小栗旬さんが死体の声が聞こえる刑事役を演じて人気を博したドラマ『BORDER』が今秋3作品連続スペシャルドラマとして放送されます。
1作品目『BORDER 衝動〜検視官・比嘉ミカ〜』前編が、10月6日夜11時15分から放送されました。
今回のドラマではミカが特別検死官になる前のまだ助手だったころが描かれ、石川(小栗旬)に会う前のミカの過去が明らかになります。
この記事では、波瑠主演のスピンオフドラマ『BORDER 衝動〜検視官・比嘉ミカ〜』前編(後編は次週・10月13日夜11時15分から放送)のあらすじのネタバレと感想をまとめました。
『BORDER 衝動〜検視官・比嘉ミカ〜』後編についてはコチラ
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小栗旬主演『BORDER 贖罪』あらすじのネタバレについてはコチラ
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もくじ
『BORDER 衝動〜検視官・比嘉ミカ〜』とは?
連続ドラマ『BORDER 』が3年ぶりに『BORDER 贖罪』として10月29日に復活するのですが、それに先立って波瑠主演のスピンオフドラマ『BORDER 衝動〜検視官・比嘉ミカ〜』前編がまず放送されました。
この後、10月13日に『BORDER 衝動〜検視官・比嘉ミカ〜』後編が、10月29日に『BORDER 贖罪』が放送されるという順番です。
ドラマ『BORDER』では比嘉ミカは、死者と対話できる刑事・石川の無謀ともいえる単独捜査に協力する有能な特別検死官として大活躍しました。
波瑠さんが女優として今ほど知名度が高くなかった頃の作品ですが、個人的にとてもいい演技をされていたと記憶していますので、『BORDER 衝動〜検視官・比嘉ミカ〜』は楽しみでした。(波瑠さんは『BORDER』に出演した翌年、朝の連続テレビ小説『あさがきた』のヒロインに抜擢されて、大ブレイクを果たします。)
今回のスピンオフドラマ前後編では、石川に出会う前のまだ教授の助手に過ぎなかった比嘉ミカの姿が描かれます。
『BORDER 衝動〜検視官・比嘉ミカ〜』前編のあらすじのネタバレと感想とは?
男の世界に立ち入らない方がいい
永正大学医学部法医学教授・浅川透(石丸幹二)の助手として働く比嘉ミカ(波瑠)は、どんなに検案・解剖の経験を積んでも独り立ちさせてもらえない現状にイライラしていました。
自分が助手として尽くしている浅川は、テレビに引っ張りだこで、現代のシャーロック・ホームズなどと呼ばれていい気になっています。
法医学と犯罪心理学を組み合わせた手法で数々の難事件を解決してきたと言われていますが、そのほとんどは比嘉ミカが事件解決のヒントを教えたことが理由なのに……。
思い切って「次の遺体の検案は私にやらせてもらえませんか!もう経験は十分つんだと思います!」と申し出ても、「これ以上、男の世界に立ち入らない方がいい。」と軽くかわされてしまう。
同僚からも「あんな奴の都合のいい女にはならないで。」と言われるのですが……。
第一の殺人事件が発生!教授と警察に向かう
東京都稲山市西原中学校の女生徒・ひのあゆみ(中崎花音)さんが、ゴルフ場の林の中で絞殺遺体となって発見されます。
遺体の状態は以下ですが、かなり酷いものです。
- 木に縛り付けられ、さるぐつわ(靴下)で口を塞がれていた。
- 母指:第二関節から切断
- 示指:第二関節から切断
殺されたひのあゆみさんは学業はトップクラスで真面目な生徒だったそうです。(夜中に林に行くような不良とは思えない)
警察は「指の切断のことは、マスコミには漏らすな」と命じますが、すぐに漏れてしまいます。
そしてあろうことか、テレビ局の仕事で浅川が殺人事件の現場に向かうことになり、比嘉ミカにもついてくるように命令。
「助手として君もついてきなさい、検証しに行くんじゃない、犯罪の専門家として独自の捜査をする。」
なんでも警察庁は新しい検視官制度の導入を検討するらしくて、浅川は自分を売り込んでいるらしい。
前例のないポストだから、一旦就任すれば退官後もそのポストだけで食べていけるのが魅力ということ。
そしてその仕事は、解剖台の上の検死だけではなく現場の検死も行うアメリカ式の特別検死官ということで、長年比嘉ミカがやりたかった内容だった……。
その頃、教師から、亡くなった火野歩の姿を夕方以降に見た人は教えて欲しいと言われ、小椋明音(清原果耶)は、ひのが同級生の男の子に話しかけられていたのを見かけていたが、何も言わずに黙っていました。
現場に到着した浅川は、警察の上層部に顔がきくことをいいことに横柄な態度で、刑事の中澤(工藤明日香)は反感を持ちます。
あくまで特例中の特例と念を押されている解剖報告書も、ひったくるようにして受け取ります。
刑事・中澤が比嘉ミカの協力者に?
