FINAL CUT MP.info.netとは?慶介の復讐の手段だけどメディア被害者の救済も?

復讐に燃える男・中村慶介の切なくも爽快な復讐劇が描かれるドラマ『FINAL CUT』。

ところで、ITにめっぽう強い慶介(亀梨和也)と幼馴染・野田大地(高木雄也)がいつも見ているウェブサイト「MP.info.net」とは何でしょうか?

この記事では「MP.info.net」に注目してその存在意義や、慶介たちの目的についてまとめました。



「MP.info.net」とは?



ドラマ『FINAL CUT』で慶介と大地は秘密の部屋を持っていて、そこにはパソコンが設置されています。

そして慶介が管理人をつとめるウェブサイトの名前が「MP.info.net」。

正式名は「報道被害者のための救済サイト MP.info.net」です。


同サイトのHPに、MPの意味について以下のように書かれています。

MP(メディアパニッシュメント)……報道被害。

事実を故意に編集し、誇張した報道により、被報道者の生活基盤、人間関係、名誉などを破壊してしまうことです。

報道被害者を救いたい。

その一心で、私たちは当サイトを立ち上げました。

メディア被害、誤情報等でお困りの方、情報をお寄せ下さい。

私たちは不正確な情報を絶対に許しません。

要するに、「MP.info.net」にはなんらかのメディア被害を受けた人が書き込みをしてくるというわけです。

そして報道メディアの中でも悪名高い『ザ・プレミアワイド』の被害者が圧倒的多数だと推測出来ます。


慶介と大地の復讐ターゲットは『ザ・プレミアワイド』のスタッフなので、このサイトを見ることによって彼らの最近の悪事が手に取るようにわかります。

被害者から直接話を聞くことで、相手(『ザ・プレミアワイド』の面々)に付け入る隙もわかるというものです。

さらに慶介にはこれ以上母のような犠牲者を出したくないという思いもあるのではないでしょうか?

『FINAL CUT』1話で早速「MP.info.net」に書き込みが!



『FINAL CUT』1話で早速書き込みがありました。

依頼内容を詳しく聞くために、直に会いに行く慶介。

依頼人は江藤喜美子(矢田亜希子)といって、拡張型心筋症の娘・みずきちゃん(4歳)の母親。

みずきちゃんは薬だけでは心不全のコントロールが難しくなって心臓移植しかないと医者に診断されました。


そして江藤喜美子はみずきちゃんの手術費用のために「ザ・プレミアワイド」の取材を受けることに決意。

なにしろ、手術費用は諸経費含めると数億円もかかるのです。

そして「ザ・プレミアワイド」の番組「追跡!徹底NOW みずきちゃん100日戦争」に出演して募金額は増えたのですが、このあと番組は勝手に病院側の問題点をあげつらってきたのです。

その結果、みずきちゃんの主治医がターゲットにされて辞職にまで追い込まれました。

番組がまるで江藤夫婦が病院を告発したかのように“印象操作”したことが原因です。


そして江藤夫婦は何度もプロデューサーの井出(杉本哲太)に連絡を取っていたのですが、いつも留守電で繋がりません。

このまま受け流していていいものか、と悩んだ末に慶介に相談してきたのでした。


慶介と大地は変装して井出の身辺を調査、最後には「FINAL CUT」(そのひとの人生が終わるほどの致命的な映像)を突き付けました。

井出は慶介の言いなりになるしかなくなり、慶介は復讐への駒をひとつ進めることが出来ました。

井出は病院側に謝罪をし、ホームページ上での訂正を行い、事件も無事解決。


つまりウェブサイト「MP.info.net」とは慶介の復讐の為の手段で、「ザ・プレミアワイド」を見張って動向を探るためのものですが、同時にメディア被害に悩む人のためのトラブルシュータ―的役割も担っているのです。

実際にメディア被害者を救済するサイトはあるの?

さて、実際に「MP.info.net」にようなサイトがあるかどうか?という話ですが、筆者が検索した限りではみつかりませんでした(弁護士を中心とした被害者の会などはありますが)。

万一あったとしても、迂闊に信用すべきではありません。

確かに1話のみずきちゃんの事件は解決しましたが、慶介も大地も明らかに違法な手段を使っていました。

それにもっと酷い話になると、料金が異常に高額だったりさらに争いを膨らませてもっとお金を取ろうとする人間もいるかもしれません。

くれぐれもそういうサイトには引っかからないでくださいね……。

まとめ

『FINAL CUT』1話で出てきたウェブサイト「MP.info.net」についてまとめました。

今後もこの「MP.info.net」経由で慶介と大地は「ザ・プレミアワイド」の悪事を知り、それを利用して復讐を成し遂げていくのでしょう。