『ドラゴン桜』原作の結末をネタバレ!【忙しい人向き】東大に合格する生徒は何人?

2021年4月25日から新ドラマ『ドラゴン桜』がスタート。

阿部寛さん演じる型破りの弁護士・桜木建二が、生徒たちを東大合格に導きます。

前作の桜木の生徒・水野直美(長澤まさみ)も今や立派な弁護士!

水野も桜木と一緒に生徒たちを指導しますよ~!

当ページでは、『ドラゴン桜』の原作漫画を最初から結末までネタバレしていきます。



『ドラゴン桜』とは?



新ドラマ『ドラゴン桜』の前作は、2005年の同名ドラマ。

元暴走族の弁護士・桜木建二(阿部寛)が、独特のポリシーとメソッドで、龍山高校の偏差値30代の不良やギャルたちを東大合格に導きました。


2021年の『ドラゴン桜』の主演ももちろん阿部寛さん、そして2005年の桜木の生徒・水野直美を演じた長澤まさみさんも出演。

なんと水野は、桜木の弁護士事務所で働いているんです。

水野は母親の病気・怪我で一浪して東大に合格。

弁護士資格を取得して立派な弁護士に成長。


2005年の前作では「バカとブスほど東大へ行け!」など数々の名言(?)を残した桜木。

令和ならパワハラで訴えられそうなとんでもない男ですが、中身は誰よりも生徒思いでしたね。


そんな桜木が16年ぶりに龍山高校に戻ってきます!

新ドラマ『ドラゴン桜』では、桜木が令和の高校生たちを東大合格に導きます。

令和の高校生たちは、桜木に「東大に行け!」と言われても無反応です。


2020年、大学入試制度は大幅に変化。

桜木が、令和の受験戦争にどんな挑み方をするのか楽しみです。

原作



新ドラマ『ドラゴン桜』の原作は、三田紀房さんによる漫画『ドラゴン桜2』(講談社)。

2021年4月7日時点で、15巻まで発売されています。


最終話が収録されている16巻は、2021年4月23日発売です。

このように原作は結末を迎えていますが、ドラマは原作の良さを取り入れつつオリジナルの展開になるとのこと。

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『ドラゴン桜』原作ネタバレ

『ドラゴン桜』の原作漫画『ドラゴン桜2』を1巻~16巻(結末)までネタバレしていきます。

桜木が水野と共に龍山高校に戻ってきた


物語りの舞台は、2018年。

2020年に大学入試制度が変わる2年前です。


桜木健二(阿部寛)が顧問弁護士を辞めた5年前から、龍山高校の東大合格者数は減る一方で、とうとう東大合格者0人に!

遂に桜木は、元教え子で弁護士・水野直美(長澤まさみ)と共に、龍山高校を立て直すべく立ち上がる。

桜木の目的は、没落した龍山高校を立て直して、自身の弁護士としての名声をうなぎ登りにすること。


そんな桜木の前に立ちはだかるのが、龍山高校理事長代行・龍野久美子(江口のりこ)。

女帝・龍野の強引な学園経営のせいで、龍山の東大合格率は地に堕ちたのだった。

龍野の目的は、龍山高校を廃校にして一等地である土地を売却すること!


龍野に対抗するため、桜木は龍山高校の理事に就任。

そして再び「東大専門コース」を設立した。

広告塔は、偏差値30から東大に合格した“元バカ生徒”の水野。


前作同様、桜木は「東大へ行け!」と全校生徒に向かって叫ぶ。

しかし令和の生徒たちは、シラケ顔。

さすがの桜木も失敗か?


