ドラマ『パーフェクトワールド』は、事故に遭って車いす生活を送る建築士・樹(松坂桃李)が、同級生・つぐみ(山本美月)と再会し、少しずつ心を通わせていく純愛ストーリー。
原作は有賀リエさんの同名コミックで、2019年4月現在まだ連載中です。
2018年には岩田剛典さん × 杉咲花さんのW主演で映画化されて感動を呼びましたが、ドラマの最終回がどんな結末を迎えるのか気になっちゃいますよね~。
当記事では、ドラマ『パーフェクトワールド』の最終回結末をネタバレ予想してまとめています。
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もくじ
原作漫画『パーフェクトワールド』は?
原作は、有賀リエさんの『パーフェクトワールド』(漫画雑誌「Kiss」で連載中で、既刊9巻)。
主人公・鮎川樹(松坂桃李)は、大学時代の事故で脊髄を損傷して、車いす生活を送る一級建築士。
生涯ひとりで生きていくと決めていましたが、職場の飲み会で高校時代の同級生・川奈つぐみ(山本美月)と再会。
徐々に惹かれ合う2人は、親の反対やライバルの出現、病気やケガなどの問題に直面していきます。
「幸せとは何か」を問うピュアなラブストーリーで、”大切な人に読んでほしいラブストーリーNo.1″との呼び声も高い。
原作のあらすじの結末とは?
原作漫画のあらすじを簡単にネタバレします。
再会から始まった恋
川奈つぐみ・26歳は、インテリアデザイン会社「クランベリーズ」勤務。
高校生の時は絵を仕事にするのが夢でしたが、叶いませんでした。
ある日、取引先の設計事務所との飲み会で、初恋の人・鮎川樹と再会。
樹は“高校の時の夢=一級建築士になる”を叶えていましたが、大学の時に脊髄を損傷して、車いす生活を送っていました。
つぐみは、思わず一歩引いてしまいます。
その後、樹はコンペの〆切前に、ひどい褥瘡(じょくそう)が原因の高熱で入院。
駆け付けたつぐみは、熱が下がらない樹が必死でコンペのパースを仕上げる姿に心動かされます。
この人は、今までどれほど悔しい思いをしてきたんだろう……。
つぐみが最後の着色を担当して、見事パースが完成。
樹は、つぐみが高校時代に絵を描いていたことを知っていて「お前の絵、好きだった」と信頼してくれたから。
安心して眠る樹を見て、つぐみは樹への恋心が再燃するのを感じるのでした。
樹のコンペ作品は、優勝こそ逃したものの、次点である佳作受賞。
樹は飲食店リノベーションの担当に抜擢され、つぐみも念願のインテリア担当に。
樹は「もう2度と恋をしない」と決めていて、高校時代の彼女・美姫のことも自分からフッていました。
つぐみは、そんな樹に不器用ながらも真っすぐ気持ちをぶつけ、2人は付き合うことに。
つぐみが過労と怪我、そして2人の別れ
樹を長年支え続けてきたヘルパー・長沢は「私は、樹くんの心も体もあなたよりずっと理解しているから」とつぐみに宣戦布告。
さらにつぐみの両親が2人の付き合いに反対し、疲弊したつぐみはホームで人にぶつかられた衝撃で、線路に転落。
つぐみは駅員に助けられて、命に別状はありませんでしたが、骨折(+過労)で入院。
つぐみを助けることができなかった樹は、つぐみの父親から「娘と別れてほしい」と言われてしまいます。
つぐみは、療養のためにいったん実家へ。
その間に樹は、体中の激痛で倒れて病院に運ばれ、合併症の疑いも出ます。
病院に駆け付けたつぐみは、長沢から「障害を日常として捉えられなければ、共に生きていけないわよ」と厳しい一言を言われます。
つぐみは、樹が倒れるたびに慌てふためいて、何も出来なかったから。
幸い、樹は合併症ではありませんでした。
つぐみの骨折が完治した後、樹とつぐみは桜が綺麗な遊園地へ。
夜になって2人で観覧車に乗りましたが、樹はつぐみに「別れよう」と告げました。
樹は、こんな身体でつぐみのことをどんどん不幸にしていくことに耐えきれなくなったのです。
一方、つぐみは自分が樹の重荷になっていたことを思い知らされるのでした。
その後、つぐみはずっと自分を支えてくれた高校時代の同級生・是枝の気持ちに応えて付き合い始め、樹も今まで通り長沢といることを選びます。
つぐみの父親の病気が悪くなり、つぐみは父親の世話をするために実家へ戻ることを決意。
つぐみがまさに電車に乗ろうとした時、樹がやってきて「俺と一緒にいてほしい」と叫びますが、つぐみは是枝を裏切れませんでした。
再会
つぐみは、楓&圭吾カップルと出会い、彼らの家の設計を頼まれた樹と久しぶりに再会。
車いす生活を送る楓の余命は短く、圭吾は楓のためにバリアフリーの家を建てたいと切望していました。
樹が設計、つぐみがインテリアデザインを担当して、2人は再び一緒に仕事をします。
そんな中、大きな地震が起こり、つぐみは樹と連絡が取れなくなります。
