2020年12月5日（土）、6日（日）21時から2夜連続放送の、ドラマスペシャル『逃亡者』。
テレビ朝日開局60周年記念で、テレビ朝日とABEMA TELASAの共同プロジェクトです。
妻殺しの容疑をかけられて逃亡するエリート外科医・加倉井一樹（渡辺謙）と、加倉井を追う刑事・保坂正巳（豊川悦司）。
果たして、事件の真相とは？
当ページでは、スペシャルドラマ『逃亡』第一夜のネタバレと感想についてまとめています。
『逃亡者』の公式あらすじ
今日もまた新しい写真！"(ﾉ*>∀<)ﾉ
— まる (@Keme_Toyo) December 4, 2020
やっぱりかっこいいなぁ🥰#豊川悦司#逃亡者 pic.twitter.com/1IWvznswFk
都内の高級住宅街で、凄惨な殺人事件が発生した。殺害されたのは、大学病院勤務のエリート外科医・加倉井一樹（渡辺謙）の妻・陽子（夏川結衣）。その夜、加倉井は陽子を連れ、大学時代の同期、宮島光彦（杉本哲太）や石森卓（村田雄浩）らと恩師・沢村八郎（山本學）のパーティーに出席したのだが、緊急オペの要請が入ったため、陽子は先に帰宅。執刀を終えた加倉井が深夜、家に戻ったところ、1階で家政婦の女性が、そして2階の寝室で陽子がナイフで胸を刺されて絶命していたのだ…。
思いもよらぬ出来事にがく然とする加倉井は、現場から逃げる男を発見。階段で格闘となり、頭部を殴打されて気絶してしまった。だが、警視庁捜査一課刑事・浅野和志（篠井英介）らは加倉井が2人を殺害して逃走を図った挙げ句、階段を踏み外して気を失ったものと断定。もみあった際、犯人の左腕が義手であることに気づいた加倉井は「義手の男を見つけてくれ」と訴えるものの、現場には侵入者の痕跡は何ひとつ残されておらず、結局、加倉井の主張はかき消され、逮捕されたのち、死刑判決が下された。
絶望の底に突き落とされたまま、加倉井は東京から名古屋の拘置所へ移送されることとなった。ところが、同じく移送バスに乗っていた爆弾テロ事件の首謀者・嶋岡正彦（天野慶久）の仲間らが、山中で護送車を襲撃。横転し炎上した車内から危機一髪、逃げ出した加倉井は決断を迫られた。ここに残るか、それとも――!? 陽子の顔が頭に浮かんだ次の瞬間、加倉井は深い森の中へと姿を消していた――。
まもなく、襲撃現場に結成されたばかりの特別広域捜査班が到着した。班長・保坂正巳（豊川悦司）は、鴨井航（三浦翔平）、柏木弥生（原沙知絵）ら部下を震撼させるほどの強硬手段で嶋岡らテロ集団を制圧。次は加倉井をターゲットに見据え、彼の行方を追いはじめる。そのころ、加倉井は脱走時に負った腹部の傷の痛みに耐えながら、逃亡者として旅をはじめていた…。
『逃亡者 第一夜』のネタバレ
公式あらすじの続きをネタバレします。窃盗犯・米本花江
加倉井一樹（渡辺謙）は、わざと軽トラで小屋に突っ込んで病院に搬送された。
自分で傷を縫合して、患者の病室に侵入。
病院食を食って服を着替えていると、窃盗の常習犯・米本花江（余 貴美子）が入ってきて金と貴金属を盗んだ。
加倉井は、米本と一緒に病院を出た。
米本は、加倉井を自宅にかくまった。
同情心からではなく、自分が盗みを働いたことを警察に言われたくなかったから。
その頃、特別広域捜査班の班長・保坂正巳（豊川悦司）は、加倉井が米本といることを掴んでいた。
保坂にとって犯人がどんな人間なのかなど関係ない、標的にされた犯人は決して逃げられない。
犯人だけじゃなく、どんな人間にも興味がない氷の男。
加倉井は、自分を無実と信じてくれた青木弁護士にTEL。
青木は自首をすすめるが、加倉井は「自分の手で陽子を殺した男を探します」と言って、裁判の時の資料を見せてくれと頼んだ。
青木は「わかりました。あなたの無実を信じています」と電話を切った後、すぐに警察にTEL。
