愛してたって、秘密はある 黒幕の正体は二重人格の黎?香坂犯人説も浮上!

9話(最新話)ラストシーン・黎がとうとう爽に「父さん、俺が殺した。」と告白して最終回が待ちきれない展開を迎えたドラマ『愛してたって、秘密はある』

複雑に入り組んだミステリーに、頭を悩ますひとが続出しております!

この記事では次回『最終回』を迎えるドラマ『愛してたって、秘密はある』の黒幕の正体について、徹底追求していきたいと思います。



ドラマ『愛してたって、秘密はある』9話・衝撃の展開とは?

登場人物のほとんど全てがあやしく、なかなか黒幕を絞り込めなくてイライラしていたドラマ『愛してたって、秘密はある』ですが、さすが9話にもなると新事実が色々浮上してきました。


黎の二重人格は確定


8話ラストシーンの「黎(福士蒼汰)が笑顔で口笛を吹いていた件」についてですが、どうやら黎の二重人格説は確定と考えて良さそうです。

9話でオペラ・トゥ―ランドットの『誰も寝てはならぬ』を黎が自宅で聞いているのですが、恍惚とした笑顔を見せていました。

どう見ても、いつもの黎とは別人です。

ブラック・黎は、トゥ―ランドットが大好きで、母親・晶子(鈴木保奈美)が自首したことをラッキーと思っている様子ですね。


香坂弁護士にクローズ・アップ!


今まで、常に笑顔を絶やさず穏やかな存在だった香坂弁護士(山本未来)ですが、9話ではいくつか気になる発言・動きをしてきました。


まずは今更ですが、香坂弁護士について、役柄を確認しておきます。

弁護士であり、法科大学院講師。

黎(福士蒼汰)と爽(川口春奈)の大学院時代の恩師。

現在は爽が司法修習生としてお世話になっており、黎も就職のことなど色々相談にのってもらっている。

黎とも爽とも長い付き合いがある点が、とても臭う人物ですよね。

では9話での新事実について具体的に見ていきます。


腕時計の謎が解明


ネット上で話題騒然だった香坂弁護士の男物の腕時計。

私は今まで亡き黎の父親・晧介(堀部圭亮)の形見かと思っておりましたが、違いました。


以下、依頼人に対してあくまでも笑顔で話す香坂のセリフです。

昔、男にプレゼントしようとしたヤツなんですけど、色々あって渡せなくて……。

その時の気持ちを忘れないように……許しちゃいけない罪ってあると思うんですよね~。」

香坂は、腕時計を「誰か」にプレゼントしようとしていたんですね。


許せない相手って誰?


香坂シリーズ第二弾です。

爽の「先生は許せない相手って誰かいますか?」の質問に対しての答えが以下です。

「いるよ~、許せる時なんか来ないと思ってる。

香坂、相変わらず笑顔なのが怖いです(>_<)


晧介の日記のコピーを爽のデスクに置く


香坂シリーズ第三弾です。

8話ラストシーンで晶子が焼却処分したはずの晧介の日記ですが、なんと香坂がコピーを持っていました。

そしてそれを爽のデスクの上へ(;゚Д゚)


百の嘘もひとつの真実には敵いません。


香坂シリーズ第四弾です。

依頼人に対してのセリフが以下です。

「徹底的に調べ上げれば必ず真実は出てきます。

百の嘘も一つの真実には敵いませんから。

今まで嘘をついてまでなんとか爽と結婚しようとしていた黎への言葉に聞こえるのですが(;^_^A

香坂のセリフってけっこう怖いんですけど、いつも笑顔なんですよね~(;^_^A


婚約指輪の謎が解明


「5話で、爽への愛の証・婚約指輪が、11年前に殺害した父の結婚指輪とすり替わっていた件」ですが、盗んだのは虎太郎(白洲迅)ではありませんでした。

誰かが指輪を盗んで、虎太郎に送ってきたのでした。


恐らく果凛(吉川愛)に戸籍謄本を送ってきた人間と同じ人物でしょう。

虎太郎は「犯人は黎を憎んでいる」と推察しますが……。


全ての根源は爽の父・弘晃だった!


