ドクターX 5期「海老名敬」教授を遠藤憲一が情けなく演技!

「私、絶対失敗しないので。」の天才外科医・大門未知子(女優:米倉涼子)が、『ドクターX シリーズ5(第5期)』として、2017年10月12日(木)よる9時スタートに戻って来ます!

『ドクターX』には、いなくてはならないキャラ!が数名います。

その中の一人が、遠藤憲一さん演ずる外科医「海老名敬」です。

情けなく卑怯者でもある外科医の海老名教授ですが、なぜか愛さずにはいられない


『ドクターX』は、2012年からの大ヒットドラマシリーズ。

一話ごとにだいたい話が完結しているので、『ドクターX シリーズ5(第5期)』から見始める事も大丈夫です。


ここでは出来る限り海老名敬(俳優:遠藤憲一)のキャラを、魅力を説明してみます

#御意 (ぎょい)❗️ @東帝大学 #ドクターX #米倉涼子 #エンケン さん #大門未知子 #海老名敬

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「海老名敬」は、『ドクターX シリーズ2(第2期)』から毎回登場!

海老名敬は、2013年『ドクターX シリーズ2(第2期)』からの登場となります!


2013年『ドクターX シリーズ2(第2期)』

「帝都医科大学付属病院」 第二外科部長・教授

*この頃、外科医・海老名敬は、主任教授を狙っていて、もっぱらの関心は院内での根回。また外科統括部長・蛭間重勝の腰巾着で、絶対の「御意」を貫いていた。大門未知子とは、事あるごとに対立していた。


「帝都医科大学付属病院」 外科統括部長代理


*高松から転移して来た少女・村田九留美の日本で前例のない「多臓器体外摘出腫瘍切除」を大門未知子が執刀し成功し、その恩恵を海老名敬は「棚ボタ」でもらった。


➡「帝都医科大学付属病院」 外科主任教授(最終回)

2014年『ドクターX シリーズ3(第3期)』


*外科部長の地位を手放したくない海老名と談合坂昇(俳優:伊武雅刀)は、是が非でも自らの派閥で手術を担当して評価を上げようと姑息な手段合戦を繰り広げる。大門未知子には、「医者の勝ち負けなんてどうでもいいんだって。患者が勝たなきゃ意味ないじゃん!」と言われる。

「国立高度医療センター」 東棟 外科部長

「国立高度医療センター」 戦略統合外科部長

2016年『ドクターX スペシャル』


➡ 出張で「国立高度医療センター 金沢分院」に行き、院長級の役職として総回診を初めて行い超ーご機嫌の海老名。

院長になった気分で廊下を歩く
シーンは、笑えます。

2016年『ドクターX シリーズ4(第4期)』 第5話・第6話のみ

何もしなかったせいで地方の分院に左遷される。
➡ 「国立高度医療センター金沢分院」 外科部長(第5話)


*「国立高度医療センター 金沢分院」に飛ばされた海老名は、あまりのワンマンぶりから医局の反感を買い孤立する蛭間重勝を救うために(?)、東帝大学病院を訪れる。


この時、初めて蛭間重勝に反旗を翻す勝負に出るが、一瞬で勝負がつき海老名は結局負けて、

➡ 「国立高度医療センター 金沢分院」外科部長、ならびに「東帝大学系列」を蛭間重勝に解雇される。

2017年『ドクターX シリーズ5(第5期)』


*新病院長の「東帝大学病院 初の女性院長 志村まどか(女優:大地真央)」に雇われ、総合外科副部長として、「鳥井高(たかし)(俳優:段田安)」と「猪又孝(いのまた たかし)(俳優:陣内孝則)」と共に働く。

海老名 敬(えびな・たかし)(54)………遠藤 憲一
「東帝大学病院」の外科副部長。蛭間をはじめ権力者たちにひたすら尽くす、卓越した「御意」力を持つ。本当は未知子が執刀した手術で“名ばかりの執刀医”となったり、ありえない論文を書けば未知子が実現してしまったり…と、未知子のおかげで評価を受けてきた。出世欲が原動力のすべてのようだが、実は「一人でも多くの患者を救いたい」という青年のような志も忘れていない。真摯に病気と向き合う未知子に土壇場で共感してしまい、策略を台無しにすることが多々ある、憎めない存在。

引用元: Doctor-X 外科医・大門未知子


結局、権力の前に屈してしまう小さい男「海老名敬」

■ 忠誠心
病院や組織への忠誠心がハンバない人間なんです! 

