来年1月期に広瀬すずさん主演で放送が決定したドラマ「anone」。
この作品、何と言っても『日本テレビ×坂元裕二脚本のオリジナル連続ドラマ第3弾』と言う事で、早くも注目を集めていますね。
意味深なタイトルや、ひと癖あるキャストのラインナップを見て、私も今から楽しみにしています!
そこで今回は、これまで多くの名作を手掛けてきた、脚本家・坂元裕二さんの過去の作品とあまり知られていないマルチな活動についてまとめてみました。
坂元裕二の経歴やこれまでの作品は?
坂元裕二(さかもとゆうじ)さんは1967年5月12日生まれの現在50歳、大阪府出身で奈良育英高等学校を卒業されています。1987年、「第1回フジテレビヤングシナリオ大賞」を19歳で受賞し、脚本家デビューを果しました。
そして、1991年に手掛けたのが社会現象ともなったフジテレビの「東京ラブストーリー」!!私と同じく、その頃のOLはみんな夢中になって見ていたドラマです。
フジテレビ月9ブームの火付け役ともなった作品でしたね、誰もがマネした「カ~ンチ」のセリフが懐かしい。
しかし、あの脚本を出演者の鈴木保奈美さん、織田裕二さんらと同世代の坂元さんが書いていたとは驚きです。
さて、その後も次々と多くのドラマを手掛ける坂元さん。
月9だけに絞って振返ってみると、稲垣吾郎さんと牧瀬里穂さんのやり取りが初々しかった「二十歳の約束」。
SMAP Go! Go!での秘蔵映像で二十歳の約束~(≧∇≦*)『ヒューヒューだよ。ヒューヒュー、ヒューヒュー
— Ku☆V6 &ましゃ兄 (@VYimskkkfti) 2013年9月30日
熱い熱いヒューヒュー』と牧瀬里穂さん演じるゆうきが言う名セリフ。当時中1くらいだったけど、このセリフがめっちゃ流行った。 pic.twitter.com/A0PxJPSii4
「ヒューヒューだよ」「カキーン!」などの斬新(!)なセリフが、これまたブームになりました(笑)狙ってたんでしょうか?
他にも「ラストクリスマス」(織田裕二)、「西遊記」(香取慎吾)、「トップキャスター」(天海祐希)、「太陽と海の教室」(織田裕二)などなど、こんなにも月9には貢献されてるんですね~
この様に80年代、90年代はラブコメ、トレンディー路線の王道を突き進んで来たとも言える坂元作品なのでした。
しかし、2010年日本テレビ水曜ドラマと初タッグを組んだ「Mother」(松雪泰子、芦田愛菜)は「母性は女性を狂わせる」と言うキャッチコピーの元に描かれた社会派サスペンス作品。
再放送してほしいドラマ
— 再放送してほしいドラマsince1970 (@7dcnd2Ktz6WJXFe) 2017年12月8日
FileNo.515
「Mother」
2010年 日本テレビ系列#松雪泰子 #山本耕史 #酒井若菜#倉科カナ #芦田愛菜 #尾野真千子#川村陽介 #市川実和子 #音尾琢真#田中実 #綾野剛 #高畑淳子#田中裕子 他 pic.twitter.com/FARtIB2cd1
誘拐やら虐待やら、セリフも演技も際どくリアルで、これまでの坂元作品とは明らかに違っていました。
そうなんです、ここから坂元劇場、第2章の幕が切って落とされたと言っても過言ではありません!
「母性」をテーマに切なく心に響くドラマとして話題となったこの「Mother」、芦田愛菜ちゃんの愛らしさと天才子役ぶりも大いに注目を集めましたが、この愛菜ちゃんを虐待する実母が尾野真千子さん、その恋人が綾野剛さんだったんですよね。
motherの再放送に泣かされてる😢 芦田愛菜ちゃん天使すぎて pic.twitter.com/uBGp6vnnu3
— ぶらぴ。 (@_takasena) 2017年11月3日
ご存知の通りその後、みんさん大活躍!
