『風間公親-教場0-』2話のあらすじネタバレと感想!ラストの黒いフードの人物の正体は十崎?

『教場』、『教場Ⅱ』に続く第3弾の月9ドラマ『風間公親-教場0-』。

風間公親(かざまきみちか/木村拓哉)が右目を千枚通しで貫かれた事件についても詳細が描かれるとあって、話題沸騰のドラマです。

『風間公親-教場0-』1話では、瓜原潤史(うりはらじゅんじ/赤楚衛二)が風間とバディを組んで事件現場に臨場。

しかし瓜原の「優しさ」が刑事には向かないと判断した風間は、「君には見込みがない。交番勤務に戻ってもらう。それにサインしてもってこい」と転属届を渡します。

そしてラストシーン、風間の宿敵で右目を奪った男・十崎が登場します。

当ページでは、月9ドラマ『風間公親-教場0-』2話のあらすじネタバレと感想についてまとめています。

『風間公親-教場0-』3話のあらすじネタバレと感想!遂に十崎の千枚通し(犯行予告)が送り込まれる

2023年4月25日



風間道場とは?


風間道場とは、県警本部捜査一課の刑事指導官・風間公親(木村拓哉)が、キャリアの浅い刑事とバディを組み、実際の事件現場を共にするシステム。

マンツーマンのスパルタ教育の成果として、風間から認められた刑事は例外なくエース級の刑事として活躍しますが、落第すれば交番勤務に逆戻りです。

第1話・2話では、瓜原潤史(うりはらじゅんじ/赤楚衛二)が風間とバディを組んで2件の殺人事件に挑みました。

最初の事件「仮面の軌跡」では、容疑者・日中弓(内田理央)への事情徴収に大失敗。

しかし次の事件「硝薬の裁き」では、容疑者・益野紳佑(市原隼人)の娘・れいか(山田詩子)の火薬アレルギーから益野が犯人であることを証明しました。

風間は「火薬アレルギーによく気が付いたな」と褒めたものの、瓜原のれいかへの優しさから、逆にれいかを苦しめる結果になったことを責めます。

風間は「転属届を書け」と瓜原に最後通告しました。

『風間公親-教場0-』2話のあらすじネタバレ


『風間公親-教場0-』2話のあらすじネタバレです。

瓜原が根性を見せる


神奈川県警本部捜査一課の敏腕刑事かつ鬼指導官・風間公親(木村拓哉)とバディを組み、その結果「転属届を書け」と最後通告された新人刑事の瓜原潤史(赤楚衛二)は、何があっても逃げないことを決意。

事務員の伊上幸葉(堀田真由)は、瓜原に「もっと真剣に風間さんと向き合ったら?犯人が出した謎じゃなく、風間さんが出した謎を解くの」とアドバイㇲします。

ブロンズの墓穴


左柄美幸(さがら・みゆき)は、小学生の息子の研人(川原瑛都)が不登校になったことで悩んでおり、担任教師の諸田伸枝(山田キヌヲ)に話を聞きにいきます。

しかし諸田は教師とは思えない不適切な発言をした上に、「いじめの証拠などない」「学校に来るときは身だしなみに気を付けてくださいね」と酷いことを言って、佐柄を追い返しました。


その後、校庭で、教師・諸田伸枝(山田キヌヲ)が遺体となって発見されました。

遺体の後頭部には血痕があり、校庭に設置されているブロンズ像(3人の子供のうち、1人が本を広げている)が持つ本の角にも血痕がついています。


現場に臨場した瓜原は、風間から「目を閉じて現場の様子を説明しろ」と言われ、「犯人が被害者である諸田を突き飛ばし、諸田がブロンズ像が手にしている本の角に頭をぶつけたのではないか?」と推察。

