「犬神家の一族2018」のあらすじを原作ネタバレ!1976年の映画版をベースにわかりやすく!

不朽の名作『犬神家の一族』が、2018年のクリスマスイブ(12月14日・月)に蘇ります。

『ゼロ 一攫千金ゲーム』で天才勝負師・零役を演じた加藤シゲアキさんが、“平成最後”の金田一耕助に!

当記事では加藤シゲアキさん主演のSPドラマ『犬神家の一族』について、原作からあらすじのネタバレをまとめています。

名作と言われた1976年の石坂浩二さん主演映画『犬神家の一族』のあらすじとおおむね同じと予想されますので、これに原作の説明をわかりやすく加える形でネタバレしていきます。


「犬神家の一族2018」のあらすじのネタバレ!原作との違い6選もまとめ!の記事はこちら
「犬神家の一族2018」のあらすじのネタバレ!原作との違い6選もまとめ!

「犬神家の一族2018」の感想と評判まとめ!走るシゲが可愛いしコメディ要素抜群!の記事はこちら
「犬神家の一族2018」の感想と評判まとめ!走るシゲが可愛いしコメディ要素抜群!

「犬神家の一族2018」犯人の犯行の全容を原作ネタバレ!佐兵衛翁の呪いだったのか?の記事はこちら
「犬神家の一族2018」犯人の犯行の全容を原作ネタバレ!佐兵衛翁の呪いだったのか?

「犬神家の一族2018」珠世の出生の秘密と佐兵衛の壮絶な過去を原作ネタバレ!鬱積した思いが血を吹く遺言状に!の記事はこちら
「犬神家の一族2018」珠世の出生の秘密と佐兵衛の壮絶な過去を原作ネタバレ!鬱積した思いが血を吹く遺言状に!



加藤シゲアキ主演『犬神家の一族』とは?




横溝正史さん原作の金田一耕助シリーズ屈指の名作『犬神家の一族』が、2018年12月24日(月・祝)にSPドラマ化(よる9時半~、フジテレビ系列)。

石坂浩二さんなど名だたる俳優が演じてきた名探偵・金田一耕助のドラマにおける15代目を、NEWSの加藤シゲアキさんが演じます。


加藤シゲアキさんは、2018年7月期に『ゼロ 一攫千金ゲーム』で零という天才勝負師役を演じたのですが、最初の頃に“零のキャラクターは金田一耕助みたいな人”という話があったそうで(結果的に、零の人物像はそこからどんどん変化)、不思議な縁を感じているとのこと。


金田一耕助といえば頭脳明晰で確かな推理力を持っているけれど、「汚い」と言われるほど身なりには無頓着。

歴代金田一耕助役の石坂浩二さんや古谷一行さんも、フケだらけの頭をボリボリかいていましたからね~(笑)。

そんな金田一耕助を、加藤シゲアキさんがどんな風に演じるのかワクワクします。

簡単なあらすじ


昭和22年、一大で犬神財閥を築いた犬神佐兵衛(里見浩太朗)が莫大な遺産を残し、家族に見守られながら他界しました。

数か月後、「犬神家で近々血みどろの事件が起きるので、それを防いでほしい」という手紙を受け取った名探偵・金田一耕助(加藤シゲアキ)は、犬神家の本宅がある那須湖畔を訪れます。

そこで次々に起こる奇々怪々な殺人事件の真相とは?

『犬神家の一族』のあらすじを原作ネタバレ



1976年の映画『犬神家の一族』をベースに、原作から補足説明する形でネタバレしていきます。

遺言書は血縁者が全て揃ってから


ときは昭和22年。

昭和信州財界一の巨頭・犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛(里見浩太朗)が死去。

犬神家の顧問弁護士・古館(小野武彦)は「佐兵衛の遺志で、遺言書は血縁者が全て揃った時に開封・発表されることになっております」と親族一同の前で言いました。


ここで佐兵衛の血縁者について紹介。

佐兵衛は生涯妻というものを持たず、3人の妾(愛人)にそれぞれ子供を産ませました。

それが長女・松子(黒木瞳)、次女・竹子(松田美由紀)、三女・梅子(りょう)で、3人とも婿養子をとって、それぞれに息子がひとりずついましたが、対立し合っていました。


松子は夫と死別していて、息子・スケキヨ(賀来賢人)は戦地からいまだに復員せず。

竹子の夫は寅之助(佐戸井けん太)で、息子はスケタケ(笠原秀幸)、娘は小夜子(2018年版では登場しない模様)。

梅子の夫は幸吉(板尾創路)で、息子はスケトモ(坂口涼太郎)。

そして血縁者ではありませんが、佐兵衛の恩人・野々宮大弐の孫娘・珠世(高梨臨)は、佐兵衛の養女です。


血縁者が全て揃わないと遺言書は開けられないので、松子の息子・スケキヨの復員を待つことになります。


犬神佐兵衛の歴史


ここで犬神佐兵衛の生涯について軽く触れておきます。

明治11年放浪の孤児だった犬神佐兵衛は、信州那須神社神官・野々宮大弐に救われます。

明治19年に犬神製薬工場を設立、明治28年工場増築、大正8年53歳の佐兵衛は中央政財界に進出、昭和10年犬神製薬那須本社工場新築、昭和22年2月81歳で死去。


名探偵・金田一耕助登場


古館法律事務所の若林(少路勇介)から「近々犬神家で血みどろの争いが起きるかもしれない」の手紙をもらった金田一耕助(加藤シゲアキ)は、犬神家の本宅がある那須湖畔を訪れます。