東大専門を指導!生徒はたった2人


桜木の「東大専門コース」に2人の高校2年生が名乗りを上げました。


1人目は、早瀬奈緒(南沙良)。


早瀬の志望動機は、甘やかされて育ったが頑張ってみたいと思ったから。

2人目は、天野晃一郎(加藤清史郎)。


天野の志望動機は、考え過ぎてノロマでグズな自分を変えたいと思ったから。

優秀過ぎる弟を持つ天野は、コンプレックスの塊。


2人の偏差値は50程度で、現在の志望校は日東駒専。

桜木は「偏差値50の基礎学力がある生徒が1年で東大に合格するのは、楽勝だ!」と宣言。

前作の生徒たちは、偏差値30代ばかりだった。


スマホ1つで東大合格を目指す


東大専門コースには、教室も担任もない。

そして文系の早瀬と、理系の天野が一緒に勉強するシステム。


早瀬と天野が、使用するのはスマホ1つ。

現代は、スマホで良質な授業がいつでもどこでも受けられるのだ。


桜木は「頑張らないことが、東大合格の第一歩だ」と早瀬と天野に語る。

頑張るのではなく、目的に向かって機能的に話すのが大事なのだ。

さらに「受験のことを親に相談するな。俺の言うことだけを聞け」と2人に釘を刺した。

前作の桜木の勉強法は、徹底した詰込み型だった。

今作では、令和の高校生のメンタルに合わせた学習方法に変化している。


学力を知るために去年のセンターの問題を解く


早瀬と天野が手始めに受けたのは、センター試験の過去問。

桜木の目的は、2人の現在の学力を知ることだった。

センターの問題量にヘトヘトになった早瀬は「もう辞めます」と教室を出て行った。


その夜、桜木は早瀬の両親が営む「ちゃんこ鍋屋」へ。

早瀬に「金と健康に恵まれているお前はラッキーだ。明日朝来て、自分の運の良さを採点で確かめたらどうだ」と言った。

・早瀬の両親の「ちゃんこ鍋屋」の経営は良好。

・早瀬は何不自由なく育てられたラッキーガール。

翌朝、早瀬が教室に戻ってきた。

早瀬の採点結果は、394点と(この時期にしては)高得点!

早瀬の「カンを頼りにとりあえず全問回答する方法」が功を奏した!


早瀬は大喜びして天野にLINEするが、天野は来なかった。

早瀬は、自分が辞めると言ったせいで、天野も辞めたのではないかと責任を感じる。


しかし努力家の弟が朝練に行く姿を見た天野は、自主的に戻ってきた。

天野の採点結果は、303点と早瀬より随分低かった……!

几帳面な天野は第1問から順番に解いたせいで、時間切れで回答できない問題が多かった。


桜木は早瀬に「お前はやっぱりテスト運がいい!」と褒めた。

そして天野には「失敗した時は笑え!」と言った。

失敗にとらわれず、前に進むことが大事だからだ。


3種の神器で成績大幅アップだ!


桜木が次に提案したのが、東大受験の3種の神器!
①受験マトリックス

②付箋

③スマホ
3種神器の使い方は、以下の通り。
①今回のセンター試験で間違えたところを洗い出して、スタディサプリで徹底的に勉強しなおす。

②そして「受験マトリックス」(「得意科目」と「苦手科目」の2つのゾーンがあるチェックシート)に付箋で「得意科目」と「苦手科目」を貼っていき、最後にスマホで写真に撮る。

③スマホの写真は日付けが記録されるから、まさにそれが現時点での実力ということになる。

桜木の目的は、早瀬と天野の実力を可視化して、真の客観性を育てること。

2人は「ゲームっぽくて面白い」と夢中になる。


スタディサプリには、前作の英語教師・川口も登場。

面白い授業に、2人は楽しく学力を上げていく。


ライバルは難関大コースの小杉と藤井?


「難関大文系クラス」担任の田村梨江子(山田キヌヲ)と「難関大理系クラス」担任の水口圭介(キャスト未定)は、桜木の「東大専門コース」に対抗手段を講じることにする。

具体的には、文系トップの小杉(志田彩良)と理系トップの藤井(鈴鹿央士)に、東大を受験してもらう作戦。


文系トップの成績は小杉麻里(志田彩良)。



理系トップの成績は、藤井遼(鈴鹿央士)。



水口に頼まれた藤井はあっさり東大受験をOKしたが、田村に頼まれた小杉は浪人が怖いからと断った。

水口と藤井に嘲笑われた田村は、敵であるはずの桜木に、小杉の説得方法を相談。

田村は、水口にバカにされたことを根に持つ。


桜木のアドバイスは「絶対に東大に合格させると言え。教師もリスクを負うんだ」。

桜木のアドバイスに従った田村は、小杉の説得に成功。

こうして、早瀬と天野に加えて、藤井と小杉も東大志望になった。


教え合うことで記憶を定着させる


桜木の次の指導は、教え合う授業。

ビデオの前で「SDS法」と「PREP法」を使ってお互いに授業をしあうことで、記憶の定着を図るのが目的だ。


しかし早瀬の授業は、ほとんど動画の内容の丸パクリ。

天野の授業は、途中から自分が何を話しているのかわからなくなってしまった。


桜木の真の目的は、早瀬と天野の性格を知ることだった。

早瀬は、順応性が高いが飽きっぽい。「わかった気になっちゃうタイプ」。

天野は、一つのことにこだわり過ぎて前に進めない。「勉強しても成績が伸びないタイプ」。

東大に合格するためには、2人とも性格を変える必要がある。


藤井が天野に反感を持つ


藤井が、東大専科の教室に入ってきた。

教室に残っていたのは、天野一人。


藤井は「君が東大を目指すのは早瀬さんが目当て?」とズケズケ聞いてきた。

天野が「どう受け取ってもいいよ」と意に介さないでいると、「天野って見かけによらず神経図太いんだな」と藤井。


藤井の失礼な発言は止まらない。

それで天野、マジで東大目指してるの?

