きみが心に棲みついた 星名のラストが謎でモヤモヤ…「キョドコのくせに」とは?

『きみが心に棲みついた』最終回が放送されましたが、向井理さん演じる星名のラストシーンについて大反響がありました。

具体的には「終わり方が謎」「続編はあるの?」などで、ちょっとわかりにくいラストだったというご指摘多数。

当記事では話題を呼んでいる『きみが心に棲みついた』星名のラストについてツイッターの意見を中心にまとめました。



『きみが心に棲みついた』星名蓮とは?



『きみが心に棲みついた』星名蓮(向井理)は、ヒロイン・小川今日子 キョドコ(吉岡里穂)の大学の先輩。

幼い頃から母親に否定されて育った挙動不審なキョドコを受け入れてくれた最初の男。

ある日、部室でひとり泣いていた星名は「俺だけのために生きてくれ。」とキョドコに懇願。

キョドコはその願いを受け入れて、公開ストリップをしました。


しかし星名の本性は恐ろしいサディストで、キョドコをマインドコントロールして自分の思い通りに支配するのが目的でした。

一度は星名から逃げ出したキョドコですが、キョドコの勤める「ラ・プワール」に星名がMDとして異動してきて再会。

その頃、キョドコは合コンで出会った吉崎(桐谷健太)に惹かれはじめていました。


星名は再びキョドコを精神的支配下におこうとして、あの手この手でキョドコと吉崎を引き裂きにかかります。

キョドコは星名に依存しそうになる自分から卒業して前に進む決心をして、長年自分を苦しめてきた母親にもその決意を告げました。


しかし吉崎は、会社の聞き取り調査(星名のセクハラ、パワハラ疑惑)で星名をかばったキョドコに「星名に依存している。」と告げて、キョドコをフッてしまい……。

最終回は、キョドコが吉崎ににフラれた後から始まりました。

星名のラストとは?



最終回では吉崎が星名のマンションに行って、キョドコを解放してやってほしいと頼みます。

その時吉崎は既にキョドコと別れているのですが、自分はキョドコと結婚すると嘘までついて……。


時を同じくして、星名の母親・郁美(岡江久美子)の病状は悪化していました。

キョドコは郁実から星名の幼少期にきちんと愛してあげられなかった話を聞いて、星名に郁実に会って話をすべきだと説得。


しかし星名は行方をくらまし、その間に郁実は死亡。

キョドコは必死で星名を探し回って、大学の部室で練炭自殺を図っていた星名を発見。


星名から、母親の再婚相手を殺害したのは自分だという衝撃の告白を聞きます。

キョドコは星名をしっかり抱きしめて、郁実が「星名が生まれた時本当に嬉しかった。」と言っていたことを伝えました。


そして「星名の母親にはなれないけど、助けにきた。」と。


星名は「うぜえ。」と言って倒れて、キョドコも倒れました。


その後2人は助かるのですが、星名は病院を抜け出して行方不明に。

キョドコはその後吉崎と再会、再び付き合い出します。


そして結婚式の日、星名から素敵な花束が届きました。

そこには「キョドコのくせに」と書かれたカードが添えられていて……。


星名は式場には現れず、笑顔でどこかへ去っていきました。

星名のラストに対するツイッターの反応は?

ドラマの最終回はいわゆるハッピーエンドで終わったのですが、星名のラストに対するツイッターの反応を見てみましょう。



謎だし、モヤモヤする






「星名に納得いかない」「伏線回収されてないし、まとめすぎ」「最後の笑みの理由が気になるし、意味深」「星名はどこに消えたの?モヤモヤ」など星名のラストが謎で納得がいかない視聴者多数。


「強烈な過去がある星名が全く救われてないとこがなんだかなぁなんだよね」など星名が全く救われていない点がモヤモヤと言うひとも。

そりゃ、そうですよね~、幼少期の整形に加えて母親の再婚相手を殺害した過去を持っている星名のラストとしては、綺麗過ぎるといった印象です。
きみが心に棲みついた 星名の母親とは?最近まで殺人事件で服役してた?


筆者もキョドコだけ救われて星名は救われないラストに納得してません。

むしろキョドコより星名が救われないといけないんじゃ……?


