ホリデイラブ 井筒渡【中村倫也】原作ネタバレ!里奈に家出されて両親から説教?

深夜枠にもかかわらず、平均視聴率5%超えと好調のドラマ『ホリデイラブ』。

浮気女・里奈(松本まりか)もキャラ立ちしていますが、パワハラ夫・渡(中村倫也)もかなり濃いキャラクターです。

特に4話の“恐怖の4者面談”は“渡劇場”と呼ばれ、視聴者を興奮の渦に巻き込みました。

当記事では人気ドラマ『ホリデイラブ』の井筒渡(いづつ・わたる)について原作からネタバレしました。



ドラマ『ホリデイラブ』井筒渡とは?



井筒渡(いづつ・わたる)は、里奈(松本まりか)のモンスターパワハラ夫。

男尊女卑思考の持ち主。

独占欲が強く、妻を所有物をみなし、徹底的に管理。

浮気した妻を徹底的に責め立て、細かく追及する非常な男。

東京・港区の一等地にある実家に生まれ、中高一貫の御三家から一流私立大学に進学し、現在は外資系会計事務所でコンサルタントとして働いています。

全てを把握していないと気が済まず、無駄や非合理を嫌い、それを里奈や周りにも強要します。

人物紹介を読む限りは、絶対に関わり合いたくないタイプですね(;^_^A

原作「ホリデイラブ~夫婦間恋愛~」井筒渡のネタバレ



原作でも渡は、普段から里奈の行動を徹底的に監視。

里奈の携帯電話の着信やメールの履歴は全部自分の携帯に転送するという徹底ぶり。

原作の渡の方がドラマの渡よりも完璧主義なイメージです。


里奈と純平の浮気現場を目撃


渡は純平(塚本高史)と妻の里奈が“出会い系アプリ”で知り合って、それからデートするようになったことを以前から知っていました。

当然何度か別れさせようとしますが、里奈が純平の職場で派遣社員として働き始めて2人は再会を果たします。


渡はドラマ同様、自宅のリビングで2人が抱き合っているところに帰宅して純平を殴ります。

その後は杏寿に連絡して、純平に「この街から出て行って、仕事も辞めろ。」と言うところもドラマとほぼ同じです。


子供の前でも怒鳴り散らす


ドラマ同様原作でも、渡のパワハラはエグイです。

里奈が1歳と2歳の幼子にご飯を食べさせている最中でも、キレると食卓をひっくり返します。

そして酷いセリフを吐きます。

そんなに(純平が)好きならいつでもこの家を出て行っていいぞ!!ただし子供たちには一生会わせない。

お前は誰からも見捨てられてたった一人で孤独に死ぬんだ。

みじめな人生だな。

引用元: 『ホリデイラブ』3巻・渡のセリフより


ま~、ドラマと同じで里奈が渡の前で純平の肩を持ったり褒めたりするから、渡が逆上するんですけどね(;^_^A

そしてこれもドラマ同様、渡は一人になった時に途方に暮れています。

渡はとにかく里奈にベタ惚れなんです。


杏寿と会って、里奈ともう一度やり直す決意をする


ドラマ『ホリデイラブ』2話と同じく、渡は杏寿と2人でカフェで会います。


渡は今まで何度も里奈と純平を別れさせようとしてきたけれど、それでも結局浮気されてしまったので、もう吹っ切れたと杏寿に語ります。

そして今でも里奈のことが大好きで、結婚前よりその度合いはずっと上がったと言って、情けない顏を見せるのでした。

里奈は渡の両親にも気に入られて、可愛がられているのです。


杏寿は早く離婚の手続きを取りたいと言う渡に「離婚はしようと思ったらいつでもできる。でも離婚してしまったらそれで終わりです。」と言って踏みとどまらせます。

そして純平は決して恋人として深い付き合いはしていなかったと言っているし、里奈の方もきっとまた渡を愛したいと思っているはずだと主張。

さらに純平の人柄などを説明し、きっちり反省していることも伝えます。


渡は自分はちょっと思い込みが過ぎて里奈を疑い過ぎたかもしれないと反省。