金田一耕助とはいたってひょうひょうとした風貌の持ち主で、いたって風采の上がらないドモり男ですが、その推理力は見事な名探偵。

興奮するとドモりがいよいよはげしくなるうえに、むやみやたらともじゃもじゃ頭をかき回す癖があり、あんまり上品とは言えません。


絶世の美女・珠世


金田一耕助は宿泊先の那須ホテルから、犬神家の養女・珠世(高梨臨)がボートに乗ってるのを目撃。

ホテルの手伝いの美代から「珠世様はそれはそれはお綺麗な方で」と言われて、急いで双眼鏡を取り出してじっくり見ます。

珠世は金田一が今まで見た中で一番の美女で、美人もここまでくるとかえって恐ろしいほどの戦慄の美しさ。


すると、珠世はボートの上で立ち上がって悲鳴を上げています。

金田一は急いでボートに乗って助けに向かいますが、一足先に珠世の下僕・猿蔵(大倉孝二)が珠世を救出。


珠世と猿蔵を乗せて、金田一はボートを岸まで漕ぎました。

珠世に「ありがとうございます」と言われて「いやあ」と照れる金田一。

珠世が乗っていたボートには穴があいていて、なんともう3度目だという。


若林の死


金田一が那須ホテルに戻ると、若林が死んでいました。

若林は金田一に会いにきて、毒殺されたのです。


金田一は、若林の上司で古館法律事務所の所長・古館と話をします。

なぜ若林は金田一に「近々犬神家で血みどろの争いが起きるかもしれない」の手紙を出したのか、まるで遺言書の内容を知っているかのような手紙です。

古館によると、若林は事務所の金庫ににしまってある犬神佐兵衛の遺言書を読んだ疑いがあるとのこと。

しかしなぜ若林は遺言書を読んだのでしょうか?


古館は、改めて金田一に犬神家の調査を依頼しました。


スケキヨが帰ってきた


戦争に取られたスケキヨは、終戦後間もなく外地から頼りがありましたが、まだ帰っていません。

しかし半月ほど前に突然博多に復員したという知らせがあって、松子が迎えに行っています(ところがまだ2人とも帰らず)。


ようやく松子とスケキヨが帰ってきました。

出迎えを命じられた竹子と梅子は、車から降りてきた不気味な男を見てぎょっとします。

その男は黒い頭巾を被っていて顔がわからなかったのです!

松子は2人の前で「スケキヨですよ」と断言しました。


血を吹く遺言状


スケキヨが戻ってきたので、古館は、犬神家の親族と養女・珠世の前で佐兵衛の遺言書を読み上げることになりました。

古館は、金田一にも同席してほしいと言ってきました。


金田一と古館が犬神家に着くと、既に親族一同と珠世が座っていました。

スケキヨは、相変わらず黒い頭巾を被ったまま不気味な様子。


古館は松子に「ここにいるのが本当にスケキヨさんかお顔を拝見したい」と申し出ますが、「古舘さんはスケキヨが偽物だとおっしゃるんですか?」と松子。

しかし他の親族が「それでは納得できない」と口々に言ったので、「スケキヨ、頭巾を取っておやり!」と松子。


スケキヨが黒の頭巾を取ると、顏ではなく白いゴムマスクが現れました。

一同に激しい動揺が起こって、怒りに満ちた松子のヒステリックな声が甲走ります。

「スケキヨは戦地で顏に酷い怪我をしたから、ああいう仮面を作って被らせているのです。わたしたちの帰りが長引いたのはそのためです。わたしは昔のスケキヨの顏とそっくりな仮面を東京で作らせたのです。スケキヨ、その仮面を半分めくっておやり!」


スケキヨが震える手でゴム製の仮面をめくると、仮面とそっくりなあごが現れました。

そこには別に異常はありませんでした。

しかし仮面が鼻のあたりまでめくられたとき、そこには鼻はなく、なにやらドロドロした赤黒い肉塊が膿み崩れたようにはじけているのです。


松子が「スケキヨ!もうよい!仮面をおおろし」と言って、だれしもそれでよかったと思わずにはいられませんでした。

もっと上まで見せつけられたら、当分食事が喉を通らなかったことでしょう。


松子が「古舘さんこれでいいですか?早く遺言状を読んでください」と言って、古館は遺言状を読みます。

犬神家の全財産、ならびに全事業の相続権を意味する、犬神家の三種の家宝、斧(よき)、琴(こと)、菊(きく)はつぎの条件のもとに野々宮珠世に譲られるものとす。

ただし野々宮珠世はその配偶者を、犬神佐兵衛の三人の孫、スケキヨ、スケタケ、スケトモの中から選ぶこと。

その選択は野々宮珠世の自由なるも、もし、珠世が三人のうちの誰とも結婚せず、他に配偶者を選ぶ場合は、珠世は斧(よき)、琴(こと)、菊(きく)の相続権を喪失するものとする。

