99.9 シーズン2 大友修一役は奥田瑛二!演技はサイコパスや悪役が上手い?

2018年1月14日(日)よる9時から、日曜劇場『99.9-刑事専門弁護士- SEASONⅡ』が始まります。

奥田暎二さんと言えば“悪役”しか浮かんでこない筆者ですが、今回はどんな役なのでしょうか?

この記事では『99.9-刑事専門弁護士- SEASONⅡ』で大友修一役を演じる俳優・奥田瑛二に注目して「役柄」や「経歴」「演技の評判」についてまとめました。



『99.9 シーズン2』大友修一役の俳優・奥田瑛二とは?



プロフィール


  • 芸名 奥田瑛二(おくだ えいじ)
  • 本名 安藤豊明(あんどう とよあき)
  • 旧芸名 奥田英二
  • 生年月日 1950年3月18日
  • 年齢 67歳

経歴


奥田暎二さんは、小学校の時に見た映画から役者・大友柳太朗(おおとも りゅうたろう)に憧れて役者を目指します。

役者になるためには体格を良くしなければならないと考え、中学では野球部、高校ではラグビー部に所属。


大学進学を前に上京しますが、役者を目指すことを父親(当時、春日井市議会議員)に反対されて、政治を勉強するためと説得してなんとか了解を得ます。

明治学院大学法学部入学と同時に丹羽兵助代議士の秘書となり、住みこみの書生生活を送ります。

大学では演劇部にも参加していましたが、議員秘書としての仕事もこなす生活に疑問を感じて逃げ出し、大学も中退。


改めて役者を志願しますがいくつかの劇団を当たるも運悪く試験を受けることが出来ずに、なかなか前進出来ませんでした。

高校の先輩でもある俳優・天知茂に師事し、約2年ほど付き人を務めます。


1976年、『円盤戦争バンキッド』の主人公・天馬昇 / バンキッドペガサス役でデビューを果たしますが、しばらくは役に恵まれませんでした。

この不遇の時期に親に勘当され、家賃が払えずにアパートから夜逃げし、代々木公園で3ヶ月の間、野宿生活をしたといいますから壮絶です!!!

スナックのウェイターなどをして食いつないでいたそうです。

今では大御所俳優の奥田暎二さんですが、下積み生活の苦労が半端なかったことがわかるエピソードの数々ですね……。


そんな奥田英二さんですが、1979年の日活の『もっとしなやかに、もっとしたたかに』に出演して実力を認められます。


そして『宮本武蔵』や『金曜日の妻たちへIII 恋におちて』に出演。


1986年には人気ドラマ『男女7人夏物語』に出演して人気上昇します。


奥田暎二さんの役柄は、今で言う“モテイケメン”の役でした。

賀来千香子さんふんする香里がメロメロになっていたことが思い出されます。


1994年、映画『棒の哀しみ』ではブルーリボン賞を始め国内の映画賞を多数受賞。

アウトローな役柄を難なく演じる俳優として、その後は多数のドラマや映画に出演します。

そしていつしか“スケベオヤジ”や“悪役”、それも“サイコパス”の役柄が似合う俳優へと成長します。


2016年11月期のドラマ『運命に、似た恋』では、弟子(斉藤工)を犠牲にしてでも名声を保つ芸術家役を狂気たっぷりに演じます。



2017年1月期のドラマ『大貧乏』では、社員の大切なカネを大芝居を打って持ち逃げする悪徳社長役を演じました。


金の亡者・天満を、これでもかとリアリティたっぷりに魅せてくれたと思います。


そして2017年7月期の人気ドラマ『黒革の手帖』では、市子(高畑淳子)という内縁の妻がいながら若い波子(仲里依紗)を愛人にして、元子(武井咲)にも色目を使うスケベオヤジ役を演じました。


筆者には、奥田暎二=悪役というイメージが出来つつあります(笑)


奥田暎二さんはエッセイストである妻・安藤和津さんとの間に娘が2人おり、長女の安藤桃子さん(旧名・安藤モモ子)は助監督として、二女の安藤サクラさんは女優として父親の作品に参加するなど芸術一家です。

奥田暎二さんは50歳を迎えた2001年に『少女〜AN ADOLESCENT』で念願の監督デビューをしていて、緒形拳さん主演の映画『長い散歩』ではモントリオール世界映画祭でグランプリ獲得、国際批評家連盟賞とエキュメニック賞も同時受賞し、計3冠を獲得するという快挙を成し遂げました。

『99.9 シーズン2』俳優・奥田暎二の役柄は?



『99.9 シーズン2』での奥田暎二さんの役柄は、主人公・深山大翔(みやま ひろと)の父・大介(首藤康之)が殺人事件で逮捕・起訴された事件の担当検事・大友修一。

現在は東京地方検察庁の検事正。

深山と過去に面識があるようですが、大友自身は深山のことを覚えていない様子。


豪腕で鳴らし、名声に満ちた名検事ですが、有罪に持ち込むために強引な手法を取り、真相の解明を望む被疑者たちの声を黙殺し続けています。

『99.9シーズン1』で東京高等検察庁の検事長を目指していましたが、最終話で事件の冤罪が明るみになり、無期限昇格停止処分を受けた挙句に検事長は他の地検検事に座を譲ってしまう結果となり、怒りが収まりませんでした。


また、佐田(香川照之)が検察庁に務めていた頃、佐田の能力を認め高く評価していたのに、佐田があっさり検察庁をやめたことに対し不愉快に思っています。

奥田暎二さん演じる大友修一は主人公・深山の因縁の相手であり、『99.9シーズン2』のラスボスである可能性が非常に高いです。

俳優・奥田暎二の演技の評判は?

アウトローな役やサイコパスを演じることが多い奥田暎二さんの演技の評判を見てみましょう。

ドラマ『大貧乏』での天満社長役の演技の評価は……


「天満社長ナイス悪役っぷりでした、、( ・∇・)」「天満社長演技うますぎてホラー映画みたいになってるよ〜〜〜怖い!!!」「天満社長の悪ものっぷりすごいなぁ。」など奥田暎二さんの悪役演技は視聴者を大満足させていました(笑)。



『黒革の手帖』でのスケベ親父役の演技も、評価が高かったです。

こういう役やらせたら右に出る役者さんがいないんじゃないかな?……ってくらいお上手です(笑)。



『運命に、似た恋』では愛憎入り混じった狂気の芸術家の役を演じましたが、本当に迫真以上の名演技でした。

筆者はこのドラマを視聴していたのですが、奥田暎二さんの演技にはうなってしまいました。

ここまでくると、演技とかじゃなくて、奥田暎二さんご本人が役柄通りの人なんじゃないか?と疑ってしまうほどです(笑)。

まとめ

『99.9シーズン2』で東京地方検察庁の検事正・大友修一役を演じる奥田暎二さんをご紹介しました。

黒幕と思われる役を演じる俳優・奥田暎二の演技力には何の不安要素もありません。

ドラマを盛り上げてくれる存在になるのは、間違いないでしょう。