『今日から俺は!!』原作ネタバレ後編では、三橋(賀来賢人)と伊藤(伊藤健太郎)が転校生の青春柔道男・高崎のために埼玉まで遠征したり、東京モン・紅野(中村倫也)が千葉に喧嘩を売りに来て、空手家・黒崎が再登場、さらには伊藤の中学時代も描かれます!
そして物語はクライマックスに差し掛かり、狂犬・相良(磯村勇斗)が再登場して、理子を誘拐します!
遂に迎えた卒業式、三橋は理子に告白するのでしょうか?
当記事では新ドラマ『今日から俺は!!』原作あらすじネタバレ・後編をまとめています。
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もくじ
- 1 『今日から俺は!!』原作ネタバレ・後編
- 1.1 埼玉からの転校生・高崎は熱血漢!
- 1.2 高崎は埼玉を追い出された?
- 1.3 白熱!!!埼玉バトル編
- 1.4 和泉が、捨て身の覚悟で高崎の味方に
- 1.5 埼玉バトル最終局面編
- 1.6 高崎が絶対負けない理由
- 1.7 クサいぞ!高崎!
- 1.8 モテモテ!!今井番長編
- 1.9 VS東京もん編
- 1.10 三橋を攻撃!
- 1.11 伊藤を不意打ちで倒す
- 1.12 伊藤がユタカとタイマン勝負
- 1.13 紅野が勝ち逃げ
- 1.14 三橋と伊藤の復讐
- 1.15 三橋が空手に負けたっ?!編
- 1.16 黒崎と再会
- 1.17 黒崎クンの道場破り編
- 1.18 俺はキレたぜ編
- 1.19 嘘をつく田井と樹茂
- 1.20 今井が警察を殴って年少行き?
- 1.21 今井番長と涼子、再び
- 1.22 中坊時代の伊藤編
- 1.23 最強コンビ・三橋と伊藤の激突編
- 1.24 みんなの進路
- 1.25 相良、リターン
- 1.26 三橋VSバカゴリラ
- 1.27 狂犬・相良の凶行は続く
- 1.28 理子が危ない!
- 1.29 三橋、絶対絶命
- 1.30 鬼畜・相良
- 1.31 伊藤が来た!
- 1.32 感動のエンディング
- 1.33 卒業式、三橋が理子に愛の告白?
『今日から俺は!!』原作ネタバレ・後編
『今日から俺は!!』後編(24巻~38巻)をネタバレします。
全てをネタバレすると長くなるので、主要なエピソードをまとめていきます。
埼玉からの転校生・高崎は熱血漢!
埼玉からイケメンの柔道家・高崎が転校してきました。
高崎はクサいセリフを吐く青春ヤローで、おまけに柔道も強い(ただし短足)。
三橋(賀来賢人)と伊藤(伊藤健太郎)は柔道で高崎に勝負を挑みますが、2人ともあっという間に投げられました(笑)。
三橋は「締め技」だと言って、本当に高崎の首を絞めてしまい、女子生徒から「人殺し」「バカモン」など陰口をたたかれることに(笑)。
伊藤は日ごろの行いがいいので、あまり陰口は叩かれません。
高崎は女子にモテモテになり、伊藤よりもラブレターの数が多く、伊藤も高崎に嫉妬。
その後、三橋は理子から柔道の本をもらって勉強。
高崎を投げようとして、高崎の制服を引き裂くところまでは成長(制服だけ敗れて、高崎は投げられなかった)。
高崎は三橋の瞬発力に驚きます。
高崎は埼玉を追い出された?
実は高崎は、地元の権力者・北川にハメられて、家族もろとも埼玉を追い出された身でした。
北川とは、北川グループの会長の息子で、誰も口出ししないのをいいことに、地元で好き勝手やっているのです。
軟葉高校にいる高崎の元に、昔の仲間・和泉たちが訪ねてきました。
そして「もう北川には我慢できないから一緒に戦ってほしい」と言ってくれました。
高崎は和泉たちと一緒に北川の事務所に乗り込みましたが、実は和泉は北川に彼女を人質に取られて嘘をついていました。
多勢から、ボコボコに殴られてしまう高崎。
自分の無力感に打ちひしがれる高崎に、「1人じゃどーにもなんねー時は、仲間に頼むのも悪くないぞ」と伊藤。
結局「ヒマだから」と三橋もついてきて、3人で埼玉に乗り込むことに。
白熱!!!埼玉バトル編
埼玉では、北川は高校生2人をムリヤリ喧嘩させるなど、相変わらず好き勝手やっていました。
北川は、黒崎が助っ人(伊藤)を連れてきたと知って「喜ばしてくれるぜー」と大笑い。
早速、地元の社会人軍団を集めました。
そこへ三橋が地元の高校生たち(強そう)を怒らせた状態で、連れてきました。
「増やしてどーする気だ、三橋クン」と青ざめる伊藤。
社会人軍団には下がってもらい、地元の高校生軍団VS三橋、伊藤、高崎で戦うことに(タイマン勝負で)。
先鋒の三橋は瞬く間に3人倒して、4人目の腹に一発入れると、なんと血?!
北川が「刺しやがった!」と騒いでいるうちに、三橋、伊藤、高崎は逃亡。
実は血ではなく、いつもの三橋のお得意・絵の具玉なのですが(笑)。
その後、三橋たちトリオは、北川の家に入った強盗の濡れ衣を着せられて、警察から追われる身に。
北川が嘘の通報をしたのです。
しかも三橋たちを捕まえたら賞金50万円と言ったので、町の人間は血相を変えて三橋たちを探しています。
和泉が、捨て身の覚悟で高崎の味方に
そんな三橋たちトリオを助けてくれたのが、高崎の昔の仲間・和泉(いずみ)。
和泉は一度は高崎を騙しましたが、それから猛省したのです。
和泉は父親の会社の倉庫に三橋たちをかくまってくれましたが、そのせいで父親も自分も殴られてしまいました。
和泉は最後まで口を割らず、ボロボロになりながらも三橋たちにアンパンと牛乳を届けてくれました。
その後、河原でアンパンと牛乳を食べる三橋と伊藤。
高崎は「しょせん俺みたいなのが北川に勝つなんて無理なんだ。もうだめだ、俺のせいでこれ以上」とうなだれますが、三橋と伊藤はそんな高崎に喝を入れました。
3人でもう一度、北川を倒しにいくのです!
