『隣の家族は青く見える』失業者・小宮真一郎(こみやま しんいちろう)役は、野間口徹さんです。
脇役としての出演が多い俳優さんですが、『BORDER』や『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』での個性的な役柄や演技が印象的です。
この記事では俳優・野間口徹に注目して「役柄」や「経歴」「演技の評判」についてまとめました。
もくじ
『隣の家族は青く見える』失業者・小宮真一郎役を演じる俳優・野間口徹とは?
プロフィール
- 芸名 野間口徹(のまぐち とおる)
- 生年月日 1973年10月11日
- 年齢 44歳
- 事務所 ダックスープ
経歴
野間口徹さんは最初から俳優を目指していたのではなく、高校生の頃は教師になりたいと考えていました。
ところが、信州大学農学部在学中に演劇サークルで芝居も会話も上手い先輩に出会ったことに触発されて、演劇活動を開始。
1999年、嶋村太一さん、竹井亮介さんとともにコントユニット「親族代表」を結成し、年に1、2回の公演を行います。
「親族代表」の芸風は、真顔コントと呼ばれる独特なもので、設定や関係性を細かく作りこみ、役者ならではのキャラクター作りの細かさやブラックユーモアも盛り込んでいるのが特徴です。
その後も舞台中心の活動を行いますが、30歳までにメディアの仕事が入らなければ俳優を辞める決意でした。
29歳でCMの仕事が入り始め、2007年の34歳の時、ドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』にレギュラー出演してからはどんどん仕事が来るようになります。
野間口さんの役柄は、潜入捜査が得意な巡査部長の田中一郎役。
主人公・井上薫(岡田准一)の特殊能力を知るシニカルなキャラクターがハマり役と評価されました。
実は野間口さんはこのドラマに出演するまでクシー会社で無線をとるアルバイトをしていたのですが、翌年の35歳の時にアルバイトを辞めて俳優業一本に絞る決意をします。
筆者が俳優・野間口徹をはっきり認識したのは、2014年の小栗旬主演ドラマ『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』です。
明日はいよいよBORDER第二話!お待ちかねサイモン(浜野さん)&ガーファンクル(野間口徹さん)の天才ハッカーコンビ登場ですよ。第一話はかなりシリアスなトーンでしたが、石川(小栗旬さん)とサイ君ガー君の絡みはどうなるのでしょうか。 pic.twitter.com/JToReXKYPa
— 連絡 (@toemasaki) 2014年4月16日
野間口さんの役柄はサイモン(浜野謙太)とコンビを組む天才ハッカー・ガーファンクル役。
個性的なルックスと深い演技力が、ガーファンクルという役柄に説得力を与えていたと思います。
2017年10月のスペシャルドラマ『BORDER 贖罪』にも出演しました。
最近では2017年4月期のドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』で、爆発物の処理と製造に精通する樫井勇輔(かしい ゆうき)役を熱演しました。
これで『SP 警視庁警備部警護課第四係』→『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』→『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』の流れで脚本家・金城一紀氏の作品に3つ出演していることになります。
野間口さんは他にも以下のような作品に出演しています。
- 2012年 ダーティ・ママ!
- 2015年 アイムホーム
- 2015年 エイジハラスメント
- 2016年 お迎えデス。
- 2017年 下克上受験
- 2017年 巨悪は眠らせない 特捜検事の標的
朝ドラには『ゲゲゲの女房』『おひさま』『梅ちゃん先生』『あまちゃん』『とと姉ちゃん』と過去5作品も出演していています。
プライベートでは既婚で3人の子供がいます。
『隣の家族は青く見える』俳優・野間口徹が演じる役柄は?
『隣の家族は青く見える』俳優・野間口徹の役柄は、失業中の小宮山真一郎(こみやま しんいちろう)・44歳。
五十嵐奈々(深田恭子)、大器(松山ケンイチ)夫婦と同じコーポラティブハウス(集合住宅)に住む住人のひとり。
単身赴任と出張の多さに嫌気がさして、ある日突然会社を突然辞職するのですが、周囲には隠しています。
妻はSNSで幸せアピールするのが生きがいの深雪(真飛聖)なので、当然「しっかりして!」と怒られることになります。
虚栄カップル(小宮真一郎&深雪)がどんな展開を見せていくかはドラマを見てからのお楽しみです。
俳優・野間口徹の演技の評判は?
名脇役と言われる野間口徹さんの演技の評判を見てみましょう。俳優はやっぱり演技力が大事?
実は野間口徹 結構好きなんよな
— とぅん。 (@Ofutun109) 2017年5月12日
俳優は顔も大事やけどやっぱ演技力よ
俳優・野間口徹の演技の評価は高く、「俳優は顔より演技力が大事」と主張する人がいました。
しかし、これは決して野間口さんの容姿が悪いと言う意味ではないようです。
あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー野間口徹の顔超好きーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー演技も超好き大好き
— ⊿屁放出亭クソ太郎⊿ (@mazinero) 2017年4月26日
……というのも、上記のように野間口さんのルックスはハマるひとはドハマりしてしまう人も多い、味のあるものだからです。
『相棒15』第16話は神回?
今日の相棒、わりと神回だったのではないでしょうか… 犯人役を演じた野間口徹さんの演技を超えた狂気さが画面から溢れんばかりだった…
— Qianli (@Qianli__) 2017年2月22日
『相棒15』第16話での快楽殺人犯役の演技は、「気持ち悪い役のトップクラス(いい意味で)」「凄まじい演技に惹きつけられた」「野間口徹の演技力が光る」「野間口徹ってめちゃくちゃ演技うまいね…破格」など絶賛でした。
個人的な意見ですが、野間口徹さんはアウトローな演技の方が光るタイプだと思っております。
たとえば『BORDER』のガーファンクル役なども変わった役柄ですが、もう野間口徹さん以外考えられないほどのハマり役です。
演じられる役柄の幅にびっくり?
野間口徹さんの演技の幅広さにあらためてビックリする。へなちょこな学級担任から猟奇的な殺人犯、こないだ見た『洞窟おじさん』では割り箸作りに熱心な障がい者支援施設の入所者役だった。いやーしかし、怖い。相棒
— みなみ (@ototabi_go_go) 2017年2月22日
野間口徹さんが演じる役柄の幅広さに驚く声も多かったです。
役によって全然イメージ変わりますよね。
俳優・野間口徹の演技は料理で言うと、隠し味?
俳優・野間口徹の演技を上手く表現しているツイートがあったので、ご紹介します。
俳優・野間口徹という人は、料理でいえば隠し味にあたると思う。ドラマ全体を引き締め、主役の味を引き立たせることのできる役者さんだと思う。
— オヅ (@kyaronene10641) 2017年6月7日
よく練られた演技プランと、台本を正確に読み取る感性と監督の言うことを正しく理解できる理解力を兼ね備えた役者さん。すごく尊敬する。
名バイプレイヤーの呼び声も高い野間口徹さんの演技力を「料理でいえば隠し味」と上手に例えています。
野間口さんご本人も主役を輝かせる立場の脇役にこそ生きがいを感じるとおっしゃっています。
まとめ
『隣の家族は青く見える』失業者・小宮山真一郎役の俳優・野間口徹さんをご紹介しました。気弱な人の演技も上手い野間口さんの失業者役は、またしてもハマり役になるのではないでしょうか?
ドラマ全体にエッジを効かせてくれそうな野間口さんの演技が非常に楽しみです。