スケキヨ、スケタケ、スケトモの3人ともが珠世との結婚を希望せざる場合、あるいは3人とも死亡した場合、3人は相続に関するあらゆる権利を失い、珠世は誰と結婚するも自由とする。

もし珠世が相続権を失うか死亡する場合、スケキヨ、スケタケ、スケトモの順で犬神家の事業を継承し、全財産は5等分され、その5分の1ずつをスケキヨ、スケタケ、スケトモに与え、残りの5分の2を青沼菊の一子・青沼静馬に与えるものとする。

珠世、スケキヨ、スケタケ、スケトモの全員が死亡した場合は、犬神家の全事業と全財産を青沼静馬が相続することにする。

行方不明の静馬の消息がつかめず、あるいは静馬の死亡が確認された場合で、他の相続者も死亡した場合は、犬神家の全財産ならびに犬神家の全事業は犬神奉公会に寄付するものとする。

すなわち、この遺言書によると、犬神家の全事業ならびに全財産は、最初において、野々宮珠世の掌中ににぎられることになっており、最後においては青沼静馬の肩に落ちてくることになっているのです。

※青沼静馬とは、佐兵衛が工場の若い女工・青沼菊乃(安藤聖)に産ませた子供でで、生きていればスケキヨと同じ年。


まるで珠世と青沼静馬のために作成されたかのような遺言書に、怒りをおぼえずにはいられない親族一同。

松子や竹子、梅子は「そんな遺言書は偽物よ!血縁でもない娘が財産を持ってくわけ?」と古館に詰め寄りますが、「この遺言書は、法律的に完全に有効です」と古館。


犬神家を出たあと、金田一は「珠世さんは犬神家の目の上のこぶだ。珠世さんが生きてる限り犬神家の相続者はあの人の医師ひとつで決まることになる」と古館に言います。

古館が「犬神家に人間の誰かが、珠世さんを殺すとでも言うのかね?」と聞くと「その逆の場合もある」と金田一。

珠世は最近ボートに3回も穴を開けられていますが、自殺自演も考えられるということです。

そして既に若林が何者かに殺害されました。


金田一は「若林さんが、この人のためならとそう思う人は誰ですか?」と古館に質問。

古館:「そういえば、若林は密かに珠世さんを思っていたらしい」

金田一:「珠世さんを!」


スケキヨが手形を押さない


金田一はスケタケ、スケトモと一緒に、那須神社へ行きます。

目的は、スケキヨが戦地に行く前におさめた“奉納手形”を手に入れるため。

※“奉納手形”とは、青年が戦地に行く前に手形を押した巻物を神社に奉納したもの。

この手形にはスケキヨの指紋がついているので、これとあのくちゃくちゃの顏の男の手形を比べれば、本物のスケキヨかどうか判明します。


神主によると、珠世が「ここにスケキヨさんの奉納手形があるはずだ」と電話してきたとのこと。

珠世までが、あの仮面の男が偽スケキヨだと疑っているということでしょうか。


その頃、珠世はスケキヨに懐中時計を直してくれるように頼んでいました。

しかしスケキヨは時計を握ったあと、珠世に返して立ち去りました。


その夜、屋敷ではスケタケとスケトモがスケキヨに手形を押すように迫りましたが、松子夫人はかたくなにスケキヨに手形を押させようとしませんでした。

「この子は仮にも犬神家総本家の跡取りですよ!昔で言うと殿様だ!それなのにこの子をまるで罪人でも扱うかのように!あたしは決してこの子にそんなけがらわしい真似はさせません、この子が承知してもあたしが許しません!」

松子はスケキヨを連れて立ち去りました。


スケタケが殺された


翌朝、スケタケの遺体が発見されました。

正確には、スケタケの生首が菊人形の胴体の上の乗っているというおぞましい状態でみつかったのです……!

菊人形は猿蔵が作ったもので、犬神家の人たちの似顔絵になっていたのですが、スケタケの人形の首だけ生首だったのです。


怖がりの金田一は悲鳴を上げてのけぞりました。

しかし犯人は、どうして生首を菊人形の首と取り換えるなんて手数のかかることをしたのでしょうか?