そして2011年、こちらも話題作となりました「それでも、生きてゆく」(フジテレビ)、悲劇を乗り越え幸せを見出してゆく家族の物語です。
それでも、生きてゆく が好きすぎて… pic.twitter.com/R4QyAw88Ph
— ゆ (@__iou_2) 2017年11月29日
この作品に出演した満島ひかりさんは、2013年「Mother」のスタッフが再結成して制作した「Woman」(日本テレビ)で主演を務めます。
命をかけて子供を守り、強く生き抜くシングルマザーを見事に演じました。
再放送してほしいドラマ
— 再放送してほしいドラマsince1970 (@7dcnd2Ktz6WJXFe) 2017年10月17日
FileNo.305
「Woman」
2013年 日本テレビ系列#満島ひかり #田中裕子 #小栗旬#谷村美月 #二階堂ふみ #三浦貴大#臼田あさ美 #高橋一生 #鈴木梨央#髙橋來 #小林薫 他 pic.twitter.com/pOhLAJOqk3
ちなみに「それでも、生きてゆく」への満島さんの起用は「Woman」の制作を見据えての事だったそうですが、当初彼女はオファーを断っています。
そこで「どうしても彼女じゃなきゃダメだ!」と自ら直談判に踏み切った坂元さん。
そんな並々ならぬ決意の坂元さんを見て、満島さんは直観的に「人生で関わらなければいけない人」と感じ、出演を決めたと後のインタビューで語っています。
やはり何かを成し遂げる人と言うのは、何事にも強い気持ちを持って挑んでいるんですね。
それくらいじゃないと、人の心を動かす作品は作れません、素晴らしい!
そして、その後も真骨頂の坂元劇場、快進撃は続きます。
録りためて大事に大事に見ていたカルテット、終わってしまったー。
— はなえ (@ihanae0329) 2017年7月17日
さみしい…
みんな何とも、人として可愛かったなぁ。
ちょっとズレててもそれで良くて、見ていて救われるし、そういえば「最高の離婚」もそんなだった。
坂元裕二さん大好きです!また次が見たい!! pic.twitter.com/6rQTB6qRyg
「最高の離婚」、「問題のあるレストラン」、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」、「カルテット」などなど・・・坂元裕二フリークますます増殖中です(笑)
坂元裕二のマルチな素顔
実は坂元裕二さんは作詞を手掛けていたりもします。TM NETWORKや織田裕二さん、松たか子さん等に提供されていて、中でも松さんのデビュー曲「明日、春が来たら」は50万枚の大ヒットを飛ばしてます!凄い。
#nowplaying 明日、春が来たら – 松たか子 – 明日、春が来たら pic.twitter.com/wEm4HZNX2k
— いわ㌠ @b9f4cca3 (@issm) 2017年10月28日
また他には絵本を手掛けたり、映画監督だったり、舞台演出だったり・・そして更には昨年、東京芸術大学映画専攻・脚本領域の教授として就任されています。
さて、そんな多才な坂元さんですが、私生活では1998年に女優の森口瑤子さんと結婚、2002年にはお嬢さんが誕生されているとのこと。
#いい夫婦の日
— ケン・ソゴルは出張中! (@ken_sogoru83) 2017年11月22日
監督と女優の夫婦は多いけど、当代一の名脚本家 #坂元裕二 は女優の #森口瑤子 と夫婦なんだよね。内実は知る由もないけど、きっといい夫婦そうなのであげときます。
#カルテット #最高の離婚 #いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう #Woman #Mother #anone #広瀬すず pic.twitter.com/wy6TxZdInQ
あれだけお美しい奥様なので、お嬢さんもきっと美人なのでは?などと勝手に想像してしまいます(笑)
最新作「anone」への期待度は?
さて「カルテット」で、大人になった「東京ラブストーリー」世代を完全に呼び戻した坂元裕二さん。否が応でも最新作「anone」への期待は高まりますね。
Motherがきっかけで坂元裕二さんの作品を好きになった。『広瀬すず主演「anone」生きることの意味とは?人が生きる上でほんとうに大切なものは何か?を問いかけ、人々の心を揺さぶる。ニセモノから始まり、真実の人間愛を見つける人生という冒険』期待してます。 pic.twitter.com/x90RDmLJoC
— いろはす (@iroha_su_ss) 2017年12月7日
主演は十代最後の作品となる広瀬すずさん、役柄に合わせて髪をバッサリとショートに! 気合も十分です。
共演者にも坂元作品になくてはならない田中裕子さん、瑛太さんらも加わり、さて「anone」で一体何が生まれ、育つのか?考えただけでワクワクです!業界内視聴率もめちゃくちゃ高いでしょうね。
まとめ
今回、坂元裕二さんの過去の作品などを振り返ってみて。名作ドラマとは、いかにその時代に寄り添って作られているかがよく分かりました。
また、そうじゃないと当然ヒットはしていませんよね。
私も坂元さんと同世代と言う事もあり、とても懐かしく興味深かったですし、
完全にリスペクトです!
当時見ていたドラマの事を想い出すと、同時に当時の自分の生活や心境も
よみがえって来ました。
anone、だからドラマを見るのって止められないんですよね(笑)