フジテレビの月9ドラマ「海月姫」。
奇想天外なキャラクター達のハチャメチャぶりが賑やかなこのドラマですが、意外にも人間の心の奥底にズシンと響くようなエピソードが多く描かれているんですよね。
第5話から次第に明らかになってきた、蔵之介(瀬戸康史)と実の母親リナとの関係もそのひとつです。
リナ役を演じるのは女優の若村麻由美さんです。
元舞台女優で蔵之介の母親という役どころがしっくりきていて、美貌と憂いのある素敵な女性を演じられていますよね。
リナの登場によって蔵之介の女装姿の美しさに納得した方も多いのではないでしょうか?
まさに美人母娘?!
そこで今回は、蔵之介の実の母リナ役・若村麻由美さんに注目して役柄や経歴、女優としての魅力などについてまとめてみました。
若村麻由美の経歴
プロフィール
- 本名 小野麻由美(おの まゆみ)
- 生年月日 1967年1月3日(現在51歳)
- 出身地 東京都練馬区
- 身長 162㎝
- 血液型 A型
若村麻由美さんは弟1人、妹3人のなんと5人兄弟の長女です。
そう言われてみれば長女気質、出てますよね?
幼い頃からオルガン、そろばん、水泳、剣道、バレエと多くの習い事をしていたそうですよ。
その中でも3歳から始めた日本舞踊では、当時最年少の15歳で坂東流名取にまでなりました。
そんな若村麻由美さん、将来は舞踏家として食べていくとこも考えていましたが、偶然観た舞台がきっかけとなり1985年高校を卒業後、仲代達也さんが主宰する俳優養成所『無名塾』に入塾します。
『無名塾』での養成所生活を2年終えた頃、若村麻由美さんは1987年NHK朝の連続テレビ小説「はっさい先生」のヒロイン早乙女翠役に723名の中から抜擢され、華々しく女優デビューを果たす事となりました。
ちなみに「はっさい先生」当時の平均視聴率は38.1%、最高視聴率は44.5%(関東地区)でした。
驚異的な数字です!ドラマ業界にとって良い時代だったんですね~。
若村麻由美これまでの主な出演作品
- 連続テレビ小説「はっさい先生」(NHK 1987年)
- 「さすらい刑事旅情編」(テレビ朝日 1988年)
- 「HOTEL」(TBS 1990年)
- 「京都・女性記者シリーズ」(日本テレビ 1994年~)
- 「白い巨塔」(フジテレビ 2003年)
- 大河ドラマ「篤姫」(NHK 2008年)
- 「科捜研の女」シリーズ(テレビ朝日 2008年~ )
- 「遺留捜査」(テレビ朝日 2013年)
- 「ホテルコンシェルジュ」(TBS 2015年)
- 「黒い十人の女」(日本テレビ 2016年)
- 「沈まぬ太陽」(WOWOW 2016年)
若村麻由美さん、この他にも2時間ドラマや時代劇などでもお馴染みですよね。
更には映画、舞台など多岐にわたって長くご活躍されています。
そんな若村麻由美さんの実力を裏付けるように、数々の賞も受賞されているんですよ。
1998年舞台「テレーズ・ラカン」に主演し第33回紀伊国屋演劇賞個人賞を受賞、映画「金融腐蝕列島〔呪縛〕」(原田眞人監督 1999年)ではアンカー役で新境地を開拓し、日本アカデミー賞優秀助演女優賞受賞などなど。
また若村麻由美さんは、1998年から2002年までNHKで放送されていた海外ドラマ「アリー・myラブ」シリーズの主人公アリーの声優(吹き替え)でも話題になりましたね。
私、このドラマ大好きでした!
アリーはとってもチャーミングで、それでいて勝気でちょっと小生意気なところが魅力的なんですよね(笑)
ドラマ「海月姫」若村麻由美の役柄は?
ドラマ「海月姫」で若村麻由美さんが演じるのは、蔵之介(瀬戸康史)の実の母であり元舞台女優のリナです。
蔵之介の父・慶一郎(北大路欣也)の愛人だったリナは、本妻よりも先に慶一郎の子を身ごもり蔵之介を産みます。
しかし大物国会議員である慶一郎はリナと決別、将来政治家として跡継ぎにするべく蔵之介を引き取りました。
リナは愛する人から身を引き、息子とまでも引き裂かれてしまった母親です。
その心情は計り知れないものがありますよね。
女装男子の蔵之介と女性にトラウマを持つ修(工藤阿須賀)は、慶一郎とリナの関係に大きく翻弄されてしまった兄弟というわけです。
今回、修のお陰でクラゲドレスを手にしたリナは15年ぶりに舞台に立とうとしています。
兄のために行動する修は本当に優しい弟ですね、ここキュンポイントです(笑)
果たして今後、リナと蔵之介の再会はあるのでしょうか?大いに気になるところですね。
若村麻由美さんはリナ役を演じるにあたり「蔵之介を繊細に演じていらっしゃる瀬戸さんの演技の見せ所でもあるので、蔵之介の母らしく、たおやかに受け止められればと思っています」とコメントされています。
また、ご自身が実際にクラゲ好きということで「クラゲと触れ合うシーンがあれば、なおうれしいですね。」ともお茶目に語られています。
若村麻由美さんのインスタコメントを見ると、リナの髪型は「海月ヘア」なんですね!
若村麻由美の魅力とは?
現在51歳、年齢を感じさせない美貌をお持ちの若村麻由美さんですが、その美しさの中には演技に対する真っ直ぐなひた向きさや、たくましさが垣間見える女優さんですよね。
若村麻由美さんは女優業の他にも「N響アワー」(NHK教育 2002年~2005年)で司会を務めたり、アルピニスト野口健さん主催の富士山清掃へ2002年から参加し、2006年には「マナスル・富士山同時清掃登山」の富士山清掃隊隊長を務めたりと、積極的な活動をしています。
50歳になってから始めたというインスタグラムをマメに更新したり、また日本舞踊でも新たな挑戦をして、なんと師範試験に合格しているんです。
本当に前向きでチャレンジャーなんですね!素敵です。
まとめ
ドラマ「海月姫」はクライマックスに向けて、いよいよ目が離せなくなってきました。月海(芳根京子)のこれからの人生、恋愛模様、そして蔵之介とリナ、鯉淵家の行く末も大いに気になります。
とにかく観ていると、応援したくなるような登場人物ばかり!
みんなが良い方向に進めるように最後まで見守りたいですね。