そして胴体はどこにあるのかわかりません。

第一発見者は、猿蔵だということです。


その後、ボートハウスの屋上の展望台が犯行現場だと判明。

置いてある藤椅子のひとつが倒れて、おびただしい血液が流れていたからです。


古館は犯人はここでスケタケを殺害して遺体を切断して、胴体を湖に投げ込んだに違いないと言います。

古館が「一度湖水をさらってみなくてはなりませんな~」と言うと「簡単に言うな。この湖は底の方からのびた藻草が女の髪の毛のようにもつれあってるんだから、いったん引っ掛かったら探しようがないんだ」と警察。

警察は古館に「若林殺しもスケタケ君殺しも、犬神家の遺言状に起因している。遺言状を重要資料として提出してもらいますよ」と言いました。


金田一は、犯行現場の近くでブローチを拾います。

古館は「これは珠世さんの!」と言います。

夕べの手形合わせの際に珠世は確かにこのブローチをしていたので、珠世が昨晩ここでブローチを落としたことは間違いありません。


スケキヨがやはり手形を押す?


なんと松子が、スケキヨに手形を押させると言ってきました。

昨日は絶対に押させるまいと思っていたのですが、スケタケが殺されてそれが松子とスケキヨの仕業のように言われたため、濡れ衣を晴らすために押させるとのこと。


親族と古館が見守る中、スケキヨは確かに手形を押しました。

今からこれを警察の鑑識に鑑定してもらいます。


珠世の話


警察は、珠世にブローチを見せて昨夜のことを聞きます。


珠世は、昨夜のことを順序立てて話し始めました。

珠世は、昨日の夜にスケタケを展望台へ呼び出しました。

目的は、懐中時計についたマスク男の指紋が奉納手形の指紋と一致するか調べてもらうため。


スケタケは「明日さっそく調べます」と約束しますが、珠世に迫ってきました。

その後珠世に乱暴しようとして、どうやらブローチはその時落ちた模様。

猿蔵が助けにきて、珠世は無我夢中で展望台を下りました。


警察が「それだけですか?」と聞いて「はい」と珠世。


珠世と猿蔵が共犯?


その後、観音岬で胴体を運搬したと思われる犬神家のボートと、死体を切断した凶器が発見されます。

ボートの管理は猿蔵がしていて、猿蔵はボートハウスのボートが一隻なくなっているのを事情徴収の時に話しませんでした。


スケタケの遺体の第一発見者も猿蔵で、昨日生きているスケタケに最後に会ったのも猿蔵。

警察は珠世の昨夜の供述もあやしいとにらみ、珠世と猿蔵の共犯ではないかと思います。


猿蔵は亡くなった佐兵衛から「命にかえても珠世を守れ」と言われているので、珠世のためなら平気で人を殺しかねません。

警察は、珠世と猿蔵に尾行をつけることに。


顏を隠した復員姿の男


そこへ昨夜、顏を隠した復員服姿の男が、血まみれのボートが発見された観音岬の近くの柏屋に泊まりにきたという情報が入ります。

宿屋の主人によると、復員服姿の男は夜の8時頃にやってきて10時頃に出ていって12時頃帰ってきたとのこと。


そして今朝5時頃に急に出発すると言って、出て行ってしまったというのです。

その後女中がその男の部屋を掃除に行くと、ドス黒い血がべっとりついたタオルを発見、その手ぬぐいには「復員援護、博多友愛会」と染め出してありました。


男の名前は「山田三平」。

警察は今までスケタケ殺しは身内による犯行と目星をつけていましたが、復員服姿の男の出現で捜査はふりだしに戻りました。


「復員姿の男は、わざと自分に疑いが向くような行動を取っているように見える」と金田一。

その理由は、宿屋の主人に一刻も早く届け出ろと言わんばかりに、血の付いた手ぬぐいを置いていったからです。


そして復員姿の男が宿にいた8時から10時は、スケキヨが屋敷で手形を押す押さないのスッタモンダが繰り広げられていました(結局押しませんでしたが)。

すると、顏を隠した男は2人いるということになります。


手形は一致!ゴムマスクは本物のスケキヨ!


手形の鑑定が終了し、2つの手形が全く同じものであることが判明。

つまり、マスク男が本物のスケキヨであることに間違いがないという結果が出たのです。

松子は嬉しそうな顏をして「みなさんご異存のある方はいらっしゃいませんね?みなさんここにいるのがスケキヨと認めてくださったんですね」と言い放ちました。


その後、珠世の部屋に、復員姿の顏を隠した男が侵入。

珠世が部屋に戻ると、珠世を突き飛ばして逃げてしました。

部屋が荒らされていたので、何か盗もうとしたようです。


次の瞬間、スケキヨの悲鳴が聞こえました。

一同が駆けつけると、スケキヨは展望台の階段の下に長々とのびていました。

しかし死んでいるのではなく、犯人にアッパーカットをくらって気を失っていただけでした。

倒れるはずみに仮面が外れたようで、そこに露出しているのはなんと恐ろしい顏!

鼻から両頬にかけて、ザクロのようにはじけて、くちゃくちゃに崩れた赤黒い肉塊!


犯人は2人いる?


