『私たちはどうかしている』7巻のネタバレと感想!
「BE・LOVE」で連載中の人気コミックが、横浜流星さんと浜辺美波さんのダブル主演でドラマ化。
7巻では、遂に七桜(浜辺美波)がさくらであることが椿にバレてしまいます。
その時母屋で火事が発生して、椿(横浜流星)は宗寿郎(佐野史郎)を助けに行きます。
椿を信じて待つ七桜ですが、またしても大きな不幸が彼女を襲い……?
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もくじ
「私たちはどうかしている」登場人物
最初に「私たちはどうかしている」登場人物をご紹介します。・高月椿:横浜流星
老舗和菓子屋・光月庵の跡取り。
幼なじみである七桜(浜辺美波)に気付かぬままプロポーズするが、本気で好きになる。
・花岡七桜:浜辺美波
和菓子職人。
死んだ母との繋がりである和菓子作りが生きがい。
赤い色を見ると動悸が激しくなる。
・高月樹:鈴木伸之
椿の父。
15年前に謎の死を遂げた。
・高月今日子:観月ありさ
光月庵の女将で椿の母。
夫の樹が亡くなってからは、椿のことを当主にするため必死。
・大倉百合子:中村ゆり
七桜の母で和菓子職人。
15年前に樹殺害の容疑者として逮捕されて、亡くなる。
・高月宗寿郎:佐野史郎
光月庵の大旦那で椿の祖父。
椿のことを本当の孫とは思っておらず、きつくあたる。
・多喜川薫:山崎育三郎
七桜の母・百合子の菓子のファンを名乗る多喜川家の長男。
・宮部夕子:須藤理沙
小料理屋の女将で、丸眼鏡に髭の男(山崎育三郎)に頼まれて七桜の母親役を引き受ける。
・城島裕介:高杉真宙
光月庵の見習い職人。
実家は能登の和菓子屋しまや。
『私たちはどうかしている』7巻のネタバレ
『私たちはどうかしている』7巻をネタバレします。
第31話:来客
最愛の母(中村ゆり)が15年前に殺害された椿の父・光月庵の若旦那(鈴木伸之)と恋仲で、しかも自分の父親と知った七桜(浜辺美波)は、椿(横浜流星)との結婚をあきらめる。
一方、椿は七桜が「さくら」ではないかという疑念を再び抱いていた。
そこへ椿の元婚約者・栞(岸井ゆきの)がやってきた。
椿は今更ながら結婚式の日の非礼を詫びたが、栞は「親の決めた結婚などしなくて良かった。以前のようにまた御菓子を買いに来てもいいですか」と笑った。
栞は椿が七桜と結婚することを知っていて、一つだけ気になることがあると告げる。
それは、「花岡七桜」という人物の母親が人を殺したという噂があること。
椿は「それは私が知っている七桜とは別人です」と答えたが、心中では疑念が渦巻いていた。
七桜は、多喜川(山崎育三郎)のところに行き、光月庵を出る決意を伝える。
そして住み込みでどこか働ける場所を探してほしいと頼んだ。
多喜川は承諾するが「あの店を出るなら今すぐにしなさい。でも今あの店を出て君は後悔しない?」と問いかけてきた。
実は多喜川には後悔していることがあった。
15年前の冬の終わり、『椿』の御菓子が店に出る頃、多喜川の父は仕事が忙しくて大好きな光月に行けなかった。
また来年を楽しみにしていればいいと思ったが、来年は来なかった。
多喜川は父の代わりに光月に行って、七桜の母親のことをもっと知っておけば良かったと後悔した。
そうすれば、今もあの御菓子が食べられたかもしれないのに。
七桜が光月に戻ると、栞が雨の中傘をさして蛍を見ていた。
蛍は求愛行動のために命懸けで光を放つ。そんなふうになれたら好きな人を手に入れることができるのだろうかと。
第32話:封印された扉
七桜は、今更ながら結婚式の非礼を詫びた。
栞は、先日お見合いした方との結婚が決まって幸せなので大丈夫と笑った。
七桜は、栞こそ桜の花のような女性だと思った。
七桜は、15年前のあの日の自分を再現してみる。
あの日の朝、七桜は庭を抜けて椿の部屋に行こうとした。
(警察の調べでは、樹が刺されたナイフには百合子の指紋がついていたとのこと)
でも自分が見たのは、本当に椿と樹だけだったのか?
