99.9 Season2 5話 ネタバレと感想!川上【鶴瓶】と事務総局の癒着が怖すぎる!

『99.9 Season2』5話では、深山たちは強制わいせつで起訴された少年・山崎(市川理矩)の無罪判決を勝ち取ります。

公判ではなんと裁判官と検察が裏で結託するという恐ろしい状況の中、深山の取った手段とは……?

当記事では『99.9 Season2』5話のあらすじのネタバレと感想、ツイッターの評判についてまとめました。

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『99.9 Season2』5話あらすじのネタバレ

今回は、以下の渋い面々が深山たちの真実追求を邪魔します。


久しぶりの志賀&奈津子登場の理由は……


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元・班目法律事務所の弁護士で、現在は「レッツビギン法律事務所の所長」である志賀誠(藤本隆宏)が新妻・奈津子(渡辺真紀子)を連れて深山(松本潤)たちに会いにやってきました。

用件は少年事件の弁護を深山に代わりにやってほしい、ということ。

深山の真似をして事件の再現をしていたら階段を踏み外して怪我をしてしまったので、深山が後を引き継ぐべきだと主張してきます。


今回の事件とは?



奈津子が今回の事件の概要を深山たちに説明してくれました。

依頼主は、山崎大輝(市川理矩)17歳。

女子校生・工藤久美子(清原果耶)に対する強制わいせつの容疑で勾留中。


事件は去年の12月12日に起きました。

被害者の工藤久美子は、バレエのレッスンの帰りに駅前で山崎とその友人・大江徳弘(福山翔大)に声をかけられて、公園でわいせつな行為をされました。


その後、久美子は母親に事件のことを話して母親が被害届を出したというわけです。

久美子は名門・私立みつば女子の学生、母親・純恵(吉沢梨絵)は有名な教育評論家です。

対して、起訴された山崎のところは母子家庭で、なけなしの金をもって志賀に弁護を依頼しに来たというわけです。

山崎ですが、警察の執拗な取り調べで、やってもないのに「自白」してしまっていました。


山崎の接見に行く深山&舞子



深山と舞子(木村文乃)は、早速山崎の接見に行きます。

やっぱり生い立ちから始まる質問に戸惑う山崎。

自白した理由は、警察から「裁判にでもなったらとんでもない金がかかるぞ~。」と脅されたから。


「信じられない……。」と嘆く舞子に、「合法なんだよ、逮捕前の取り調べはカメラを回す必要ないから。」と深山。

山崎は以前は不良グループに属していましたが、現在は引っ越し業者として真面目に働いていました。

「絶対にやっていません!」と無実を主張する山崎。


事件を再現


深山たちは恒例、事件の再現を行います。

ちなみに女子高生役は、中塚美麗(アジアン 馬場園梓)です(笑)。


20時頃、駅の改札を出た工藤久美子は、山崎と大江に声をかけられます。

恐くなった久美子は振り払って逃げますが、周りは意外にも知らぬ存ぜぬの態度。


事件現場の東屋(あずまや)には20:15頃到着。

久美子は2人から母親に遅くなる旨の電話をするように言われます(20:18)。

電話を切った後1時間ほど山崎たちに捕まっていましたが、隙を見て逃走。

以上が被害者・久美子による事件の全容です。


高円寺の「焼肉100%」とは?


一方、舞子は事件当日に山崎が行ったと主張する高円寺の「焼肉100%」に行って、店主に証言を求めましたが、「100%覚えてないっすね!」と言われてしまいました。

山崎は19時から1時間店の前に並んで、20時過ぎに入店したと供述しているのですが……。


第1回公判始まる


今回の裁判官は、遠藤啓介(甲本雅裕)。

遠藤は、川上(笑福亭鶴瓶)からただならぬプレッシャーをかけられていました。

理由は「少年法の厳罰化」を実現するために、事例が欲しいから。

まるでなにがなんでも有罪にしろ、と言われているみたいでおそろしいですね~(>_<)


