コウノドリ2 四宮の父を演じる塩見三省の役柄と演技の評価は?

新しく生まれてくる命を支える産婦人科で活躍する医師たちと、そこに訪れる妊婦や家族の姿をリアルかつ繊細に描き、毎回感動を呼んでいる医療ドラマ「コウノドリ2」。

綾野さんをはじめとする豪華い俳優人達はもちろん、産婦人科に訪れる様々な悩みや事情を訪れる妊婦を演じるゲスト俳優さんたち、多くの役者さん達の演技がより物語を温かく、感動的にしています。

「コウノドリ2」では、前作「コウノドリ」よりも「医師たち自身の選択」について深く描かれているところが見どころの1つ。


今回は四宮の父・四宮晃志郎の役柄、そして四宮晃志郎を演じた塩見三省(しおみさんせい)さんの経歴や演技の評価についてまとめました。



四宮の父・四宮晃志郎


四宮の父・四宮晃志郎は石川県・能登にある街の病院で働く、街で唯一の産婦人科の医師。

街の妊婦達を守るため日々ほとんど休みなしで妊婦たちを診察します。

しかし晃志郎自身はステージ4の肺がん。

四宮が能登へ帰り、治療に専念するように説得を試みるも「この街の妊婦を守ることが使命だと思っている」と言い、医師として働くことを辞めることはしませんでした。


メガネに白衣の姿で妊婦さんに接する姿は親子そっくり!

また晃志郎は四宮からも「頑固親父なんだよ」と言われるほどの頑固者、決して曲がらないところや少し不愛想なところも2人が親子であることを感じさせます。

そんな晃志郎ですが、息子である四宮から「勤務先である病院まで送る」と言われた際には、嬉しそうな笑顔を浮かべていました。

少し怖い雰囲気がありますが、産科医として立派に活躍する息子を誇りに思う優しいお父さんです。

塩見三省さんの経歴

今回晃志郎を演じた塩見三省さんは1948年1月12日生まれ京都府出身の俳優さん。

演劇「幕末純情伝」や「熱海殺人事件」などの舞台から、1980年代にはテレビドラマ、1990年からは映画にも活躍の場を広げ「12人の優しい日本人」や「LOVE LETTER」に出演しています。


現在は名脇役として活躍なさっている塩見さん。

2013年に放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」では「琥珀の勉さん」を演じて注目を集めました。

様々な場所で活躍なさっている塩見さんですが、2014年に脳出血により倒れて5か月間の入院を経験。

退院後も手足などに後遺症が残ったとの事ですが、懸命なリハビリを経て2016年放送のNHK総合テレビ「恋の三陸 列車コンで行こう!」で復活を果たしました。

そんな塩見さんの最近の出演作には、映画では「アウトレイジ 最終章」(2017)、ドラマでは「コウノドリ2」のほかに「氷の轍」(2016)などがあります。

塩見さんの演技への評価




優しい人柄の役から鬼気迫る怖い役まで。

どんな役柄もこなせてしまう「演技の幅」を称賛する声が多くありました。

また、ご病気だったことを感じさせない迫力ある演技、また塩見さんご自身が病気になられたことで生まれた「コウノドリ2」で見せた晃志郎の演技が心に響いたという感想もありました。

筆者も、自分が病気になってもなお妊婦たちのためを思い必死に働く晃志郎と、病気から復活された塩見さん自身の姿を重ねると、感動でさらに涙が止まらなくなってしまいました。

これからも様々な役柄を演じていただきたいです。

今後も四宮の父・晃志郎に注目

自身の病気の治療よりも街の妊婦のために働き続けることを決意した晃志郎。

ですがペルソナで働く四宮のもとに四宮の妹から「父が病院に運ばれた」という電話が入ってきます。

これから晃志郎はどうなってしまうのか。

またそんな父を見た四宮はどんな行動を起こしていくのか。


妊婦たちはもちろんですが、最終回に向けて医師たちそれぞれの決断も気になります。