2話ラストシーンで和馬(志尊淳)に刺されて絶対絶命の旺太郎(山崎賢人)。
ここで思うのが「あれ?旺太郎を殺すのはキス女じゃなかったけ……?」ってこと。
考えてみたら、旺太郎ってキス女のキス以外もけっこう危険な目にあってますよね?
この記事では『トドメの接吻(キス)』キス女の目的について考察してまとめました。
もくじ
『トドメの接吻』キス女の登場シーンまとめ
キス女の目的をはっきり知るためにも、1話~2話の“キス女”の登場シーンを簡単におさらいしましょう。
筆者が個人的に気になる部分には、赤線か黄線を引きました。
1話「キス女」登場シーン
キス女初登場
キス女初登場は、イブの夜。
並樹グループ社長令嬢・並樹美琴(新木優子)が、主人公・堂島旺太郎(山崎賢人)が働くホストクラブ「ナルキッソス」に初来店した日。
百億の女(美琴)との出会いを“人生を変える大きなチャンス”と鼻息も荒い旺太郎の前に突然現れたのが、サンタクロースの衣装を着た“キス女”(門脇麦)。
「あ……あなた、死ぬ。」と言った後、いきなりぶっちゅ~、来ました!死のキス。
旺太郎はイブの7日前(=12月17日)に戻ります。
2度目の登場
そして二度目のイブが来ます(ほかのひとにとっては初めてのイブだけど旺太郎だけ2度目)。
旺太郎は、ナルキッソスに来たけれど途中で帰ってしまった美琴を追いかけます。
そして後ろから声をかけられて驚いて振り返りますが、そこにいたのはキス女ではなく和馬(志尊淳)。
「サンタの格好した変な女にキスされてさ~。」と説明する旺太郎。
和馬は「あ……、そこ。」と指さします。
旺太郎が振り返ると、そこにはまた“キス女”が!
今度も濃厚なキスをされて、死のタイムリープ(2度目のキス)
またしても7日前・12月17日に戻る旺太郎。
3度目の登場
警察にキス女のことを説明する旺太郎ですが、酔っ払いのたわごとか夢でも見たんだろうと思われただけでした。
そして旺太郎は以下のネットニュースを発見。
元・交際相手の男性をキスで毒殺。
何らかの毒物を唇に塗り、キスすることで殺害。
「こいつに間違いない!」と確信する旺太郎。
早く警察が小暮いさ子を逮捕してくれれば旺太郎は安全なはず……?
和馬に自分のボディガードをたのんだ旺太郎。
またしても恐怖のイブが来ました。
旺太郎がロッカーを開けると、赤い字で「デンジャラス」と書かれた紙が入っていました。
びっくりして逃げる旺太郎。
そしてやはり出ました!“キス女”!
今度は外まで旺太郎を追ってきます。
ところが“キス女”は旺太郎が投げた障害物で転倒、額から血を流してそれ以上追ってきませんでした。
4度目の登場
12月31日がやってきました。
旺太郎は以下のネットニュースを読みます。
「まだ捕まってね~のかよ!」のブチ切れる旺太郎。
旺太郎は和馬と並樹乗馬倶楽部のパーティーに出席。
そこへ現れました!“キス女”!今回はメイド服です(笑)。
腹が立った旺太郎は外まで“キス女”を追跡。
歩道橋から下の道路を見ると、風船を追いかけていた小さな男の子が車にはねられて救急車で運ばれるところでした。
次の瞬間、黒い手袋の人間に後ろから押されて道路に転落する旺太郎。
旺太郎は病院に運ばれて、処置室のベッドの上に。
しかしここで現れました!“キス女”!
恒例「あなた……死ぬ。」の一言とともに、ぶっちゅ~(3度目のキス)
再び死のタイムリープをする旺太郎。
また7日前・イブの夜に戻ります。
5度目の登場
イブに戻った旺太郎は、またしてもロッカーから「デンジャラス」の紙を発見。
一体、誰の仕業なのか?
そして“キス女”登場!