事件当日の工藤久美子の携帯電話の通話記録は複数あるにもかかわらず、母親にかけたもの以外は黒く塗りつぶされていました。

深山は証拠開示請求しますが、喜多方は「かまいませんが、無意味。」と言い放ち、遠藤もなにやら不機嫌。

舞子は「裁判官の心証を悪くしましたね。」と心配しますが、深山は「裁判官の心証を悪くしても、事実は変わらないよ~。」といつもと変わらずマイペースそのもの。


もう一度、『焼肉100%』で再現を行う



深山たちはもういちど「焼肉100%」に行って、事件当日の再現を行います。

山崎さんが勤める引っ越し業者の制服も着て、6人で行くなど細部まで細かく再現。

ここで深山たちは、山崎のアリバイを証明できる重要な証言をゲットします。


第2回公判


深山は、第2回公判で「焼肉100%」の店長を証人として尋問。

「焼肉100%」の店長は、事件当日に山崎が入店していたことを思い出したのです。

何故なら6人組で来たのに、カルビ2人前と特盛ご飯6人分と大量の焼肉のタレという特殊な注文の仕方をしたから。

超印象的な客だったので、記憶はバッチリでした。

これで事件当日の犯行時刻には山崎は「焼肉100%」で食事をしていたことが証明されて、無罪になるはず……!


ところが、検事の喜多方修造(矢柴俊博)と裁判官・遠藤は裏で繋がっていました。

裁判官が「あなたは、1週間前に来店したお客さんを100%覚えていますか?」という無茶ぶりな質問を焼肉店主にしたのです。

裁判官に執拗に100%、100%と詰め寄られた焼肉店主は、「そこまで言われると……、わかりません。」と答えてしまいました。

舞子は激しい憤りを感じます。


佐田の家にお邪魔する班目メンバーの狙いは……?


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佐田(香川照之)が帰宅すると、班目所長(岸部一徳)、舞子、深山がいました。

驚く佐田に、美人妻・由紀子(映美くらら)&娘・かすみ(畑芽育)が「何か文句あるの?」と詰め寄り、何も言い返せない佐田。


第2回公判での裁判官の証人への質問に対して、怒りがおさまらない舞子。

そんな舞子に班目所長は「実はこうなる予感はしていた。」と言います。


それは以下の情報があったから……

時の政権が支持率回復のために少年犯罪を厳罰化する法案を通そうと動いていたらしい。

そしてそれには、最高裁判所 事務総局 事務総長・岡田孝範(榎木孝明)が加担している。

事務総局とは、裁判所直属の機関で一番の出世コースなので絶大な人事権を持っていて、裁判官はみんな顔色をうかがわざるを得ないのです。


班目はかすみに向かって「君のパパはそういう人間に立ち向かって、弁護士として立派な仕事をしているんだよ。」と説明。

かすみは「パパ、超カッコいい!今度の土曜日、彼氏とのデートキャンセルするから詳しく聞かせてよ!」と身を乗り出してきました。

全ては班目の計算通りなのですが、佐田はすっかりニヤケ顔でエンジンかかった模様(笑)。

深山は写真立ての「SADA」を「DASA」にして大満足(笑)。


通話記録の開示で思わぬ新事実が発覚!


そして迎えた第3回公判。

妻と娘にいいかっこしたい佐田が、弁護人として腕をふるいます。

弁護人側・証人は、五十嵐徹。

実は事件当日、工藤久美子は出会い系の男と会っていたのでした。


流れとしては、以下の通りです。

20:06に、久美子は五十嵐に駅に着いたと電話。

20:15に、久美子と五十嵐は会う。

20:18に、久美子は「今日は遅くなる。」と母親に電話。

母親に怒られると思った久美子がついた嘘が原因だったのです。

これで今度こそ、間違いなく無罪確定でしょう!


恐ろしすぎる川上


川上は、“最高裁判所 事務総局 事務総長・岡田孝範”(榎木孝明)から、少年法の厳罰化に都合のいい事例が欲しいと頼まれていました。

しかし裁判の流れは、「山崎は無罪」の方向に向かっています。

川上は「川上君、君が目玉になる案件があるというから鑑定にもはなしをしたんだ。法務大臣も期待していたのに残念だよ。」と岡田から言われて目を伏せます。


川上は背後で聞いている遠藤にも聞こえるように、東京地方検察庁 次席検事・津川岳に話をします。

「ただ、事件はほんまにその日にあったんか。被害者の勘違いちゅうこともあるからな~。特別な日の人間の記憶っていうのは案外曖昧になることもあるからな~。」


まさかの訴因変更!