埼玉バトル最終局面編
北川は既に地元の強いヤツを集めて、待ち構えていました。
伊藤は、高崎でもマトモに勝ったことがない強い金沢を、得意の頭突きであっという間にのしてしまいました。
伊藤のあまりの強さに「遊んでる場合じゃない」と焦る北川。
北川はこっそり高崎に「和泉を助けたいなら、その2人(三橋、伊藤)を裏切れ」と電話。
そして北川勢は集団で、三橋たちに襲い掛かかってきました。
三橋と伊藤は「ここは俺たちに任せろ!オマエは北川に一撃入れに行け!」と高崎に向かって叫びます。
ボコボコにやられても立ち向かっていく三橋と伊藤を見て「俺はこいつらを絶対に無事に帰す」と決意する高崎。
高崎は北川の命令通り、伊藤と三橋を投げ飛ばしました。
しかし高崎は2人にこれ以上、手出しさせないために、わざと投げたのです。
高崎が自分の命令に従ったので、喜んで拍手する北川。
高崎は油断した北川に近付き、殴ろうとしますが、北川の隣には2mはありそうなデカい外人が立っていました。
北川は千葉勢を完膚なきまでに倒すために、こんな男まで雇っていたのです。
その時、高崎の真意に気が付いていた三橋と伊藤が立ち上がりました。
三橋は外人を蹴り倒して、伊藤は雑魚を殴りました。
とうとう、高崎は北川の手を後ろからねじ上げました。
高崎に関節と壊されそうな北川は、手下たちに引くように命令。
みんな引いていきますが、なんと外人だけは引きません。
外人は三橋に蹴られたことを恨みに思っていて、三橋を殺すと宣言。
三橋は外人とタイマン勝負を始めると見せかけて、「タッケテ~」と逃げ出しました(笑)。
ドスドスと追いかける外人。
高崎は「どうする?助けなきゃ」と慌てますが、「逃げたあいつに叶う奴ないないよ」と伊藤。
高崎が絶対負けない理由
高崎は北川が起きるのを待って、一対一の勝負をしようとしますが、北川は拳銃を出してきました。
しかし「俺はもう逃げない」と言って、北川の前に立つ高崎。
伊藤も高崎の隣に立ちます、もし高崎がやられたら続きをやってやるため。
「やってみろ!!トドメさせるもんならさしてみろ!」と高崎。
北川は、小学校の時から身体がデカくて何でもできた高崎を憎んでいました。
なぜなら自分はチビで病弱だったから……。
金と権力を手に入れた今、自分は高崎に勝てるはず……!
北川は銃をぶっ放しますが、それでも向かってくる高崎。
殺しても勝てないことに気が付いた北川は、銃を下ろします。
遂に、高崎は北川を殴って倒しました。
そこへ外人と追いかけっこの三橋が帰ってきました(笑)。
三橋は走り疲れてフラフラの外人レスラーに「メガトンパーンチ」を入れて倒しました(笑)。
さらにそこへ、この機会に北川を殴ろうとする人間たちが集まってきました。
さらにさらに、拳銃の発砲音がしたという通報を受けて、警察も到着。
伊藤は拳銃を隠して「何スかおまわりさん、俺たち高校生ですよ」とすっとぼけました。
「なんで、俺をかばうんだ?」と北川。
クサいぞ!高崎!
そんな北川に、高崎は握手を求めました。
「精一杯戦ったら、仲間じゃないか!」
伊藤は高崎のあまりのクサさに赤面して、三橋はほうきで高崎を攻撃!
三橋:「何言ってんだ?テメーは」
高崎:「心の膿を吐きだしたらもう争う必要ないだろ!男の友情ってのはこぶしを交えて構築するもんだ!」
北川は高崎の手をとって「本当か、高崎。俺を許してくれるのか」と感動。
「あたりまえだ、もう何とも思ってないよ」とクサいセリフを吐く高崎を見て、「帰ろーか」と三橋と伊藤。
最後は4人揃って、起きた外人に追いかけられました(笑)。
モテモテ!!今井番長編
今まで女に相手にされなかった今井(太賀)ですが、とうとう春が来ます。
相手は以前、幼馴染・悟のことで三橋たちに濡れ衣を着せて、竹刀で追いかけまわした涼子。
涼子は今井に家まで送ってもらってから、今井のことが気になっていました。
友人に「やたら力強くてちょっとバカな番長知らない?」と聞いたら、今井が紅羽高に通っていることを教えてくれました。
涼子が今井のあとをつけていると、殺気を感じて涼子にゴミ箱をぶつける今井。
今井に「あーテメーあんときの馬鹿女かー」と言われて、ボコボコに殴ってしまう涼子。
今井は今井で、涼子が自分をつけ狙っていると勘違いしてしまい……。
涼子はこのままではいけないと思い、バナナを今井にプレゼント。
猿に似ていると馬鹿にされたと思った今井は、バナナを叩き潰しました!