米本の過去
米本が、自分の過去を話す。
- 昔、万引きをしていないのに逮捕されて、間違いだと分かった後に謝罪もされなかった
- その瞬間、は今まで真面目にやってきたことが馬鹿らしくなって、窃盗をするようになった
加倉井は「もうやめた方がいい。息子さんのためにもあなたのためにも」と言った。
その夜、加倉井は昔のことを思い出した。
加倉井と陽子がギクシャクし始めたのは、陽子（夏川結衣）が流産してからだった。
陽子は「この子がいたら、私たち何か変われたのかなあ」と泣いた。
加倉井が逃げる・逃げる！
その後、警察が米本の家に到着。
加倉井は、携帯電話を置いて逃亡。
警察は米本の家に突入！
米本は、加倉井に脅されていたと嘘をついた。
しかし保坂は、米本が窃盗犯で、自分の罪を隠すために加倉井をかくまったことを見抜く。
加倉井は、大雨の山中を逃亡。
山育ちで大学は山岳部だったので、山はお手の物だ。
翌朝、加倉井は車を盗んでさらに逃げる。
遂に保坂が、加倉井の居場所を特定。
パトカーが到着するまで、ドローンで加倉井が通るトンネルの出口を封鎖する。
しかし加倉井は、マンホールから下水道へと逃走。
ひたすら妻のことを思って、逃げる・逃げる。
保坂も追いかける・追いかける。
加倉井VS保坂
遂に加倉井は、渓谷に通された排水パイプの上を渡って逃走。
保坂：「戻ってこい！死刑の方が楽にしてやる」
加倉井：「私は妻を殺してない！」
保坂：「俺の知ったことか」
保坂が、加倉井に拳銃を向ける。
加倉井は「陽子ー！」と叫んで、川にダイブ。
保坂はダイバーを集めて、加倉井を探すように命令。
保坂の読み通り、加倉井は逃げのびていた。
加倉井は、バイクを盗んで逃亡。
バイクの持ち主の仲間が、バイクで追いかけてくる。
加倉井は、トラックをよけようとして転倒。
それでも立ち上がり、逃亡。
現場に駆けつけた保坂は、加倉井のヘルメットを発見。
海岸まで足取りを追うが、加倉井の姿はどこにも無かった。
（第二夜に続く）
『逃亡者』犯人は誰なのか考察
『逃亡者』犯人は誰なのでしょうか？事件の概要を整理します。
大学病院勤務のエリート外科医・加倉井一樹（渡辺謙）は、妻の陽子（夏川結衣）と一緒に、東日本大学病院・教授で恩師・沢村八郎（山本學）のパーティーに出席。
石森卓（村田雄浩）から緊急オペを頼まれた加倉井は、陽子を先に自宅へ返しました。
加倉井が帰宅すると、1階で家政婦が、2階で陽子が刺されて血まみれでした。
加倉井が不法侵入者である義手の男と格闘して、階段から落ちて気絶。
警察は、以下の理由から加倉井が犯人と断定。
- 玄関や窓に無理に侵入した形跡なし、顔見知りの犯行
- 亡くなった陽子の爪に加倉井の皮膚片
- 現場の下足痕は加倉井のものだけ
- 凶器のサバイバルナイフに加倉井の指紋
- 陽子の生命保険の受取人は、加倉井（陽子の実家は金持ち）
- 夫婦仲は悪かった
最大の決め手は、陽子の110番音声。
陽子が「殺される」と言った後に「あなた」と言っていて、加倉井の「陽子！」の後に陽子の「やめて！やめてえ！」。
（警察は加倉井が陽子を刺した時の物と判断したが、実際は加倉井が犯人のところに行くのを陽子が止めていた）
物証はすべて、加倉井が犯人だと言っています。
しかし加倉井は犯人ではありません。
怪しい人物を挙げてみましょう。
加倉井の大学時代の同期・宮島光彦（杉本哲太）と石森卓（村田雄浩）が怪しい。
特に石森は、なぜ加倉井に緊急オペを頼んだのか？
沢村八郎（山本學）の教室の最後の教え子・松崎美里（稲森いずみ）も怪しい。
犯人は義手の男なので、女性の松崎が犯人である可能性は低いですが。
美里は加倉井のオペを手伝ったので、やはり犯人である可能性は低いのですが。
それでもあの笑みは怪しい！
