コウノドリ2 ダウン症とは?ダウン症で活躍する有名人を紹介

産婦人科で活躍する医師たちを中心に、妊婦とその家族、そして新しく生まれてくる命に焦点を当てた感動の医療ドラマ「コウノドリ2」。

「コウノドリ2」といえば、「コウノドリ」の時と同じくリアルな産婦人科の現場、そしてリアルな妊婦さんや家族の悩みなどを繊細に描いていることに高評価の声が集まっていますよね。

母子の命がかかった緊迫のシーンはもちろん、赤ちゃんが無事に産まれてからも続く現実を生きていく家族の姿など、どのシーンも役者さん達の高い演技力もあり、毎回感動を呼んでいます。

今回はそんな「コウノドリ2」に登場した「ダウン症」についてまとめてみました。



ダウン症とは?

今回「コウノドリ2」でも触れられた「ダウン症」は、21番染色体が3本あることにより、精神発達の遅れや特徴的な顔貌、多発期系を示す症候群です。

日本では新生児の1000人に1人の割合でみられます。

母親の年齢が高くなるほど出生率も高くなり、近年の高齢出産の増加に伴い、頻度は高くなりつつあるのが現状。

現れる主な症状としては、つり上がった眼、幅広く扁平な鼻、内眼角贅皮(ないがんかくぜいひ)などからなる特有の顔立ちです。

指が短いなどの小奇形を伴い、乳幼児には体の筋肉も柔らかく体重の増えも良くないことも・・・。


また、半数に心臓の異常が見られ、その他腸の奇形や白血病など。

知能や発達の機能は遅れ、普通の子の2倍くらいの時間がかかると言われています。

年長児でも知能指数は30~50くらい。

ただし、ダウン症でも就業している方はいらっしゃいます。


ダウン症の根本的な治療法はなく、症状に応じて治療を進めていく形になります。

合併症の早期発見や健康管理のための定期的な検診も大切。

重い合併症のないダウン症の子は元来健康な子供なので、そこで重要になってくるのが訓練・教育的な対応です。

最近は早期からの集団保育・教育が望ましいとの意見も。

家族の会なども大切な情報源です。


また、遺伝カウンセリングと呼ばれるものも重要です。

ダウン症の検査・診断は、主に特徴的な症状から。

また「コウノドリ2」でもとりあげられていたように、現在は出生前検診での診断も可能。


確定診断は染色体検査によるものになります。

ダウン症でも活躍している有名人

ダウン症でも有名・人気な方、活躍していらっしゃる方はたくさんいらっしゃいます。

今回はそんな方たちの名から厳選して2名紹介したいと思います。

1人目はピアニストの鈴木凛太朗さん。


右手首から先は先天的に欠損していますが、11歳からピアノを始め、知的障碍者のビューティーコンテスト「Special Beauty Japan 2017」のミスター部門でグランプリに輝きました。

また鈴木凛太朗さんは「命のノーベル賞」受賞者でもあります。

そしてもう1人はジェイミー・ブルーワーさん。


ジェイミー・ブルーワーさんはカリフォルニア州出身のダウン症を持つ女優さんです。

テレビドラマ「アメリカン・ホラー・ストーリー」に出演し、ダウン症を持つ成人モデルとして初めてファッションデザイナーであるキャリー・ハマーが手掛ける「Role MOdels Not Runway Models」に参加しました。

出生前検診についてみんなはどう思った?




「コウノドリ2」で放送されたことによって「ダウン症」、そして「出生前検診」に改めて考えたという声が多く上がりました。

命の選別が行われてしまうこと、それぞれの家庭の事情があること・・・。

皆さんそれぞれの立場から今回のテーマを見つめ直していました。

筆者も出生前検診について深く考えさせられました。

出生前検診を受ける受けるないも、産むことも中絶を選ぶことも、どの決断が正しいのかははっきりとは言い切れませんが、自分や周りの家族、そして新しく生まれてくる命とその命の未来について考えることについては早すぎることはないと感じました。

最終回に向けて、リアルな医師たちの現場と選択に注目!

今回の「コウノドリ2」では妊婦たちの選択だけではなく、医師たちの人生の選択について描かれていることも魅力の1つ。

筆者はしのりんこと四宮の今後が気になります・・・!

人生の選択で迷うのは、妊婦さんとその家族だけではなく医師も同じ。

リアルな妊婦さん達の姿だけではなく、産婦人科で働く医師たちの姿にも注目していきたいです。