首無し死体が湖に上がり、スケキヨの胴体と判明しました。

鑑識によると、死亡推定時刻は午後11時から12時で、死因は背後から胸部にかけて刺しぬかれた一突きで、凶器ははさみのようなもの(植木ばさみや、花ばさみ)。


「となると、犯人ははさみと死体を切断するなたと2つの凶器を使ったことになる」と警察。

しかし金田一は「はさみとなたを、別々の人間がつかったとも考えられます」と“犯人が2人いる説”を言い出します。


そしてスケタケのポケットからは、珠世が渡したと言う懐中時計はみつかりませんでした。

警察は「あの女は嘘をついた」と言いますが、「あんなキレイな人が嘘はつかんでしょう」とデレデレの金田一。


金田一は「犬神製薬が戦争のたびにいちじるしい躍進をとげてきてますよね、その秘密を知りたいんです」と古館に言います。

これについては“犬神佐兵衛伝”(犬神佐兵衛の伝記)にも書かれていないことなのですが、なぜか言い渋る古館。

しかし金田一が「これ以上犠牲者を出さないために」と説得すると、「ケシだよ。犬神製薬の基礎をなしたのはケシから作られる麻薬だったんです。普通こういったケシの栽培は禁止されているのですが、佐兵衛はある種の工作によって特別な許可を得たんですね。その麻薬を大量に買い付けたのが当時の軍部だったのです」と答えました。


スケトモが殺された


スケタケが殺されて10日目、第二の恐ろしい殺人事件が起きます。

そのきっかけは、またしても絶世の美女・珠世。

珠世がひとりでボートに乗っていると、モーターボートに乗ったスケトモが近付いてきました。


スケトモは嘘をついて珠世をモーターボートに移らせて、薬をかがせて気絶させました。

そして今では使われなくなった旧犬神邸に連れて行って、乱暴しようとします。


しかしドアの外で音がして、「誰かいるのか!」と叫ぶスケトモ。

そこには復員服姿の男が立っていて、スケトモともみ合いになりました。


その後、猿蔵の元に見知らぬ男から「珠世さんは今、豊畑村の空き屋敷にいる。ずっと前に犬神家が住んでいた屋敷です。すぐに迎えに行ってあげてください」と電話がかかってきました。

猿蔵は、無事に珠世を助け出しました。


その頃警察は、梅子が最近花ばさみをなくしたという事実を突き止めていました。

「あたしが犯人だっていうんですか?!無礼な!」と叫ぶ梅子。


金田一は美代に頼んで、那須ホテルの客の薬学部の大学教授に、若林が吸っていたタバコの成分を調べてもらいました。

若林の死因は煙草に仕込まれた毒物で、それはケシから作られた可能性が高いことが判明します。


殺人事件は「斧(よき)、琴(こと)、菊(きく)」で行われている?


翌朝、大雨の中屋根の上でスケトモの遺体が発見されました。

スケトモの首には、琴糸が巻きつけてありました。


金田一が珠世のところに行って、スケトモが殺されたことを報告。

スケタケの時もスケトモの時も、最後に会ったのは珠世なのです。

警察は今後、ますます珠世に対しての疑いを強めることでしょう。


梅子は髪を振り乱して「犯人は珠世です!」と警察に訴えます。

さらに松子に向かって「スケタケさんもスケトモも死んで、あなたの思い通りになったわね」と言って、泣き崩れました。


竹子は、最初の殺人に「菊」(菊人形)が関係していて二番目の殺人に「琴」(琴糸)が関係していたことから、今回の連続殺人事件が犬神家の家宝をあらわす「斧(よき)、琴(こと)、菊(きく)」に関係していると気が付きます。

竹子が松子に向かって「スケタケやスケトモさんの仇をうっていただくために、あのことを話してもいいわね?」と聞き、うなづく松子。


松子、竹子、梅子の過去の罪とは?


竹子の忌まわしい話が始まりました。

佐兵衛は欲望のためだけに3人の女を囲い、それぞれに娘を産ませました。

それが松子、竹子、梅子です。

松子たちは佐兵衛に可愛がられた記憶は全くなく、冷酷な態度を取り続けられました。


ところが佐兵衛は50を過ぎて、娘たちより若い青沼菊乃という女工を寵愛したのです。

そして佐兵衛は菊乃を正妻に迎えようとしますが、松子が「私はこの女が子供を産まない前にあなた方2人を刺し殺し、私も刺し違えて死んでしまいます。そうしたら犬神家の財産は全てスケキヨのものです」と言って、佐兵衛は断念。


怯えた菊乃は、臨月近いお腹を抱えて妾宅を飛び出して、身を隠しました。

しかし松子たちは、佐兵衛が菊乃の息子に犬神家の家宝である「斧、琴、菊」を与えたことを知って激怒。

松子たちは、菊乃のところに乗り込んで「斧、琴、菊」を取り返して、菊乃と息子をさんざんいたぶったのです。

その時菊乃は「恨んでやる!斧、琴、菊で復讐してやる!」と叫んだのでした。


原作では菊乃は生きて松子のお琴の先生・宮川香琴となっているのですが、映画では空襲で既に死亡、2018年度版でも菊乃は死亡していると思われます。

息子の静馬の方は、戦地に行ったあと消息不明。

警察は「復員服の男は、青沼静馬であり犯人なのではないか?遺産を独り占めするために次々に殺人を犯しているのではないか?」と考え始めます。


佐兵衛の過去と珠世の出生の秘密


その後、金田一は那須神社に行きました。

神主は「斧・琴・菊の家宝は、先々代の神官の野々宮大弐さんが、神社の守り言葉として考え出し、黄金製の斧・琴・菊を作って神社の宝としていたものです。犬神佐兵衛が事業を始めた時、大弐さんがお祝いとして送ったものです」と教えてくれました。