第4回公判が始まりました。

そこで久美子が信じがたい発言をします。

「私が襲われたのは、12月12日ではなく6日だったのです。」

さらに信じがたいことに、検察・喜多方が提案した訴因変更(事件発生日の変更)を裁判官・遠藤が認めました。

舞子は「それが裁判所のすることですか!」とブチ切れて、退廷を命じられることに。

深山は「心証を悪くしてくれてありがとう。」と舞子に言います。


ダンスグループ大活躍?


検察が被害者も含めて3人(久美子、大江、山崎)がアリバイがない日を探し当てたとわかった班目メンバーたちは「ここまでやるか!」と憤慨しますが、打つ手なし。

そこへ深山がUSBを持って得意げに現れます。

事件現場では“ダンスグループ”が月水金だけ練習風景をビデオで撮影していて、そこには訴因変更になった6日(水)の事件現場の20時~21時の映像がうつっていて、東屋(あずまや)には誰もうつっていなかったのです。

大喜びする班目メンバーですが、大江が自白したという驚愕の知らせが飛び込んできます。


検察は大喜び?


東京地方検察庁 次席検事・津川岳は、大江の自白に大喜び。

同席している川上に酒をすすめますが「いや、お互いいい距離感でいなアカン。」と言われてハハハハハと笑います。

津川が帰った後に、川上と遠藤は「これは出来過ぎた話だ。」と眉をひそめあいます。

「これは気イつけなあかん!」と言う川上に、うなずく遠藤。


今週の深山の料理は……


深山は大江が何故今のタイミングで自白したのかがわからず、小料理屋「いとこんち」で考え込みます。

しかも大江は事件当日に雨が降っていたと主張するのですが、事件現場には雨など降っていませんでした。

「深山特製・冬のアツアツドフィノワ」を店長に作ってあげたところに、加奈子(岸井ゆきの)登場!

加奈子が隣町でライブ中に土砂降りで濡れたという発言を聞いた深山は、ひらめきます。

このあたりには雨など降っていなかったのです。


目撃者を探せ!


訴因変更された12月6日は、事件現場には雨が降っていませんでしたが、西府中駅にだけ雨が降っていたことを突き止めた深山たちは目撃証言探しを開始。

しかし2か月も前の事件なので、目撃者など出てきません。

「あてもなく目撃者を探しても……。」と落ち込む舞子ですが、バスの中からある看板をみつけた深山はバスを降りて、その看板を確認して目を輝かせました。

そして「もう~、看板(勘弁)してよ~。」と親父ギャグ。


第5回公判始まる


第5回公判では、検察は大江の自白を証言として採用します。

得意げな顔の検察を尻目に、深山は事件当日は雨は事件現場には降っていなくて、西府中駅にだけ局地的に降っていたことを言及。

深山は、大江は犯行時刻に西府中駅にいたのではないかと指摘します。


看板はが決め手で、2つの事件が同時に解決?


深山は府中西警察署がひったくり犯逮捕の協力要請のために出した看板を証拠として示しました。

そこには犯人の特徴が細かく書かれていて、それは大江にぴったり当てはまりました。


そう、大江はこのひったくり犯だったのです。

被害者の60代の女性はその後死亡していて、大江はもし捕まれば強盗致死の容疑で裁かれます。

強盗致死よりも強制わいせつの方が罪が軽くなると思った大江は、やってもない罪を認めたのでした。


そこに久美子が検察から脅されたことが原因で訴因変更したことをカミングアウトして謝罪。

検察は完全な敗北を認めざるを得ない状況になりました。

こうして山崎は無罪、大江はひったくり犯の容疑者として取り調べを受けることに。

2つの事件が同時に解決しました。


裁判所と検察は最後は決裂?