俺は東大専科なんか行かなくても、東大に合格するけど



藤井は、桜木に対しても失礼な発言を連発。

あの桜木ってヤツ嫌いなんだよね。

態度デカくて腹立つ



対抗心丸出しの藤井に対し、天野は「どうぞご勝手に」という態度を取った。

そんな天野の態度が、より藤井をイラつかせることに。


東大合格の英語の勉強法はTwitterとYouTuber


桜木は、東大合格のためには、センター試験は満点を目指すべきだと主張。

まず重点的に取り組むべきは、英語。


桜木は、早瀬には英語でTwitterをやるように命じ、天野には英語で発信するYouTuberになるように言った。

アウトプットを積極的に行うことで、飛躍的な英語力向上が見込める。

TwitterとYouTubeはアウトプットで喜びを感じられるツールで、利用しない手はない。


ここにきて桜木が、早瀬に東大文Ⅰを、天野に理Ⅱを受けさせる理由を説明する。

それは、文1と理Ⅱの1次試験の足切り点が低く、2次試験で逆転できる可能性が大きいからだ。


桜木:「いいか!東大は入れればどこでもいいんだ!四の五の言わずに黙って東大を受けろ!」

早瀬&天野:「はい!」


弟に負けたくないと腹をくくった天野にとって、学部はどこでもいい。

東大をファッションアイテムと捉える早瀬にとっても、学部はどこでもよかった。

その後、英語のリスニング対策講師の明美先生、国語のスペシャリストの太宰府先生も加わり、早瀬と天野の学力は順調に伸びていく。


東大模試の結果は?


意識高い系の小杉は、受験する前から東大について調査。

小杉に誘われて東大へ講座を視聴しに行った早瀬は、自分と小杉の歴然とした差にショックを受ける。

小杉は、わからないことは徹底的に調べて楽しんでいる。


高校3年生1学期に受けた東大模試の結果が出た。

小杉の東大模試の結果はA判定。

早瀬と天野は、E判定。(東大受験前半戦の成績としては予想通り)


意外だったのは、自信家の藤井がD判定だったこと。

藤井は自頭は良く知識の吸収も優れているが、素直に学ぶ姿勢に欠けていて、応用が利かないのだ。


桜木は藤井に「お前、このままだと東大落ちるぞ」と警告。

桜木:「お前は落ちて天野が受かる」

藤井:「天野なんか受かるわけないだろ!」

桜木は、天野が(藤井とは違って)自分を優秀だと思わないところが、東大合格の勝因となるのだと言った。


桜木に「お前は何のために東大に行く?」と詰め寄られた藤井は、イライラ。

水口はそんな藤井に「もう少し謙虚な気持ちで勉強しろ」と諭すが、藤井は聞く耳持たず。

遂に水口は、藤井を東大に合格させることをあきらめる。


タイプ別夏休みの過ごし方


水野は、大抵の受験生が夏休みに計画通り勉強できないのは、性格に合った計画を立てないからだと話す。

・早瀬は、面白いと思ったことに反応する「拡散型」の性格。

・天野は、着実に一つずつこなしていく「保全型」の性格。


それぞれの性格に合った勉強計画を立てることで、無理なくスケジュールを勧められるのだ。

【拡散型の夏休み5カ条】
  1. 勉強する場所は気分で決める
  2. ノルマは5日間の中で自由に調整する
  3. 憧れの人をロールモデルにする
  4. テンションが上がる問題集を1冊みつける
  5. ゲーム感覚でハイレベルな問題に挑戦する

【保全型の夏休み5カ条】
  1. 勉強する場所は固定する
  2. 1日ごとのノルマを決める
  3. 仲間に進捗状況を報告する
  4. 今持っている問題集を徹底的にやる
  5. ハイレベルな問題には手を出さない

ポイントは、勉強で行き詰まったら勉強で息抜きすること。

余計に息が詰まりそうだが、たとえば漫画の歴史の本などを読むなど工夫する。

漫画で覚えられる物は漫画でOKなのだから!


その頃、桜木は「龍山高校の中学校新設」を提案。

龍山高校を廃校にして土地をA氏に売却したい理事長代行は猛反対!

しかし他の教職員たちは、桜木の「子供に等しい基礎学力を身につけさせて教育格差をなくす。そのために中学受験は行わずくじ引きを行う(貧乏な家の子供にもチャンスがある)」という考えに賛成する。


そして夏休みに突入!