星名の最後の笑みですが、キョドコを祝福しているのか?それともまだ何か企んでいるのかちょっとわかりにくいですよね……。

「キョドコのくせに」というセリフも「怖い」という意見と「愛を感じる」の2派に分かれていました。


筆者は以下の意見が正解に近いんじゃないかと思いました。


「星名が永遠にキョドコを呪縛し続ける」という怖いオチです。

ちょっと原作の星名のイメージに引きずられているかもしれませんが(;^_^A

ドラマの星名は原作よりキョドコに愛をもっているイメージなので、最後はキョドコを解放した可能性もあります。


星名に救いがないのが悲しい





キョドコと吉崎はハッピーエンドでしたが、「星名可哀想」「星名が救われて欲しかった」の声が相次ぎました。

星名に感情移入し過ぎて泣いてしまったひとも多かったようです。

星名さんはキョドコから「お母さんは、星名が生まれた時に本当に嬉しかった。」ことを聞いて、少しは自己肯定感が回復していたのでしょうか?


以下のように、星名にもかならず素敵なひとが現れるという声も。


「星名さん本当に心から幸せになってほしい」などの声がありました。

星名さんはこんな大きな心の傷を負ってひとりで生きて行くなんて大丈夫なのでしょうか?

さらに「キョドコ以上のひとってみつかるのかな?」てかなり心配なのですが……。


星名とくっついて欲しかった




たとえ不幸な結末でもキョドコと星名にくっついて欲しかったという視聴者も多かったです。

「パラレルワールドでいいので星名さんとのバッドエンドスピンオフをお願いします。」などの声がありました。

確かに吉崎はいい人だけど、星名とキョドコの関係をもっと突き詰めて欲しかったですよね~。


続編希望



星名のラストが「謎だし、モヤモヤする」という理由から、続編で「その後」を描いてほしいという声がありました。

筆者もスペシャルドラマかスピンオフドラマで、星名中心のストーリーが見たいですね。


ハッピーエンドで良かった




ラストがモヤモヤする人が多い一方、「ハッピーエンドで良かった」「ハッピーエンドでほっとした」の声も。

最初がイライラした分、最後が清々しくていいという意見です。

星名も人気があるのですが、やっぱり吉崎とキョドコに結ばれてほしいという人も多かったのです。


もっとエグいラストが良かった




原作の影響からか、「ハッピーエンドっていう至って普通な終わり方で残念すぎた。」「もっとエグいラストを期待していたのに期待外れ」「めちゃつまらなかった」「期待外れ」という声もありました。

『きみが心に棲みついた』の持ち味は「執着心や独占欲のドロドロ感」なのに、普通の幸せを求めてどうするんだ?という意見です。


確かに、原作『きみが心に棲みついた』はまだ連載途中で、星名がドラマよりもっと病んでいて怖いんです(;^_^A

しかし全10話で原作のホラー感や星名の闇の深さを描くのは難しいと思われるので、ドラマはハッピーエンドで終わるしか方法がなかったのでしょうね。

エグい結末は原作で期待するしかありません。


テーマがわからなし、掘り下げ方が雑




星名のラストが予想外にさわやかだったので、「共依存の克服」を描いた割には雑だったのではないかというご指摘。

本当にその通りで実際には「共依存の克服」はとても困難なはず……。

筆者も9話からのキョドコの依存の断ち切り方がサクサクし過ぎていたように思いました(特に、母親との関係)。

さきほども言いましたが、全10話のドラマだからこういう終わり方だったのでしょうね~。


私だったら星名さんを選ぶ







全話通して星名はカッコよくて、星名にヤラれた視聴者続出。

さらに最終回では、自分の弱さや闇も告白した星名に激しく共感する視聴者多数。

「怖いけど惹きつけられた」「腹が立ったけどハマった」「私だったら星名と選ぶ」「結婚したい」などの声が多いのなんのって……(笑)。


「星名さんだけを詰め合わせた動画を作って欲しい」という声もありました。

星名はいわゆる“悪い人”なのにもかかわらず、視聴者の共感を呼ぶキャラクターでした。

星名を演じる向井理さんのルックスと演技力の勝利としか言いようがなく、このドラマで役者・向井理を好きになったひとも多いです。

ドラマ終了後は、「星名ロス」の声が相次いでいます。


最後去っていく星名がかっこよかったという声も多く、まあ最後まで向井理さんがかっこよかったエンドってことですね。

まとめ

『きみが心に棲みついた』星名のラストについてツイッターの意見を中心にまとめましたが、いかがだったでしょうか?

向井理さんの演技力で魅力的だった星名ロスの声は当分、相次ぎそうです。