悲しそうにする涼子を見て「あの、なんでもするから許して!」と今井。
今井はなぜ涼子が自分にバナナを渡したのか、本気でわからないのです。
そんな今井に「日曜の3時に中央公園の噴水に来い」と言って立ち去る涼子。
「わーい、デートの約束しちゃった」と喜ぶ涼子は、三橋と伊藤とすれ違いました。
三橋は「伊藤が俺より先に彼女を……!」と嫉妬をむき出しに(笑)。
谷川(矢本悠馬)に「あいつは(涼子の思いに)何も気付いてないから、そのままにしといてやろーぜ」と半ば脅迫。
しかし谷川は三橋の命令を無視して、今井に真実を告白。
「俺にホレてる女がいる!!俺にホの字!!」と喜ぶ今井。
谷川は、今井に彼女ができるのを阻止しようとする三橋に、土下座。
「ほっといてやってください、三橋さん!!今井さんにとって青春最後のチャンスかもしれないんです!!」
谷川のあまりの迫力に「しっ知らね―!!知らね―やい!!」と三橋は逃亡。
そんな谷川の様子を陰から見ていた今井は、感動で涙。
スーツでビシッとキメた今井が待ち合わせ場所に向かう途中、知り合いから谷川が泣いて引きずられていったという話を聞きます。
今井は谷川を見捨てることができず、谷川のところに向かいました。
実は谷川は女を紹介してもらっていて、怒りを覚える今井。
それでも谷川がその女とうまくいくように、協力。
しかし2人の作戦は空振りに終わって、女は帰ってしまいました。
今井:「スマン!!谷川!!カンベンしてくれ!!」
谷川「イーンス!!わかってるっス、今井さん!!」
そんな2人に三橋はアイスを半分こにして、それぞれにあげました。
涼子はその一部始終を見ていましたが、「なんてバカな奴。イイヨ、私だけわかってあげるよ」と思うのでした。
VS東京もん編
紅野(中村倫也)が、ユタカ(平埜生成)、ゴロー(池田純矢)とともに、千葉に遠征してきました。
ユタカ(平埜生成)は、以前に軽井沢で伊藤(伊藤健太郎)にやられたことがあり、伊藤への恨みを募らせていました。
そんなユタカの復讐心に、ストレス解消の場を探していた最狂の男・紅野が目をつけたのです。
千葉に着いた紅野は、さっそくその辺の兄ちゃんを脅して、情報収集。
三橋と伊藤の2人が伝説の不良校・開久にも恐れられていると聞いて、大笑い!
紅野たちが「開久って実は弱虫の伝説校なんじゃねーの」と話していると、開久の生徒が通りかかりました。
開久の生徒はカッターナイフを出して紅野に向かってきましたが、紅野はあっという間にそいつを倒してしまいます。
紅野は、見知らぬ大学生のアパートを乗っ取って、潜伏先に。
買物に出たユタカは、早くも伊藤に遭遇。
しかし伊藤がユタカのことを覚えていなかったので、はらわた煮えくりかえります。
しかしその後やってきた三橋に、強烈なパンチを入れられて、ダウン。
三橋は潜在意識で、昔、ユタカに殴られたことを覚えていたのです。
紅野たちは、佐川(柾木玲弥)を殴って、三橋と伊藤の居場所を聞き出そうとします。
そこに同じく軟葉高校の生徒・黒崎(ドラマキャスト未定)が現れますが、黒崎も紅野たちに殴られてしまい……。
黒崎が「ここが三橋と伊藤の居場所だ」と教えた先は、開久高校でした。
伊藤は、高崎と佐川がやられたと知って、怒りの炎を燃やします。
三橋を攻撃!
一方、他人の家の蜜柑を盗もうとしていた三橋は、紅野にみつかります。
紅野たちは四人で三橋に攻撃を仕掛けますが、三発まともに食らいながらも一発反撃する三橋。
しかし三橋は、紅野が三橋の腰に入れた蹴りのせいで膝をついてしまい、顔面を攻撃されることに……!
紅野たちを探していた開久の連中が通りかかったおかげで、助かります。
その後、三橋に殴られた岩田のストレス解消のために、紅野たちは開久の生徒をひとりグチャグチャにします。
具体的には、歯がたくさん抜けるまで殴ってしまいました。
開久も、もう黙ってはいられません。
ユタカは、紅野の容赦ないやり方に疑問を抱きます。
伊藤を不意打ちで倒す
紅野たち4人は角棒を持って、伊藤を不意打ちで襲いました。
4人から棒で殴られて、倒れる伊藤。
「なんだよコリャ、マジかよ。全然弱ェじゃん」と紅野。
ユタカは紅野たちのヒキョー過ぎるやり方に「これじゃ勝ったことにならない」と反論。
その後、ユタカは紅野たちと決別。
伊藤がユタカとタイマン勝負
伊藤はユタカとタイマン勝負をして、勝利。
その後、ユタカは「伊藤に負けたけれど、スカッとしたな」と満足していました。
そこに紅野が現れて「俺ともタイマンてのやろーじゃないか」言って、ユタカをグチャグチャに。
まるで死体のようになったユタカは、三橋の家に投げ込まれて……。
紅野が勝ち逃げ
本気で怒った三橋と伊藤は、紅野たちを探し回ります。
紅野たちは、伊藤の家に行き、伊藤の妹を襲おうとしていました。
三橋と伊藤は、紅野たちに「どこかで決着をつけよう」と誘います。
しかし紅野は階段を登ったところで仲間を蹴って伊藤にぶつけて、逃走。
紅野はタクシーを捕まえて「バイナラー。二度とこの街に来ないから勘弁してちょ」と言って、三橋と伊藤の前から姿を消しました。
三橋と伊藤の復讐
紅野という名前が偽名とわかり、いったんは探すのをあきらめかける伊藤。
しかし必ず復讐する男・三橋はこんな程度であきらめませんでした。
2人は雑誌に「犬を助けた青年の美談」を掲載してもらいます。
そしてその青年が、紅野にそっくりだという情報を流します。
紅野は学校で英雄となり、まんざらでもない気分。
そこに犬の飼い主の兄として、三橋が登場!
紅野は焦りますが、三橋と伊藤がたった2人で東京に来たと知って嘲笑います。
紅野は三橋に向かっていきますが、たった一発でKOされてしまいました。
三橋の強さを知って驚愕する紅野ですが、気絶したフリをしてその場をしのぎました。
しかし本当の地獄はここからでした。
紅野が家に帰ると、三橋と伊藤が“お友達”を装って家に上がり込んでいたのです!
