デイジー・ラック ミチルの原作ネタバレ!友達の弟・貴大との恋の結末は?

2018年4月20日(金)から、ドラマ10『デイジー・ラック』が始まります。

アラサー世代なら誰もが共感する部分が、胸がチクリと痛くなるくらいにリアルで切実に、そして泥臭く描かれており、思わず「がんばれ!」と応援したくなるドラマです。

ドラマ『デイジー・ラック』には原作漫画(海野つなみ「デイジー・ラック」全2巻)があるのですが、4人のアラサー女性(楓、ミチル、薫、えみ)それぞれの人生の転機がオムニバス形式で描かれています。

当記事では4人のアラサー女性の中からミチル(演:中川翔子)に注目して、原作漫画からネタバレしてまとめました。



『デイジー・ラック』の原作


Miwa Naganoさん(@miwamoco)がシェアした投稿


『デイジー・ラック』の原作は漫画家・海野つなみ氏による同名漫画で、2001年に単行本第1巻、2002年に第2巻が出版されました。

海野つなみさんといえば、TBSでドラマ化されて大ヒットした『逃げるは恥だが役に立つ』の作者で有名です。


簡単なあらすじ


小5で出逢って19年、食事会をときどき開く仲良し4人組「ひなぎく会」のメンバーも今年で30歳、いわゆる人生のターニングポイントを迎えます。

幸せ求めて奮闘するアラサー女子の姿が描かれています。


以下から無料で立ち読み、購入もできます。
新装版 デイジー・ラック|無料・試し読みも【漫画・電子書籍のソク読み

『デイジー・ラック』讃岐ミチル(さぬき・みちる)とは?



『デイジー・ラック』讃岐ミチル(さぬき・みちる)は、バッグ職人。

1DKのマンションを借りて、フリーでバッグを作っています。

具体的な仕事内容は鞄の修理、リフォーム、オーダーメイドなどなんでもござれで、20歳で始めた仕事なので早10年!


4月に30歳を迎えたミチルは、仕事はずっと続けていきたいし、結婚の予定はないし、貯金も多少出来たしで、マンション購入を考えます。

果たしてうまくいくのでしょうか?

『デイジー・ラック』ミチルのネタバレ

それでは原作から、ミチルのネタバレをしていきます。

周りにいる男は、弟分・貴大だけ?


mimitabさん(@mimitab27)がシェアした投稿


ミチルは“ひなぎく会”の4人のメンバーの中でもきちんと自立していて、一人暮らし。

“ひなぎく会”とは小学校から仲がいい4人がえみ(徳永えり)の結婚式がきっかけで久々に会ったことがきっかけで、定期的に催されるようになった会(要は、ただの女子会)。

メンバーは、楓(佐々木希)、えみ(徳永えり)、薫(夏菜)、ミチル(中川翔子)の4人です。


ミチルは鞄職人で仕事は自分の部屋でするので、万年ひっつめ髪です(笑)。

そして気が付けば周りにいる男は、友達・周防薫(夏菜)の弟・貴大(磯村勇斗)だけ。

貴大は昔から「アニキ」とミチルを慕っていて、ミチルの部屋にもしょっちゅう遊びに来るほど仲がいいのです。

でもあくまでも、アニキと弟分の関係ですが……。


今日も貴大がミチルの部屋にやってきて、ミチルが修理してやったバッグ(裏地が、群青地に金の龍の刺繍)を見て「アニキ最高!」と歓喜のおたけびをあげます。


ミチルの仕事は、実は貴大のおかげ?


ミチルの仕事が食べていける程度に順調なのは、実は貴大のおかげでした。

貴大が、大学の時のアルバイト先の雑誌社に“ミチルのバッグの取材”をお願いしてくれて、そこからセレクトショップのオーナーさんや雑誌を見たひとから仕事が来るようになったのです。


貴大も卒業後そのままその雑誌社に入って、今は情報誌の映画担当。


ミチルの30歳を迎えてのどん底の転機とは?


ミチルのマンション購入の夢はふくらみます。

中古マンションを買って、自分好みにリフォームするのが理想です。


しかし公庫の借入には、毎月の返済額の5倍の収入が必要。

ミチルは今年の自分の年収を計算してみますが……なんと120万!