斧、琴、菊は普段はこの神社に保管されているとのこと。

「よきこと(を)きく」という祝いの言葉が、今は呪いの言葉として使われているのです。

金田一は、まだ斧(よき)が残っていることに不安を感じています。


神主によると、佐兵衛の出身地は不明。

この那須の地に流れ着いたが17の歳で、飢えを寒さに震えていたところを神官の野々宮大弐に助けられたというわけです。

犬神製薬創立の資金を出したのも、大弐。


金田一は古館から、佐兵衛と大弐は、衆道の契り(男性同士が性的行為を行うこと)で結ばれていたことを聞いていました。

金田一は神主に「犬神家と野々宮家の関わりをどんな些細なことでもいいから全て教えてください」と頼み込みました。


神官は全てを話してくれました。

犬神佐兵衛と大弐の関係は2、3年でやんだようですが、その後も年下の友人として終始大弐のもとへ出入りしているうちに、佐兵衛は大弐の妻・晴世とも関係を持ってしまったのです。

大弐は女性に関しては完全な不能者で、晴世は結婚後もずっと処女のままでした。


当時佐兵衛は二十歳、晴は二十五歳、ふたりとも初めて知った異性だけに燃え上がる愛欲の炎は強烈でしたが、それと同時に良心の呵責もまた激しいものでした。

それこそ、のたうち回るような苦悶の末に、ふたりは毒をあおって心中をはかったことさえあるらしい。


そして2人の情事を知った大弐は、異常な態度を取りました。

彼は2人の過ちを許したのみならず、その後も、彼らが不倫の関係を続けていくようにすすめたのです。

おそらく結婚後、ながらく処女妻として放っておいた晴世への贖罪の気持ちからであっただろうが、それでいて、世間体をはばかって、妻と離別して、公然と佐兵衛にあたえることをためらったからでしょう。


佐兵衛の日記によると、佐兵衛はそういった生活を大変苦しんだ様子。

佐兵衛は晴世を心から愛しながらも、大弐を尊敬していたのです。


やがて2人の間に子供が産まれて、大弐はその子・のりこを自分の子として入籍。

そしてのりこが生んだ子供が珠世。


つまり、珠世は佐兵衛の実の孫だったのです。

佐兵衛が珠世をあんなにも愛して大事にしたのは、自分の孫だったからだったのです。


金田一:「古舘さん、僕はこの一連の殺人事件は佐兵衛がやらせているような気がしてならないのです」

古館:「金田一さん、佐兵衛は7か月前に死んでるんですよ」

金田一:「確かにおかしい、僕はどうかしてるんですねえ。生涯ただひとり愛した女性が恩人の妻だったという、佐兵衛のうっせきした感情は金、女、権力、人間のありとあらゆる欲望をむさぼり、食い散らしたんでしょう。そのために踏みつぶされていった人たちは救われない。菊乃さんも、松子さんたちの母親たちも」


この人はスケキヨさんではありません!


その頃、松子は珠世を呼んで「スケタケさんとスケトモさんがあんなことになった今、あなたが結婚する相手はこのスケキヨしかいないのよ」と言い聞かせていました。

松子:「さ、最後のお返事を聞かせてちょうだい、なぜ黙っているの?!あなたには他に道はないのよ」

珠世:「お断りします」

松子:「スケキヨとの結婚を拒んだら、あなたは遺産に関するすべての権利を失ってしまうのよ、それでもいいの?!」

珠世は「おばさま、この人はスケキヨさんではありません」と言って、スケキヨは立ち去ってしまいました。


松子は戻ってきたスケキヨに「どこ行ってたの?!母さんはお前と落ち着いて話がしたいの!お前が私の息子じゃないなんて!」と問い詰めます。

スケキヨはフッフッフ……と世にも不気味な笑い声を出して「珠世が言ったことは本当だよ、あんたの大事なスケキヨさんはとっくにどっかに消えちまったよ!俺は青沼静馬……あんたとあんたの妹たちに痛めつけられた青沼菊乃の息子・静馬さ!!!」と言い放ちました。


静馬はビルマの戦線でスケキヨに出くわし「恨みを流そう」と言って接近したのです。

顏も背格好もそっくりな静馬とスケキヨは、けっこううまくやれました。

戦争は酷くなって、静馬とスケキヨは別々の部隊に。

そしてスケキヨの部隊は全滅、静馬も顏にどえらい怪我を負って犬神家への復讐心だけがその時の静馬を支えていたのです。

静馬はその後、スケキヨに成り代わって犬神家を乗っ取ることを決意したのです。

「あーはっはっは……」と笑う静馬を前に、茫然とする松子。


原作では珠世と結婚するしないで、松子とスケキヨ(静馬)が小競り合いをします。

スケキヨ(静馬)は自分の正体を打ち明け、珠世とは叔父と姪の関係で結婚できないことを告げます。


スケキヨが殺された?


