ドラマ「民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?〜」の藤堂誠(とうどうまこと)役は高橋一生です。
高橋一生は2016年〜2017年にかけて大きくブレイクしている役者なのはご存知の方も多いと思います。
しかし、「彼の演技のどこがいいの?」と聞かれると意外と答えるのが難しかったりしますよね。
当ページでは、ドラマ「民衆の敵」に出演する藤堂誠役の高橋一生を紹介しつつ、魅力ある演技力について解説していきます。
ドラマ「民衆の敵」藤堂誠役は高橋一生
僕もヤバ妻ロスです。。 pic.twitter.com/SOPE5J2YfC
— 高橋一生 (@i_am_issey) 2016年6月21日
高橋一生は今まで数多くのドラマや映画に出演しており、子役から現在まで長い役者経歴を持っています。
しかし、ブレイクしたのはここ最近の話…それだけに「遅咲きの俳優」と言えます。
デビューは1990年ビートたけし主演の映画「ほしをつぐもの」で、当時は少しふっくらした少年でした。
それ以降、子役として経験を積み、演技を続けていきます。
1995年にはジブリ作品である「耳をすませば」のヴァイオリン職人を目指す少年・天沢聖司(主人公・月島雫の相手役)の声優を演じています。
ドラマで大きく話題を呼んだのは2015年の「民王」の貝原茂平役ではないでしょうか。
クールで無表情なのですが毒舌家、それでも秘書としては有能…抜けているのか抜け目がないのか、そんな役柄に魅了された人が続出し、複数のドラマ賞で助演男優賞を受賞しています。
2016年には映画「シン・ゴジラ」でゴジラの生態解析する安田龍彦を演じ、尾頭ヒロミ役の市川実日子のコンビで活躍。
2017年はTBSドラマの「カルテット」では理屈っぽい器用貧乏、それでいて妙なところにこだわりを持つキャラクター・家森諭高役を演じて、これまた捻くれた個性的キャラクターを見事に演じきっています。
また、同時にNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で裏切りものを演じつつも井伊家を守り続けてきた政次を演じました。
最後まで裏切り者を演じ続けた政次の壮絶な死は話題にもなり、高橋一生本人にとっても政次は思い入れのあるキャラクターであったことを語りました。
大河ドラマの政次の死に方は想像を遥かに超える衝撃度だった!
— EX馬鹿てつきのTweet (@Y_tetsuile) 2017年8月20日
直虎見てて久しぶりに100%集中して見たシーンかもしれん!
直虎の言葉も政次の言葉もヤバかった!
辞世の句も感動だし、高橋一生の演技力がすごかった!!#女城主直虎
高橋一生の演技の魅力は?
Takahashi issei / color pencils / watercolor / 27 × 39 cm #pencil #sketch #drawing #Art #watercolorpainting #illustration #高橋一生 pic.twitter.com/7rUnh1hIG9
— Shaoyu (@wushaoyu47) 2017年4月30日
高橋一生は近年多くのドラマに出演していますが、彼固有の演技は唯一無二で「個性派俳優」であると筆者は思っています。
それだけに、高橋一生が演じるキャラクターは近年「少し捻くれたキャラクター」だったり「裏に闇を抱えているキャラクター」であったりします。
なぜそのような役に選ばれるのか?
それは、高橋一生は無表情の中に感情を表現する力があるからだと私は考えています。
ドラマ「民王」なんかはわかりやすいのですが、高橋一生演じる貝原は常に無表情。
しかし、無表情であるにも関わらず、怒っているのか喜んでいるのか伝わってくる…そんな空気を演じるのが役者・高橋一生なんです。
普段人はほとんどのときは無表情、怒っていても顔をゆがめたりしない人だって多いはずです。
感情を表すのに顔芸のように怒ったりすることは恐らくどんな人にだってできるでしょう。
それが上手いのか下手なのか、そこには人の好みによって大きく判定が分かれるところです。
しかし、高橋一生は表情で大きな表現するのではなく、ドラマの流れや場の雰囲気を上手く使って感情を表現しているように思えます。
だからこそ、「表情に感情を表さない捻くれた役」が似合うのではないでしょうか。
それにしても、この高橋一生の「真意を全く表さない演技」がすごい。真意が表情等に全く現れていないはずなのに、なぜかそれが見えてくる瞬間がある。直虎の政次への信頼に視聴者を移入させるこの効果は、脚本の力だけじゃ説明できない。
— きょうこう☢️ (@godai_dt) 2017年8月7日
また、高橋一生は「俺が俺が!」と自発的に表現するよりも、自然の中に溶け込みつつも個性と存在感を発揮できる役者さんだと思います。
自然な存在感…それはまるで唐揚げというメインキャストの横に添えられているレモンのような…そして、サンキュー・パセリ。(ネタがわからない人はドラマ「カルテット」を視聴しましょう)
ドラマ「民衆の敵」藤堂誠役はどんな役柄?
※ネタバレ注意です、ごめんなさい今日発売の『TV station』一生さんインタビュー記事とは別に月9クランクインの記事発見!!この角度の一生さん私的に初めて見たかも *゜ #高橋一生 #民衆の敵 pic.twitter.com/otwWAo8S3J
— ゆーみん *゚ (@___xxtkhs1209) 2017年8月2日
ドラマ「民衆の敵」では高橋一生が藤堂誠役を演じます。
藤堂誠は主人公・佐藤智子(篠原涼子)と選挙戦の議席を争うライバルです。
藤堂誠の家は政治家一家で、いわゆるボンボンというやつ。
ゆくゆくは総理大臣にも上り詰められるようなポストであり、智子にとっては大きな壁となるでしょう。
そんな藤堂誠にも「政治家なんてやりたくなかった…」という思いがあった時期もあり、今までに葛藤してきましたが…
何やら藤堂誠という男には裏の顔があるようです。
さてさて、お金に困った佐藤智子とは正反対のキャラクター藤堂誠ですが、別の方向性で辛い一面を抱えているキャラクターなのではないかと筆者は予想しています。
またドラマ「民衆の敵」で少し捻くれた高橋一生が見れると良いかなと祈る限りです。
まとめ
ドラマ「民衆の敵」藤堂誠役の高橋一生の経歴や演技についてまとめました。政治が絡む以上、ドラマ「民王」を思い出してしまうのは私だけでしょうか(笑)
2017年秋の新たなエンタメ作品に期待です。