紅野の本名は、白原富夫(しろはら・とみお)でした。
紅野は幼少期から乱暴だったのですが、クラスの生徒や教師にそのことを指摘されてから、地元ではない場所で偽名で暴れていたのです。
なので、紅野は両親からも“いい子”だと思われていました。
紅野は、寝ている三橋と伊藤にバットで襲い掛かりますが、その瞬間にパッチリ目を覚ます2人。
そして「人殺しー!」と叫んだので、母親と父親が駆け込んできました。
紅野は「これは文化祭の練習で」と苦しい言い訳でなんとか乗り切りました。
その後、三橋は、紅野のクラスメイト達と接触。
クラスメイトは「三橋さんが、弟が病気だから千葉に来てほしいって」と紅野に伝えます。
紅野は思わず「何言ってんだ、冗談じゃねーぞ!」と叫んでしまい、クラスメイトは「酷~い」と紅野に白い目を向けてきます。
三橋は「俺の見てくれがこんなだからダメなのか」とがっくりと落ち込み、クラスメイト達は全員三橋の味方に。
そこに、髪の毛を降ろしたヘタレっぽい伊藤が現れました。
伊藤は、紅野にお金を盗られたと訴えます。
そしてその札には、㋑と記されていると。
紅野は、自分が寝ている隙に、三橋と伊藤が財布に細工したと気が付きました。
クラスメイトは紅野に「後ろめたいことがないなら、札を見せろ」と迫りますが、紅野は出すことはできません。
三橋が「俺は曲がったことが嫌いでね……」とすごむと、「ちくしょー、そういうエンディングかよ。この上、人前で殴ろうってのか!?」と紅野。
紅野は「これ以上、思い通りにゃさせねー!」とビール瓶を掴んで、叩き割りました。
完全にキレた紅野は「このクソがァ!カツアゲぐらいでギャーギャー言いやがって!コラー!」と叫びました。
紅野は割れたビール瓶片手に「オラ来いよ!!三橋!!今度こそカタつけてやる!」と三橋に向かって言い放ちますが、「うわー!!人殺しだー!!おもわりさーん!!」と逃げる三橋と伊藤。
近所の人たちは「ヤダ、白原さんの息子さんよ」とヒソヒソ……。
やけくそになった紅野は「俺はもともとこうゆう男だったんだぜ、ゲハハハ!」と言いました。
「グフフフ、シメてやるぜ!!テメーらもう知らねーぜ!俺がどんなに怖ーか、思い知らせてやる!!」と言う紅野に、「一匹狼はつれーぞ。悪者だって仲間は大切にしろー」と忠告する三橋と伊藤。
紅野は「テメーらに言われたくねー!」とキレました。
三橋が空手に負けたっ?!編
軟葉道場に、理事長の甥・凧葉(たこば)がやってきました。
理事長から「軟高の軟弱な生徒に是非、喝を入れてくれ」と頼まれたそうで、三橋と伊藤を睨みつけてきます。
金髪とトンガリ頭なので、不良と断定されたのです(笑)。
凧葉の弟子・田井と樹茂が入ってきました。
この2人も昔は不良だったが、今は更生しているという。
伊藤はハンデ付きで田井と勝負しますが、あっさり負けてしまいました。
次に、三橋がハンデ付きで樹茂と対決。
三橋は樹茂の攻撃をジャンプしてかわしますが、降りてきたところを蹴られて気絶(笑)。
三橋が保健室に運び込まれたあと、空手部に入門希望者が2名やってきました。
田井と樹茂はなんと入会金3万円をとり、明日までに新会員を10名連れて来いと命令。
しかしその2人はひとりも新会員を連れてこられなかったので、田井と樹茂とその仲間にボコボコに殴られてしまいました(無残)。
黒崎と再会
三橋と伊藤は、黒崎鉄矢と再会。
黒崎とは、以前に「赤坂道場」(理子の父親の道場)と対決した「黒崎道場」の跡取り。
その試合で黒崎は「赤坂道場」側の大将だった三橋に完敗しました。
黒崎はあれから空手に精進して、もう喧嘩はやめて“史上最強の空手家”を目指していました。
黒崎クンの道場破り編
その後、校内では“三橋敗北説”がまことしやかに流れます。
いつもなら復讐する三橋が、いまだに反撃しないからです。
そして黒崎も、三橋と伊藤が空手部にやられたという噂を聞いて、様子を見にきました。
「奴らとは俺がやるぜ!ケンカじゃねえ、勝負だ」と黒崎。
黒崎は軟葉道場に行き、「道場破りに来たわけじゃねーんだ、純粋に勝負してくれないか?」と頼みました。
田井と樹茂は、新入会員2人を今日もボコボコにしていましたが、黒崎が来たので解放しました。
2人は入部2日目にして、体中が痛くてクラクラ眩暈もしていました。
黒崎が田井と樹茂の仲間を全てやっつけたので、いよいよ田井と対戦。
黒崎はとても強く、田井ももう少しでやられそうになります。
しかし樹茂がなんと後ろから黒崎に蹴りを入れ、そこからは田井と樹茂、その仲間の4人で身動きできなくなるまで暴行。
その上、黒崎の拳を潰しました!
俺はキレたぜ編
窓から様子を見ていた新入空手部員の2人は、この一部始終を三橋と伊藤に報告。
三橋と伊藤は、マジギレします。
新入空手部員の2人は「あんた達が行ってもしょーがないだろ!こないだ負けたばかりじゃない!!」と言いますが、「そんなモンは関係ねエー!!」と伊藤。
三橋も「クソがー!!」と叫んで、2人で道場に向かいます。
伊藤:「三橋よォ、拳って潰されっともう空手できねーもんなのか」
三橋:「俺が知るわきゃねーだろ」
道場につくと、変わり果てた姿の黒崎がよろよろと歩いていました。
「見ての通りよ。盛大にやられたぜ。アッハッハッハッハーだ」
黒崎の拳はなんとか大丈夫のようですが、腫れあがっていました。
「キレたぜ、俺は……」と目の色を変える三橋。
三橋と伊藤は、田井と樹茂とその仲間2人がいるゲーセンに乗り込みました。
樹茂の攻撃をかわすために、高くジャンプする三橋。
このままではまた着地際を狙われて、攻撃されてしまいます……!
しかし三橋はなんと空中で体の位置を変えて、樹茂に回し蹴りをくらわしてやりました。
おそるべき三橋の身体能力!