BORDER衝動 検視官 比嘉ミカ
— kowoome (@interpolgreen) 2017年10月6日
刑事役の工藤阿須加さんがいつもとちがう感じですごくよかった pic.twitter.com/7yMGmRLY3Z
比嘉ミカと刑事・中澤は何か通じ合うものを感じて事件について話します。
内容は以下です。
- 綿のロープで木に縛られていたが、そのロープは通販サイトでも買えるありふれたものだった。
- 結び方は普通の方結びだった。
- さるぐつわには被害者の靴下がつかわれていた。
- 首を絞めた道具は、布状のものに間違いないが、まだ特定されていない。
浅川と殺人現場に車で向かう比嘉ミカ
いよいよ殺人現場に浅川と向かう比嘉ミカ。
車の中で今までの情報を整理します。
- 被害者・ひのあゆみに性的暴行のあとはなかった。
- 切断された指からは生活反応が出た。
うあ~(>_<)被害者は生きてるうちに2本も指を切断したということですね~!酷過ぎる!
でも犯人は何故指を切断したのでしょうね(。´・ω・)?
手柄を立てたい浅川は「現場で何か気付いたことがあったらすぐに知らせてくれ」と都合のいいことだけ比嘉ミカに依存。
現場で待っていた刑事・中澤は、浅川の質問責めにイライラしますが、捜査状況を説明します。
- 被害者に話しかけてた若い男の身元はわかっていない
- 被害者は携帯を持っていなかった(このあたりの子は持たされていない)
- ゴルフ場のクラブハウスの防犯カメラには何も映ってないので侵入経路はいまだ不明
- 第一発見者の町内会の人たちがたどってきた道が、進入経路の第一候補である
浅川は現場を見て、以下のように分析。
- 問題は被害者をどうやってここ(ゴルフ場の林)まで運んだかだが、検死では激しく抵抗したあとが見られないことから、殺害現場は別の場所と考えるのが論理的。
- 死体をわざわざ木に縛り付けたのは儀式。
テレビ局の前で偉そうにプロファイリングする浅川
林の下で待ち構えていたテレビ局に向かって浅川はしたり顔で、犯人像のプロファイリングを語ります。
- 20代後半~30代前半の男
- 大学は出ている
- 知的労働にかかわる職についていたが、現在は無職
- このあたりに土地勘がある
- 半年か1年の間に強いストレスを受けている
- 広めの一戸建てに住んでいるか作業場のようなものを持っている
- 運転免許を持ち、普段から車に乗っている
そして、切り取った指は記念品としてとっているに違いないと話し、連続殺人事件への発展の可能性もほのめかします。
中澤は「プロファイリングっていつも同じようなことしか言わないよな~」と比嘉ミカに言います。
浅川が比嘉ミカの部屋をノック?
浅川が、不意に比嘉ミカの部屋にやってきます。
座って水を飲む浅川に対して、立ったまま話を聞きます。(ベッドに座ればと進められますが、断固として座りません・さすが!)
浅川は、警視庁が新しく特別検死官の制度をはじめようとしていること、自分がその候補に残っていること、そして自分が特別検死官に選ばれたら比嘉ミカを専属の助手として改めて採用したいと話します。
比嘉ミカは「私はいつまで先生のお仕えすればいいんですか?」と冷ややかに返答、浅川は「助手という言葉がきになるならパートナーと思ってくれていい。」と肩に手を置いてきます(>_<)・気持ち悪い~!
その時、電話が鳴り、それは第二の殺人事件の知らせでした。
第二の殺人事件の現場へ
浅川と比嘉ミカは現場に向かいます。
現場には中澤が待っていました。
被害者は同じく西原中学校の女生徒・つぼいみさきで、今度は倉庫で発見されましたが、この場所も肝試しに使われるようなひっそりとした場所でした。
母親の捜索願いから2時間ほどで発見されたそうです。
死因は第一の殺人事件と同じで絞殺、遺体の状況もさるぐつわをされて縛られて指を2本切断されて、全く同じ状況です。
さらに死亡時刻も午後6時から8時とほぼ同じです。
比嘉ミカは縛られていた柱のさびが強くこすられていることと、昨日の事件でも縛られていた木の幹がかなりはがれていたことを指摘して、被害者は縛られる際に激しく抵抗した、つまり死体発見現場=犯行現場であると推定します。
さらに「第一の被害者・ひのあゆみといい、第二の被害者・つぼいみさきといい、こんな人気のない場所に何故ひとりでやってきたのだろう?……昨日の犠牲者ならばともかくこの子は事件を知っているわけだし。」と首をかしげる中澤に対して、「顔見知りに呼び出されたとしたら?」と言います。
死体発見現場=犯行現場の考えも、顔見知りの犯行も、浅川とは違う考え方ですねΣ(・ω・ノ)ノ!
