さんで、元極道で“不死身の龍”と恐れられていたが現在は専業主夫の黒田龍を演じます。
一見怖そうな龍ですが、家事スキルも女子力もハイレベル。
現役の極道のような容姿のまま、キャラ弁を作ったり、町内の婦人会に参加したり、家族のために全力を尽くす姿がクスッと笑えます。
『家政夫のミタゾノ』同様、家事の豆知識の勉強にもなります。
原作
『極主夫道』の原作は、「くらげパンチ」(新潮社)に連載中で既刊5巻。
累計250万部突破の人気漫画で、馬鹿正直にストレートに生きる龍の姿が笑えてクセになると話題に。
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『極主夫道』原作ネタバレ
『極主夫道』を原作ネタバレします。主人公・黒田龍(玉木宏)を原作ネタバレ
黒田龍(玉木宏)は、裏社会に数々の伝説残した最凶ヤクザ。
一晩に単身丸腰で抗争相手の事務所を十か所潰したとも言われていて、通称・不死身の龍。
龍に組を潰された奴らは、今でも龍の命を狙っています。
そんな龍だが、現在は専業主夫。
外見は裏社会にいた時のままで背中や肩に入れ墨も残っていて超怖いが、想像を絶するレベルで家事に命を懸けています。
妻・美久のために毎朝キャラ弁を作ったりハーブを育てたりと、女子力が高い。
トレードマークは、スーツ、グラサンに柴犬のエプロン。
口癖は「主夫、舐めたらあかんで」
何でも任侠用語で喋るので、当然誤解されることが多い。
ヤッパorドス(包丁)、ブツ(現物)、シノギ(収入を得る手段)、カチ込む(殴り込む)、義理事(結婚式)など。
魚屋に行った時の会話が……
「刃物(ヤッパ)で腹を裂いて内蔵を引きずり出す。あとは身を三枚に剥いだったら……刺身に煮物、汁物、こいつは上物やでえ」
そりゃ魚屋さんもフリーズします(笑)。
ちなみに龍の言う「白い粉」は、麻薬ではなく薄力粉や強力粉の類(笑)。
「フツーに薄力粉って言えよ!」て感じなのですが。
透明の袋に小分けしてトランクに詰めて運ぶので、紛らわしい(笑)。
今でも失敗すると「けじめえええ」と指を詰めようとするので、美久が慌てて止めます。
美久のことをこよなく愛していて、パートで働くのも美久のプレンゼントを買うため。
妻・美久(川口春奈)を原作ネタバレ
美久(川口春奈)は、龍の妻でデザイナー。
バリバリのキャリアウーマンで、大黒柱。
美久が仕事から家に帰ると、龍の第一声は「推忍!お勤めご苦労さまです!」。
家事は超苦手で、特に料理の腕は壊滅的。
しかし龍が風邪を引いた時に作った冷蔵庫中のものをミキサーにかけた特製ドリンクは、味はエグかったが効きました(最後に腹痛は残ったが)。
酒に強いが、酒癖が悪い。
馬鹿力の持ち主で、空中に飛んだ龍をお姫様抱っこで受け止めたり、アッパーカットを食らった龍が窓を突き破ったことも。
漫画やゲームが好きで、特にポリキュア(プリキュア)が大好き。
美久の両親を原作ネタバレ
美久の両親は、時折龍と美久が住むマンションに遊びに来ます。
美久パパは龍と仲良くなりたい
美久の両親が突然訪問してきても、主夫・龍は最高のおもてなしをします。本日は、自家製ジャム入りのカヌレとダージリンティー。
美久ママは「私も龍くんにお料理教わりたいわ~」と盛り上がりますが、美久パパはちょっとアウェイな感じ。
美久パパは龍と話したくて色々質問しますが、龍の返事が全部ズレています。
龍:イヌ(刑事)にはあんまりいい思い出ないんで。
美久パパ:龍くんは歌うのは好きかい?
龍:自慢じゃないですが、自分は一回も歌った(自白した)ことないんですよ。
美久パパは、初めて龍を美久から紹介されたとき思わず尻持ちをついてしまいました。
でも実は仲良くなりたいと思っているんです。
美久パパと龍がキャッチボール
美久パパは、龍をキャッチボールに誘いました。しかし龍は美久パパが投げたボールをキャッチした後に走って手渡しでボールを渡すので、これでは接待キャッチボール。
美久パパは「キャッチボールってのは親子の会話なんだよ。一方的じゃダメなんだ」と言い聞かせます。
龍は「俺……間違ってました」と豪速球を投げ、美久パパはキャッチしたまま吹っ飛びました。
美久パパは血を吐きながらもちょっと嬉しそう?
美久パパは料理がお好き?
ある日、美久の両親がまたやって来ました。なんでも美久パパが鍋を作ってくれるとのことだが……包丁さばきが荒すぎる!