伊藤は、田井と空き地でタイマン。
得意の頭突きで田井をやっつけました。
「人の夢だきゃとっちゃいけねーんだよ!!」
嘘をつく田井と樹茂
田井と樹茂は、凧葉に、三橋と伊藤と黒崎に卑怯なやり方でやられたと報告。
本当にとんだ嘘つき野郎たちです(# ゚Д゚)
凧葉は三橋と伊藤を道場に呼び出して「なぜ、こんな真似をする」と聞きますが、「やってねーって言ってるだろ」と三橋と伊藤。
そこへ黒崎もやってきました。
「コイツは俺の問題だぜ」と言う黒崎に「最低だよ、オマエ。空手を侮辱しやがって」と凧葉。
三橋は凧葉をぶん殴って「ザケンな、こら!!テメーの弟子なんざ束になってかかっても黒崎にはかなわねーぞ!!」と言い放ちました。
黒崎は、田井と樹茂と勝負することになりました。
今回は凧葉も見ていて、正式なルールで戦ったので、黒崎の圧勝。
凧葉は、田井と樹茂が嘘をついているんじゃないかと疑い始めます。
そこへ新入会員が入会金3万円を持ってきたので、田井と樹茂の嘘は完全にバレました。
凧葉は土下座して三橋、伊藤、黒崎に謝罪。
「君らは本当にいいやつだ。二度と、見た目で人を判断したりしないよ」
その後、三橋と伊藤と黒崎は凧葉の奢りで「リッチレストラン」で飲み食いし放題!
カードまで使わされた凧葉は「あの金髪はやっぱり悪だった」と思うのでした。
今井が警察を殴って年少行き?
今井は三橋と伊藤をモメている時に、誤って後ろにいた警官を殴ってしまいました。
「コイツ、オマワリ殴った!」とビビった三橋と伊藤は、飛ぶように逃げました。
谷川は警察に「俺が脅してやらせたんですよ!」と弁明しますが、全く通用しません。
今井が三橋と伊藤のところに行くと、「年少(少年院)行き決定だな」と2人。
「捕まらなきゃいいんだよ」と言いながらも、青ざめる今井。
今井はまた警察にみつかり、誤って今度はゴミ箱を被せてしまいました。
例のごとく、三橋と伊藤は鳥のようにすばやく逃走。
もはや警察はカンカンに怒っています。
谷川は今井に「俺、一緒に行きますから。イチから事情を説明しましょう」と言います。
「ヤダ!!絶対俺は犯罪者じゃないぞー!!」と言って逃げる今井。
今井はその後も警察に追われて、逃走。
川に飛び込み、その後は電柱に登りました。
今井は電柱から塀に飛び移りました。
「コイツはタダのバカだ」と思う警察官たち。
今井は赤信号なのに車道に出て、なんと車にぶつかりました!!
フラフラしながらも「ちがう、わざとじゃなーい」と弁明する今井に、「わかった!もう追いかけないから、いーから逃げんのやめろ!」と警察官たち。
その後、体を張って三橋の予想(年少行き)を覆した今井は、みんなに尊敬されるのでした(笑)。
今井番長と涼子、再び
今井と涼子は、共通の知人の紹介でデートすることになりました。
お互いに誰が来るか知らなかったので、びっくりする今井と涼子。
今井は「バナナ女!」と言い、涼子は「なんだそりゃー!!」と殴りました。
起き上がった今井は「オメーがバナナ持ってきたからだろ。本当のことだろ!!」と責めますが、「アタシ馬鹿だからさ。あんな物しか思いつかなくって」と凹む涼子を見て胸キュン!
そこへ涼子にフラれたのにしつこくしている男・村木がやってきました。
村木は「バカ番長が!!」と今井を罵りますが、今井はかっこつけるために相手にしません。
それでも村木は今井をバカバカと言い続けて、顔が歪んでくる今井(完全に無理している)。
涼子はそんな村木を手を引っぱって、向こうに連れていきます。
「アタシ、あの男に惚れてるんだわ。邪魔しないでくれるかな」
「俺が今井の化けの皮はがしてやる!お前の幻想もぶち壊してやるよ!!」と思う村木。
村木は今井の化けの皮をはがそうと、様々な嫌がらせをしますが、そんな中、子供がマンションのベランダから落ちそうになります。
かろうじて手すりに捕まっていますが、これでは時間の問題……。
今井は、マンションの外壁の棒を登り始めました。
「頑張れよ!!ボーズー!!今行くぞ!!」
しかし今井が到着する前に、母親が子供を救出。
「ムダなことしやがって!!」とお腹を抱えて笑う村木ですが、今井をみつける涼子の頬は赤く染まっていました。
今井はその場から動けなくなり、はしご車を呼ばれてしまうことに……。
今井は「またやっちまったか。俺って奴は……」とトボトボ。
帰り道に、今井を助けるためにロープを取りにいっていた涼子に出くわします。
涼子は真っ赤な顔でロープを渡して、その場から去りました。
またしても、涼子の気持ちは今井に伝わりませんでした。
中坊時代の伊藤編
喧嘩をしていない時の伊藤は、誰にでも挨拶して、みんなに好かれるいい人。
トンガリ頭ではありますが、三橋とは違って悪のイメージはなく、優しいし男らしい。
そんな伊藤の中学校時代の話です。
中坊時代の伊藤は、フツーの髪型で当然ながら全然ツッパっていませんでした。
ある日、三年の互条(一中の番長)から「七中との喧嘩に参加しろ」と言われますが、断りました。
すると「テメーはウチの学校の仲間じゃねーのかよ!?」と胸倉を掴まれました。
そしてとうとう、互条が七中とやると言ってきました。
やる気ある奴は全員集合ということなので、伊藤の友人・久我や他のメンツも参加することにします。
しかし「いや、俺はいいよ」と伊藤。
友人たちは「根性ねーな、ビビッてんじゃねーよ」と言って、教室を出ていきました。
一中vs七中は、タイマン勝負で行われました。
ところが久我はビビッて逃げてしまいます……!