それも蛭間重勝(俳優:西田敏行)への。(でも、蛭間重勝には一貫してうまく使われていると思います。)

蛭間重勝の悪行が書かれた手帳を手にいれたが利用することどころか証拠隠滅するため、手帳を破り、自分の口に入れ、飲み込むほどなんです(笑)。



■ 「御意!」
そんな海老名ですが、恐らく蛭間重勝に評価されているのは「御意!(ぎょい)」だけかもしれないです(笑)。

一言に「御意!」と言っても、海老名教授の「御意!」は、タイミング・声の大きさ・声のハリ・すべてにおいて素晴らしい「御意!」なのです!




■ 気が小さい
外科医・海老名敬教授は、こわおもての顔とは反比例して、非常に気が小さいです。

典型的な「上には弱く、下には強い人間」で、自らを「所詮、サラリーマンなんだ・・・」とたまにヤケ酒することも。

居酒屋で呑んで叫んでいることもあります。


なぜなら、病院内での「権力」に腰抜けで、プライドを捨てて生きている人生だからでしょう。

『ドクターX』シリーズでは、幾度となく、こわおもての顔が子犬のような顔をし目に涙を浮かべているシーンがあります。

その悲哀に満ちた捨て犬のような「教授」海老名が、かわいいですよ(笑)。


また、初症例になるかもしれない難易度の非常に高い手術に、自分が「執刀医だ!」と言っておきながらも、手術始めの「患者名、年齢、術式」を言い終った途端に「大門」と言い大門未知子に執刀をかわらせ、自分はすぐに第1助手の位置へ移動するという(吉本のコントを地で行くような)小さい男なんです。




■ せこい
器量も小さい海老名敬ですが、(お金に汚いとは思わないですが)せこいんです。(1,000円、2,000円程度のお寿司であっても)部下にはほぼご馳走はしない(笑)。




■ 優柔不断・KY
かなりの優柔不断で、また、タイミングが読めないKY




■ ある意味強運の持ち主
ただ、日頃の上に対しての忠誠心を神様が見られているのか、思いがけない幸運に恵まれる外科医でもあります。(下記に説明)




■ 大門未知子に対して
組織の中で忠誠心を示し実行している海老名とは正反対の、群れを嫌い権力を嫌う大門未知子には生き方が違いすぎ合わないが、ドラマが進むにつれ少しずつ大門未知子の天才的な腕や率直さに感化されます。でも、そこは小さい男、そうはいっても権力の前に屈してしまう海老名です(笑)。


とても感じの悪い人間性のキャラの外科医・海老名敬を、遠藤憲一さん、共演者、特に西田敏行さんのアドリブによって、そしてドラマスタッフによって、回を追うごとに愛されキャラの海老名敬となって行きました。

2017年の海老名は、どんな色を見せてくれるのでしょうか!?楽しみです!

海老名敬の「棚ボタ」恩恵

日頃の上司に対しての忠誠心のお陰か?「棚からぼたもち」恩恵を得ることが何度かありました。


■海老名に舞い降りた超ーラッキー「棚ボタ」恩恵

海老名敬が「帝都医科大学付属病院」 外科統括部長代理の時(『ドクターX シリーズ2(第2期)第9話』)、大門未知子によって高松から少女・村田九留美(女優:本田望結)が、悪性の筋繊維芽細胞腫で、手術のため転移して来た

その手術は、日本で前例のない「多臓器体外摘出腫瘍切除」であった。

この「多臓器 体外 摘出 腫瘍切除 手術」とは、6つの臓器を体外に出し、腫瘍を取り除いてから再び体内に戻すという前代未聞の大手術。

(因みに、こちらの手術は、実際にあった症例(2008年にアメリカで実際に行われた手術)を、実際に執刀したコロンビア大学の日本人医師・加藤知朗さんにアメリカ、ニューヨークから来てもらい、『ドクターX』の手術シーンを監修してもらい、忠実に再現させたそうです。)


大門未知子や「第二外科主任教授選挙」中に立候補を放棄し大門未知子のこのオペに力を貸した外科医鷹野七起(俳優:浅野和之)、近藤忍(俳優:藤木直人)などにより無事に大手術を成功させることができました。


この世界で3例目、日本初の輝かしい成功を何もしなかった海老名敬が、記者会見の現場で、「その手術の成功をおさめたのは海老名である」と蛭間重勝に発表されました。(ラッキー海老名敬教授!)


