『エルピス』1話冒頭から、元人気女子アナ・浅川恵那役の長澤まさみさんの“吐く演技”の物凄さに圧巻!
新米ディレクター・岸本拓郎役の眞栄田郷敦さんの“目力”も凄かったですね。
岸本が浅川に持ち掛ける『八頭尾山殺人事件(はっとうびさんさつじんじけん)』は、実は冤罪のにおいがぷんぷん!
そんな中、『八頭尾山殺人事件』とそっくりな殺人事件がまた起こります。
真犯人が再び殺人事件を起こしたのでしょうか?
当ページでは『エルピス』1話のネタバレと感想・考察ポイントについてまとめています。
もくじ
『エルピス』1話のあらすじネタバレ
『エルピス』1話のあらすじネタバレです。
人気№1女子アナが路上キスを撮られて番組を降板
きゅんきゅんする🙈♡
— ©️ (@nmujyy) October 29, 2022
#長澤まさみ #エルピス pic.twitter.com/gBB41k4nO3
大洋テレビの人気№1女子アナウンサー・浅川恵那(長澤まさみ)は、かつてはゴールデンタイムのニュース番組のサブキャスターだったが、週刊誌に路上キスを撮られて番組を降板した過去を持つ。
現在の浅川はすっかり落ちぶれており、深夜の情報番組『フライデーボンボン』のコーナーMCといった有様だ。
新米ディレクター・岸本が浅川に冤罪事件を持ち掛ける
『エルピス』
— ⁂ ⌘ 背 骨 ⌘ ⁂ (@sebone_returns) October 25, 2022
とてつもなく面白くなりそうな気配。こんな長澤まさみが見たかった。ずっと。最後には「こんなドラマが見たかった」と言わせてくれ#エルピス pic.twitter.com/orbm7o2bBq
そんな浅川を、同番組の新米ディレクターの岸本拓朗(眞栄田郷敦)が呼び止める。
岸本は10年前の『八頭尾山殺人事件(はっとうびさんさつじんじけん)』は冤罪事件だと主張し、一緒に死刑囚・松本良夫(片岡正二郎)の無実を晴らして欲しいと頼む。
計画的かつ巧妙な殺人だった。
2006年12月に警察は、事件現場の近くに住む板金工・松本良夫(片岡正二郎/当時55歳)を逮捕。
逮捕当時松本は家出少女と住んでおり、マスコミはロリコン男と報じた。
警察がそれにのっかり、ロリコンだからお前が殺したんだろう?と無理やり犯人と決めつけた。
しかし松本は少女に指一本触れておらず、それどころか行き場のなかった少女に優しく接していたのだ。
松本はいったん容疑を認めるが、その後の裁判では一転して無罪を主張している。
しかし2016年に最高裁で死刑判決が出てしまう。
浅川は「別に冤罪事件を疑っているわけじゃないけど、関りたくない」と岸本の申し出を断る。
そんな中、神奈川県八飛市に住む中村優香(14)が学校を出たまま行方不明だと報じられた。
岸本が次に頼ったのは政治部のキャップ・斎藤正一
それでも岸本はあきらめず、新入社員時代の指導担当で政治部のキャップ・斎藤正一(鈴木亮平)を頼る。
そして事件当時の話を一緒に聞きに行こうと浅川を誘うが、浅川は渋い顔をした。
斎藤×岸本(atカフェ)
実は斎藤は、浅川が深夜番組の飛ばされる理由となった路チュー写真の彼氏だった!!!