許せるかどうかわからないけれど、里奈ともう一度話し合ってみると明るい顏を見せました。


あっさり里奈に拒絶される


家に帰った渡は、上から目線で里奈にやり直す意思を伝えます。

「お前とやり直してやる。お前はもう仕事を辞めてずっと家にいろ。これからはまたしっかりとオレや子供だけを見ろ。」


しかし里奈は自分は確かに愛されていた、積極的だったのはむしろ純平の方だったと言い放ちます。

渡は杏寿から聞いていた純平の話と食い違う妻の主張に激怒、自分はそんな嘘つき男に負けたのかと憤るのでした。


恐怖の4者面談



ドラマ『ホリデイラブ』4話同様、原作でも“恐怖の4者面談”が行われました。

井筒家で、杏寿、純平、里奈、渡の4人の話し合いです。


当然仕切り役は渡で、「絶対に嘘はつくな。少しでも食い違いがあったら徹底的に追及するからな。」と睨みをきかせます。

お前らのどっちかが嘘つきのクソ人間だ。

今日はそれを徹底的に暴いてやるからな。

引用元:「ホリデイラブ~夫婦間恋愛~」4巻・渡のセリフより


里奈は純平は自分を本気で愛してくれたと主張、しかし純平は一度も杏寿と別れたいなんて言ってないし思ったこともないと主張。

里奈と純平の食い違う話に、渡の怒りは止まりません(^_^;)

テーブルをバンッと叩いて「二人の話が一致するまで今日は帰さんからな!」とそれはもう異様な粘着ぶりを見せます。


杏寿は「やり直したいと思うならもう相手を信用してグレーのまま置いておくのも必要じゃないかと思います。」と言いますが、渡は「僕はやり直したいからこそ徹底的に疑ってかかる。」と反対意見。

杏寿は、渡の純平を執拗に疑う態度や重箱の隅をつつくような細かい質問に心底うんざり。


杏寿はもうこの拷問されているかのような空間から早く立ち去りたいと思い、純平に全てを認めさせることにします。

純平は里奈の言い分を全て認め、自分が悪かったと謝罪。

渡は「汚い男め!!!」と罵り倒します。


そして話は慰謝料の金額に移り、渡は純平に200万円要求、杏寿は里奈に100万円要求。

杏寿は純平の支払う200万円から里奈の支払う100万円を差し引いた100万円を支払うと約束しますが、これがまた渡を激怒させる結果に。

杏寿さん あなた この男と離婚する気ないんですね。

こっちの夫婦はボロボロなのになあ。

結局はクソ同士お似合い夫婦ってことか。

引用元:「ホリデイラブ~夫婦間恋愛~」5巻・渡のセリフより


杏寿が慰謝料を夫婦の家計から出そうとしていて離婚する気がないのが余程腹立ったのでしょうが、あまりの酷い言い方に今度は純平がブチ切れます。

それでも最後にはきちんと挨拶して帰ろうとする杏寿と純平を里奈が追いかけます。


そして純平に“美容関係者ノブのブログ”という名前のブログを見せる里奈。

そのブログには、ノブが人妻・アズと出会い系サイトで知り合ってホテルに行った経緯などが赤裸裸に掲載。

さらに下着姿の杏寿がバッチリ写っていました。

渡は「お前ら全員最低だな!!俺以外まともな人間はいないのか!!」と罵り倒しました。

渡劇場や渡についてのツイッターの評判を知りたい人はこちら
ホリデイラブ 渡劇場が怖いし可愛い?名セリフや食事の好みに対する評判も!


里奈がとうとう家出


純平たちが帰った後、里奈は荷作りを開始、本気で出て行く意思を示します。

渡は「オレはあんな男よりも劣るのか!!」とゴミ箱を蹴飛ばして激怒。


里奈は今までの気持ちを全部ぶちまけまけます。

渡は付き合っていた時から自分を信用せずに縛り付けてきた。

それでも自分は一度も信用されない行動など取ったことはなかった。

渡にはもっと自分に自信を持って欲しかった。

渡は「オレが自分に自信がないとでも言うのか?」とワナワナと蒼白に。


そんな渡に里奈はトドメの一言。

本当はただの小さい男よ あなたは!!