余震が続く中、つぐみが樹の家に駆け付けると、樹が倒れていました。
避難所に寝る場所がなかった樹とつぐみは、車の中で一泊。
つぐみは樹に「生きててくれてありがとう」と言いました。
今夜だけ昔の2人に戻ろう、付き合ってた頃より前の夢だけ見てた高校時代の2人に……。
その後、つぐみと樹はお互いに「後悔がある」と伝えあい、もう一度付き合うことを決意。
2人の関係を知った是枝は、自ら身を引きました。
樹の褥瘡(じょくそう)が悪化して、緊急入院。
病院に駆け付けたつぐみが、以前とは違って樹の障害を日常として受け入れられるほどに成長した姿を見た長沢は、静かに身を引きました。
つぐみの父親の猛反対
しかしつぐみの父親は、2人の関係に猛反対・説得の術がありません。
そんな中、つぐみの父親は危篤状態になってしまいます。
つぐみたち家族が駆けつけ、樹も行きました。
つぐみの父親は、奇跡的に一命をとりとめ、病状は順調に回復。
そんなある日、つぐみの父親は、樹を呼び出しました。
つぐみと樹、2人揃ったところで、つぐみの父親が話しだします。
「ICUに入った時、闇の中からつぐみと鮎川君の声が聞こえてきた。
2人の声が、私を呼び戻してくれたんだ。
そしてその時、私は見たんだ、悲しむ娘を必死で支えようとする男の姿を!!
もうどんな言葉よりもその光景が全てを語っていた、この2人は出会うべくして出会ったのだと」
つぐみの父親が「鮎川君、娘をどうかよろしくお願いします」と頭を下げて、樹とつぐみは嬉しくて泣きました。
その後、樹がつぐみに正式にプロポーズ。
2人の間で出来るだけ障害を忘れる時間を作れるように努力するけど、本当に困った時にはつぐみに向かって叫ぶから力になってほしい、と。
結婚式
つぐみと樹の結婚式。
つぐみの父親は、つぐみの美しい花嫁姿を見て「言葉にならん」と絶句。
つぐみは、樹の母親に「私たち、これからひとつひとつ幸せを取り戻していきます」と宣言しました。
長沢からは「私から障害について伝えることは何もないわ。本当に頑張ったわね」のカードも届きました。
樹とつぐみの結婚生活は、幸せそのもの。
しかし“子供をどうするか”という問題については、後回しにしていました。
子供を作ろう
そんなある日、つぐみは樹が障害者バスケの練習に行くのについていきます。
知り合いの子供・風太の手を2人で両側から繋いだ時、つぐみと樹には未来の子供の手を繋いでいる姿がはっきり見えました。
樹は「つぐみ、俺たちやっぱり子供作ろう」とつぐみの手を取り、つぐみもうなづきました。
辛い治療
「子供を作る」と決めたつぐみと樹は、病院へ。
脊髄損傷者は、性機能障害により、通常の射精ができないケースがほとんどで、樹は精巣から直接精子を採取する手術を受けることになりました。
そこで採れる精子の量と質によって、手術の回数が決まってきます。
手術で採れた精子は回数分に分けて凍結し、つぐみの採卵に合わせて顕微授精を行うとのこと。
最初の診察を終えた樹とつぐみは、はーっとため息。
2人ともかなり緊張したのです。
しかしこうやって病院に行って、実際に話を聞くと、今までぼんやりとしか考えていなかった「自分たちの子供」というものが、次第に現実のものとして思えてきます。
樹の手術の結果、2人の治療は4回に決定。
つぐみは排卵日に向けて、排卵誘発剤を打つために、毎日会社を早退。
その後、採卵を行い、顕微授精をしてもらい、5日間かけて「胚盤胞」という状態まで育てます。
ここで受精卵が上手く育てば、胚移植のステップに進めます。
樹も、慣れない買い物や料理も頑張って、つぐみをフォロー。
そして採卵できた4つのうち、1つが「胚盤胞」まで成長。
つぐみ、第一段階クリアです。
そして手術の日。
意識があるままの手術で、樹の小さな受精卵がつぐみの子宮に着床しました。
これで子宮壁に受精卵が着床したら、妊娠確定です。
しかし今回は、つぐみはダメでした。
身体の奥底にある確かななにかを感じていたのに……。
2回目は、少し期間を置いてからチャレンジすることになりました。
待合室で、つぐみは赤ちゃん連れのママの隣に座りますが、今日はやけに子供の声が大きく聞こえました。
帰宅したつぐみは、虚しさからすぐにベッドに横になりました。
1回でできる可能性があまりないことは理解していましたが、治療が進むたびに前に進んでいる実感があったのに……。
そして着床を待っている間の、赤ちゃんへの期待度も。
つぐみは「これっきりじゃない」と自分を励まします。
しかし残るは、あと3回。
本当に樹の子供が産めるのだろうか、私はこれから何をすればいいのだろうか。
※原作のあらすじのネタバレについてもっと詳しく知りたい人は、以下の2記事をお読みください。
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映画『パーフェクトワールド』とは?
