『私たちはどうかしている』10巻のネタバレと感想!
「BE・LOVE」で連載中の人気コミックが、横浜流星さんと浜辺美波さんのダブル主演でドラマ化。
10巻では栞(岸井ゆきの)が「椿さんの子供を妊娠しています」と嘘の告白をして、今日子(観月ありさ)はニンマリ。
しかし椿(横浜流星)はきっぱりと栞を拒絶、そして遂に火事の日の真相が明らかに!
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もくじ
「私たちはどうかしている」登場人物
最初に「私たちはどうかしている」登場人物をご紹介します。・高月椿:横浜流星
老舗和菓子屋・光月庵の跡取り。
幼なじみである七桜(浜辺美波)に気付かぬままプロポーズ。
いつしか本当に好きになってしまうが、七桜の正体がさくらと知って衝撃を受ける。
火事が元で目に異変を感じている。
・花岡七桜:浜辺美波
和菓子職人。
死んだ母との繋がりである和菓子作りが生きがい。
赤い色を見ると動悸が激しくなる。
・長谷屋栞:岸井ゆきの
長谷屋の三女。
椿の元婚約者。
火事の中から椿を助け出した。
・高月樹:鈴木伸之
椿の父。
15年前に謎の死を遂げた。
・高月今日子:観月ありさ
光月庵の女将で椿の母。
夫の樹が亡くなってからは、椿のことを当主にするため必死。
・大倉百合子:中村ゆり
七桜の母で和菓子職人。
15年前に樹殺害の容疑者として逮捕されて、裁判中に亡くなる。
・高月宗寿郎:佐野史郎
光月庵の大旦那で椿の祖父。
椿のことを本当の孫とは思っておらず、きつくあたる。
火事で倒れて入院中。
・多喜川薫:山崎育三郎
七桜の店「花がすみ」をサポート。
七桜の母・百合子の菓子のファン。
・宮部夕子:須藤理沙
小料理屋の女将で、多喜川薫(山崎育三郎)に頼まれて七桜の母親役を引き受ける。
・城島裕介:高杉真宙
光月庵の見習い職人。
能登の和菓子屋しまやの息子。
「私たちはどうかしている」10巻のネタバレ
「私たちはどうかしている」10巻のネタバレをします。
第46話:真っ暗な海
栞(岸井ゆきの)は今日子(観月ありさ)に「椿さんの子供を妊娠しています」と嘘の告白。
七桜(浜辺美波)に椿(横浜流星)を取られたくない一心だった。
今日子は「栞さん、素晴らしいわ」と大喜び。
今日子はさっそく栞を連れて、長谷屋の栞の両親に報告に行った。
予想外に喜んでくれた両親の姿に、驚く栞。
和倉温泉「こみち」の七桜と椿。
七桜が露天風呂に行くと、なんと椿がいた。
仲居が七桜に(男風呂の時間なのに)間違えて入るように言ってしまったのだ。
椿は他の男性客から見えないように広い背中で七桜をかばい、七桜は椿のおかげで事なきを得た。
七桜は、女将の父親が海で亡くなったことを聞く。
もしかして椿が「海のモチーフの菓子はだめだ」と言ったのはこのことを知っていたから?
部屋に戻ると、椿は「お前の言っていた非日常の楽しい菓子という発想はいいな」と言った。
椿に「部屋で一緒に酒を飲まないか」と誘われ、七桜は迷いながらもOKしてしまう。
一体椿は何を考えているのか?
七桜は「やっぱり海の御菓子が作りたい」と椿に話す。
ここに住む人たちにとって、海は人生の一部だから。
和菓子によって人生を狂わされたのに和菓子を手放せない自分と同じ。
七桜と椿は、朝日の海をモチーフにした落雁作りで話が盛り上がる。
「お前と飲むのは2回目だな」と椿。
「1度目は五月雨亭の茶会のあとの祝いの酒。※あの夜も全部嘘だったのか」
※椿が「全部俺のものにしたいほど愛しい」と七桜に言って2人が結ばれた夜。
七桜が「確かめてみたら?」と言うが、椿は七桜にキスしようとしてやめた。
不意に椿の視界が歪んで倒れた。
椿の目が悪いことを知った七桜は「早く手術しないと」と言うが、椿は「園遊会が終わるまでは無理だ」。
園遊会で下手な菓子を出せば光月庵の評判は地に落ちる、それは椿にとって視力を失うことと同じだから。
そのころ、多喜川(山崎育三郎)は仲居と電話で話していた。
実は多喜川が、仲居に頼んで、椿と七桜を2人きりにしてもらったのだった(しかし露天風呂はやりすぎ)。
多喜川:「さあ、どんな結論を出すのかな、七桜ちゃんは」
七桜は椿を押し倒して「だからって私は光月庵を自分のものにすることをあきらめないから」と冷ややかなキス。
実は「椿が光月庵を自分から手放せないなら、私が椿を光月庵の呪いから解放する」というのが本心だった。
しかし七桜は「ママが残してくれたものを私のものにする。ママの潔白の証明する。私の望みはずっとそれだけ」と冷ややかに言い放つ。
第47話:分かれゆく愛
今日子は温泉宿から帰った椿に「栞さんにあなたの子供ができたわ。今度こそ責任を取らないと許さないわよ」と言って、身に覚えのない椿は驚く。
七桜は、多喜川(山崎育三郎)に、早く椿に目の治療を受けてもらうために、一刻も早く光月庵を奪うことにしたと話す。
椿には光月庵なんかに縛られずずっと御菓子を作り続けて欲しい、そのためなら恨まれたっていい。
多喜川は「椿くんがうらやましいよ、君にそんな風に思われて」と言った。
この3年間で、多喜川は自分にはないひたむきさや真っすぐさを持つ七桜に惹かれていった。
「七桜ちゃんに誓うよ。僕だけはずっと君のそばにいる」
椿が栞に話をしに行くと、栞は服を脱いで「お願いです、私を抱いてください。お願いします、椿さんの子供をください。現実にしてください」と椿に抱きついてきた。
椿は「以前の俺なら躊躇なく栞さんを抱いたかもしれません。気持ちがなくても道具として。でも今は絶対に無理です」と断った。
第48話:雪を照らす光
実は栞(岸井ゆきの)はまんじゅうが苦手だった。
幼少期、父親がくれたまんじゅうには栞だけあんこが入っていなかった。
それは、もしかして父親が本当は3人目は男の子が欲しかったから?