裏切った久我は、あとで体育館の裏に連れていかれて、互条たちから殴る蹴るの暴行を受けることに。
「やめろー!!」と止めにいく伊藤。
互条は伊藤をぶん殴ります。
互条:「別にいじめてるわけじゃねーんだ。仲間にかかせた恥の清算してるんだよ」
伊藤:「それが仲間のすることなら、仲間なんていらないっスよ」
しかし「いーよ、伊藤。意気地なしの俺が悪ーんだ」と久我。
その後も互条たちは、久我に殴る蹴るの暴行を加えました。
伊藤が教室に帰ると、女子たちが「えっ、その顔どうしたの?殴られたの?」と心配しました。
「いや、いいよ。ケジメなんだって。久我も騒いでほしくなさそうだったし」と伊藤。
伊藤は久我を待って「大丈夫だったかよ?」と声をかけました。
「俺はもう二度と逃げたりしないよ」と言う久我に「頑張れよ」と伊藤。
翌日、七中の頭とその兄貴が、互条たち4人を襲いました。
兄貴は、互条を鉄パイプで殴り倒しました。
「これは怖い」と逃げる残り3人、そのなかには久我もいました。
久我は「もう逃げない」と立ち向かいますが、ボロボロにやられてズボンを脱がされてしまい……。
そこに伊藤が通りかかり、狂ったように七中の頭とその兄貴に向かっていきます。
鉄パイプを振り回す兄貴をぶっ飛ばして「ふざけてんじゃねーぞ!!バッキャロ―!!」と叫びました。
その後、校内では伊藤の噂が飛び交います。
「二年の伊藤っての普通の奴だと思わせといて、もの凄ェ悪なんだろ」
「朝の大暴れしってるか、キレてただろ、アイツ」
久我までが「お前って怒らせると怖ーのな」と言ってきました。
伊藤はその後、みんなに恐れられるようになってしまいます。
最強コンビ・三橋と伊藤の激突編
千葉の都会にお買い物に出掛けた三橋と伊藤は、地元のヤンキーグループに目を付けられます。
ヤンキーグループの頭・ターちゃんは、頭脳で相手を倒すタイプ。
三橋を歩道橋から突き落として、不意を突かれた伊藤を襲う作戦を実行します。
ところが三橋は空中で一回転して見事な着地をきめ、伊藤はターちゃんの仲間を殴り倒しました。
作戦が失敗して悔しがるターちゃんですが、新しい作戦を思いつきました。
その作戦とは、2つのグループに分かれて、それぞれ三橋と伊藤に接触。
グループ内の女が相手グループに襲われて写真を撮られたから、やっつけてくれと訴えることで、三橋と伊藤を戦わせるのです。
三橋と伊藤はまんまと罠にハマり、お互いに敵視することに。
女性が襲われて写真を撮られたことは絶対に口外しないでくれと頼まれているので、お互いになぜ戦うか理由は明かせません。
三橋と伊藤はお互いに腹の中がわからないまま、決闘することに。
本気で殴り合う2人を見て「決まりだな。俺の勝ちだ。熱くなっちまや、どっちか潰れるまで止まりゃしねェ」とほくそえむターちゃん。
そのうち、2人は「この野郎は昔から馬鹿野郎だった。コイツがこれだけ頑張ってるんだ、引けない理由がある」と互いに気が付きました。
互いに殴ると見せかけて、空振りをする2人。
「まさかこいつら、テメーが倒れて勝ちを相棒に譲ろうとした。この2人にはそれがわかった……」と愕然とするターちゃん。
ターちゃんにも昔は相棒がいました。
しかしちょっとした行き違いで、簡単に仲は壊れてしまいました。
それからターちゃんは友情など信用しなくなったのです。
三橋も伊藤も、相手に勝ちを譲ろうとするタイミングが少しでもずれていたら、ダメになっていたでしょう。
ツーと涙を流して感動して「俺達の負けだよ。本物ってイイもんだな」と言うターちゃん。
そして今回のことは何もかもでっち上げで、三橋と伊藤が互いに消耗した時にみんなでやっつけようとしたこともバラしてしまいました。
ターちゃんの仲間は「俺らって言うなー。この計画立てたのはアンタでしょーがー!」と大ブーイング。
みんな裏切られるのが怖くて、噛みついているのです。
「そのとおりだ、責任は全て俺にあるよ。すべて俺が引き受ける。いいよオマエたちは行け、帰れよ」とターちゃん。
みんなはもちろんそんなターちゃんの言葉に感動するはずもなく、一目散に逃げました。
ターちゃんは当然、三橋と伊藤にボコボコに殴られてしまいました(笑)。
そして逃げた人間も残らず、ボコボコにされました(笑)。
その頃、今井と谷川は、三橋と伊藤を助けるために、どこかもわからない道を走っていました。
そんな2人を発見して「何やってんだ、アイツら」と知らない人のフリをする三橋と伊藤なのでした(笑)。
みんなの進路
みんなが卒業後の進路に向けて、慌ただしく動き始めました。
佐川は就職先にバイトに行き、井沢は親父に仕事を習い、良と高崎と理子は大学受験。
いまだに進路が決まっていない三橋と伊藤は、2人でたこ焼きを頬張りました。
一応、三橋の夢は石油王で、伊藤は宇宙飛行士なのですが……。
そこへ谷川が通りかかり「いやーこの時期に随分余裕ですね2人とも。今井さんは夢をかなえるために走り出してますよ」と2人を馬鹿にします。
今井は大学に行って考古学を学ぶ費用を稼ぐため、ガソリンスタンドでバイト中でした。
冒険家になりたいと言っていたはずの今井がバイトしているのを見て「オメーは負け犬だ」と指をさして笑う三橋。
しかし今井にはきちんとした計画がありました。
