『きみが心に棲みついた』3話では、星名の「俺のそばにいたいんだったら償え。」が炸裂。
なんとキョドコは展示会で下着モデルとして歩くことになってしまいました……!
まるで究極のドSとドMのような関係の星名とキョドコですが、その“出会い”や“大学時代の関係”などが気になりますよね~。
この記事では“星名とキョドコの過去”について原作からネタバレしています。
もくじ
『きみが心に棲みついた』星名と出会う前のキョドコとは?
まずはキョドコの幼少期~星名に出会うまでを原作からネタバレします。
キョドコは母親には愛されずに育ちました。
そのせいで極端に自分に自信のない性格になります。
転校した学校ではすぐに緊張してキョドってしまい、クラスのみんなに嘲笑され、馬鹿にされる日々。
「どうにかして仲間に入りたい。」とキョドコは願っていましたが、みんなにとってキョドコは“すぐテンパる変な子”でしかありませんでした。
こうして転校早々に距離を置かれてしまうキョドコ。
そして家に帰ると母の冷たい仕打ちが待ち受けていました。
とは言っても、母は妹には優しいのです。
だってあの子の態度見てるとイライラするんだもの。菜穂子みたいに純粋に可愛いって思えないのよ。
引用元: 『きみが心に棲みついた』母親のセリフより
そんな環境下でキョドコは「好きになってもらえるにはもっと頑張らなきゃ。」と必死な人間に成長してしまったのです。
『きみが心に棲みついた』キョドコと星名の出会い
キョドコと星名の出会いは大学時代。
お散歩サークルの新入生歓迎コンパの席でキョドコは「キョドコって呼ばれてました!よろしくお願いします!」といつものようにテンパった挨拶をしてドン引きされます。
しかし星名は「今日子だからキョドコか。君にピッタリの名前だね。」と笑顔で対応。
その後も周りはキョドコのネガティブな話を面倒くさそうに聞いていたけれども、星名だけは違っていました。
いーじゃん 流されても キョドコはそのままでいろよ。
引用元:『きみが心に棲みついた』星名のセリフより
キョドコにとって、星名はありのままの自分を受け入れてくれた初めての人。
幼少期から母親による精神的虐待を受けて育ったキョドコは、自分に全く自信がないまま大人になり、人の意見に流されてしまう日々を送っていたのです。
人懐っこい笑顔で優しい雰囲気の星名に強く惹かれてしまうキョドコ。
もうこれは仕方がない展開ですよね~(^_^;)
キョドコの星名への依存
キョドコは星名の(見せかけだけの)優しさにどんどん依存していきました。
キョドコは母親にいじめられるたびに部室の星名のところに行って、泣きながら惨めな気持ちを語りました。
そんなキョドコに星名は「キョドコって可愛いよね。そんなことで心を痛めてるなんてさ。」と言ってキョドコの三つ編みをほどきました。
「うん、こっちの方がいい。」
さらに、三つ編みでないと落ち着かないと主張するキョドコのスカーフを中尾巻きにしてくれました(以降、キョドコは中尾巻きがやめられなくなります)。
相手にされなくても失敗してもいいじゃん。
頑張る必要はない。
引用元: 『きみが心に棲みついた』星名のセリフより
この時、キョドコは「星名さんはありのままの私を受け入れてくれているの?」と舞い上がってしまいます。
キョドコにとっては星名は以下のように解釈されることに。
すごく危険な思考状態だと思いますが、まさにわらにもすがる状態のキョドコがやっとみつけたオアシスが星名だったわけで……。
星名のためだけに生きる?
そんなある日、星名が部室でひとり泣いていました。
いつもの星名とは全然違って、今にも壊れそうな様子にあわてふためくキョドコ。
「私にできること何かありませんか!?私も星名さんのために何か…っ。」と抱きしめます。
星名は「だったら俺だけのために生きてくれよ。」と涙を流しました。
この瞬間、キョドコは星名のためだけに生きる決意をします。
星名の本性とは?