今度は障害物もたやすくよけて、全力で追ってきます。
旺太郎は浮浪者の集いの中に乱入します【ここで春海一徳(菅田将暉)と出会います】。
6度目の登場
翌日25日、旺太郎は警察が取り逃がす予定の小暮いさ子容疑者を見事捕まえました。
ところがマスクを取った小暮の顔は……
“キス女”じゃない!!!
「ちがーう!」と叫んで落胆する旺太郎。
そしてまた歩道橋のシーン。
旺太郎は風船を追いかける男の子に「戻れ、戻れーっ!」と叫びます。
男の子は不意に現れた黒装束の人間に助けられました。
「ありがとう、君のおかげで。」と感謝する旺太郎ですが、その人物がフードを取ると……“キス女”でした!
キス女は言います。
「まだ、生きてたんだ……。あ……、あなた……狙われてる、カ……。」
旺太郎は衝動的にキス女の首をしめてしまい、通行人に止められました。
2話「キス女」登場シーン
2話でも“キス女”は頻繁に現れて、旺太郎を殺します。
7度目の登場
旺太郎は和馬をボディガードにしてしばらく外出も控えていましたが、並樹乗馬倶楽部のメンバーがナルキッソスに来ると聞いて出勤を決意。
和馬は「欲の塊だ。」と呆れかえります。
しかし危険を冒して会いに行ったのに、並樹美琴は来ていませんでした。
そして旺太郎の栄養ドリンクを飲んだ同僚が、ロッカールームで泡を吹いて死亡。
旺太郎のロッカーからドリンクに入っていたのと同じ毒物(シアン化カリウム)が発見されて、旺太郎は警察に逮捕されます。
「誰かが俺をハメているんだ!あのメモ(デンジャラスと書かれた紙)を書いたのは誰?」と憤る旺太郎ですが、警察は話を聞いてくれません。
そこへ消化器を持った和馬が救出にやってきました。
逃げて、ナルキッソスへ行く旺太郎。
しかしナルキッソスは既に潰れた後でした(旺太郎が殺人犯として捕まったことが原因です)。
そこへキス女から電話が!
内容は「1人で2回目にキスした場所に来て。」
一人で2回目にキスされた場所に行った旺太郎(ヘルメットで防御する)ですが、背後から不意に刺されました。
そしてその後キス女登場。
「あ……あなた、狙われてる、カ……。」と言って、旺太郎のヘルメットを外して濃厚なキス(4度目のキス)
7日前、つまり逮捕前に戻る旺太郎。
栄養ドリンクも回収し、逮捕される事態を防ぐことに成功。
8度目の登場
並樹乗馬倶楽部の「初乗会」の日がやってきました。
旺太郎と和馬も出席します。
その夜、馬に乗る美琴に会いに行く旺太郎。
いきなり大量の鉄パイプが落ちてきて、血だらけになってしまいます。
当惑する美琴の前に“キス女”が登場して、やはり濃厚なキス(5度目のキス)
1月2日に戻る旺太郎。
キスで殺される感覚
キス女のキスで殺される感覚について、旺太郎は以下のように表現しています。
↓
胸が苦しくなる
↓
全身麻痺
↓
死
これは何の薬の作用でしょうか?
“死のキス”のからくりは?
さて、“死のキス”のからくりが気になるところですね。2つの説が考えられます。
- キス女が“タイムリープの薬”を持っていて唇に塗ってキス。
- キス女のキス自体に、タイムリープの効果がある。
スピンオフ作品『トドメのパラレル』でキス女が旺太郎にキスした後に自分も死亡している点から考察すると、最初の説が濃厚かとおもわれます(つまり唇に塗った毒が自分にもまわって死亡)
旺太郎の死体はちゃんと残るので、タイムリープしているのは旺太郎の意識のみということになります。
キス女の正体がわかった!