冒険を自分の金で行くためにバイトをはじめて、谷川に英語とフランス語を見てもらっているのです。
卒業までに50万貯めて、海外に渡る予定まで立てていました。
三橋:「オメーらがそういうつもりなら、俺はテメーらを邪魔するために生きてやる」
今井:「人がまじめにやろーってことを邪魔する奴は人間のクズだぜ」
「俺は応援するぜ」とかっこつける伊藤に、ガソリンをぶっかける三橋。
さらに「俺はテメー(今井)の幸せだけは許さねー!そう、それが俺の人生の仕事だー!!」と言って悪魔のように笑いました。
三橋はその後、今井の肩にウンコを乗せたり、ズボンに蛇を仕込んだりして、様々な嫌がらせを実行。
バイト仲間に「あいつに近寄るとヤバイぜ。呪われてるらしい」と噂されることに。
ある日、今井がいつものように仕事していると、今井が紅羽高の番長と知っている客が、今井の顔に唾を吐きかけました。
さすがに怒る今井。
しかしそこに三橋が現れて、代わりに喧嘩しました。
その後、公園で2人たこ焼きをたべる三橋と今井。
相良、リターン
三橋と伊藤もアルバイトを開始、何か目的が出来た様子。
理子と京子は、大学に進学します。
そんな中、理子と京子は相良の姿を目撃。
相良が、強い相棒を連れて千葉に帰ってきたのです。
どれぐらい強いかと言うと、相良が今まで見た男の中では一番。
相良とその男は、高校生に麻薬を売って金稼ぎをします。
さらに、高校生が麻薬を買ったところをムービーで撮って、後で脅迫も。
そしてわざと最初は殴らせておいて、あとでその5人をボコボコにしたりも。
もちろんムービーには、軽く殴らせたところまでした映っていません。
そしてまたこれをネタに、脅迫。
その現場を目撃した涼子は「卑怯な真似すんじゃねー!」と言って竹刀で立ち向かいますが、その男に逆に殴られてしまいました。
涼子の頬の傷を見た今井は、怒り心頭。
涼子を殴った相良の相棒に立ち向かいますが、どんどん強いパンチを食らってしまいます。
今井は、谷川に涼子を送るように頼みました、人質に取られたりしては大変だから。
その後も今井はボロクソに殴られて、ボコボコに蹴られてしまいます。
戻ってきた谷川も立ち向かいますが、簡単にやられてしまい……。
三橋と伊藤のところに行って「あいつをやっつけてください!!」と頼む谷川。
三橋と伊藤が病院に様子を見に行くと、サッカーボールのように蹴られて顔が腫れあがった今井が寝ていました。
三橋VSバカゴリラ
三橋と伊藤は、相良の相棒(以降、バカゴリラ)を呼び出しました。
バカゴリラの早いパンチを、早速何発も食らってしまう三橋。
「こうしよう、ハンデやるよ。俺は左手しか使わない」とバカゴリラ。
「テメーが左手しか使わない限り、俺も左手しか使わねーよ」と言い返す三橋。
その後もバカゴリラは、速いパンチを左手で繰り出します。
防御していた三橋は、いきなり足でけり倒しました。
バカゴリラ:「左手しか使わねェんじゃなかったのか?」
三橋:「嘘に決まってんじゃねーか、アホですか、アンタは?」
三橋とバカゴリラの戦いをかげから見る相良は「ヒハハハ、いいぜェ、最高だよ」と悦に浸っています。
バカゴリラが「オメーはこの俺を本気にさせちまったぜ」と言うと「俺は別に本気じゃねーよ」と三橋。
激しい攻防戦が繰り広げられますが、三橋も負けていません。
だんだん三橋優勢になってきました。
「強ェ、どーなってんだ!?」と驚くバカゴリラ。
バカゴリラはとうとう、拳銃を出しました。
しかし三橋は全くビビりません。
物陰から見ている相良は「さア、どうやってこの状況を打破するかな~」と完全に楽しんでいました。
伊藤と谷川がバカゴリラに石を投げつけた隙に、三橋は逃走。
「何だそりゃ。今のはテメエ、仲間に助けてもらったんじゃねエか」と思う相良。
バカゴリラは川原に探しに行き、伊藤と谷川をみつけました。
2人に拳銃を向けるバカゴリラに、灯油をかける三橋。
拳銃にもたっぷりかかったので、拳銃をぶっ放せばバカゴリラは火だるまになります。
バカゴリラは拳銃を捨てて向かってきましたが、三橋に倒されてしまいました。
やはり三橋、強い!!!
「参った、参ったよ、ハハハ」と謝罪するバカゴリラ。
三橋たちは拳銃を川に投げ捨てて、去りました。
その後、相良がやってきて、バカゴリラに火をつけます。
火だるまになったバカゴリラは川に飛び込みました。
相良、おそるべし……!!
その頃、入院中の今井は涼子に世話をしてもらい、ウハウハでした。
狂犬・相良の凶行は続く
相良は智司の屋台に行って、美味いたこ焼きを食います。
「俺は奴らの仲間じゃねーが、奴らには手を出すな」と言う智司を、棒で殴り倒す相良。
相良は敵だと判断すれば、智司でも消すのです。
その後、相良は開久高校に行って、末永たちに金をちらつかせて、三橋と伊藤の仲間を攻撃するように命令。
佐川がやられて、足を折られました。
佐川から「敵の頭は相良です」と聞いて、驚く三橋と伊藤。
雄一、井沢、高崎もやられました。
相良は入院中の今井まで襲いました。
先々仲間をやられてしまい、マジでブチ切れる三橋と伊藤。
理子が危ない!
三橋は「理子……」とつぶやいて、「オメーは京子のところに行け!」と伊藤に叫びました。
2人はそれぞれ、大切な女の元へ走ります。
そんな2人を通せんぼする開久高校の面々。
久しぶりの末永登場です!