そんな中、第一の被害者・ひのあゆみに声をかけた男の身元が明らかになります。
犯人を逮捕?
第一の被害者・ひのあゆみに声をかけた男とは以下です。
- 三島よしあき
- 31歳
- 大卒
- 西原町出身(つまり地元の人間)
- 2年前まで学習塾の講師をしていたが、現在は無職
- 辞めた理由は、生徒へのわいせつ行為ということだが、本人は否定。
- 第一、第二の被害者両方とも、三島に勉強を教わっていた。
- 8か月ほど前(つまり1年以内)に母親を亡くすという強いストレスを受けている
警察が事情徴収のために家に行った時に、裏口から逃げようとした三島(山口翔悟)を公務執行妨害で逮捕したとのことで、現在は重要参考人扱いで犯人と断定されたわけではありません。
しかし浅川は自分のプロファイリング通りの人間が出てきたことに大喜び!
「かけてもいい!そいつが犯人だよ。」と断定してきます。
比嘉ミカは、三島が捜査線上に浮上した理由が「第一の殺人事件があった現場近くで三島の車が目撃された」(第二の殺人現場では目撃されていない)ことだけだと聞いて、呆れます。
「逮捕は時期尚早だったんじゃないの?警察のメンツの問題ってやつね。」
それを聞いた浅川は「君は三島が犯人じゃないと思っているのか?私のプロファイリングが間違っているというのか?自分が何を言ってるのかわかっているのか?私の学識を否定したんだぞ!」と怒ります。
不愉快だ……君は不愉快だ……
そんな上司・浅川をまっすぐ見る比嘉ミカ。(前編終わり)
『BORDER 衝動〜検視官・比嘉ミカ〜』後編の記事は以下です。
→BORDER衝動 後編 ネタバレと感想!犯人は意外な人物でサイコパスで怖い
『BORDER 衝動〜検視官・比嘉ミカ〜』前編の感想
イヤミな上司・浅川にムカつく!
浅川教授は女性蔑視で、比嘉ミカを自分の出世の為に利用して、その能力は認めようとしない典型的な嫌な上司でしたね(>_<)
ツイッターでもみなさん相当、ムカムカされていたようですね(笑)
BORDER衝動面白かった!引き込まれた
— ドルチェ (@ladivano1) 2017年10月6日
波瑠さんカッコいい😍キリっとしてて信念があって比嘉ミカいいわ!
石丸さんの浅川先生、予想通りクズでホントに嫌な男😅出来る部下の女性をいいように利用して、手柄を横取りとか酷い上司
視聴者をムカつかせる石丸さん流石です#BORDER衝動
テレ朝動画でBORDER 衝動・前編を視聴。比嘉が石川たちに出会う前の物語。彼女が特別検視官になった経緯が明らかになるはずなので後編が待ち遠しい。
— Oak (@mikazuki_yo) 2017年10月8日
浅川教授のクソっぷりにムカつきつつ、事件の真相に興味津々。中澤刑事には好感。本編にもレギュラー入りさせたいw #BORDER衝動
「クズ」「嫌な男」「腹立つ」「嫌味」「クッソ嫌な奴」など大反響でした(;^_^A
しかし一方「めっちゃいいキャラ」「演技が上手い」と浅川を演じる石丸幹二さんの演技力を絶賛する声もありました。
比嘉ミカがカッコイイ!
ラストシーンで、比嘉ミカが初めて真正面から、尊敬する(していた?)浅川に反論した姿はかっこよかったし、自分もこんな女性になりたいと思わされました。
おそらく『BORDER 衝動〜検視官・比嘉ミカ〜』後編では比嘉ミカの怒涛の反撃が行われるのでしょう!絶対見逃せない内容ですね。
BORDER「衝動」前編観たった….やべぇ比嘉先生カッコ良すぎる….後編でビシッと事件が解決されて犯人は勿論、浅川をギャフンと言わせて欲しい早くヽ(`Д´)ノウオオオオ#BORDER衝動
— MIKIKO (@mikiko_np2) 2017年10月7日
上記のツイッターのように「早くギャフンと言わせて欲しい」という声もありました。
検視官 比嘉ミカ 見てるんだけど、BORDERも当時リアタイしてたからこのキャラ知ってるはずなんだけどどうしても藤堂にしかみえない😂
— Niko (@sintermedius) 2017年10月6日
また、比嘉ミカのキャラクターが、藤堂比奈子に似ているという声もΣ(゚Д゚)
中澤刑事を演じている工藤阿須加さんが、いつになく渋くてかっこいいという声も多かったです。
レギュラー出演してほしいという意見もありました。
総じて大変面白かったので、後編も楽しみにしています。
『BORDER 衝動〜検視官・比嘉ミカ〜』後編の記事は以下です。
→BORDER衝動 後編 ネタバレと感想!犯人は意外な人物でサイコパスで怖い