その後すぐに別れたから、斎藤は浅川の元彼ということになる。
斎藤と浅川の関係を知って驚く岸本だが、なんと浅川がやってきた。
岸本が、斎藤に冤罪を立証する方法を尋ねる。
斎藤は以下の2つの方法を教える。
- 新たなアリバイや証拠を見つけて、松本が犯人じゃないことを立証する。
- 真犯人を見つける。
番組で連続殺人事件と冤罪疑惑の調査報道をおこない、国民から再審しろという声が挙がれば裁判所も動かざるを得なくなる。
岸本の熱意に打たれた浅川が決意し、2人で冤罪事件の企画書をつくる。
しかし案の定、村井は「こんなもん深夜番組でやれるか!」と一蹴した。
岸本が冤罪事件を浅川に持ち掛けた本当の理由
「見えない敵がいる世界でお前みたいなガキが戦えるかよ」と村井に脅された岸本は、一気にやる気をなくす。
実は岸本が冤罪事件を浅川に持ち掛けたのは、正義感からなどではなかった。
岸本は番組の看板アイドル・ボンボンガールのあさみに手を出しており、それを知るヘアメイク・大山さくら(三浦透子)から証拠の録音テープ(岸本が恵比寿の居酒屋であさみを口説いている一部始終が入っている)を渡す代わりに浅川に冤罪事件を持ち掛けるように命令されたのだった。
岸本のへぼい理由を知った浅川だが、もう気持ちは止まらない!
「私はもう飲み込めない、これ以上。でないと私もう、死ぬし」
しかし人知れず、トイレで吐きまくっていた。
食べることも眠ることも、上手くできなくなっていた。
心と体が自分から離れていることだけはわかるが、どうしたらいいのかわからなかった。
そんな浅川が冤罪事件をやると決めたのだから、もう誰にも止められない。
その夜、大門雄二(山路和弘)副総理が、斎藤がキャップを務める『NEWS8』に出演していた。
岸本の偽りの人生
岸本×大山さくら
岸本は大山さくらに「冤罪事件は僕には無理です」と断る。
大山は「録音データはバラ撒かないよ」と言って、自分の手のひらを見せる。
その手のひらには無数の傷跡があり、大山は自分の過去を話す。
実は松本良夫(片岡正二郎/当時55歳)が逮捕された当時、一緒に暮らしていた少女とは大山だった。
妻と娘に先立たれた松本は、母親の内縁の夫の虐待されて家出した大山に、寝る場所と食べ物をくれた。
それなのにマスコミがロリコン男と騒ぎ立て、警察もそれに乗っかって松本を逮捕した。
大山は「自分さえいなければ……」と松本が逮捕されたことに責任を感じていた。
大山は「おじさんは女の子を殺してなんかいない!!!」と信じていた。
岸本は涙が止まらない。
大山は心配するが、岸本は過去に見た「もう一つの傷だらけの手のひら」のことを思い出していた。
岸本の完璧な人生は偽物。
岸本の心の声:「僕は善人じゃない」
その夜、速報が入る。
行方不明だった中学2年生・中村優香の死体が八頭尾山の山中で発見された。
何者かに首を絞められた跡があり、警察は殺人事件として捜査を開始した。
真犯人が犯行を再開したのか?
エンディング
#エルピス このエンディングの裏で流れてる長澤まさみの「楽しそうに演技している演技」がすごいっすね、あとケーキの日付今日じゃん。 pic.twitter.com/mcBokf68ws
— 宇仁田(うにた) (@unixtower2nd) October 24, 2022
浅川恵那の女子アナ時代のものと思われる料理番組の録画を、真っ暗な部屋でケーキを食べながら大山さくらが凝視している。
『エルピス』1話の感想
#エルピス 初回。冤罪の証明というシリアスな題材でありながら郷敦が良いキャラしてるおかげで見やすさもあり、かなり好発進でしたね!岸本も過去に闇を抱えてそうだし、吐いたり眠れなかったりの浅川が活力を取り戻す過程も楽しみ。しっかし鈴木亮平はナゼ出る作品全てで"最高"を叩き出してくれるの? pic.twitter.com/Zp8K8MfBD0
— らむきゃらめる (@rum_caramel) October 24, 2022
#エルピス #長澤まさみ
— 落楽亭きびだんご (@rrtkibidangoh2) October 29, 2022
なかなか面白い。
このドラマ、くるんじゃないかな。 pic.twitter.com/uHkF7IzdDq
この斎藤キャップの呆れ顔の中にある微かな見下し感…
— 凪 (@nagi2935) October 28, 2022
ザ・エリートって感じですごくいいです
鈴木亮平に賢い男を演じさせたらこんなにハマるのか…最高#エルピス pic.twitter.com/TiZ5UyjjBQ
いや~長澤まさみの嘔吐シーン、女優魂を感じましたね。
汚い世界に飲み込まれて、食欲も睡眠欲もなくしたヤバい女・浅川恵那を見事に演じていました。
眞栄田郷敦さんの目力も半端なかったですよね。
そして周囲の人物も、ヤバい人ばっかり!