実は美久の料理の仕方は、美久パパ譲り。
包丁を大きく振り上げて、食材をランダムにカットしていきます。
美久ママ:「その人の料理は暴走列車。止められるかしら龍くん」
そこへ「私も手伝うね」と美久も参戦。
超武闘派親子から、必死に出汁(だし)だけは守る龍。
いよいよ美久パパがカレー粉とポン酢を入れようとして、美久がうどんとご飯と餅をぶっこもうとします。
美久ママが2人を制して、美味しい鍋を作り上げました。
龍は「流石です!おかあさん!」と土下座。
舎弟・雅(志尊淳)を原作ネタバレ
雅(志尊淳)は、龍の元舎弟。
龍が忽然と姿を消したことで、辰崎組は解散、組員は皆バラバラになり、肩身の狭い思いをしていました。
そんなある日、雅はスーパーで買い物中の龍と再会。
龍は「俺はもう足を洗った。俺は俺のやり方でシマ(家族)を守ってる。暴力では大切なものは守れへん」と雅に告げます。
雅が「平和ボケしたんかあ!」と殴りかかると、龍は思いっきり暴力で返してきました(笑)。
その後、雅がヤクザにからまれたところに龍が通りかかって(結果的に)撃退。
ここで雅にとんでもない勘違いが生まれてしまいます。
もしかして主夫とヤクザは表裏一体?
雅は「ついていきます、俺にも(主夫道を)教えてください」と弟子入りしてしまうのでした(笑)。
しかしプロ級の怠け者の雅には、買い物に行ったり料理をしたりすることは出来ないのでした。
結局怠け続けた部屋を龍に見られて、「素人がぁ」とはたかれる始末。
酉井組の姐さん(稲森いずみ)を原作ネタバレ
酉井雲雀(稲森いずみ)は、その器量で組の内外から一目置かれている酉井組の姐さん。
酉井組は去年組長がなくなって組を畳んだので、現在の雲雀はスーパーでパートして組員を養っています。
しかし商品の棚を間違えたり、レジを2度打ちしたりとミスが多い。
酉井雲雀は原作とドラマで設定が違います。
知りたい方はこちらへジャンプ。
虎二郎(滝藤賢一)を原作ネタバレ
虎二郎(滝藤賢一)は、“不死身の龍”と双璧をなすと言われていた超武闘派ヤクザで、通称“剛拳の虎”。
虎二郎がいない間に龍が組を潰しまくったために行くところがなくなり、現在はクレープの移動販売業。
その姿は、龍に勝るとも劣らずインパクト十分。
極道を離れた今も、龍とは事あるごとに舌戦を繰り広げます。
ある日、虎二郎と龍が再会。
雅は「伝説のヤクザ同士の喧嘩が……始まる」と身構えます。
龍と虎二郎は凄い手際、包丁さばきを見せて……
虎二郎か完成させたのは、トロピカルフルーツジャンボデラックススペシャルクレープ。
龍が完成させたのは、杏仁豆腐とフルーツジャムの苺添え。
2人はそれぞれの作品の写真を撮ってインスタに上げるが、龍はいいね!1件、虎二郎は0件という結果に終わりました。
その後、商売がうまくいかない虎二郎は、女子の間で流行っているタピオカドリンクに目を付けます。
龍が白い粉(タピオカ粉)を仕入れてタピオカミルクティーを完成させるが、売り文句が「本場の粉を使ったタピオカだよ~。一回手を出したらもう戻れないよ~」なので当然売れません(笑)。
酒井タツキ(古川雄大)原作ネタバレ
酒井タツキ(古川雄大)は、龍が住む町の警察官。
龍が足を洗ったとは信じられず、常に龍の動きに目を光らせています。
しかし天然で勘違いが多く、龍と雅のブツの取引現場を押さえたらハーブしか出てこなかったり(笑)。
組長との再会
龍は、コミック3巻第26話で、組長と再会。
急に組を抜けたことを詫びますが、組長は龍に話があるとのこと。
組長が連れている愛犬・ラッセルがやせ細っているのを見た龍は、特製ワンちゃん用シジミ汁のチキンご飯を作って食べさせました。
実は組長は龍に上の組織からスカウトがあったことを知らせに来たのですが、そのまま帰りました。
今の龍の居場所はこの町であることがわかったから。
美久と雅の初対面
美久と雅の初対面は、コミックス3巻第27話です。
ある日誕生日ケーキの帽子をかぶった雅が、突然美久を訪問。
美久は「あー君が雅くんか」と笑顔で迎え入れて、雅は「姐さん」と美久を呼びます。
雅の訪問目的は、龍の誕生日祝いをすること。
ちょうど美久も準備中だったが、部屋の中は汚く散らかっている?
