『美食探偵』マグダラのマリア(小池栄子)の最初の殺人教唆、幇助を受けるのは、“林檎”こと古川茜(志田未来)。
世界中の人間を殺したいマリアにとって、他人の殺人を手伝うことは喜びそのもの!
茜は以前のマリアと似た従順な女性でしたが、その殺害方法は怨念に満ちたもので……?
当記事では、ドラマ『美食探偵』の“林檎”こと古川茜(志田未来)について原作ネタバレしてまとめています。
もくじ
『美食探偵』とは?
ドラマ『美食探偵』とは、2020年4月スタートの日本テレビ系新日曜ドラマ。
原作は、『東京タラレバ娘』『海月姫』で有名な東村アキコさんによる初のサスペンス漫画。
主人公・明智五郎を演じるのは、ゴールデン・プライム帯連続ドラマ初主演の中村倫也さん。
超グルメな探偵・明智が、食にまつわる事件を解決していきながら、連続殺人鬼に変貌する元主婦・マグダラのマリア(小池栄子)と対決。
謎解きあり、ラブロマンスあり、絶品グルメありの「恋する毒殺サスペンス」です。
『美食探偵』林檎(古川茜)とは?
古川茜(ふるかわ・あかね/志田未来)は、りんご農家の娘。
殺人鬼・マグダラのマリア(小池栄子)から“林檎”というコードネームを付けられます。
林檎は上京した彼氏の浮気に悩み、マリアに浮気相手の殺害を依頼。
マリアはこの依頼によって初めて、他人のために殺人を犯すことになります。
彼氏と浮気相手の死後、林檎はマリアファミリー第一号となってマリアを支えます。
志田未来のコメント
古川茜を演じる志田未来さんのコメントは以下です。
林檎こと茜役で出演させていただくことになりました。
原作を読ませていただいたときに、林檎の容姿がどことなく自分に似ていると感じ、是非やらせて頂きたい!と思いました。
りんご農家の素朴で真っ直ぐな茜が、どうして殺人に手を染めてしまうのか。
マリアファミリーとしてどう活躍していくのか。
楽しみにしていただけると嬉しいです。
『美食探偵』古川茜役の女優は志田未来
古川茜を演じる女優・志田未来さんについてプロフィール、簡単な経歴、過去出演作品をご紹介します。
志田未来さんは、誰もが認める若手実力派女優。
2005年のドラマ『女王の教室』に子役として出演、いきなり大人顔負けの演技力で一躍脚光を浴びました。
2006年の13歳の時に『14歳の母』で連続ドラマ初主演、高い演技力で以下の3つの賞を受賞。
・第44回ギャラクシー賞 奨励賞
・第15回橋田賞 新人賞
(第11回で受賞した上戸彩さんの最年少記録17歳を大幅に更新する13歳での受賞)
14才の女の子が妊娠して出産するというショッキングな設定で、相手の男の子も15才。
視聴率は、最終回の平均視聴率が22.4%、瞬間最高視聴率は28.7%を記録しました。
2009年のドラマ『BOSS』の天才少女役も話題になりましたよね。
天海祐希さんとの頭脳対決シーンは、カッコ良すぎて痺れました。
最近では、2017年のドラマ『ウツボカズラの夢』で7年ぶりの連続ドラマ主演を果たしました。
難しい繊細な役どころだったにもかかわらず、流石の素晴らしい演技でした。
『美食探偵』古川茜(コードネーム・林檎)原作ネタバレ
『美食探偵』の古川茜(林檎)について原作ネタバレします。
若い男女の無理心中事件?
明智(中村倫也)が食事をしていた帝都ホテルの客室で若い男女の遺体が発見された。
・沢田剛25歳・フリーター。
・川上エリ20歳・フリーター。
明智の友人・上遠野刑事、その部下の高橋をはじめ、警察は無理心中という見立てをする。
メニューにはない林檎が犯人?
調査の結果、死因はシアン化合物による中毒死であることが判明。
被害者が殺害直前に食べたホテルのメニューは、フレンチトーストとフルーツと紅茶。
明智はそれを食べてみるが、このメニューではシアン化合物を入れても一口で吐き出してしまう。
その後、被害者の胃の内容物にメニューにはない林檎が含まれていたことが判明。
さらに被害者の舌から小さな火傷がみつかったことから、明智は犯人は熱々の林檎ジャムにシアン化合物を入れて毒殺したと推理。
被害者のもう一人の彼女・古川茜
明智は、殺された男性のもう一人の交際相手・古川茜(志田未来)が住む青森へ。
茜は地味で古風な女性で、実家はリンゴ農家でした。
茜は、彼のためにずっと手製のリンゴジャム(林檎の名前は茜)を送り続けていたが、彼がそれを食べずに浮気相手の女性にあげていることを知ってどうしようもない殺意が芽生え、マリアと名乗る謎の女(小池栄子)に相談して浮気相手の殺害を依頼したのだ。
明智は茜にもうすぐここに警察が来ると告げるが、茜は「大丈夫、わたしは捕まらない」と言った。
そう、実行犯はマリアだから。
事件の真相
マリアは美しく上品なメイドに化けて、彼らに熱々のリンゴジャムをサーブした。
彼は茜の手作りのジャムは食べないくせに、高級ホテルの出来立てジャムは喜んで口にした。
茜は浮気相手だけ死ねばいいと思っていたが、結果として彼も死んだ。
しかし今は、自分の手性のジャムは食べないくせに高級ホテルのジャムは食べる男など死んでもいい人だと思えてきた。
「愛してるから殺したんです、きっとマリアさんも」と茜。
茜は、捕まらなかった。
茜がどこかの誰か(マリア)に依頼した明確な証拠がない限り、殺人教唆にすらならない。
つまり茜が殺したいと思っている人間を、どこかの誰か(マリア)が勝手に殺してくれたというわけ。
そのどこかの誰か(マリア)が捕まらない限り、茜も罪に問われない。
日本では1年に17万の遺体が見つかるけれど、そのうち犯罪と疑われるのが2万2千、司法解剖にまわされるのがたった8千体。
そう考えると、警察が殺人事件の真犯人を捕まえる確率なんてほんの数パーセント。
現行犯かよほどのヘマをした人間しか捕まらないのよ。
まとめ
『美食探偵』の古川茜(林檎/志田未来)を原作ネタバレしました。他人のために殺人を繰り返すマリアは、聖女なのか悪女なのか?
今までにないキャラクターであることは間違いありません。