水野はあえて指導を行わず、早瀬と天野の自主性に任せた。

早瀬は図書館で勉強し、元高校球児で同じく東大志望の大場隼人と出会って刺激を受け、Twitterも毎日投稿。

天野は家で勉強することにし、毎日YouTubeで英語を話し、勉強の様子をライブ配信した。


早瀬と天野が「考える力」を伸ばす


こうして早瀬と天野はスケジュールをやり遂げ、新学期を迎えた。

桜木の次のミッションは、自分で問題と解答を作るという課題。

東大受験には、自分で考える力が不可欠だからだ。


小杉は予想通り世界情勢に関する完璧な問題を作ったが、ニヒルな藤井は課題を提出しなかった。

早瀬は実家のちゃんこ鍋屋から、天野は自身が行っているYouTubeの登録者数からと、身近なところからヒントを得て見事問題を作り上げた。

水口は藤井に「天野の問題を解いて見ろ」と問題用紙を渡すが、藤井はクチャクチャに丸めてゴミ箱に捨てた。

優秀な小杉はともかく、早瀬と天野が問題を作れたことは快挙!

一方、素直さがない藤井は東大受験に向いていない。

矢島勇介の講演


桜木の最初の教え子の一人・矢島勇介(山下智久)が、龍山高校で講演することに。

水野は、無精ひげをたくわえた矢島を見てびっくりする。


矢島は開口一番「東大なんか行っても何の意味もない!」と叫んで、生徒たちを驚かせた。

そして自分がなぜ東大を目指して勉強したかについて語った。

それは、世の中のルールを自分が作りたいと思ったから。


しかし一浪して東大に入り、卒業後経産省に入ったが挫折を経験。

現在はアフリカで難民の救援活動をしている。


そんな矢島が伝えたかったのは、「東大に行くな」という逆の意見も聞くことで、東大を受験するかどうかを自分の意思で選択してほしいということだった。

矢島の講演を聞いた藤井は、ゴミ箱から天野の問題を取り出した。


東大合格者10名プロジェクト


桜木は、教師たちと「東大合格10名プロジェクト」を結成。

早瀬、天野、小杉、藤井を始め、浪人生も含めた10名の東大合格を目指す。


この時期に脱落する生徒を、いかに脱落させないかが課題だ。

「勉強したことが無駄になるかもしれない」と思った生徒は、最後までやり抜くことを放棄する。

そんな中、投資家のA氏から契約破棄された理事長代行も参加。


天野が脱落?


なかなか成果が出ないことに悩む天野が、YouTubeを更新しなくなった。

このままでは、天野は東大受験をあきらめるかもしれない!


桜木は、天野に「叩いてかぶってじゃんけんぽん」の勝負を挑む。

この勝負にめっぽう強いと豪語する桜木が15連勝。


桜木に「もうやめるか?」と挑発された天野は「やります」と言った。

そしてどうしたら勝てるかを冷静に分析して、桜木に一勝することに成功。


天野が勝負を続けたのは、負けたままでは嫌だったから。

桜木は「東大も同じだ。合格するまで勉強するんだ」と言った。

こうして天野は、再び東大目指して頑張る決意をする。


ここで、早瀬が東大以外に明治と青学も受験することが判明。(浪人はしたくないから)

しかし不器用な天野は、浪人しても東大を目指すと言い切った。



センター試験で天野が超高得点を取る


年が明けて、遂にセンター試験の日がやってきた。


天野はなんと810点!

早瀬も739点でしっかり実力を出し切った!


小杉は824点と予想通り!

意外だったのが、藤井の730点。


桜木は藤井に「東大に行きたければ文転しろ。水口先生に指導を頼むんだ」とアドバイス。

なんとしても東大に行きたいと改めて思った藤井は、今までバカにしていた水口に頭を下げて頼んだ。

水口は「俺が必ず東大文Ⅱに行かせてやる!」と快諾した。


2次試験まで35日。

桜木が出した課題は、東大の過去問25年分を解くこと!

この時期はあれこれやらず、「これ」と決めたことを集中して練習するのが肝なのだ。


東大に合格したのは?


東大受験に関しては16巻の内容になりますので、16巻が発売され次第追記します。

結末は、天野、早瀬、藤井、小杉の全員が東大合格!

詳しく言うと、東大合格プロジェクトの10人全員が合格します。

まとめ

『ドラゴン桜』の原作漫画を結末までネタバレしました。

前作と違って、東大を目指すのは平均的な学力の2人と学年トップの2人でした。

結末は「全員東大合格」という華々しいラストですが、ドラマはオリジナルの展開なので結末が違う可能性もあります。