引用元: 「ホリデイラブ~夫婦間恋愛~」5巻・里奈のセリフより


逆上した渡はとうとう里奈を殴ってしまいました。


それでも里奈は「やればいいわ。そんなやり方で愛してもらえると思ったら大間違いよ!!」とさらに反抗的な態度。

渡は「お前みたいな女、こっちから捨ててやる。」と拳を引っ込めましたが、以下の別れる条件を出してきました。

  • 1円の金もやらない。
  • 子供たちにも会わせない。

そして、まともな収入がなく親は病弱で頼ることが出来ない里奈を指さして嘲笑。

里奈は「いつか絶対子供たちを迎えに来るから!!」と泣き叫んで家を出ていきました。

里奈が出て行った後、渡は「ズタボロになって思い知れ。」と減らず口を叩きますが、その後テーブルに突っ伏して「くそお……。」と悲痛な表情。


渡の本性に気付く杏寿


杏寿はその後純平との絆を取り戻して、慰謝料を振り込んだ旨を渡に電話。

渡は杏寿と純平が元サヤに戻ったことを冷笑的に「すごいですねえ。」と言い、里奈が現在家出して義姉のところにいることを伝えます。


そして里奈が結局純平に捨てられたと知って「ざまあみろ」と大笑い。

杏寿は人を見下した態度を取る渡の本性にはっきり気付いてぞっとします。


里奈に決定的に拒絶される


里奈は自分名義の保険証書が必要(解約して杏寿に慰謝料を支払う為)で一度帰宅しますが、なんと鍵が変えられて中に入れません。

私の家でもあるのに……と信じられない思いの里奈。


そこに渡が「そろそろ来る頃かと思っていた。」と嘲笑いながら登場。

電話で自分の両親と子供を呼びつけました。


子供たちは久しぶりの母親を求めて、泣きながら走ってきました。

渡は里奈を突き飛ばし、子供たちを抱えて言い放ちます。

お前が今ここでオレに土下座して“もう二度としない”と誓うならもう一度だけ許してやる

引用元: 「ホリデイラブ~夫婦間恋愛~」6巻・渡のセリフより


里奈は一瞬躊躇しますが、次の瞬間覚悟を決めます。

絶対に嫌。

許すと言ったって絶対あなたは私を許さない。

一生辛辣で陰湿なイヤミで罵り続けるのよ。

引用元: 「ホリデイラブ~夫婦間恋愛~」6巻・里奈のセリフより


そして「そんな人生を送るなら一人で生きた方がよっぽどマシよ。」と堂々言い放ちました。

渡は自分がこんなに譲っても譲歩しない妻を殴りつけ、離婚届けに名前を書けと命令(渡の欄は既に記入済み)。

里奈はすぐに記入して捺印し、必ずいつか子供たちを迎えに来ると言って家を出ていきました。


親に説教される渡


里奈が出て行ったあと渡は酒浸りの生活を送り、離婚届もまだ提出しないままテーブルに。


そこへ子供たちの世話に疲れた渡の両親が訪ねてきました。

子供たちは母親を求めて泣くし、食事もしないので大弱りなのです。

その上、渡は仕事を口実に子供たちの世話は一切しないばかりか会いにすら行かない始末。


両親は、里奈は浮気はしたけどいい母親だったと思うから、このまま渡が子供を育てる意思がないなら、子供は里奈に渡すべきだと主張。

そして渡が子供たちを“里奈を引き戻す道具”として使っていることを鋭く指摘。

そして、とうとう渡に説教を始めます。

どうしても戻って欲しいならもうあんたが里奈さんに頭下げなさい。

とにかくあんたもちょっとは態度を改めないといけないわ。

引用元:「ホリデイラブ~夫婦間恋愛~」6巻・渡の母のセリフより


渡は「なんで俺がこんな目にー!!」と叫びます。

「ホリデイラブ~夫婦間恋愛~」6巻(最新刊)までの渡のネタバレはここまでです。

まとめ

「ホリデイラブ~夫婦間恋愛~」1~6巻の渡のネタバレをまとめました。

個人的に“夫婦再構築”をしないといけないのは高森杏寿・純平夫婦ではなく、井筒渡・里奈夫婦の方だと思います。

完全に平行線の渡と里奈が最終回には修復できるのかどうか……手に汗握りながら今後も視聴していきます。