9話では全ての根源は爽の父・弘晃(遠藤憲一)であったことが判明します。

11年前……弘晃のいる地検特捜部にとって、代議士・前園(東国原英夫)をあげることが最重要課題でした。

そして上から、そのためには手段を選ぶなとも言われていました……。


そんな時に港北医科大学病院から風見教授(風見院長のお父さん)と前園が通じていると内部告発があったのです。(一体誰が?)

前園逮捕のために、風見教授以外にも風見派閥のメンバーの取り調べが行われて、その中に黎の父・晧介も入っていました。


何か月も拷問のような取り調べが続いた挙句、でっちあげられた調書に署名しろと迫られた晧介は、とうとう妻の晶子に手をあげてしまいます。

しかし晧介は「こんなはずじゃなかった」と日記の中で悔いていて、「晶子、黎、許してくれ。」と謝罪さえしていました。


爽は「パパがそんな取り調べしなければ黎のお父さんは暴力をふるわなくてすんだし、お母さんは殺人犯にならなかった!黎の家族はもっと幸せだったんだよ!」と責めます。

弘晃は、自宅前で待ち伏せにした風見(鈴木浩介)に刺されて重傷を負います。


黎の父・晧介は悪人ではなかった


黎は爽から渡された晧介の日記のコピーを読みます。

「ずっと考えないようにしてきた……そのことに気付いたらきっと狂ってしまうから。

父さんは殺されて当然の悪人じゃなかった。

罪に手を染めてしまったひとりの弱い人間だった。」

黎にとっては残酷な事実ですが、晧介は悪人ではありませんでした。

黒幕の正体は誰か?

9話で判明した事実をもとに、この事件の黒幕の正体を予想します。

第1の説:黒幕は香坂


黒幕の正体が、香坂弁護士と考える説です。

香坂弁護士は、晧介の弁護人だったのではないでしょうか?

だから、晧介の日記のコピーも持っていた。

日記など直筆の文章は裁判などで大きな証拠になることが多いので、弁護士が依頼人からコピーを受け取っておくのはよくあることです。


香坂は、当時地検から酷い取り調べを受けていた晧介を救おうと必死だった。

でもその矢先に晧介は失踪してしまった。

プレゼントしたかった腕時計は渡せないままで……。


数年後、大学院で黎と知り合うことになる香坂。

香坂の方は、黎が晧介の息子だとすぐに気が付いたと思います。

そして講義での黎の発言から、黎が晧介を殺したことを確信!(何しろ黎は異常なほどに事件の加害者の肩を持つ考え方)

黎を恨むようになります。


そしてこともあろうに、晧介を執拗な取り調べで追い詰めた弘晃の娘・爽と結婚することにした黎を許せないと思い、「庭のお父さんに彼女を紹介しないの?」からはじまる脅迫メールを送りだしたのだと思います。


しかしこの説だと以下の矛盾点が出ます。

テレビガイドによると「犯人の目的は黎への憎しみと歪んだ愛」なのですが、「歪んだ愛」が説明がつきません。

父・晧介にも恋愛感情があったけれど、黎にも何か固執する気持ちがあったのでしょうか?


どちらにしても香坂は「許せないヤツ」がいて、「百の嘘も一つの真実には敵わない」と思っていて、日記のコピーが黎の目に触れるだろうことを計算して爽のデスクに置いた……。

どう考えても香坂は、黎の罪を明るみに出したいと考えているとしか思えません。

香坂はいつも笑顔ではありますが、なかなか執念深い性格で怖いと思いませんか?

第2の説:黒幕は黎



黒幕の正体は黎と考える説です。

黒幕が黎だとすると、自分で自分を追い込んで不利にしているようで一見おかしいことに思えるのですが、8話で口笛を吹いていた別人格・ブラック黎が仕組んだのならば納得です。

11年前に殺人を犯したことがきっかけで生まれた悪魔の人格・黎は、誰かに自分の存在を認めてもらいたくてイライラしていたのではないでしょうか?

母・晶子はそんなブラック黎から、ホワイト黎を守っていたのではないでしょうか?