湖面から足が2本飛びだした遺体がみつかりました。

警察が引き上げると、それは斧で頭を割られたスケキヨ(静馬)の遺体でした。

これで、犯人は斧・琴・菊の3つの殺人を完成させたことになります。


金田一が警察に駆け込んできて「ひ……被害者の右手の手形をとってくれませんか?」と頼みます。

警察は「君もか?」と驚きます、さっき珠世も同じことを頼みに来たからです。


鑑定の結果、奉納手形とは全く別人と判明。

つまり被害者は、犬神スケキヨではなかったのです。

「あの仮面を利用して、本物と偽物がたくみにすり替わっていたんです!」と興奮気味の金田一。


犯人は復員服姿の男?


警察:「じゃあ今朝の逆立ち死体はナニモンなんだよ」

金田一:「静馬ってことになりますね」

警察:「わかった!復員服姿の男が犯人だ!」


その頃、珠世の部屋に復員服姿の男が侵入しました。

珠世は「スケキヨさん……」と小さく叫びました。

復員服姿の男は顏を見せました、確かにスケキヨでした。

スケキヨは「来るんじゃない、全て僕がやったんだ、スケタケもスケキヨも静馬も」と言います。


しかし珠世はスケキヨに抱き着きました。

スケキヨは「捕まる前にもういちど君に会っておきたかったんだ。珠世、君はこんな犬神の家なんか捨てるんだ。何もかも忘れてやり直してくれ」と言って、立ち去りました。

原作ではスケキヨが珠世を殺そうとしますが、映画にはそんなシーンはありません(本当に殺そうとしたのではなく、自分が犯人であると思わせるため)。


スケキヨが犯行を自白するが……


その後旧犬神邸で逮捕されたスケキヨは、静馬を脅迫して協力させて弟たちを殺害したと告白。

しかし金田一は「そうじゃないでしょう、あなた逆に静馬に脅迫されたんでしょう」と言います。


金田一はスケキヨが犯人だとすると、若林殺しは不可能であることを指摘。

するとスケキヨは「僕は若林さんは殺していません、僕が殺したのは犬神家の人間だけです」と告白、暗黙のうちに自分が復員服の男であることを認めてしまいます。


博多に復員してきたスケキヨは、自分の偽物が犬神家へ入り込んだことを新聞で知りました。

そこでスケキヨは、誰にも知られないうちにその男と入れ替わり、穏便に事をすませようと考えました。


そして顏を隠して、ひとまず柏屋へ落ち着いたのです。

その日の10時頃、スケキヨは偽のスケキヨをボートハウスの中へ呼び出します。

偽スケキヨの正体は、スケキヨが予想していた通り青沼静馬でした。


しかしゴムマスクをしていたため、人知れず入れ替わることが難しくなってしまいました。

2人で善後策を話している時に、ボートハウスの上にスケタケがやってきて珠世と猿蔵もやってきます。


そしてその後、スケキヨは犯人がスケタケを殺害するのを目撃してしまったのです……!

スケキヨはその真犯人をかばうために、嘘の供述をしたのでした。

金田一が「その人は松子夫人ですね」と言うと、スケキヨは泣き崩れました。


事件の真相


金田一は松子を訪ねて、松子の犯行を暴いていきます。

松子は若林を買収して遺言状の内容を探らせ、若林は途中で怖くなって金田一に助けを求めます。

松子は若林に毒入りタバコを渡して、自分は博多へスケキヨを迎えに行きます。


次に松子はスケキヨに遺産を相続させるために、スケタケ殺害を実行しますが、スケキヨと静馬はその現場を目撃。

以降は、スケキヨは静馬に「スケキヨの地位を永遠に譲れ、自分は珠世さんと結婚して犬神家を相続する。もしそれに異論をとなえるならば、俺はお前の母を殺人犯として告発する」と脅されて服従しなくてはならなくなります。