しかしこれでは、諸田の額にある怪我の理由が説明できていない。

事件現場が砂地であるのにかかわらず、額の傷には砂が付いていない。


重要参考人・佐柄美幸


風間から「重要参考人が出てきたら事情徴収を任せる」と言われた瓜原は喜びます。

瓜原は、事件前日に諸田と言い争っていた左柄美幸の職場へ。(風間は後部で見守る)


佐柄は、工場で働く溶接工でした。

したたかな佐柄は、逆に瓜原を質問攻めにしてきます。

風間は、佐柄の溶接の仕事を食い入るように見ています。


佐柄には、諸田が殺された時間帯にゴルフ場にいたという確かなアリバイがありました。

瓜原は佐柄をシロだと判断しますが、「アリバイなど作ろうと思えば作れる」と風間。


瓜原の過去


瓜原は、「モンスターペアレントは多いけれど、息子がいじめで不登校になったからといって担任を殺す母親はいません」と自信たっぷりに言います。

瓜原は、小学校のときにいじめられ、不登校になった過去がありました。

その後、瓜原の母親(斉藤由貴)は瓜原をフリースクールに入れましたが、瓜原は母親を恨んでいます。

瓜原は、母親にもっと学校や担任と戦って欲しかったのでした。


瓜原の母の真実


at瓜原クリニック

瓜原は、母親が院長を務める「瓜原クリニック」へ。

瓜原:「僕がじめられて不登校になったとき、フリースクールに入れてそれで済ませたろう?なんで?」

母:「逃げることも大切だと思ったから」

瓜原は、やっぱり母親は逃げたんだとがっかりします。


そんな瓜原を、母はベッドに寝かせて触診。

「痛みを感じるところと、実際に痛みを発しているところは違うことがある」と教えます。

瓜原は面倒くさそうに帰る準備をしますが、母は「ねえ、覚えてる?」と自分の手首を見せました。


母の手首には大きな火傷の跡。

母は、瓜原が不登校になったとき、にんじんを担任教師に見立てて切り刻み、手元が狂って熱湯を被ったのでした。


瓜原は、再び佐柄の元へ。

瓜原は佐柄に宣戦布告します。

「僕の胃の痛みは消えました。風間指導官のお蔭です。あの人の言葉には全部理由があったんです」

「またお会いすることになると思います」


瓜原による佐柄への尋問【最終決戦】


at授業参観当日の、小学校の校庭

瓜原による佐柄への尋問。


瓜原は、諸田が殺されたのはこの校庭ではなく、別の場所であることを指摘。

根拠は、犯人と諸田がもみ合う靴跡が不自然で、偽造されたとしか思えないから。


佐柄が諸田を殺した手段は、ブロンズ像の本。

溶接工の佐柄は、ブロンズ像から本を切り離し、校庭とは異なる場所で佐柄を殺害後、本を元のようにブロンズ像にくっつけたのでした。


諸田の額の傷の理由は、佐柄の車のトランクの中で一度目を覚まして、起き上がろうとしてぶつけたから。

瓜原は、車のトランクの裏に諸田の皮脂が残っていることを突き止めました。


佐柄は「私が逮捕されたら、息子がかわいそう」と泣きつきますが、瓜原は「それを被害者の家族にも言えますか?」と一切同情しません。

瓜原は、自分の母(斉藤由貴)もまた瓜原を守るためなら殺人をもいとわない気持ちでいたことを知るのでした。

瓜原の母は逃げたのではなく、瓜原を守るために安全な場所へ移したのです。


犯行の一部始終


担任教師・諸田伸枝(山田キヌヲ)のせいで研人(川原瑛都)が不登校になったことに怒りを感じた佐柄美幸(宮澤エマ)は、校庭のブロンズ像からほんの部分だけを切り取りました。