しかし自分も散らかし魔の雅は「うんうん、なるほど」。
とにかく龍が帰ってくる夕方までに、誕生日祝いの準備をしなければならない。
美久の乱暴な包丁騒ぎと猫の邪魔で、龍が帰宅した時には見るも無残な状態に。
美久:「ヘタこいちゃった」
龍:「仇は俺がとったらあ」
結局、龍が全部準備しました。
龍が足を洗った理由は?
龍が組から足を洗った理由が気になりますが、それについてはまだ書かれていません。
第51話「美久との出会い」で、龍は今とは違って血に染まった世界で生きる者の目をしています。
漂う硝煙と銃痕の中、ビル脇に座る龍が見上げると、美久がいて肩に大きめの蜂が止まっています。
これが、龍と美久の出会いです。
龍の過去
龍の生い立ちや過去についてもまだ書かれていませんが、幼少期に遊園地などは行ったことがないのはわかっています。
龍はずっと遊園地にあこがれていて、美久と初めて行った時は異様な気の入りようでした。
龍の育ちはあまり良くなかったと考えられます。
龍、婦人会へ
第47話では、龍が、蝶野さんの推薦で、8つの町の婦人会の会長が集まる理事の会合=八竜会にカチコむことに。
なんでも男性でも婦人会に入れるように規約の変更をする予定とのことで、龍もいよいよ一人前か?
龍が婦人会の会合に行くと、素人のオーラではなく、全員名うての主婦でした。
龍は「堅木町で専業主婦やらせてもうてます龍いうもんです!」と挨拶。
龍は第一の試験=お茶を煎れるを遂行するが、花師・北川は龍を認めません。
龍は「やるからには組織(婦人会)のためにジギリをかける覚悟です」と土下座。
龍は、しなやかさ、気品を学ぶために北川いけばな教室に行くことに。
厳しい指導を受けた結果、以前の龍ではなく華やかな雰囲気が身につきます。
婦人会への入会を認められた龍の役目は、テーブルコーディネーター。
龍、台風に見舞われる
第56話では、台風7号の勢力が増して外は雨。
夕方から夜にかけて上陸する見通し。
龍は、ありったけの防災グッズと美久と一緒にかき集めます。
せっかくの休日なのに、これでは遊園地に行けません。
美久が窓を開けた瞬間に瓦が飛んできて、龍の頭を直撃。
電話をかけてきた雅は、買ったばかりのコロッケを風にさらわれます。
龍は雅を探しに外へ。
雅のコロッケがどこかの組のもんの顔を直撃。
龍は、調理不要7年保存可能のパンにコロッケを挟んで食べさせ、事なきを得ました。
最新話:第57話
2020年10月2日、最新話である第57話が公開されました。
自治会長直属の頼みで、龍が雅と一緒に町会費の集金に回ります。
町の人々は〇クザにしか見えない龍に震え上がり、「私は借金なんてしてないぞ!」と言ったり、「これで勘弁してください」と5千円も出したり、「どうかこどもだけは!」と泣き崩れたりします(笑)。
ちなみに町会費は一人500円なのですが(^_^;)
龍と雅は、〇クザの事務所へも集金に。
組長に「舐めてんのか」と拳銃を突きつけられた龍は「お前こそ自治会舐めとんのか」。
ゴミ置き場のカラス対策ネット、町内のお祭りのあれこれ、公園のチューリップの花壇修繕、ぜ~んぶ町会費から出ているのです。
組長は「おつりある?」と快く町会費を支払いました。
『極主夫道』原作とドラマの違い
『極主夫道』原作とドラマの違いは以下です。➀龍と美久の娘が登場
ドラマでは、原作にはない龍と美久の娘・向日葵(白鳥玉季)が登場。
原作の美久がポリキュア(プリキュア)が好きなのですが、ドラマでは子供が好きな方が自然と考えてのことでしょうか。
しかしドラマの美久もアニメ好きな設定です。
任侠言葉や行動で世間から誤解されてしまう元極道の龍と、アニメ好きの美久、かなり大人びた小学生・向日葵。
凹凸な3人のやりとりが、ほっこりとした笑いを誘います。
➁オリジナルキャラクター・大前ゆかり
玉城ティナさん演じる純喫茶のウェイトレス・大前ゆかりは、ドラマオリジナルキャラクター。
原作でも任侠者ばかりやってくる喫茶店が出てきて、龍がパートで働くことも。
大前ゆかりは、龍に憧れの気持ちを抱きます。
➂天雀会の姐さん・江口雲雀の設定が違う
稲森いずみさん演じる雲雀の設定が原作とドラマで違います。
原作では酉井雲雀で酉井組の姐さんで未亡人ですが、ドラマでは江口雲雀という名前で夫で天雀会の会長・菊次郎(竹中直人)を尻に敷いています。
④龍と美久のある約束
ドラマでは、龍と美久は結婚時に「もうもめごとを起こさない」という約束をしています。
1話では龍が元舎弟の雅とモメたのがバレたので、美久にお仕置きされていましたね。