しかし事件があった部屋の鍵は閉まっていた。
その鍵は、毎年「夕かざりの茶事」の後だけ開けられ、宗寿郎が亡くなった樹を忍んで酒を飲むとのこと。
七桜は、栞ならばずっと椿のそばにいられたのに……と考えていた。
椿はそんな七桜を愛情込めて抱きしめてキスをする。
七桜は、たとえ儚き恋でも一秒でも長く椿のそばにいたいと思うのだった。
第33話:夕かざりの茶事
宗寿郎(佐野史郎)が遺言書を書いた。
全ての財産を高月椿に相続させる。
ただし高月家の血を引く孫が現れた場合はその孫が全ての財産を相続する。
その内容を知った今日子は、宗寿郎に激しく抗議。
「光月庵を相続するのは椿だけです!」
しかし宗寿郎の返事は「このことは私が決める」。
宗寿郎が催す「夕かざりの茶事」の日がやってきた。
夕刻から席入りする風情のある茶事だ。
七桜は、事件の部屋の鍵が開く一瞬を狙っていた。
茶会には、栞も来ていた(本人の強い希望で)。
茶会が盛況な中、今日子の姿はなかった。
今日子は、宗寿郎がいない隙に遺言書を探していたのだ。
しかしそこへ宗寿郎が現れた。
「相変わらず油断のならない女だ」
宗寿郎がはじめて今日子に疑念を抱いたのは、今日子が樹ではない男とキスしているのを目撃した日だった。
そもそも今日子を見染めたのは、宗寿郎。
蝶のように美しい今日子が光月庵の女将になったら、いい顔になるに違いないと思ったから。
しかし今日子は樹を裏切った。
これに対して今日子は反論。
今日子が浮気をした理由は、樹に原因があった。
今日子は椿を愛していたのに、椿は結婚式以来ただの一度も今日子に触れなかったのだ。
今日子は「これだけは絶対渡さない」と、見つけた遺言書を握りしめた。
そしてもみあったあげくに宗寿郎を突き飛ばし、宗寿郎はテーブルの角に頭をぶつけて血を流して倒れた。
今日子は黙って部屋を後にする。
第34話:さくら
七桜は、いなくなった宗寿郎を心配して探し回っていた。
そして亡くなった樹の部屋にいる今日子を見た途端、15年前に椿の花の中に佇んでいる今日子を目撃したことを思い出す。
七桜は、樹が病死ではなく殺されたこと、職人と仲が良かったことなどを話し、今日子から真相を聞き出そうとする。
その瞬間、今日子の目に七桜に百合子が重なって見えた。
今日子はろうそく台で七桜を殴って「うるさい!よくそんなことが言えるわね」と鬼の形相に。
今日子は「愛し合っていたら何でも許されるの?」と七桜に問いかける。
今日子はまさか樹が職人の百合子と愛し合っているなど知らなかった。
百合子という寄生虫は、今日子の心をズタズタに傷つけたのだ。
2人のことを心底憎んでいた百合子は、事件の前日に2人が部屋にいるのを目撃した椿に「2人は言い争っていたのよね、そうよね!」と無理やり言い争ったと証言させてしまったのだ。
実際は2人はキスしていたというのに。
今日子が百合子に罪をなすりつけたことを知って、愕然とする七桜。
七桜:「あなたが樹さんを殺したんですか」
今日子:「私は殺してないわ」
七桜:「私があの日の朝にあなたを目撃したと訴えます!私はさくらです!その職人・大倉百合子の娘です」
今日子:「七桜さん、ありがとう(笑)」
七桜の背後に椿が立っていて、今の会話を全部聞いていた。