まず、浅川(長澤まさみ)の元彼の斎藤は、浅川が落ちぶれたのに対し、メッチャ出世していてあやしすぎです。
そしていいとこボンボンのイメージの岸川拓斗(眞栄田郷敦)は自身を善人ではなく、偽りの過去の持ち主だと言っていて、ホント怖い。
10年前の事件当時に犯人とされた松本の家にいた大山さくら(三浦透子)も、いかにもあやしいです。
『エルピス』1話の考察ポイント
『エルピス』1話からたくさんの考察ポイントが出ました。浅川恵那と斎藤が別れた本当の理由は?
こんな時間もあった2人。#エルピス pic.twitter.com/ed7xqHlJAo
— 長澤まさみ主演『エルピス』第2話10月31日月曜よる10時放送! (@elpis_ktv) October 25, 2022
浅川恵那と斎藤は、路チュー写真流出の後に別れていました。
斎藤は「浅川恵那にフラれた」と言っていますが、本当でしょうか?
また浅川だけ飛ばされて、斎藤は政治部のキャップに出世した理由は?
裏に手を回した斎藤が、浅川が自分から別れを切り出すように仕向けたとか?
善人ではない男・岸川拓郎の過去とは?
2018年、映画『さよなら江戸幕府』撮影現場で、岸本拓朗(眞栄田郷敦)が大物俳優・葛城に「凡人はこれだから……」と怒られていました。
体調を崩して遅れてきた浅川恵那がやってきて、その場は収まります。
しかし岸本だけは釈然としません。
なぜなら岸本は自分を凡人とは思っていなかったからです。
岸本は自分をエリートだと思っています。
岸本は25年前、裕福な両親の一人息子として生まれました。
名門小学校からエスカレーター式で大学まで進学。
卒業後、大手テレビ局の大洋テレビに入社。
ママ・睦子(筒井真理子)な年収1億円を稼ぐ弁護士であり、パパは岸本が9歳の時に亡くなったがやはり弁護士でした。
現在の岸本は成城の一軒家にママと2人暮らし。
ママから「イケメン~」と褒められて育った岸本の自己評価は高く、上司の村井(岡部たかし)に怒鳴られても下がることはありません。
しかし実際の岸本は、使えないディレクター。
そんな岸本は、大山(三浦透子)の傷だらけの手のひらを見て涙が止まりません。
岸本は過去に見た「もう一つの傷だらけの手のひら」のことを思い出していました。
なんと、岸本の完璧な人生は偽物。
岸本の心の声:「僕は善人じゃない」
岸本は過去に犯罪に巻き込まれた、または自分が犯罪を犯したのではないでしょうか?
父親の死もそれに関係している?
ヘアメイク・大山さくらが岸本に浅川恵那に冤罪事件を持ち掛けろと言った理由
エンディングで大山さくらが、浅川恵那の女子アナ時代の料理動画を見ています。
部屋は真っ暗で、大山の目はこれでもかと大きく見開かれています。
大山は浅川に何か特別な思いがあるのでしょうか?
また大山が、岸川に「冤罪事件を浅川恵那に持ち掛けろ」と言った理由もよくわかりません。
冤罪事件なら、政治部のニュース番組の方が威力強いはず!
どうして深夜バラエティ番組の浅川恵那に頼ったのか?
『八頭尾山殺人事件(はっとうびさんさつじんじけん)』の真犯人は?
中学2年生・中村優香の死体が八頭尾山の山中で発見されました。
この殺人事件を『八頭尾山殺人事件(はっとうびさんさつじんじけん)』の真犯人が起こしたのなら、現在死刑宣告を受けている松本は無罪です!
真犯人候補は、ラストにこれ見よがしに出てきた副総理が怪しいですね。
副総理の親族が犯人なのではないでしょうか?