その本の部分を持って、ニット帽をかぶり全身黒づくめで汚れた靴を履いて、濃霧で視界が悪い日に人気のない場所で諸田の後頭部を強打。

佐柄は諸田を自身が運転する車のトランクに諸田を入れて、アリバイを作るためにゴルフ練習場へ。


練習場を出た佐柄は、トランクに佐柄を乗せたまま小学校へ。

佐柄をかつぎ出し、足跡などの証拠を偽造し、ブロンズ像の本の角に佐柄の血液を付け、あたかも佐柄が小学校の校庭で殺されたかのような現場を作り上げたのです。

そして、本の部分をブロンズ像にくっつけて原状回復しました。


風間が事件現場で瓜原の胸倉をつかんで引きずり回したのは、犯人と被害者がもみ合ってできたように見える足跡が偽造であることを瓜原にわからせるためでした」。

風間:目から入ってくる情報は多過ぎて邪魔だ。


風間と瓜原が握手


at県警本部・指導官室

瓜原は風間に「僕は母に見捨てられたと思っていました。だから人に優しくしたいと思っていました。そんなの刑事にとって欠点でしかありませんでした」と話します。

風間:「犯人を仕留めたときに君にためらいはなかった」

瓜原:「刑事になる覚悟ができました」


風間が瓜原の警察学校の卒業文集を出し、「君の欠点は長所でもある。それを忘れるな」と言いました。

風間は「指導はここまでだ」と瓜原に握手を求めます。

瓜原が手を伸ばすと、風間は力強く握りました。


瓜原が事務員の伊上幸葉(堀田真由)に挨拶に行くと、伊上は輪島塗の高いお椀(瓜原が事件捜査で母のために買ったもので、伊上にあげていた)を「お母様に」と瓜原に渡します。

瓜原は笑顔で去り、女性とすれ違います。


シングルマザーの新人刑事・隼田聖子(新垣結衣)


この女性の名前は、隼田聖子(新垣結衣)。

シングルマザーの新人刑事で、瓜原の後釜として、3話から風間とバディを組みます。


黒いフードの男が千枚通しを研ぐ


物やゴミが散乱している汚い部屋の隅で、黒いフードを被った人物が座っています。

手袋をはめて、千枚通しを研いでいます。

『『風間公親-教場0-』2話の感想

『『風間公親-教場0-』2話の感想です。

息子が不登校になった母親役の宮澤エマさんの演技に震える



宮澤エマさん、演技が凄かったです。

瓜原に食ってかかる不敵な態度も、息子のために殺人を正当化する母の狂気・強さも、すべてが凄かったです。

殺された教師の性格がひどすぎる


被害者の諸田先生ですが、いじめを傍観した上にさらにいじめを増長させるような行動まで取り、以下のあまりにも酷い発言までしています。
  • 私と話すときはアポを取ってください
  • いじめの証拠などない
  • 学校は勉強を教える場所、生活態度を教えるのは家庭の仕事
  • 不登校になったのは、親のせい
  • 学校に来るときは身だしなみに気を付けてくださいね、ここは工事現場じゃないんですから

『風間公親-教場0-』2話ラストシーンのクロフードの人物は十崎?


ラストシーンで出てきた汚部屋の住人・クロフードの男。

一心不乱に「千枚通し」を研いでいるので、この人物が雨の夜に遠野(北村匠海)の喉を切り裂き、風間の右目を奪ったことは間違いないでしょう。


原作の犯人の名前は、十崎(とざき)。

20歳のときに交際していた女性の首を千枚通しで突き刺して殺し、風間に逮捕されて15年間刑務所に服役しましたが、風間を逆恨みしています。


その後も千枚通しによる障害事件を多数起こしており、変質的という一言では片付けられない恐ろしい男です。

使っている千枚通しも「自家製」で、自身で研いでいるといった猟奇性があります。


原作では風間が指導した若手刑事が成長して十崎を逮捕するので、おそらくこのドラマで風間が指導する若手刑事の誰かが逮捕するのは間違いないでしょう。

筆者は再起不能かと思われた遠野(北村匠海)が、カムバックして十崎を逮捕する最終回を期待しています。

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『風間公親-教場0-』3話は原作小説『教場0』「毒のある骸」

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