そう、最近は修理とかちっちゃい仕事ばっかりで、まともな注文は激減していたのです。

急いで得意先回りをしますが、時すでに遅し。

まさに“プチ失業状態”を迎えてしまいました。


自由業は忙しい時にはもう嫌になるぐらい忙しいのに、こうやって突然先が見えなくなるのが怖いところ。

ミチルは「このまま、仕事がなくなったらどうしよう……。」とマジで凹む日々。


突然の貴大の告白に、ミチルは?


ミチルは、貴大にファミレスに呼び出されました。


貴大はそこで、ビッグニュースを報告。

ハリウッド若手ナンバーワン女優・チェルシー・ニコル・カートマンが来日するのですが、貴大が彼女のインタビューを任されたのです!


ミチルは「やったね貴大、おめでとう!!夢叶ったね!!今日はもう私がおごるぜ!!」と祝福しますが、貴大は自分が誘ったんだから奢ると言って聞きません。

プチ失業中のミチルは弟分の貴大にまで気を使われたのかと悲しくなり、テーブルに突っ伏します。

ダンナでもいればなー

そしたら生活の不安を感じずに好きな仕事ができるのになあ…

引用元:『デイジー・ラック』1巻・ミチルのセリフより


貴大は「アニキでもそんなこと思うの?」とびっくりしますが、「う~まーねー。弱ったときは誰かに頼りたくなるもんよ~。」と珍しく弱弱しいミチル。


そんなミチルに、貴大は勇気をもって告白。

おれじゃダメ?

引用元:『デイジー・ラック』1巻・貴大のセリフより


ミチルは「あんたのこと、そういう対象として見たことないよ。」と答えます。


ミチルにとって貴大は、坊ちゃん狩りに半ズボンの頃から知ってる友達の弟なのです。

もちろんいい子だし可愛いとも思っていますが、いまさらどうトキメキをもっていいのかわからない状態。


貧困のミチルの救世主は?


その後も注文の来ない生活が続くミチルですが、とりあえず貯金で食いつなぐ日々。


すると、意外な救世主が現れました。

80歳現役の双子のおじいさん皮具屋が「ミチルちゃん、暇ならうちに仕事を習いに来んか?」と誘ってくれたのです。

ここで勉強すれば、布物だけでなく皮物も自分で扱えるように成長出来ます。


ミチルは「お願いします、師匠!」と頭を下げて、隅々まで自分仕様のバッグ造りを学ぶことに。

ミチルは改めて自分が鞄造りが大好きであることを実感し、自分をみつめなおすことができました。


チェルシーがミチルのバッグを気に入った?


貴大から電話がかかってきました。

チェルシー・二コル・カートマンのインタビュー時のちょっとしたプレゼントとしてミチルのバッグを渡したいから、大至急作って欲しいとの依頼でした。


インタビューは一週間後なので、じっくり作るにはちょっと時間が足りません。

ミチルは自分用に作っていたお気に入りのバッグを「材料費だけでいいよ」と貴大に渡してやりました。


後日、また貴大が電話をかけてきました。

なにやら血相を変えている様子で、大興奮状態。

電話ではもどかしいらしく、ミチルの部屋にやってきました。


貴大は「この写真みて!!これってアニキのバッグじゃないかー?!」と雑誌を見せました。

そこには、ミチルのバッグを持ったチェルシーの姿が写っていたのです!


ミチルは信じられない気持ちで雑誌を凝視し、「似てるけど、違うかも……。えー!!うそー!!」とパニックに。

貴大は「絶対そうだって!!間違いないって!!」と大喜びして、ちゅーっとミチルにキス。

ミチルは「もーッ!なにすんのよ、なにしてんのよあんたは!!」と引き離しますが、どうにもこうにも興奮さめやらぬ2人。


そのまま「ファッションニュース」を2人で見ます。

テレビの中のチェルシーは、確かにミチルのバッグを持っていました。


記者によると、可愛いハンドメイドバッグは日本のファン(=貴大)からプレゼントされたもので、大のバッグコレクターのチェルシーは大喜びだったそうなのです!