2話で、早くも“キス女”が誰なのかわかりました。本名はさとう宰子(さいこ)。
「Night Delivery Service」に勤めていて、ナルキッソスにも並樹乗馬倶楽部にも出入りしていました。
晴海一徳のひとことがきっかけで……
最初はキス女のキスで殺されることにムカつきまくっていた旺太郎ですが、晴海一徳の一言でキス女に対する考え方に変化が出ます。
以下、旺太郎と一徳の会話です。
一徳:「(キス女を)みつけたのか~。」
旺太郎:「多分、サイコって女だよ、店の出入り業者だった。」
一徳:「で、どうすんだ?捕まえて警察に突き出すのか?タイムリープできるのに。」
旺太郎:「信じてるの?あれは冗談だよ……。」(誤魔化す)
一徳:「ま、キス女にそんな力があったら旺太郎を殺しにくるっていうより助けたことになるもんな~。」
今度いつキス女に殺されるのかとイライラしていた旺太郎にとって、この発言はまさに青天の霹靂でした。
キス女は本当に旺太郎を助けようとしてくれているのでしょうか?
“キス女の目的”について考察
いよいよ“キス女”の目的について考察していきます。現在までの情報から以下が推察されます。
「あ……あなた、狙われてる、カ……。」の後には“和馬”が続く。
和馬くん「ずっと好きでした…………一緒に死んであげます….❤︎」え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜これはイケナイな〜〜〜〜〜〜〜〜 #トドメの接吻 pic.twitter.com/oKFTsWg2Ve
— まつ (@ma_tsu1129) 2018年1月14日
2話で、旺太郎は和馬に「キス女の住所がわかった。」と言われて“キス女”の部屋に侵入します。
そこには壁一面に貼られた旺太郎の写真とその上から赤いスプレーで愛の文字が!
そう、“キス女”の部屋ではなく和馬の部屋だったんです。
和馬は以前から旺太郎に屈折した愛情を抱いていて、無理心中を図ろうとしていたのでした。
「デンジャラス」のメモや、歩道橋から旺太郎を突き落としたのも和馬である可能性が濃厚です。
キス女は和馬が旺太郎を殺そうとしていることを事前に知っていて、旺太郎を守ろうとしていたと考えられます。
2話ラストシーンで旺太郎は和馬に刺されてしまいますが、“キス女”は助けに来てくれるのでしょうか?
“キス女”もタイムリープしている?
キス女ですが、スピンオフ作品『トドメのパラレル』(Huluで放送)では、トイレで旺太郎にキスした後に自分も死亡しています(最初のキス)。
どうやらキス女は旺太郎と同じ時間を共有している様子です。
それを証拠にキス女は他の人間(和馬や美琴)と違って、タイムリープ後も過去の記憶がしっかり残っています。
前回はよけられなかった障害物をよけたり、はねられそうになった子供を神業で助けたり、「2回目にキスした場所に来て。」とキスの回数もしっかり記憶しています。
“キス女”はいわば旺太郎と運命共同体なのではないでしょうか?
“キス女”は旺太郎に恩返ししている?
キス女は旺太郎と過去に面識があるのではないでしょうか?
旺太郎の父親が業務上過失致死の罪に問われた「クルーズ船プロメテウス沈没事故」ですが、旺太郎は見知らぬ女の子を救出していましたよね(弟は助けられませんでしたが)。
もしかしたらキス女はその時の女の子で、旺太郎に恩返しに来たのかもしれません。
“キス女”は春海一徳の知り合い?
1話で、ストリートミュージシャン・晴海一徳(菅田将暉)がキス女の高校時代の写真を見て「みつけた~。」と言っていました。
晴海一徳は明らかにキス女を知っている模様。
それなのに旺太郎に会っても、自分はキス女のことは知らない人間として接しています。
“キス女”と春海一徳の関係が気になります。
まとめ
『トドメの接吻』“キス女の目的”についてまとめました。とはいえ、まだまだ謎が多い“キス女”です。
2話予告編では、「静かに暮らしていた私の世界に土足で踏み込むのはやめて!」と“キス女”が叫んでいます。
一体何があったのでしょうか?
どうやら旺太郎が“キス女”の能力(7日前にタイムリ―プ出来る)を使って、何か企むようです。
今までは“キス女”を避けていた旺太郎が今度はキス女に接近して、逆に迷惑がられるのかもしれませんね。
今後も“キス女の目的”から目が離せません。