ブラック黎は、常にホワイト黎のことを面白くないと思っていた。

そして美しい婚約者・爽のことも、自分だけのものにしたいと思っていた。


だから結婚の話が出たことをきっかけに、自分が主人格になろうと考えて、爽を試すようなことを繰り返した。

つまりどこまで爽の愛が深いのかを知るために、一連の事件を起こしていった……。




公式予告動画で「やっぱり突き放すんじゃん。」と黎が乾いた笑顔を浮かべていますね(;^_^A

こいつはブラック黎ですな~。

僕の真実を受け入れてくれるんじゃないかと期待していた……。


この後、「母だけが知る真実」のテロップが流れます。

「母だけが知る真実」は間違いなく黎に別人格があることですよね~。


『黎・黒幕説』は、テレビガイドによる「犯人の目的は黎への憎しみと歪んだ愛」が意外と説明がつきます。

ブラック黎がホワイト黎を憎むのは理解できますし、まさに歪んだ愛も持っていそうです。


ただ、黎がサイコパス的人格で、全てやっていたとしたら、ドラマ全体が「何でもあり」になり「サイコパスだから何やってもおかしくない」で終わってしまって面白くありませんし、さすがに視聴者の皆さんも怒ると思います。

なので自分で言っておいてナンなのですが、黎に黒幕ではあって欲しくないのが本音です(;^_^A


第3の説:香坂と黎の共犯説


香坂と黎、両方が黒幕の正体と考える説です。

『愛してたって、秘密はある』の犯罪はひとりで行うのは無理ですから、「共犯者がいる」か「複数の人間が動いている」かどちらかなのは間違いありません。


その中で共犯説で一番濃厚と思われるのが、香坂と黎の共犯説です。

とは言ってもブラック黎と香坂が組んでいるだけで、ホワイト黎は蚊帳の外なのですが(;^_^A


第4の説:黒幕は晶子


初心に戻って、一番アヤシイ雰囲気の晶子が黒幕の正体とする説です。


最終回予告編を見る限りは、黎が黒幕と言わんばかりです。

これで黎が黒幕だったとしても、みなさん福士蒼汰さんのサイコパスの演技は楽しみかもしれませんが、それ以上にはならないと思います。


晶子が黒幕の正体である根拠にはならないかもしれませんが、公式あらすじで黒幕のヒントになる部分がありましたので、一部抜粋して考察してみます。

黎は罪を償おうと警察に向かう。しかしその矢先、一ノ瀬(矢柴俊博)から、奥森を殺したトロフィーを爽に送った人物が判明したと告げられる。段ボールが送られた配送センターの防犯カメラに映っていたのは、黎がよく知る女性で————。これまで黎を脅かしてきた不気味な出来事は、すべてこの女の仕業だったのか…信じられない黎は、真相を確かめるまでは自首を思い留まることに。

引用元: 愛してたって、秘密はある。|日本テレビ


爽にトロフィーを送った女性が黎のよく知る人物だったのですね~。

「香坂弁護士かな?」と思ったのですが、警察の人も「どういうことだ?!」と言っていたところをみると相当意外な人物がそこに映っていたのだと思います。


警察も面識があって、黎もよく知る女性って誰でしょうか?

晶子だとしたら……テレビガイドの「福士蒼汰さん本人もびっくりして鳥肌が立ったという衝撃的な結末」も納得ですね。

黎は警察へ向かい、晶子(鈴木保奈美)と接見することに。そこで晶子の口から語られたのは、衝撃の事実だった…!黒幕は果たして誰だったのか…!?ついに、すべての謎が解き明かされる!!そして、黎と爽の愛の行方は————?

引用元: 愛してたって、秘密はある。|日本テレビ


晶子は黒幕の存在に気が付いていながら、今まで黙っていたということでしょうか?

かばっていたと考えるならば、やはり黒幕は黎自身だったということでしょうか?

それとも……晶子が犯人なのでしょうか?

あ~~~(>_<)公式予告動画を見てヒントを得るどころかさらにわからなくなってきました!


しかし個人的には、一周回って晶子が黒幕の正体なのではないかと思っています。

まとめ

色々考察してみたものの、依然黒幕が誰なのか確証がないドラマ『愛してたって、秘密はある』

これで、爽の母が黒幕とかだと私怒っちゃいそうですが(笑)

丁寧な伏線回収で、最終回は「なるほど~」と納得したいです。