静馬は「これもお前のおふくろを救うためだ。女の力では首は切れないからだ」と言って、スケタケの胴体を切断しました。

スケタケの生首を菊人形と取り換えたのは、スケキヨ。

静馬は松子に疑いがかからないようにするとともに、自分の母の呪いをも果たそうとして「斧・琴・菊」で犯罪を実行したのでした。


その後、スケキヨは静馬と入れ替わります。

一方、静馬は復員服の男となって、首無し死体を湖に運びました。

その後、静馬はボートを乗り捨て、柏屋へスケキヨの代わりに泊まりに行ったのです。


翌日、手形比べが行われたわけですが、本物のスケキヨなので手形が一致したのは当然だったのです。


その後、珠世の部屋に押し入った復員服姿の男は静馬で、目的は自分の指紋がついた懐中時計を回収するため。

しかし懐中時計はみつからず、静馬は逃走してスケキヨと再び入れ替わったのです(静馬はスケキヨにアッパーカットをしてもらって気絶)。


その後、松子はお琴の稽古中に抜け出して、スケトモの首を帯でしめて殺害しましたが、その時にスケトモのシャツのボタンで右の人差し指を怪我してボタンは取れました。

松子は痛さをこらえてお琴をひきましたが、お琴の先生である宮川香琴は目が見えないにもかかわらず、松子の怪我に気が付きました。


そして不幸なことに、スケキヨは松子の第二の殺人も目撃してしまいます。

仕方なく、また静馬と協力して偽装工作を行いました。

静馬は「菊のあとは琴だから、琴の糸を巻き付けろ」と言って、スケキヨがスケトモの首に琴の糸を巻き付けました。


映画ではスケキヨの遺体は屋根の上におかれましたが、原作では犬神邸の離れの椅子に裸で縛られています。

どちらも女の犯行とは思わせないためです。


そしてゴムマスクの正体が静馬だと知った松子は、斧で静馬をも殺害してしまいました。

蔵の中の静馬の死体を崖から湖に落としたのは、スケキヨ(原作では松子)。


松子とスケキヨの5年ぶりの再会


金田一は松子に「あなたは、佐兵衛が望んだことをあなたの手で実行してしまったんですね」と言いました。

松子は、珠世は佐兵衛の実の孫と知って発狂して「スケキヨにあわせてください!!」と叫びました。


松子の元にスケキヨが連れてこられて、親子は5年ぶりの再会を果たします。

松子は「スケキヨ!生きていたのにどうして早く帰ってきてくれなかったの!」と泣きました。


スケキヨはビルマの部隊を全滅させてしまった罪悪感から、家に戻れなかったことを告白。

スケキヨは「恐ろしい偶然です、恐ろしい偶然が何度も重なったんです」と言いました。


事件の真相を知った一同は、困惑して受け入れることが出来ませんでした。

金田一は「皆さん、すべてが偶然の集積でした。しかしその偶然を巧みにおさにかけ、ひとつの筋を織り上げていくには並々ならぬ知恵がいる。静馬はそういう知恵を軍隊時代に習得したのだと思います。戦場ではきっと必要なのでしょう」と話しました。

松子はまるで亡くなった佐兵衛に操られるかのように、殺人を実行していきました。


松子は妹たちに「あたしにはこの道しかなかったのよ。私は結局父の怨念から逃れられなかったのよ」と土下座して謝罪。

そしてスケタケのポケットに入っていた懐中時計を拾ったのは、松子でした。

松子は自分の犯行をくらまそうという気持ちは一切なく、そのあとに捕まろうが死刑になろうがどうでもよかったのに、結果としてこんな奇妙な事件になってしまいました。


松子は刑事にスケキヨの罪は情状酌量の余地も十分あることを確認して、珠世に「あなた、スケキヨが刑を終えて出てくるまで待っててくれるわね?」と聞きました。

珠世は「お待ちします、スケキヨさんさえお望みなら」と答え、「よかった」とタバコを吸う松子。


その後、松子は「スケキヨ、珠世さんを父の怨念から解いておやり」と言って倒れて死亡。

松子のタバコには、若林を殺害したときと同じ毒物が仕込まれていたのです。

(完)


「犬神家の一族2018」のあらすじのネタバレ!原作との違い6選もまとめ!の記事はこちら
「犬神家の一族2018」のあらすじのネタバレ!原作との違い6選もまとめ!

「犬神家の一族2018」の感想と評判まとめ!走るシゲが可愛いしコメディ要素抜群!の記事はこちら
「犬神家の一族2018」の感想と評判まとめ!走るシゲが可愛いしコメディ要素抜群!

「犬神家の一族2018」犯人の犯行の全容を原作ネタバレ!佐兵衛翁の呪いだったのか?の記事はこちら
「犬神家の一族2018」犯人の犯行の全容を原作ネタバレ!佐兵衛翁の呪いだったのか?

「犬神家の一族」キャスト一覧!原作やあらすじ、テーマ曲の無料視聴も!の記事はこちら
「犬神家の一族」キャスト一覧!原作やあらすじ、テーマ曲の無料視聴も!

「犬神家の一族2018」スケキヨと静馬はいつ入れ替わったのか原作ネタバレ!スケキヨの誤算とは?の記事はこちら
「犬神家の一族2018」スケキヨと静馬はいつ入れ替わったのか原作ネタバレ!スケキヨの誤算とは?

「犬神家の一族2018」珠世の出生の秘密と佐兵衛の壮絶な過去を原作ネタバレ!鬱積した思いが血を吹く遺言状に!の記事はこちら
「犬神家の一族2018」珠世の出生の秘密と佐兵衛の壮絶な過去を原作ネタバレ!鬱積した思いが血を吹く遺言状に!