貴大は「おれ!!プレゼントしたのおれ!!作ったのこの人!!この人ー!!」とテレビに向かって盛り上がりますが、ミチルはあまりのことに頭が真っ白に。


貴大は「おーい!!しっかり!!」とミチルをゆさゆさしますが、まだ茫然としたままのミチル。

すると貴大はまたしてもミチルにキス。

年下男、なかなか積極的です。


ミチルは「……いいや、もう」と受け入れました。


ひなぎく会のクリスマス会


@mng_0923がシェアした投稿


全員30歳を迎えての、ひなぎく会のクリスマスパーティーが行われました。


ミチルは貴大とキスしたことを、みんなに報告出来ずにいました。

自分の人生にまさかあんなことが起こるなんて……!とまだ半信半疑状態なのです。


昔は同じ場所に立っていた4人のメンバーも、主婦にパン職人、企画営業に、鞄職人と見事に別々の道を歩いています。

そしてその気さえあればいつでも新しいスタートは切れるのです、ちょっと時間はかかるかもしれないけれど。

大人になるって子供じゃなくなることではなく、大人の“女の子”になること。

日々の中、幸運と不運にもまれながらときめきを探して、みつけたら大事にして生きるのです。


ミチルの皮具屋での新しいチャレンジとは?


貴大になしくずし的にキスされまくったミチルですが、その後貴大が部屋に来ることを避け続けます。

「もう子分に戻るつもりはないから」と宣言する貴大に、どう接していいのかわからないのです。


そして、相変わらず仕事はないまま皮具屋での修行の日々が続きます。

皮具屋の師匠であるじいさん2人は腕は抜群ですが、店には客が全然きません。

じいさん2人も年金暮らしですから、このままでいいはずはありません。


「早く新しい注文をとらないと!」と焦るミチル。

そんなある日、じいさんの息子のマサエさんがやってきます。

ミチルのお財布バッグを気に入ってくれたのはいいのですが、散々値切って安すぎる値段で購入。


ミチルはげんなりしますが、じいさん達は「しかしあのマサエさんが7800円も出すとは思わんかったな。よっぽどミチルちゃんのバッグが気に入ったんじゃ」と感心します。


ミチルは「さしでがましいかもしれないけど、若い子向けのバッグも作ってみない?わたし考えるから」と思い切って提案。

じいさんたちは「ミチルちゃんがそーゆーなら」と賛同してくれました。


ピンチの時こそチャンス!

こんな時だからこそ、新しいことを試せるのです。


友達のえみがマンション購入で悩む?


恒例、ひなぎく会の日。

えみ(徳永えり)が明日マンション購入の契約予定なのですが、何故かためらいを見せます。


色々聞いてみると、どんどん出てくる不安要素。

「100%満足できる物件はないので、妥協も大事」とアドバイスする楓、薫、ミチル。


それでもえみはまだ躊躇しているので、楓が「そんなに不安ならやめちゃえば」。

するとえみは肩の荷が下りたかのように納得。

やっぱり大きな買い物をする時には「トキメキ」が大事だという意見で一致する4人でした。


ミチルと貴大の結末は?


ミチルは今日ひなぎく会であったことを、電話で貴大に報告しました。

「えみは(マンションの)条件がよくても気に入ってなかった、逆に欠点をいくらあげても食い下がる場合はなんだかんだ言って気に入ってるんだよね~」


貴大は「それすごくよくわかる、俺もそうだった。なんだかんだよそ見して寄り道して、でもやっぱり結局はここに来てしまうっていう……」と言いますが、「ふうん?」とよくわからない様子のミチル。


ムカッとした貴大は……

「っておまえのことじゃー!!」と叫びます。

貴大は「電話じゃ説明できないから、今から行く!」と言って電話を切ってしまいました。


ミチルは部屋を急いでかたずけて、ひっつめ髪も下ろしました

震えて緊張している自分に驚きます。


貴大にキスされてからずっと貴大が部屋に来ることを避けてきましたが、もう断り切れません。

ピンポーン!と鳴って、扉をあけるミチル。


そこに立っていた貴大を見た時、やっとミチルは自分がときめいていることに気が付きました。

そして貴大は、ミチルの手を握ってちゃんと愛の告白。

ずっとずっと好きでした

引用元: 『デイジー・ラック』2巻・貴大のセリフより


ミチルは笑顔で「はい」と答えました。

(終)


『デイジー・ラック』楓の原作ネタバレはこちら
デイジー・ラック 楓のネタバレ!パン職人の夢と安芸との恋の行方は?

『デイジー・ラック』えみの原作ネタバレはこちら
デイジー・ラック えみの原作ネタバレ!エアロビオタクのダンナの真意は?