15年前に椿が目撃した樹と百合子の会話。
(まず2人は濃厚なキス)
百合子:「店は椿くんに継がせるの?」
樹:「そのつもりだよ。あの子(七桜)、椿には“さくら”と呼ばれているみたいだな」
百合子:「そうなの、誰も本名を知らないんじゃないかしら」
樹:「あの子にはこんな店の呪いに縛られず、自由に御菓子を作ってほしい」
第35話:幸せの行方
外で「火事だ!」の声が聞こえて、今日子は外へ。
椿と七桜は部屋の中で見つめあう。
椿:「嘘だよな、お前がさくらだなんて」
七桜:「嘘じゃない。私はママの無実を証明するためにここに来たの」
椿は「全部嘘だったのか!」と七桜の腕を掴んで引き寄せ、キス。
「ずっとお前は何も感じてなかったんだな」
(椿は15年前のあの日と同じ目をしていた)
七桜は否定しようとするが、そこへ従業員の山口が2人を探しに来た。
「火事です!大旦那様(宗寿郎)がどこにも見当たりません」
椿は「俺が捜しに行く。お前はここを出るな。大旦那を見つけたら戻ってくる。何か言いたいことがあればその時聞く」と七桜に告げる。
七桜は「ここで椿を待ってるから」と約束。
そのころ、今日子は外に出て火事を見物していた。
お義父さまがいなくなれば、私のやったことはわからない。
あとは椿がこの店を継げば、私の勝ちよ。
七桜は、火が迫ってきても、椿を待っていた。
椿はきっと許してくれない。
それでもキスされるたびに椿の愛を感じていた、椿のことが好きだった気持ちだけは伝えなければ。
椿は、まだ宗寿郎を見つけ出せずにいた。
椿は、さくらが遂に自分から全てを奪いにきたのだと悟った。
しかし七桜は椿が言って欲しかった言葉を言ってくれた、椿にとって七桜は初めての幸せ。
第36話:鎮火
七桜はお腹が激しく痛み、城島に助け出された。
椿がまだ中にいることを知った栞は、椿を助けに行く。
気絶した七桜が目覚めたのは、病院のベッドの上。
七桜は流産してしまったのだ。
七桜は「椿は?」とすぐに聞くが、無事だが意識不明の重体とのこと。
火事で死亡した人はおらず、母屋は全焼したが店は焼けずにすんだとのこと。
椿はあの後、七桜と話すために部屋に戻ってきたのだろうか?
七桜は、椿が宗寿郎を助け出した後、代々店を継ぐ者が譲り受ける道具箱を取りに行ったと聞かされる。
椿は、七桜との約束を破ったのだ。
多喜川は七桜に、今後どうしたいのか聞く。
七桜は「光月庵には戻りたくない。私は御菓子を作りたい」と答えた。
全部忘れて、純粋に御菓子を作り続けるんだ。
3年後、七桜は「花がすみ」の店主として御菓子を作っていた。
多喜川が、店を持たせてくれたのだ。
五月雨亭の茶事で出す御菓子が「花がすみ」に決まった。
七桜は多喜川に「今の光月庵には消えてもらうから」と言った。
『私たちはどうかしている』7巻のまとめと感想
『私たちはどうかしている』7巻のまとめと感想です。7巻では、今日子の過去が明らかに。
今まで今日子は鬼のような女性だと思っていましたが、樹に一度も触れてもらえず浮気されていたことを思うと責められない気持ちです。
本当に高月家は呪われていますね。
そして遂に七桜がさくらであることが椿にバレました。
またバッドタイミングで火事が起こって、2人は話もできずに離れ離れに。
七桜は流産してしまい、椿は……?