裁判官は検察に対して「検察は今回、ずさんな調査で罪のない人間に罪をかぶせ、重大な犯罪の隠蔽に手を貸すという愚行を行った。このことを軽く考えてもらっては困ります。」と厳しい態度。

今までつるんでいたくせにエライ豹変ぶりですね~(^_^;)


川上が岡田に呼ばれて褒められました。

「元々の目的は果たせなかったが、大きな事件(強盗致死罪)の犯人は捕まったし、裁判所のいいアピールになった。」と岡田。

新聞の見出しには「裁判の良心 検察の暴挙を食い止める」とありました。

これでは検察だけが悪者扱いですね(;^_^A

『99.9 Season2』5話・ツイッターの評判は?


川上にも過去が?





今回、川上(笑福亭鶴瓶)と事務総局の岡田(榎木孝明)が癒着していることが判明。

そして川上もまるで舞子(木村文乃)のようにフラッシュバック。


どうやら川上は過去に岡田に僻地に飛ばされた苦い過去があるようです。

ツイッターでは「川上の過去が気になる!」の声がありました。

また「川上は深山の父の事件に何か関わっていたのではないか」と言う声もちらほらありました。


舞子が息が合ってきた!





新米弁護士・舞子ですが、深山との息が合ってきました。

佐田(香川照之)がまだ依頼を引き受けていないうちから接見に向かう深山についていく準備をしたり、深山が被告人に「生い立ちからお願いします。」と言うのを後ろからフォローするまでになりました。

ツイッターでは「舞子と深山のコンビがいい。」「二人の息が合ってきた。」と喜ぶ声がありました。


お盆はやはり定位置?




ゲストのアキラ100%が、事件のキーマンである焼き肉屋の店員役で出演。

洋服を着ていても、お盆は定位置であることを指摘する声が多数ありました(笑)。


川上が怖すぎる!




笑福亭鶴瓶さん演じる川上の遠藤(甲本雅裕)への無言の圧力、こわかったですね~(^_^;)

「ええ判決せえよ。」とか「ご苦労さん。」とか、どれも聞き流せない威圧感がたっぷり。

また鶴瓶さんの鬼気迫る演技力が半端ありません。


酷過ぎる裁判官に激怒の声多数







今回あろうことか、裏で結託していた裁判官と検察。

証人への誘導尋問や、訴因変更など、身勝手なやり方の数々に対して、怒りの声多数でした。

御殿場事件にそっくりだと言うひともいました。


また、そんな裁判官や検事相手なのに感情を乱さない深山が「カッコいい」の声もありました。

最後のキメ台詞「もう一回やります?訴因変更?」はサイコーでしたね!

感想

今回は裁判官と検察が裏で手を組んでいて、まさかの訴因変更、さらには被告人の自白と絶対絶命の状況に陥りながらも、深山の「事実はひとつだけ。」という信念が真実をあぶり出すことに成功しました。


班目所長が言うように、公正な裁判を行うには本来弁護士、検事、裁判官、が均等な距離を保っている必要があるのですが、出世や立場などがからんでくると、今回のような癒着が起こりうるのが現実。

それで人生を棒にふる被告人が出てくるなどという恐ろしい現実は、今後はあってはならないことです。

バランスの崩れたトライアングルを見事に是正したチーム・班目、最高でした!


それにしても自分達だけセーフティーゾーンにいて、今回の事件も利用するだけ利用した事務総局の岡田(榎木孝明)と川上の今後の動向が気になります。

個人的には、川上は深山によって救われるのではないかと思っています。

『99.9 Season2』6話はどうなる?




次週は、いよいよ舞子の過去が明らかになります。

佐藤勝利演じる“謎の男”の正体は、舞子の弟・尾崎雄太でした。


6話では、不動産屋・平田(三又又三)の殺害容疑で、雄太が逮捕されます。

さらに、雄太は2年前に窃盗事件で有罪判決を受けていたことが判明します。

舞子は雄太と接見して弁護を請け負おうとしますが、雄太は拒否。

舞子と雄太の間には、あることがきっかけで大きな溝ができていたのです。


雄太は、今回に事件も2年前の時間もやっていないと否認するのでした。

班目所長は、この事件を受け、もし雄太が犯人ならば事務所を辞めてもらうと舞子に言い放ちます。


殺人容疑と2年前に雄太が有罪判決を受けた窃盗事件が深く絡まり合った難事件ですが、深山たちは見事解決して事実に辿り着くことができるのでしょうか?