海老名敬は、その時の記者会見の写真(九留美ちゃんを抱き上げ、玖瑠美ちゃんに「この人、だれ~~!? 知らん人。顔、怖~~ お母さん~。」と怖がれている時に撮られたもの)を額に入れ、病院の自分の教授室に飾っています。(笑)

『ドクターX シリーズ5(第5期)』でも見られると思うので探してみて下さい。


その後は、大門未知子らが手掛けた「多臓器体外摘出腫瘍切除手術」の執刀医として高い評価を受け部下の医局員たちに「御意!」と言わせる立場にまで出世を果たしました。

(しかし、いつまで経っても蛭間重勝には評価されないまま)

力なくこぶしを挙げる「チャンジ&チャレンジ」

アメリカから来られた「ジョン・スターキー教授」と海老名敬は、心臓にまで達している巨大な肝臓にできた腫瘍を切除するという術式の論文を発表すると宣言します。

この術式を海老名が「人工心肺も使わず、メスで心臓を開くこともしない、夢のような手術である」と説明する。(「東帝大学術式 2016 秋スペシャル」と蛭間重勝は名付け記者発表をした。)


プレス発表の際、「ジョン・スターキー教授」が「チェンジ&チャレンジ」と声高に拳をあげ、それに続き海老名も「チェンジ&チャレンジ~」と言って拳をあげる。

こわおもての男(教授)が、満面の笑顔で、そして、宙に円を描くかのようにふわ~と優しく力が抜けた頼りない感じで拳を挙げたシーンに、視聴者は大笑いしたのではないでしょうか(笑)?

その後、たびたび、この海老名の「チャンジ アンド ちゃれん、じぃ~」を『ドクターX』シリーズでは観ることができます!


俳優「遠藤憲一」さんとは?

1961年6月28日生まれの、現在56歳。

身長は、182cmもあるみたいです。

大門未知子にも幾度となく「顔、怖いよ」と言われているように、眼光鋭く、こわおもての顔つきから以前は悪役を演じることが多い俳優さんでした。

しかし、最近はコミカルな演技も多く、CMに大変多く出演されています。

何と!「2017上半期タレントCM起用社数ランキング」で、人気アイドルや世界的なアスリートが名前を連ねる中、遠藤憲一さんは2位となりました!


因みに、ランキング結果は下記の通りです。

1位:10社のCMに出演したジャニーズ事務所「嵐の相葉雅紀」さんとテニスプレーヤーの「錦織圭」さん。

2位:遠藤憲一さんと、ジャニーズ事務所「嵐の松本潤」さん。

3位:ジャニーズ事務所「嵐の櫻井翔」さんと「二宮和也」さん、「DAIGO」さん。

遠藤憲一、す、す、すごい!このメンバーでのランキング!そして、堂々の2位!

西田敏行さんの自由すぎるアドリブの1番の被害者が「遠藤憲一」さん

西田敏行さんの自由すぎるアドリブの1番の被害者は海老名敬を演じている遠藤憲一さんのようです。

2017年10月TV『中居正広の身になる図書館』で、西田敏行さんと遠藤憲一さんが西田敏行さんのアドリブについてコメントされていました。

西田敏行「どんどん、どんどんね、心が開いて来て、もう、普段のエンケンちゃんなんて、やらないだろうな、っていうような芸を随分引き出していますよ(笑)。」

遠藤憲一「でもね~。ハラハラ、ドキドキはするだけど・・・楽しいですよ。スリリングで。」

西田敏行「秘密の書類とかねえ、どうするんかってったら、もう破って食べちゃった。」

遠藤憲一「あのねー、オレの元のキャラねえ、常に怖い人だったんですよ。だけど、西田さんにいじられて、今ねえ情けない男になっちゃた。」




情けない海老名、

結局、権力に屈する海老名、

上への絶対的な忠誠心のわりに、上から愛されない海老名、

卓越した「御意!」能力、

こわおもての教授の、子犬のような困った表情・・・・


『ドクターX シリーズ5(第5期)』でも、いろんな「海老名敬」を見つけて下さい。