星名の化けの皮が徐々に剥がれていきます。
まず、優しい言葉とともに副声音も聞こえるようになりました。
たとえば「キョドコって本当に可愛いね」の副声音は、「くだらねーことで悩みやがって」。
キョドコは戸惑いながらも星名という迷宮に堕ちていきます。
そして星名には彼女がたくさんいました。
そのうちのひとり・レイコからキョドコは残酷なことを言われました。
星名くんがあんたにかまってんのはからかったらおもしろいってだけでいわばおもちゃみたいなもんなのよ。
星名くんがあんたなんて本気で相手にするわけないじゃない。
引用元: 『きみが心に棲みついた』レイコのセリフより
キョドコが星名のそばにズルズルいられたのは身体の関係がなかったからだと、今でもキョドコは考えています。
星名ってなんでキョドコとは関係を持たないのでしょうね~?
本気で縛り付けておきたいなら関係を持つような気がするのですが……。
星名はある日、キョドコを試します。
自分のためにこの男と寝たら、他の女を全部切ってもいいよ、とキョドコに持ち掛けるのです。
キョドコ おまえ俺のためならなんでもできるって言ったよな?
だったら見せてくれよ。キョドコの本気。引用元: 『君が心に棲みついた』星名のセリフより
その時、キョドコにとって星名は全てでした。
星名さえ手に入れられれば、キョドコにとっては幸せだったのです。
キョドコは命令に従って、星名が連れてきた男と寝ました。
そして「私頑張りました!私が本気だってわかったでしょう?私が一番星名さんのことを……。」と言います。
そんなキョドコに「汚い手で触るな。」と冷たい態度の星名。
その翌日、星名は何事もなかったかのようにレイコを傍において笑っていました。
この一件でキョドコは星名の本性(=残酷な人間でキョドコを傷つけるのが目的)にやっと気が付きました。
星名はキョドコを押さえつけ、はさみで髪を切り刻み、耳のそばにはさみを振り落として耳を傷つけたりもしました。
とうとうキョドコは星名から離れる決意をします。
別れた後にも星名から連絡が?
1/16(火)夜10時、ドラマ第一話放送開始『きみが心に棲みついた』
— マンガ新聞レビュー部(元マンガHONZ) (@mangahonz) 2018年1月16日
気になる原作漫画について、ご紹介しちゃいます!
厳しくも優しいサバサバ系女子・八木の魅力も語っているので、
ぜひ読んでください!https://t.co/fFQFQyy5iC#マンガ新聞レビュー部 #きみが心に棲みついた@takapon_jp @sadycork pic.twitter.com/9bej8FNf04
星名とは縁を切ったつもりのキョドコですが、星名の方はその後も変な形で付きまといます。
2~3ヵ月に1度かかってくる星名からの非通知の電話のせいで、キョドコはその後も星名が忘れられませんでした。
発信音が鳴るたびに「キョドコはそのままでいろよ。」と優しく微笑む星名の姿がフラッシュバック。
「そのままでなんていちゃダメなんだよ。わかってるのになんで私は彼の呪縛から逃げ出すことが出来ないの……。」と苦悩することになるのです。
そしてキョドコは社会人になって合コンで吉崎(桐谷健太)と出会って、新しい恋に踏み出そうとするのですが、そんな矢先に会社のMD担当として星名が異動してきて、運命の再会を果たすことになったのでした。
久しぶりに会った星名はやっぱり酷い男でした。
まとめ
『きみが心に棲みついた』“星名とキョドコの過去”について原作からネタバレしました。キョドコは執拗にキョドコを縛り付け、コントロールしようとする星名から卒業できるのでしょうか?
異常な過去を持つこの2人がドラマではどんな結末を迎えるのか(原作はまだ連載途中)……?ドラマの結末が楽しみです。