栞が子供を産みたいと思ったのは、一度でいいから誰かに愛されたかったからだった。
この話を聞いた城島(高杉真宙)は驚く。
七桜は、今日子が癒着している溝口議員に近づく。
(今日子は溝口に賄賂をわたして、茶会の菓子の店に光月庵が選ばれるように便宜を図ってもらっていた)
溝口が今日子に持ち掛けた話を自分にも持ち掛けさせるためだ(会話は録音している)。
しかし溝口は七桜の魂胆を見抜いて「あんた、光月庵とどういう関係なんだ?」と聞いてきた。
溝口から「光月庵はもうじきダメになる。大旦那が死ぬからだ」と言われて、驚く七桜。
溝口は「きみの覚悟次第では希望を叶えてあげてもいいよ」と七桜に男女の関係を求めてきたが、多喜川が溝口にホースで水をぶっかけた。
「先生、本当にすいません!すぐスーツを乾かします」「けっこう、車で来ているので!」
多喜川は「光月庵の次期当主を誰にするか、大旦那には決定権がある。名乗りをあげるなら今だよ」と七桜に言った。
七桜が溝口に接触したことを聞いた今日子は、青ざめる。
今日子があの火事の中手に入れた遺言書は白紙だった。
本物はまだ宗寿郎(佐野史郎)が持っている。
第49話:勇気と罠
今日子は七桜が来ないうちに大旦那を別の病院に転院させようとするが、七桜がやってきた。
七桜:「溝口議員との関係を世間が知ったらどうなるんでしょうね、信用第一の光月庵さんが」
今日子:「栞さんが椿の子供を妊娠したの。うちは長谷屋と親せきになるのよ」
七桜は大きなショックを受けるが
「でも私が光月庵の正当な後継ぎであることは変わらない。樹さんの本当の子供は私です」
と言い放つ。
今日子は、宗寿郎を家へ連れ帰った。
椿は「どういうつもりなんだ。一度も見舞いに行かなかったのに家で面倒見るって」と驚く。
七桜は、なんとしても宗寿郎に会うことを決意。
今ひるんだら女将の思うつぼで、ママの夢も叶えられないし、椿を自由にもしてあげられない。
「こみち」の菓子の打ち合わせで光月庵に来た七桜は、栞に「どうか椿さんに目の治療をするように言ってもらえませんか」と頼み込む。
椿の子供を妊娠している栞の言うことなら、椿が聞いてくれると思ったから。
本当は妊娠などしていない栞は断る。
城島が栞に軽羹を食べさせた。
あんこが入っていないが、小さい子供には虫歯を心配してこっちを選ぶ人もいる。
城島は「あんたが小さいときに食べたのは本当にはずれの饅頭だったのかな」と栞に問いかけた。
外から見ただけじゃどんな愛情が詰まってるかわからない。
栞は、自分にもまだ好きな人のためにできることがあるんじゃないかと椿に火事の日の真実を伝えることを決意。
3年前の火事の日、椿が守ろうとしたのは道具箱ではなく七桜との約束であることを明かした。
栞にこのことを口留めしたのは今日子だった。
そのころ、七桜は宗寿郎に会っていた。
宗寿郎は「さくらなのか」と聞いて倒れた。
『私たちはどうかしている』10巻のまとめと感想
『私たちはどうかしている』10巻のまとめと感想です。七桜に椿を取られたくない栞(岸井ゆきの)が今日子(観月ありさ)に「椿さんの子供を妊娠しています」と嘘の告白。
今日子はこのことを利用して椿と栞を結婚させようとしますが、椿はきっぱり断りました。
意外にも城島が栞の心を癒しました。
この2人が恋愛に発展する可能性もありそうです。
椿と久しぶりに2人きりで話した七桜は、椿の目が悪いことに気付きます。
今までは母親の復讐ばかり考えていた七桜ですが、椿に目の手術を受けさせるために光月庵を乗っ取ることに決めます。
結局七桜の椿への愛は、とっくに復讐心を超越しているんですよね。
そして遂に栞が火事の日の真実を告白。
椿は、先祖代々の道具箱を取りに行ったのではなく、七桜との約束を守りに行ったのだと。
椿が火事の間の記憶を失ったのをいいことに、今日子が栞に口止めしていたんですね。