映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』が、岩田剛典さんと杉咲花さんのW主演で、2018年10月5日に全国公開されました。
映画のあらすじの結末とは?
映画のあらすじも原作とほぼ同じですが、違う点を書いていきます。
年齢と関係性が違う
原作の樹とつぐみは、同級生で26歳。
映画のつぐみは24歳で、樹は先輩。
長沢、是枝のエピソードが描かれていない
樹には、長年世話をしてくれたヘルパー・長沢の存在が、つぐみには、高校時代から思ってくれた是枝の存在があります。
原作では、つぐみは是枝と付き合って結ばれ、樹はつぐみと別れた後は長沢と向き合おうとします。
映画では、つぐみは是枝と付き合わないし、樹が長沢と向き合うエピソードも描かれていません。
結末が違う
映画の結末は、原作と違います。
映画でもつぐみは、病に伏した父親の介護のため、しばらく松本(実家)に帰るのですが、そこへ長沢から電話が。
なんと、樹が病院に運ばれて成功率が低い手術を受けるとのこと……!
映画でもつぐみの父親は2人の交際に反対するのですが、この時点で「父さんはこうなってみて初めてわかったこともある。後は自分で決めなさい」と許してくれます(原作に比べたら、あっさり)。
つぐみは「あたしもわかったことがある。みんな一人じゃない。辛い時も一緒に乗り越えたらどうかな」と言って、東京の樹のもとへ。
長沢は、つぐみに樹からの手紙を渡しました。
そこには「もしもう一度、川奈に会えたら一緒にあの桜を見に行きたい」と書かれていました。
“あの桜”とは、高校時代につぐみが描いた桜の木のこと。
樹の手術は成功。
つぐみと樹は桜の木の下で互いの気持ちを伝えあいました。
つぐみ:「あたしは今の先輩が好き、今の先輩が大切なんです」
樹:「もう最期かもしれない、そう思ったとき川奈のことばかり浮かんだ。改めて気づいたんだ。2人でいられるならそれだけで世界は完璧だって」
ラストシーンは、2人の結婚式。
そしてあたらしい人生を2人で歩み始めた。
ドラマ『パーフェクトワールド』の結末をネタバレ予想
原作と映画の結末を確認したところで、ドラマの結末を予想します。ドラマでは鮎川樹役は松坂桃李さん、川奈つぐみ役は山本美月さん、是枝洋貴役は瀬戸康史さん、長沢葵役は中村ゆりさんです。
2人の結婚式
既にウェディングドレスとタキシードでポスターを撮っておられるので、結婚式のシーンがあるのは間違いありません。
山本美月さんの純白のドレス姿が、まぶしすぎます。
映画のようにラストに来るのか、ドラマのように途中経過に来るのか……。
全10話であることを考えると、結婚の先も見たい気がします。
つぐみの妊娠
原作では、樹とつぐみが子供を作ることを決意します。
ドラマ放送中に原作も進行していくので、ドラマでも2人が子供を授かるところまでしてくれたら嬉しいです。
結末が結婚式なのか、つぐみの妊娠か、2人の子供が生まれるところなのかはわかりませんが、大きな感動を呼ぶことは間違いないでしょう。
そして「いつか、このドラマが、ただのありふれたラブストーリーになりますように。」のキャッチコピー通り、障害を持つ人もそうでない人も、自信を持って“幸せ”を選択できる世の中になることを願ってやみません。
まとめ
ドラマ『パーフェクトワールド』最終回結末をネタバレ予想してまとめました。※原作漫画に新展開が有り次第、追記していきます。
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