「コイツらの相手してる場合じゃねエ!絶対、相良は理子を狙ってくる!」と焦る三橋。
テキトーに殴って、伊藤と共に逃げようとします。
そんな三橋を見て「勝手にやってくれ、俺は十分借りは返したろ」と思う中野。
今回の中野は、傍観者で行くつもりのようです。
しかしどれだけやられても多勢に向かっていく伊藤と三橋を見て、中野も参戦。
とうとう、末永も含めて全員倒しました。
末永は「相良さん、オマエの女狙ってる、赤坂理子」と言いました。
その頃、やはり相良は理子に車に乗るように促していました。
もし乗らなければ、良の目ん玉をくりぬくと脅して。
相良から三橋に電話がかかってきました。
「香澄の第二工場の跡に来い。まだいんなら仲間連れてきてもいいぜ」
三橋と伊藤、中野の3人で、香澄の第二工場跡に向かうことに。
3人の背中を見て、ヤナ予感がする京子。
相良は三橋と伊藤、中野の3人を車ではねました。
相良の狙いは、これだったのです。
人気のない道で人がひかれても、誰も気が付きません。
引かれた3人を見下ろして「ハッハッハッ!そら見ろ!何が無敵だ!」と大笑いする相良。
三橋、絶対絶命
理子は工場の中で、後ろ手に手錠をかけられていました。
そこへ相良が、三橋を掴んで帰ってきました。
相良は気を失っている三橋の頭を鉄柱にぶつけて、無理矢理起こしました。
「やめてよォ!」と悲鳴を上げる理子。
理子:「やめろってんだ、コラァー!!ぶっ殺すぞ、イモ野郎!!」
三橋:「もと……ヤンだったんだな、オマエ。じゃなきゃ……あんなに強いわけがねエ」
三橋は相良に向かって「やあ、相良君、こんなトコにくくるなんてヒドイよ」と軽口を叩きます。
相良は「そういうところがムカつくってんだよ!テメーにゃそんな余裕はないはずだ」と言って、三橋を蹴りまくります。
三橋:「勘弁してよ、謝りますよ。金も払います、俺が持ってるだけぜーんぶ」
相良:「お前は確かに大物だよ、こんなピンチだってのに焦った様子がねエ」
相良は伊藤と中野は死ななかったが、骨が2、3本いってしまって、ビクともしなかったと話します。
だから今日は三橋の頼みの綱の仲間は、誰一人やってこないと……。
相良:「オメーはくだらねェ人間なんだよ、俺と大差ないんだよ、わかったか!」
三橋:「ハイ」
鬼畜・相良
相良は「フフッ、わかんねーよなア、オメーは」と言って、鉄棒を炎で熱します。
目的は、理子の顔にやけどの跡を付けるため。
「あのお嬢様にヨ、お前が守れなかった印をつけるのよ」
「やめろ!ガアアアアア」と言って、暴れる三橋。
しかし手錠はびくともしません。
おもちゃの手錠ではなく、本物だから。
相良:「さア、あいつが無力感を感じるよう、叫んでくれな」
理子:「キャア!!ちょっヤダ!!きゃあ!!」
相良が熱くなった鉄棒を近付けると、理子は悲鳴を上げました。
三橋は相良を罵って、自分に注意を向けさせようとします。
「いいだろう、付き合ってやる。気ィ引いてるつもりなんだろ?」と言って、三橋を蹴りまくる相良。
「もういい、やめて。三ちゃんが死んじゃう」と泣く理子。
三橋が「なぜ俺を狙う?」と聞くと「気に入らねーんだよ、俺とテメーの差が。たいした奴じゃねーくせに図に乗りやがって」と相良。
相良は、とうとう理子の前髪を焼きました。
しかし理子はもう叫びません、三橋が死ぬよりは自分に傷がついた方がマシだから。
直後、ガキンという音がしました。
なんと三橋がそこに立っています。
三橋は、手錠から片手を抜けることに成功したのです。
その方法とは、手の肉を削ぎ落すこと!!!
三橋の手は肉がなくなり、血で染まっています。
サブいぼが出る相良。
三橋は「もうちょっとで来る」と言いながら、理子をかばって相良の攻撃を受け続けます。
「情けねーよ三橋、この期に及んで誰かに助けてもらおうってか?」と言って、さらに殴る相良。
伊藤が来た!
その頃、腕の折れた伊藤は、京子の反対を押し切って、三橋のもとに向かっていました。
「ここで行かない奴は、伊藤じゃないぜ」
そしてとうとう、伊藤が倉庫に到着。
三橋はドッという音とともに、倒れました。
相良が伊藤の手に触れると折れていましたが、次の瞬間、伊藤は強烈な頭突きを相良にかましました!
手を使わずに蹴りだけで、相良を倒しました。
「やめろ……伊藤、そんな気合い入ったの入れちゃ……死ぬぜ」と止める三橋。
3人で倉庫を出ていきますが、相良が車のキーを投げました。
「使え。車の運転ぐらいできんだろ」
しかしそのキーを投げ返す三橋。
「倒れてん奴が使え」
相良:「安心しろ、二度とテメーらの前には現れねーよ」
三橋:「あー、そうしてくれ」
フフフフ、かなわねーよ。
あんなスゲー奴に、あんなスゲーダチがいたんじゃ。
感動のエンディング
三橋と伊藤は、草むらの中から中野を探します。
「俺のことなんか放って早く病院に行け」と思う中野。
理子は「ねー三ちゃん、中野君……先に帰ったかもしれないじゃない」と言いますが、「あいつはそうゆう奴じゃねえよ」と三橋。
中野はやっと「ここだ」と手を上げました。
中野は、三橋の言葉に感動していました。
中野が千葉に引っ越してきた本当の理由は、三橋たちと遊んでみたかったからだったのです。
そして高崎、今井、谷川、良、京子が車で迎えに来てくれました。
一方、倉庫で倒れている相良には、智司が迎えにきました。
智司:「放っといてもよかったんだけどよ、あまりにオメーが不憫でよ」
相良:「オオ、そりゃ友情だネ」
智司:「治ったら何発かイカせてもらうぜ」
相良は、理子のために手を削いでまで手錠を抜けた三橋の姿を思い出していました。
相良:「俺にはできなかったんだ……」
智司:「俺もまだ、いなかったしなア」
相良:「なんだ、いりゃ助けてくれたのか?」
智司:「八ッ、どーかな」
三橋たちが病院に行くと、白髪の怖そうな人(=相良)が治療費を既に病院に払ってくれていました。
卒業式、三橋が理子に愛の告白?
今日は、軟葉高校の卒業式。
三橋は女生徒から大人気で、そでのボタンまで取られてしまいました。
そんな三橋をじっとみつめる理子。
三橋:「なんだ理子、オメーもか?ボタンならもーねーぞ」
理子:「フフフ……それは残念ね」
三橋はシャババババと辺りを見回したあと、理子の頭をがしがしとなでます。
その後、ゴホンと咳をして「いや……あの、いーか、テメー」。
しかしパクパクと口を動かすだけで、何も言えない三橋。
その後、やっと口を開いた三橋の言葉とは「この俺様がチンケな野郎で終わっと思ってんじゃねーぞ。どんなにスゲー男なのかずっと見てやがれ」。
真っ赤になった三橋に対して「ウン!!」と嬉しそうに答える理子。
三橋と伊藤はバイクでこれから北海道に向かうとのこと。
目的は、地球の温暖化で土地を追われた人々がいつか北海道に住むから、その前に安い値段で土地を買い占めるため。
「俺がいなきゃ、コイツ何すっかわからないし、なにしろおもしろいじゃん」と伊藤。
ちなみに乗っていくバイクは、2人でバイトして買ったのだそう。
伊藤は京子に「向こーで仕事見つけたら連絡するよ」と言って、「本当に、気を付けて行ってね」と京子。
2人は行ってしまいました。
「こんないい女2人残していくなんて、自信よね~」と京子。
そして今井と谷川もバイクで青森へ出発進行!
そして夏。
明日は三ちゃんに会える。
(終)
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